四半期報告書-第93期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、3月にまん延防止等重点措置が解除されたことから、人出が増加するなど消費活動が活発になり、景気回復に向けて明るい兆しが見られました。その一方で、アメリカの政策金利引き上げに端を発した急激な円安の進行や、原油や輸入原材料の調達コスト高止まり、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中国のゼロコロナ政策による上海ロックダウン等、景気の下振れも懸念され、当社グループが属する港湾物流業界における貿易に関しましては、逆風が吹く状況となりました。上海ロックダウンは6月から解除され、中国関連の荷動きは正常化に向かいつつあるものの、引き続き先行きの見通せない状況が続くものと予想されます。
当社グループはこのような状況下におきまして、顧客ニーズに柔軟に対応した積極的な営業展開に努めてまいりました結果、総取扱量は前年同期比0.6%減少しましたが、国際部門の牽引により、営業収入は前年同期比17.3%増の49億23百万円余(対前年同期7億27百万円余増)となりました。損益面につきましては、仕入価格の高騰により、営業総利益は前年同期比9.2%減の2億18百万円余(対前年同期22百万円余減)となりました。営業損益は、一般管理費の増加により、前年同期比53.8%減の28百万円余の利益(対前年同期33百万円余減)、経常損益は、受取配当金が増加したものの、持分法による投資利益等が減少したことにより前年同期比17.7%減の1億33百万円余の利益(対前年同期28百万円余減)となりました。このため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比19.6%減の94百万円余(対前年同期23百万円余減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 輸出部門
輸出部門におきましては、食料品、化学工業品の取扱いが増加したものの、雑貨と機械機器製品が減少し、取扱量は前年同期比で微増となりました。しかしながら、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸出部門の営業収入は前年同期比1.4%減の6億83百万円余(対前年同期9百万円余減)、セグメント損失16百万円余(前年同期はセグメント利益12百万円余)の計上となりました。
② 輸入部門
輸入部門におきましては、機械製品、繊維製品の取扱いが減少しましたが、雑貨が大きく増加し、取扱量は前年同期比8.6%増加となりました。しかしながら、機械製品、繊維製品の減少に伴う営業収入の落ち込みを補うに至らず、また、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸入部門の営業収入は前年同期比3.9%減の12億21百万円余(対前年同期49百万円余減)、セグメント損失31百万円余(前年同期はセグメント損失30百万円余)の計上となりました。
③ 国際部門
国際部門におきましては、輸出は、インド向け設備や、欧米向け事務機器など長距離輸送案件が堅調に推移したことに加え、南米向け航空便の大口案件も収入増に寄与しました。輸入においては、上海ロックダウンの影響で衣類関連の取扱いが減少しましたが、東南アジアからの家具類、衛生関連商品、北米からの化学品航空輸送などが堅調に推移し、収入増となりました。その結果、営業収入は前年同期比36.3%増の29億76百万円余(対前年同期7億92百万円余増)となりましたが、仕入価格の高騰の影響で、セグメント利益は前年同期比2.6%減の61百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。
④ 倉庫部門
倉庫部門におきましては、安定した賃料収入により、営業収入は前年同様の14百万円余となりました。セグメント利益は前年同様の13百万円余の計上となりました。
⑤ その他
船内荷役等の営業収入は前年同期比17.0%減の27百万円余(対前年同期5百万円余減)となり、セグメント利益は前年同期比42.0%減1百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。
(注) 上記のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入0百万円余を含んでおります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7億81百万円余増加し、108億93百万円余となりました。流動資産は8億17百万円余増の50億12百万円余、固定資産は36百万円余減の58億80百万円余であります。流動資産増加の主な要因は、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、立替金の増加等によるものであります。固定資産減少の主な要因は、投資有価証券の減少等によるものであります。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ8億64百万円余増加し、55億1百万円余となりました。固定負債は、前連結会計年度末に比べ、70百万円余減少し21億78百万円余となりました。流動負債増加の主な要因は、短期借入金、賞与引当金の増加等によるものであります。固定負債減少の主な要因は、長期借入金の減少等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ、12百万円余減少し、32億12百万円余となりました。これは、利益剰余金の増加がありますが、その他有価証券評価差額金の減少等によるものであります。
(2)研究開発活動
該当事項はありません。
(3)従業員数
当第1四半期連結累計期間において著しい増減はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
当社グループは、生産、受注及び販売を行う事業を行っておりませんので、記載を省略しております。
(5)主要な設備
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第1四半期連結累計期間において、重要な変動はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの主要な事業である港湾運送における貨物量は、景気の変動はもとより、業者間の価格競争や、生産及び在庫調整等など顧客の物流政策の変更による影響を受けます。また、海外地域における貿易に関する法的規制や、産業構造の変化及び物流形態の変革等によって増減する可能性があります。
当第1四半期連結累計期間は、輸出部門、輸入部門において、上海ロックダウンの影響を受けました。輸出部門、輸入部門ともに取扱量については中国関連も前年同期比を上回りましたが、取扱件数が減少したことにより通関料収入等が減少し、収益性の悪化を招いており、両部門でセグメント損失を計上することとなりました。国際部門については、上海ロックダウンの影響で取扱量が減少したものの、中国関連以外の単価の高い海上長距離輸送案件や航空便で営業収入を伸ばしました。しかしながら、仕入価格の高騰によりセグメント利益は前年同期比で減少しました。
また、当社グループの属する港湾運送業界においては、取引先に代わり海上運賃や、関税・消費税を一旦立替える商習慣が残っており、急激な円安進行、原材料価格の高止まり、海上運賃の高騰といった要因により、立替金をはじめ、売掛金も増加の一途を辿っており、キャッシュ・フローを圧迫しています。
今後は、輸出部門、輸入部門の収益性の改善に注力するとともに、売掛金・立替金の早期回収を図り、金融機関とも連携しながら最適な現金及び預金水準を維持し、より安定した企業運営に努力してまいります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、3月にまん延防止等重点措置が解除されたことから、人出が増加するなど消費活動が活発になり、景気回復に向けて明るい兆しが見られました。その一方で、アメリカの政策金利引き上げに端を発した急激な円安の進行や、原油や輸入原材料の調達コスト高止まり、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中国のゼロコロナ政策による上海ロックダウン等、景気の下振れも懸念され、当社グループが属する港湾物流業界における貿易に関しましては、逆風が吹く状況となりました。上海ロックダウンは6月から解除され、中国関連の荷動きは正常化に向かいつつあるものの、引き続き先行きの見通せない状況が続くものと予想されます。
当社グループはこのような状況下におきまして、顧客ニーズに柔軟に対応した積極的な営業展開に努めてまいりました結果、総取扱量は前年同期比0.6%減少しましたが、国際部門の牽引により、営業収入は前年同期比17.3%増の49億23百万円余(対前年同期7億27百万円余増)となりました。損益面につきましては、仕入価格の高騰により、営業総利益は前年同期比9.2%減の2億18百万円余(対前年同期22百万円余減)となりました。営業損益は、一般管理費の増加により、前年同期比53.8%減の28百万円余の利益(対前年同期33百万円余減)、経常損益は、受取配当金が増加したものの、持分法による投資利益等が減少したことにより前年同期比17.7%減の1億33百万円余の利益(対前年同期28百万円余減)となりました。このため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比19.6%減の94百万円余(対前年同期23百万円余減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 輸出部門
輸出部門におきましては、食料品、化学工業品の取扱いが増加したものの、雑貨と機械機器製品が減少し、取扱量は前年同期比で微増となりました。しかしながら、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸出部門の営業収入は前年同期比1.4%減の6億83百万円余(対前年同期9百万円余減)、セグメント損失16百万円余(前年同期はセグメント利益12百万円余)の計上となりました。
② 輸入部門
輸入部門におきましては、機械製品、繊維製品の取扱いが減少しましたが、雑貨が大きく増加し、取扱量は前年同期比8.6%増加となりました。しかしながら、機械製品、繊維製品の減少に伴う営業収入の落ち込みを補うに至らず、また、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸入部門の営業収入は前年同期比3.9%減の12億21百万円余(対前年同期49百万円余減)、セグメント損失31百万円余(前年同期はセグメント損失30百万円余)の計上となりました。
③ 国際部門
国際部門におきましては、輸出は、インド向け設備や、欧米向け事務機器など長距離輸送案件が堅調に推移したことに加え、南米向け航空便の大口案件も収入増に寄与しました。輸入においては、上海ロックダウンの影響で衣類関連の取扱いが減少しましたが、東南アジアからの家具類、衛生関連商品、北米からの化学品航空輸送などが堅調に推移し、収入増となりました。その結果、営業収入は前年同期比36.3%増の29億76百万円余(対前年同期7億92百万円余増)となりましたが、仕入価格の高騰の影響で、セグメント利益は前年同期比2.6%減の61百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。
④ 倉庫部門
倉庫部門におきましては、安定した賃料収入により、営業収入は前年同様の14百万円余となりました。セグメント利益は前年同様の13百万円余の計上となりました。
⑤ その他
船内荷役等の営業収入は前年同期比17.0%減の27百万円余(対前年同期5百万円余減)となり、セグメント利益は前年同期比42.0%減1百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。
(注) 上記のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入0百万円余を含んでおります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7億81百万円余増加し、108億93百万円余となりました。流動資産は8億17百万円余増の50億12百万円余、固定資産は36百万円余減の58億80百万円余であります。流動資産増加の主な要因は、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、立替金の増加等によるものであります。固定資産減少の主な要因は、投資有価証券の減少等によるものであります。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ8億64百万円余増加し、55億1百万円余となりました。固定負債は、前連結会計年度末に比べ、70百万円余減少し21億78百万円余となりました。流動負債増加の主な要因は、短期借入金、賞与引当金の増加等によるものであります。固定負債減少の主な要因は、長期借入金の減少等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ、12百万円余減少し、32億12百万円余となりました。これは、利益剰余金の増加がありますが、その他有価証券評価差額金の減少等によるものであります。
(2)研究開発活動
該当事項はありません。
(3)従業員数
当第1四半期連結累計期間において著しい増減はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
当社グループは、生産、受注及び販売を行う事業を行っておりませんので、記載を省略しております。
(5)主要な設備
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第1四半期連結累計期間において、重要な変動はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの主要な事業である港湾運送における貨物量は、景気の変動はもとより、業者間の価格競争や、生産及び在庫調整等など顧客の物流政策の変更による影響を受けます。また、海外地域における貿易に関する法的規制や、産業構造の変化及び物流形態の変革等によって増減する可能性があります。
当第1四半期連結累計期間は、輸出部門、輸入部門において、上海ロックダウンの影響を受けました。輸出部門、輸入部門ともに取扱量については中国関連も前年同期比を上回りましたが、取扱件数が減少したことにより通関料収入等が減少し、収益性の悪化を招いており、両部門でセグメント損失を計上することとなりました。国際部門については、上海ロックダウンの影響で取扱量が減少したものの、中国関連以外の単価の高い海上長距離輸送案件や航空便で営業収入を伸ばしました。しかしながら、仕入価格の高騰によりセグメント利益は前年同期比で減少しました。
また、当社グループの属する港湾運送業界においては、取引先に代わり海上運賃や、関税・消費税を一旦立替える商習慣が残っており、急激な円安進行、原材料価格の高止まり、海上運賃の高騰といった要因により、立替金をはじめ、売掛金も増加の一途を辿っており、キャッシュ・フローを圧迫しています。
今後は、輸出部門、輸入部門の収益性の改善に注力するとともに、売掛金・立替金の早期回収を図り、金融機関とも連携しながら最適な現金及び預金水準を維持し、より安定した企業運営に努力してまいります。