四半期報告書-第101期第3四半期(平成30年1月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/05/14 9:34
【資料】
PDFをみる
【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢が改善し、個人消費が緩やかに回復したほか、設備投資や輸出に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。
このような事業環境のなか、当社企業グループは港湾貨物の集荷に向けて営業活動を積極的に行う一方で、経費の圧縮に努めましたが、燃料費等の高騰により売上原価が増加致しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は106億2千7百万円(前年同四半期比6億1千7百万円、6.2%の増収)、営業利益は売上原価の増加により5億4千万円(前年同四半期比4千7百万円、8.1%の減益)、経常利益は5億1千3百万円(前年同四半期比3百万円、0.7%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億1百万円(前年同四半期比1億3百万円、52.4%の増益)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
[港運事業]
港運事業の売上は、海上コンテナの取扱い、原料の輸入、ロシア向け自動車が増加し、売上高は69億2千4百万円(前年同四半期比2億7千6百万円、4.2%増)、セグメント利益は売上原価の増により5億5千4百万円(同1億1千4百万円、17.2%減)となりました。
[不動産事業]
不動産事業の売上は、7億6千1百万円(前年同四半期比3億6千8百万円、94.0%増)、セグメント利益は2億8百万円(同1千8百万円、9.7%増)となりました。これは、前期に子会社化した住宅建築会社の売上が増加したためです。
[繊維製品製造事業]
繊維製品製造事業の売上は、国内自動車向け需要回復により19億2千5百万円(前年同四半期比1千9百万円、1.0%減)、セグメント利益は5千3百万円(同2千1百万円、67.4%増)となりました。
[その他]
その他の売上は、10億5千5百万円(前期同四半期比5百万円、0.5%増)、セグメント利益は3千2百万円(同2千2百万円、213.3%増)となりました。これは主に旅行業、繊維製品卸売業の増収によるものです。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて、4千6百万円増加し、221億7千9百万円となりました。総資産の増加の主な要因は、流動資産が現金及び預金等が減少し1億5千8百万円減少したものの、有形固定資産が建物及び構築物等の増加により1億4千8百万円増加したことや、投資その他の資産が投資有価証券等の増加により6千9百万円増加したことなどによるものです。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、2億5千5百万円減少し、128億6千6百万円となりました。負債の減少の主な要因は、固定負債が社債や長期借入金等の増加で1億3千8百万円増加したものの、流動負債が1年以内返済予定の長期借入金やその他(未払費用)等で3億9千3百万円減少したことなどによるものです。純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、3億1百万円増加し、93億1千2百万円となりました。純資産の増加の主な要因は、利益剰余金が2億1千万円増加したことや、非支配株主持分が5千6百万円増加したことなどによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。