四半期報告書-第96期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
| 前第2四半期 連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年9月30日) | 当第2四半期 連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) | 増 減 | |||
| 金額(億円) | 金額(億円) | 金額(億円) | 増減率(%) | ||
| 売上高(営業収益) | 14,874 | 15,723 | 848 | 5.7 | |
| 営業利益 | 948 | 863 | △84 | △8.9 | |
| 経常利益 | 942 | 1,435 | 493 | 52.4 | |
| 特別利益 | ― | 190 | 190 | ― | |
| 親会社株主に帰属 する四半期純利益 | 665 | 1,361 | 696 | 104.6 | |
当第2四半期連結累計期間の収支の状況については,収益面では,燃料費調整額の増加などから,売上高は,前第2四半期連結累計期間に比べ848億円増加し1兆5,723億円,経常収益は,持分法による投資利益が増加したことなどもあり,前第2四半期連結累計期間に比べ1,420億円増加し1兆6,434億円となった。
一方,費用面では,2019年4月1日付で,当社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業及び既存火力発電事業等(以下,「火力発電事業等」という)を吸収分割により㈱JERAに承継させたことに伴い,燃料費などの火力事業関連費用が減少したものの,㈱JERAからの電力購入を開始したことなどにより購入電力料が増加したことなどから,経常費用は,前第2四半期連結累計期間に比べ926億円増加し1兆4,998億円となった。
以上により,経常利益は,前第2四半期連結累計期間に比べ493億円増加し1,435億円となった。
また,当第2四半期連結累計期間において,火力発電事業等を承継させたことに伴い,持分変動利益190億円を特別利益に計上した。
この結果,法人税等を差し引いた親会社株主に帰属する四半期純利益は,前第2四半期連結累計期間に比べ696億円増加し1,361億円となった。
当社の販売電力量は,中部エリア外での販売拡大はあったが,競争の進展による他事業者への切り替えや,夏季の気温が前年に比べ低めに推移したことによる冷房設備の稼動減などから,前第2四半期連結累計期間に比べ3億kWh減少し591億kWhとなった。
なお,中部電力グループ全体の販売電力量は,前第2四半期連結累計期間並みの619億kWhとなった。
これに対して供給面では,浜岡原子力発電所全号機が運転を停止している中,水力発電電力量は,出水率が前第2四半期連結累計期間を下回ったことから,前第2四半期連結累計期間に比べ8億kWh減少し50億kWhとなった。
また,火力発電電力量は,火力発電事業等を承継させたことにより,当第2四半期連結累計期間の実績はない。
一方,他社受電電力量は,㈱JERAからの電力購入を開始したことなどにより,前第2四半期連結累計期間に比べ525億kWh増加し638億kWhとなった。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績(内部取引消去前)は以下のとおりである。
火力発電事業等を承継させたことに伴い,第1四半期連結会計期間より,報告セグメントの区分を「販売」,「電力ネットワーク」,「JERA」に変更しているが,㈱JERAは持分法適用関連会社のため,売上高は計上されない。なお,比較にあたって,「JERA」の前第2四半期連結累計期間には,当社の火力発電事業等を含めている。
[販売]
ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスに伴う売上高は,燃料費調整額の増加などから,前第2四半期連結累計期間に比べ189億円増加し1兆3,847億円となり,経常収益は,前第2四半期連結累計期間に比べ177億円増加し1兆3,847億円となった。
一方,経常費用は,購入電力料が増加したことなどから,前第2四半期連結累計期間に比べ287億円増加し1兆3,490億円となった。
以上により,経常利益は,前第2四半期連結累計期間に比べ109億円減少し357億円となった。
[電力ネットワーク]
電力ネットワークサービスの提供に伴う売上高は,中部エリアの需要電力量の減少はあったが,再生可能エネルギー特別措置法に基づく交付金の増加などから,前第2四半期連結累計期間に比べ14億円増加し3,711億円となり,経常収益は,前第2四半期連結累計期間に比べ9億円増加し3,723億円となった。
一方,経常費用は,ベースコストの効率化に努めたことなどから,前第2四半期連結累計期間に比べ52億円減少し3,490億円となった。
以上により,経常利益は,前第2四半期連結累計期間に比べ62億円増加し232億円となった。
[JERA]
燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売に伴う経常利益は,燃料価格の変動が電力販売価格に反映されるまでの期ずれ影響が差損から差益に転じたことなどから,前第2四半期連結累計期間に比べ546億円増加し623億円となった。
② 財政状態
火力発電事業等を承継させたことにより,汽力発電設備などの資産や有利子負債などの負債は,㈱JERAに承継されている。なお,承継された資産,負債を相殺した純資産価値相当については,㈱JERAの株式として資産に計上している。
以上により,総資産は,前連結会計年度末と比べ6,041億円減少し5兆3,833億円となった。
純資産については,親会社株主に帰属する四半期純利益などにより,前連結会計年度末に比べ1,042億円増加し
1兆9,486億円となった。
この結果,自己資本比率は,前連結会計年度末から5.2ポイント向上し34.9%となった。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは,火力発電事業等を承継させたことにより,前第2四半期連結累計期間に比べ419億円減少し591億円の収入となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは,火力発電事業等を承継させたことによる設備投資の減少はあったが,㈱JERAへ調整金を拠出したことなどにより,前第2四半期連結累計期間に比べ2,248億円増加し4,359億円の支出となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは,資金調達を抑制したことなどにより,前第2四半期連結累計期間に比べ485億円増加し626億円の支出となった。
これらにより,当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は,前連結会計年度末に比べ4,444億円減少した。
なお,当第2四半期連結会計期間末の有利子負債残高は,前連結会計年度末に比べ6,373億円減少し2兆3,437億円となった。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
前事業年度の有価証券報告書の提出日後,当四半期報告書の提出日までにおいて,事業上及び財務上の対処すべき課題について,重要な変更はない。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体としての研究開発費の総額は,3,521百万円である。
(注) 上記金額には,内部取引を考慮していない。
(5) 従業員数
① 連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において,当社グループの従業員数は前連結会計年度末から1,365人減少し,28,956人となった。これは,火力発電事業等を承継させたことなどによるものである。
② 提出会社の状況
当第2四半期連結累計期間において,当社の従業員数は前事業年度末から1,510人減少し,14,576人となった。これは,火力発電事業等を承継させたことなどによるものである。
(6) 生産,受注及び販売の実績
当社グループは,ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスを展開する「販売」,電力ネットワークサービスの提供を行う「電力ネットワーク」,燃料上流・調達から発電,電力・ガスの卸販売を行う「JERA」の3つのセグメント等が,バリューチェーンを通じて,電気事業を運営している。
当社グループにおける生産,受注及び販売の状況については,その大半を占める当社の営む電気事業のみを記載している。
なお,電気事業は,販売電力量が景気動向等の影響を受けることや,夏季と冬季に高い水準となる傾向にあり,四半期ごとの業績に変動が生じることがある。
① 発受電実績
| 種別 | 当第2四半期 連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) | 対前年同四半期 増減率(%) | ||
| 自社(百万kWh) | 水力発電電力量 | 5,000 | △13.4 | |
| 火力発電電力量 | ― | ― | ||
| 原子力発電電力量 | △127 | △8.1 | ||
| 新エネルギー等発電電力量 | 31 | △0.5 | ||
| 他社(百万kWh) | 送電電力量 | △6,856 | 33.9 | |
| 受電電力量 | 63,825 | 465.6 | ||
| 揚水発電所の揚水用電力量(百万kWh) | △429 | 4.9 | ||
| 合計 | 61,442 | △0.2 | ||
| 出水率(%) | 96.9 | ― | ||
(注)1 火力発電電力量は,火力発電事業等を承継させたことにより,当第2四半期連結累計期間の実績はない。
2 新エネルギー等発電電力量には,内燃力発電電力量(当第2四半期連結累計期間△0百万kWh,前第2四半期連結累計期間△0百万kWh)を含んでいる。
3 他社は,当第2四半期連結会計期間末日現在で把握している電力量を記載している。
4 受電電力量は,㈱JERAからの電力購入を開始したことなどにより,著しく増加している。
5 揚水発電所の揚水用電力量とは,貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。
6 出水率は,1988年度から2017年度までの第2四半期連結累計期間の30カ年平均に対する比である。
7 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
② 販売実績
| 種別 | 当第2四半期 連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) | 対前年同四半期 増減率(%) | ||
| 販売電力量 (百万kWh) | 低圧 | 16,473 | △5.3 | |
| 高圧・特別高圧 | 42,603 | 1.5 | ||
| 合計 | 59,076 | △0.5 | ||
| 料金収入(百万円) | 1,104,243 | 2.7 | ||
(注) 1 料金収入には,消費税等は含まれていない。
2 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
[参考1]
| グループ合計の販売電力量(百万kWh) | 61,875 | 0.0 |
(注) グループ合計の販売電力量は,当社及び連結子会社,ならびに持分法適用会社の販売電力量を記載している。
[参考2]
| 他社販売電力量(百万kWh) | 2,318 | △39.6 |
(注) 他社販売電力量は,発受電実績における他社送電電力量から電力ネットワークカンパニーの送電電力量
(当第2四半期連結累計期間△4,538百万kWh,前第2四半期連結累計期間△1,283百万kWh)を除いている。
③ 主要燃料の状況
主要燃料の受払状況
火力発電事業等を承継させたことにより,火力発電用燃料の2018年度末在庫量は,すべて㈱JERAに承継されている。
(7) 主要な設備
火力発電事業等を承継させたことにより,汽力発電設備等は,㈱JERAに承継されている。対象の主要な設備は次のとおりである。
① 提出会社
| 発電所名 | 所在地 | 出力 (kW) | 土地面積 (㎡) | 発電所名 | 所在地 | 出力(kW) | 土地面積 (㎡) |
| 新名古屋 | 愛知県名古屋市港区 | 3,058,000 | 330,077 | 知多第二 | 愛知県知多市 | 1,708,000 | 184,057 |
| 四日市 | 三重県四日市市 | 585,000 | 236,930 | 川越 | 三重県三重郡川越町 | 4,802,000 | 981,168 |
| 知多 | 愛知県知多市 | 3,966,000 | 515,731 | 碧南 | 愛知県碧南市 | 4,100,000 | 1,562,384 |
| 西名古屋 | 愛知県飛島村 | 2,376,400 | 340,686 | 上越 | 新潟県上越市 | 2,380,000 | 463,005 |
| 渥美 | 愛知県田原市 | 1,400,000 | 1,079,395 |
② 国内子会社
| 会社名 (本店所在地) | 主なセグメントの名称 | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数(人) | |||||
| 土地 | 構築物 | 機械装置 | その他 | 内部取引等の消去 | 計 | ||||
| 知多エル・エヌ・ジー㈱ (愛知県知多市) | その他 | ガス製造設備 他 | (319,643) 8,182 | 5,899 | 1,294 | 470 | ― | 15,846 | 59 |
(注) 1 従業員数は就業人員数を記載している。
2 土地の( )内数字は面積(単位㎡)を示し,借地を除いたものである。
主要な設備の前連結会計年度末における計画に著しい変更はない。
なお,前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の当第2四半期連結累計期間における完成分は次のとおりである。
電力ネットワーク
(変電)
| 件名 | 電圧(kV) | 出力(千kVA) | 着工 | 運転開始 |
| 静岡変電所 | 500 | 1,000 | 2001/8 | 2019/6 |