四半期報告書-第82期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 13:31
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、企業収益は大幅に減少し、雇用環境の悪化や設備投資の減少等の動きが続きました。一方で、停滞していた経済活動が再開したことに伴い、個人消費や企業の生産活動に一部改善の兆しもありましたが、新型コロナウイルス感染拡大の第3波の影響等もあり、国内外経済の回復に向けた動きは見られず、先行きは極めて不透明な状況が続いております。
当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、国内外の人の動きや物流が大きく制限されたため、個人の消費活動がさらに冷え込み、貨物輸送量の減少傾向が続く等、回復の兆しが見えない深刻な状況となっております。加えて、労働時間に関する規制の適用開始により作業時間が減少したことによる雇用環境への対応等の課題も多くあり、当社グループを取り巻く経営環境は非常に厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループでは、2年目となります中期経営計画(スローガン:「“エスラインブランドの価値向上” Think next Value」)の経営目標達成と企業価値の向上に向けて、グループ一丸となって取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益361億8百万円(前年同期比3.6%減)、営業利益11億70百万円(前年同期比36.1%増)、経常利益12億73百万円(前年同期比37.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億42百万円(前年同期比64.9%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[物流関連事業]
物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保険代理業等があります。主なサービス部門として「輸送サービス」「物流サービス」「ホームサービス」があります。
トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、海外からの輸入貨物や、国内貨物輸送量が減少する等、取扱い貨物量は減少を続けております。さらには、「緊急事態宣言」の発出により外出や行動範囲も一部制限されたことにより、適正運賃収受に向けた運賃改定交渉や新規営業案件獲得への営業活動が進まなかったこともあり、減収となりました。
商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、マスクや消毒液、防護服の検品・加工業務や、巣ごもり消費が継続して増加していることにより、菓子類や家庭内で使用する日用雑貨品の保管・配送業務が増加いたしました。また、当第3四半期においては、大手衣料品量販店での部屋着や寝具といった巣ごもり消費関連商品の需要回復を受け、加工業務に持ち直しの動きが見られたことにより、物流サービス部門全体では増収となりました。
大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門では、従来からお取り引きのあった家電量販店の配送受託エリア拡大による増収に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う生活環境の変化により、当第3四半期においても引き続き、エアコンや冷蔵庫を中心とした白物家電等の配送および設置業務が大幅に増加し、増収となりました。
以上の結果、物流サービス、ホームサービスの両部門は増収となりましたが、主力サービス部門である輸送サービス部門における減収が大きく影響し、物流関連事業全体では減収となりました。
一方、利益面では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により貨物輸送量の減少に加え、今期から取り組んでいる運行コースの再編による運行効率の改善や、土曜日・休日における集配作業の見直しを行い、自社社員での内製化を強力に進めたことにより、傭車費や外部委託費が大幅に減少いたしました。また、軽油単価が比較的安価で推移したことにより燃料費の減少もあり、営業利益は大幅な増益となりました。
この結果、物流関連事業の営業収益は355億37百万円(前年同期比3.5%減)、セグメント利益(営業利益)は13億75百万円(前年同期比24.8%増)となりました。
[不動産関連事業]
不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への賃貸事業を営んでまいりました。昨年3月に㈱エスラインギフが外部に賃貸しておりました東京都江東区の土地および建物を売却したことにより賃料収入が減少いたしました。
この結果、不動産関連事業の営業収益は3億37百万円(前年同期比9.8%減)、セグメント利益(営業利益)は1億75百万円(前年同期比2.6%減)となりました。
[その他]
主に、旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、遠出や外部との交流が制限されたため、岐阜市近郊の大学および高校のスクールバス等の定期運行以外のクラブ・サークル活動等の遠征や冠婚葬祭時の送迎等、バス利用が大幅に減少し、減収となりましたが、燃料費の減少や配車の効率化による経費削減効果もあり、費用は大幅に減少いたしました。
また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田センターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96kW)
この結果、その他事業の営業収益は2億34百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益(営業利益)は56百万円(前年同期比14.4%増)となりました。
財政状態につきましては、当第3四半期連結会計期間末の連結資産合計は403億7百万円となり、前連結会計年度末比2億89百万円減少しております。この主な要因は、有形固定資産が増加したものの、現金及び預金の減少があり、連結資産合計では減少となりました。
また、連結負債合計は156億47百万円となり、前連結会計年度末比11億28百万円減少しております。この主な要因は、借入金の返済によるものであります。
連結純資産合計は246億59百万円となり、前連結会計年度末比8億38百万円増加しております。この主な要因は、利益剰余金の増加とその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。

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