有価証券報告書-第95期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/24 9:59
【資料】
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【項目】
123項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりである。
①財政状態及び経営成績の状況
2023年の日本の総広告費は、社会のデジタル化を背景に好調なインターネット広告費の成長によって広告市場全体が支えられ、前年比103.0%となった。媒体別ではラジオが前年比100.9%と前年を上回ったものの、テレビが同96.3%と前年を割り込んだ。一方、インターネット広告費は同107.8%と引き続き伸びを示した。
このような状況のなか、「最も必要とされる放送局であり続ける」という経営理念のもと、放送活動並びに営業活動に取り組んだ。ラジオでは、ニュースや情報発信の即時性を高めラジオ放送の媒体価値を上げることを目的に、生放送のスタジオ内にラジオ情報デスクを新設した。
テレビは、引き続き県民から高い支持を得ており、全日(6時~24時)、ゴールデンタイム(19時~22時)、プライムタイム(19時~23時)の3部門で世帯視聴率は16年連続で富山県1位を達成し、個人視聴率でも機械調査をはじめた4年前から県内トップを続けている。テレビの情報番組で放送したコンテンツを記事化してあらためて配信するWEBメディア「nan-nan」を立ち上げるなど、放送と配信を合わせたトータルリーチを高める取り組みを進めている。
イベントなどの自主事業では、10月から1月まで富山県美術館で開催した「金曜ロードショーとジブリ展」が同美術館の来館者記録を大きく更新する18万2千人の来場者を集め、大成功を収めた。
営業活動では、放送局の収入源であるタイム、スポットのCM収入の確保を最優先に取り組んだ結果、ラジオ放送収入では、自社セールスによるローカルタイムが前年実績を大きく上回り、ラジオ放送収入全体でも前年実績を上回ることができたものの、テレビ放送収入は、ネットタイムとローカルタイム、スポットともに前年実績に及ばず厳しい状況が続いた。
自主事業については、「宝塚歌劇花組富山公演」や「金曜ロードショーとジブリ展」の売上などにより、前年度の実績を上回る増収となった。
当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高51億17百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益97百万円(前年同期比31.4%減)、経常利益6億80百万円(前年同期比28.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4億52百万円(39.4%増)となった。
当連結会計年度末の総資産は、投資有価証券の増加などにより、前連結会計年度末より48億79百万円増加し330億35百万円となった。負債は、繰延税金負債の増加などにより、前連結会計年度末より14億61百万円増加し67億41百万円となった。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上やその他有価証券評価差額金の増加などにより前連結会計年度末より34億18百万円増加し262億93百万円となった。
セグメントごとの経営成績は次のとおりである。
(放送事業)
売上高は48億90百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は34百万円(前年同期比71.3%減)である。
(不動産賃貸事業)
売上高は2億5百万円(前年同期比30.3%増)、営業利益は1億20百万円(前年同期比64.9%増)である。
(その他)
売上高は21百万円(前年同期比20.4%増)、営業損失は57百万円(前年同期は営業損失51百万円)である。
②キャッシュ・フロー
連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3億10百万円減少して54億5百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果得られた資金は8億11百万円(前年同期比11.0%減)となった。税金等調整前当期純利益を6億60百万円、減価償却費を3億88百万円計上したことなどによるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動により使用した資金は9億96百万円(前年同期比51.1%減)となった。有形固定資産や投資有価証券の取得などによるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動により使用した資金は1億26百万円(前年同期比24.3%減)となった。配当金の支払などによるものである。
③生産、受注及び販売の実績
a.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
前年同期比(%)
放送事業(千円)4,890,98296.8
不動産賃貸事業(千円)205,153130.3
その他(千円)21,213120.4
合計(千円)5,117,35097.9

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去している。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりである。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
日本テレビ放送網㈱1,193,45422.81,129,76722.1
㈱電通732,19014.0751,17914.7
㈱博報堂DYメディアパートナーズ526,35010.1486,9239.5

3.本表の金額には、消費税等は含まれていない。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりである。
当連結会計年度の総資産は土地や投資有価証券の増加により大きく増加し、純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上やその他有価証券評価差額金の増加などにより増加した。
当連結会計年度の売上高は、放送収入の減少などにより減収となった。
営業利益は、売上高の減少などにより減益となった。
経常利益は、投資有価証券売却益の増加などにより増益となった。
親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券評価損の減少などにより増益となった。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりである。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
(放送事業)
ラジオ放送収入は自社セールスによるローカルタイムが前連結会計年度を大きく上回り、キー局による全国セールスの配分金であるネットタイムと自社セールスによるローカルスポットが前連結会計年度を下回ったものの、ラジオ合計で増加となった。
テレビ放送収入はキー局による全国セールスの配分金であるネットタイム、自社セールスによるローカルタイム、スポットの全てで前連結会計年度を下回り、テレビ合計で減少となった。
自主事業の売上を示す「その他事業」収入は、11月に「宝塚歌劇花組富山公演」をオーバード・ホールで開催したほか、10月から1月まで富山県美術館で開催した「金曜ロードショーとジブリ展」が同美術館の来館者記録を大きく更新する18万2千人の来場者を集めて大成功を収め、前連結会計年度に比べて増収となった。これらの結果、放送事業収入は減少したものの増益となった。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸収入は新たに賃貸用の土地を取得したことなどにより増益となった。
(その他)
メディア制作事業収入は増加したものの営業費用の増加が上回り営業損失が拡大した。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、持続的な成長のための投資や株主への配当水準の向上・安定化に必要な資金の確保、並びに強固な財務基盤の維持を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出に努めている。なお流動資産から流動負債を控除した運転資本については、当社グループでは以前から流動資産が大きく上回っている。
当連結会計年度末時点で外部からの資金調達を必要とする重要な資本的支出の予定はないが、運転資金及び設備投資資金については、主として自己資金から充当し、必要に応じて金融機関からの借入により調達する。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりである。

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