有価証券報告書-第69期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の高まりで経済活動が活発化するなど、緩やかな景気回復が見られました。一方、欧州および中東の政情不安による景気減速の懸念など、依然として世界規模で景気の先行が不透明な状況で推移しました。
このような情勢のもと、宮島を訪れる外国人観光客の増加も続き、当事業年度の来島者数は4,864千人(前年同期比3.3%増)となりました。
当社におきましては、2025年1月に英語に対応できるスタッフを常時配置した「宮島ロープウエー案内所」を宮島桟橋前に開設し、外国人観光客への対応のほか、宮島および広電グループに関する情報発信を行うなど、観光ホスピタリティの向上に努めました。
輸送の安全確保の施策としましては、獅子岩線の原動機更新や紅葉谷線の鉄塔改修工事をはじめ、各施設の安全点検・整備を確実に行い、お客様が安心してご乗車していただける環境整備に努めました。
当事業年度の営業成績を前事業年度と比較いたしますと、乗車人員は宮島への来島者が増加したことから、前事業年度比5.8%、43千人増の793千人となりました。営業収益は、前事業年度比7.3%、48,604千円増の712,965千円となりましたが、売上原価および一般管理費を差し引いた営業利益は、前事業年度比8.8%、18,145千円減の187,160千円となり、営業外損益を差し引いた経常利益は、前事業年度比6.9%、14,610千円減の197,114千円となりました。経常利益から特別損失および法人税等を差し引いた当期純利益は、法人税等調整額の増加により前事業年度比33.1%、69,335千円減の、140,339千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、46,393千円であり、前年同期に比べ304,940千円の減少となっております。
営業活動によるキャッシュ・フローは、インバウンド需要の高まりで宮島への来島者が増加したことから営業収入が増加し、269,055千円の資金増(前年同期は247,542千円の資金増)となっております。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得に215,338千円支出したほか、資金効率の向上を図るため、広島電鉄のキャッシュ・マネジメント・サービスへ資金の一部を貸付けたことにより、499,396千円の資金減(前年同期は9,520千円の資金減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済に49,600千円支出し、配当金の支払に25,000千円支出したことにより、74,600千円の資金減(前年同期は100,800千円の資金減)となりました。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたり経営者は、決算日における資産・負債及び有価証券報告書提出日までの期間における収益・費用の報告数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの数値は特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④ 輸送、受注及び販売の実績
a. 輸送実績
宮島ロープウエー
(注) 第1区間循環式索道と第2区間交走式索道は乗り継ぎとなっており、第1区間のみ又は第2区間のみ
輸送することはありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
宮島ロープウエー
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
流動資産は1,136,004千円で、前年同期と比べ13,599千円の減少となりました。これは主に、設備投資代金の支払や短期貸付金に資金の貸付けを行ったことによる、現金及び預金の減少によるものであります。
固定資産は829,817千円で、前年同期と比べ144,844千円の増加となりました。これは主に、原動機更新や、鉄塔補強工事等の設備投資を行ったことによる、有形固定資産の増加によるものであります。
流動負債は370,664千円で、前年同期と比べ18,076千円の増加となりました。これは主に、未払金の増加によるものであります。
固定負債は62,272千円で、前年同期と比べ2,170千円の減少となりました。これは主に、退職金を従業員に支払ったことによるものであります。
純資産は1,532,883千円で、前年同期と比べ115,339千円の増加となりました。これは主に、当期純利益140,339千円を計上したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績の分析
当事業年度の経営成績の業績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資本の財源及び資金の流動性については、運輸収入の殆どが現金であるため、手許資金はほぼ安定しております。一方、資金需要については、索道事業の運営に係る労務費、経費、販売費、一般管理費等、営業に必要な運転資金、次に設備維持のための部品購入や投資資金であります。また、当社の財務状態といたしましては、健全な財務状態であると認識しており、今後も計画的な設備投資が行える状況と認識しております。なお、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金により賄うことを基本としております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の高まりで経済活動が活発化するなど、緩やかな景気回復が見られました。一方、欧州および中東の政情不安による景気減速の懸念など、依然として世界規模で景気の先行が不透明な状況で推移しました。
このような情勢のもと、宮島を訪れる外国人観光客の増加も続き、当事業年度の来島者数は4,864千人(前年同期比3.3%増)となりました。
当社におきましては、2025年1月に英語に対応できるスタッフを常時配置した「宮島ロープウエー案内所」を宮島桟橋前に開設し、外国人観光客への対応のほか、宮島および広電グループに関する情報発信を行うなど、観光ホスピタリティの向上に努めました。
輸送の安全確保の施策としましては、獅子岩線の原動機更新や紅葉谷線の鉄塔改修工事をはじめ、各施設の安全点検・整備を確実に行い、お客様が安心してご乗車していただける環境整備に努めました。
当事業年度の営業成績を前事業年度と比較いたしますと、乗車人員は宮島への来島者が増加したことから、前事業年度比5.8%、43千人増の793千人となりました。営業収益は、前事業年度比7.3%、48,604千円増の712,965千円となりましたが、売上原価および一般管理費を差し引いた営業利益は、前事業年度比8.8%、18,145千円減の187,160千円となり、営業外損益を差し引いた経常利益は、前事業年度比6.9%、14,610千円減の197,114千円となりました。経常利益から特別損失および法人税等を差し引いた当期純利益は、法人税等調整額の増加により前事業年度比33.1%、69,335千円減の、140,339千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、46,393千円であり、前年同期に比べ304,940千円の減少となっております。
営業活動によるキャッシュ・フローは、インバウンド需要の高まりで宮島への来島者が増加したことから営業収入が増加し、269,055千円の資金増(前年同期は247,542千円の資金増)となっております。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得に215,338千円支出したほか、資金効率の向上を図るため、広島電鉄のキャッシュ・マネジメント・サービスへ資金の一部を貸付けたことにより、499,396千円の資金減(前年同期は9,520千円の資金減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済に49,600千円支出し、配当金の支払に25,000千円支出したことにより、74,600千円の資金減(前年同期は100,800千円の資金減)となりました。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたり経営者は、決算日における資産・負債及び有価証券報告書提出日までの期間における収益・費用の報告数値に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの数値は特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④ 輸送、受注及び販売の実績
a. 輸送実績
宮島ロープウエー
| 区分 | 第68期(2023年4月1日~2024年3月31日) | 第69期(2024年4月1日~2025年3月31日) | ||
| 輸送実績(千人) | 稼働率(%) | 輸送実績(千人) | 稼働率(%) | |
| 第1区間循環式索道(紅葉谷線) | 750 | 36.6 | 793 | 41.2 |
| 第2区間交走式索道(獅子岩線) | 750 | 48.9 | 793 | 55.0 |
(注) 第1区間循環式索道と第2区間交走式索道は乗り継ぎとなっており、第1区間のみ又は第2区間のみ
輸送することはありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
宮島ロープウエー
| 区分 | 第68期(2023年4月1日~2024年3月31日) | 第69期(2024年4月1日~2025年3月31日) |
| 運輸収入 | 646,033千円 | 687,801千円 |
| 売店収入 | 17,842千円 | 24,749千円 |
| 望遠鏡収入 | 224千円 | 211千円 |
| 雑収入 | 260千円 | 204千円 |
| 計 | 664,360千円 | 712,965千円 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
流動資産は1,136,004千円で、前年同期と比べ13,599千円の減少となりました。これは主に、設備投資代金の支払や短期貸付金に資金の貸付けを行ったことによる、現金及び預金の減少によるものであります。
固定資産は829,817千円で、前年同期と比べ144,844千円の増加となりました。これは主に、原動機更新や、鉄塔補強工事等の設備投資を行ったことによる、有形固定資産の増加によるものであります。
流動負債は370,664千円で、前年同期と比べ18,076千円の増加となりました。これは主に、未払金の増加によるものであります。
固定負債は62,272千円で、前年同期と比べ2,170千円の減少となりました。これは主に、退職金を従業員に支払ったことによるものであります。
純資産は1,532,883千円で、前年同期と比べ115,339千円の増加となりました。これは主に、当期純利益140,339千円を計上したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績の分析
当事業年度の経営成績の業績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資本の財源及び資金の流動性については、運輸収入の殆どが現金であるため、手許資金はほぼ安定しております。一方、資金需要については、索道事業の運営に係る労務費、経費、販売費、一般管理費等、営業に必要な運転資金、次に設備維持のための部品購入や投資資金であります。また、当社の財務状態といたしましては、健全な財務状態であると認識しており、今後も計画的な設備投資が行える状況と認識しております。なお、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金により賄うことを基本としております。