有価証券報告書-第95期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度から適用しており,財政状態の分析については,当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っている。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 業績等の概要
当連結会計年度におけるわが国経済は,個人消費の持ち直し,設備投資・生産の増加,雇用・所得環境の改善を背景に,緩やかな回復基調が続いた。中部地域においても概ね同様の傾向にあった。
このような中,当連結会計年度の収支状況について,売上高は,3兆350億円となり,前連結会計年度に比べ1,817億円の増収となった。
経常利益は,1,129億円となり,前連結会計年度に比べ156億円の減益となった。
(2) 生産,受注及び販売の状況
当社グループは,火力および再生可能エネルギーによる電力の供給を行う「発電」,電力ネットワークサービスの提供を行う「電力ネットワーク」,ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスを展開する「販売」の3つのセグメントが,一体となって電気事業を運営している。
当社グループにおける生産,受注及び販売の状況については,その大半を占める当社の営む電気事業のみを記載している。
① 発受電実績
(注) 1 火力発電電力量は,汽力と内燃力の合計である。
2 新エネルギー発電電力量の( )内は,火力発電電力量のうちバイオマスに係る電力量を再掲している。
3 揚水発電所の揚水用電力量とは,貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。
4 出水率は,1987年度から2016年度までの30カ年平均に対する比である。
5 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
② 販売実績
(注) 1 料金収入には,消費税等は含まれていない。
2 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
[参考1]
(注)グループ合計の販売電力量は,当社および連結子会社,ならびに持分法適用会社の販売電力量を記載している。
[参考2]
(注)他社販売電力量は,発受電実績における他社送電電力量を記載している。
③ 主要燃料の状況
主要燃料の受払状況
(注) 各年度の払出量には,販売の払出量を含む。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
当社グループに関する財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析については,連結財務諸表に基づいて分析した内容である。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は,我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については,「第5経理の状況」に記載されているとおりである。
当社グループは,固定資産の減損,繰延税金資産,貸倒引当金,退職給付に係る負債及び資産,資産除去債務などに関して,過去の実績や当該取引の状況に照らして,合理的と考えられる見積り及び判断を行い,その結果を資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しているが,実際の結果は見積り特有の不確実性があるため,これらの見積りと異なる場合がある。
(2) 財政状態の分析
① 資産
固定資産については,減価償却の進行はあったものの,設備投資などにより固定資産が増加したことなどから,前連結会計年度末と比べ1,015億円増加し4兆8,937億円となった。
流動資産については,株式会社JERAに対し,当社の既存火力発電事業等を承継するために必要な現金及び預金を確保したことなどから,前連結会計年度末と比べ3,565億円増加し1兆937億円となった。
この結果,総資産は,前連結会計年度末と比べ4,581億円増加し5兆9,875億円となった。
② 負債
有利子負債の増加などから,負債合計は,前連結会計年度末と比べ4,056億円増加し4兆1,431億円となった。
③ 純資産
配当金の支払いはあったが,親会社株主に帰属する当期純利益の計上などから,純資産合計は,前連結会計年度末と比べ524億円増加し1兆8,443億円となった。
この結果,自己資本比率は,29.7%となった。
[資産・負債・純資産比較表(要旨)]
(注) 億円未満切り捨て
(3) 経営成績の分析
① 営業収支
当社の販売電力量は,中部エリア外での販売拡大はあったが,競争の進展による他事業者への切り替えの影響などから,前連結会計年度と比べ32億kWh減少し1,183億kWhとなった。
なお,中部電力グループ全体の販売電力量は,前連結会計年度と比べ17億kWh減少し1,236億kWhとなった。
[販売電力量]
(注) 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
[参考1]
(注) グループ合計の販売電力量は,当社および連結子会社,ならびに持分法適用会社の販売電力量を記載している。
[参考2]
(注) 他社販売電力量は,発受電電力量における他社送電電力量を記載している。
これに対して供給面では,浜岡原子力発電所全号機が運転を停止している中,水力発電電力量は,前連結会計年度並みの85億kWhとなった。
また,他社送電電力量は,卸販売電力量の増加などにより,前連結会計年度と比べ32億kWh増加し111億kWhとなり,他社受電電力量は,中部エリア外の購入電力量および再生可能エネルギーの買取電力量が増加したことなどにより,前連結会計年度と比べ41億kWh増加し228億kWhとなった。
この結果,火力発電電力量は,前連結会計年度と比べ41億kWh減少し1,040億kWhとなった。
[発受電電力量]
(注) 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
収支の状況については,売上高は,販売電力量の減少はあったが,燃料費調整額の増加などから,前連結会計年度と比べ1,817億円増加し3兆350億円となった。
営業費用は,グループを挙げた経営効率化に努めてきたが,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度と比べ1,923億円増加し2兆9,091億円となった。
これにより,営業利益は,前連結会計年度と比べ105億円減少し1,259億円となった。
当連結会計年度におけるセグメントごとの業績(内部取引消去前)は以下のとおりである。
[発電]
火力および再生可能エネルギーによる電力の供給に伴う売上高については,燃料価格の上昇に伴う収入単価の上昇などから,前連結会計年度と比べ553億円増加し1兆1,529億円となった。
一方,営業費用は,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度と比べ861億円増加の1兆1,454億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ307億円減少の74億円となった。
[電力ネットワーク]
電力ネットワークサービスの提供に伴う売上高については,中部エリアの需要電力量の減少はあったが,再生可能エネルギー特別措置法に基づく交付金の増加などから,前連結会計年度と比べ17億円増加し7,464億円となった。
一方,営業費用は,ベースコストの効率化に努めてきたが,再生可能エネルギー特別措置法に基づく買取費用の増加や台風21号,24号による設備被害の復旧費用を要したことなどから,前連結会計年度と比べ39億円増加の6,933億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ22億円減少の530億円となった。
[販売]
ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスに伴う売上高については,販売電力量の減少はあったが,燃料費調整額の増加などから,前連結会計年度と比べ1,156億円増加し2兆7,495億円となった。
一方,営業費用は,燃料価格の上昇に伴う購入電力料の増加などから,前連結会計年度と比べ887億円増加の2兆6,845億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ268億円増加の650億円となった。
② 経常利益
営業外収益については,前連結会計年度と比べ56億円減少し222億円となり,売上高と合わせた経常収益合計は,前連結会計年度と比べ1,761億円増加の3兆573億円となった。
営業外費用については,前連結会計年度と比べ6億円減少の352億円となり,営業費用と合わせた経常費用合計は,前連結会計年度と比べ1,917億円増加の2兆9,444億円となった。
この結果,経常利益は,前連結会計年度と比べ156億円減少の1,129億円となった。
③ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は,前連結会計年度と比べ50億円増加し794億円となった。
④ 目標とする経営指標の達成状況等
当連結会計年度における,燃料費調整制度による期ずれ影響を除いた連結経常利益は,1,630億円程度となり,2016年3月に設定した中期目標(2018年度までに連結経常利益1,500億円以上)を達成した。
[連結収支比較表]
(注)1 特別損失:前連結会計年度 減損損失
2 内部取引相殺消去後(億円未満切り捨て)
(4) キャッシュ・フローの状況の分析
営業活動によるキャッシュ・フローは,燃料価格の上昇に伴う燃料費支出が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ1,277億円減少し2,964億円の収入となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは,固定資産の取得による支出が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ238億円増加し3,683億円の支出となった。
この結果,フリー・キャッシュ・フローは,前連結会計年度と比べ1,516億円悪化し719億円の支出となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは,資金調達額が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ4,259億円増加し3,372億円の収入となった。
これらにより,当連結会計年度末の現金及び現金同等物は,前連結会計年度末と比べ2,651億円増加した。
なお,当連結会計年度末の有利子負債残高は,前連結会計年度末と比べ3,855億円増加し2兆9,811億円となった。
資本の財源及び資金の流動性について,当社グループは,主に電気事業の運営上必要な設備資金を,社債発行や銀行借入等により調達し,短期的な運転資金は,主に短期社債により調達することを基本としている。
[連結キャッシュ・フロー比較表(要旨)]
(注) 億円未満切り捨て
(経営成績等の状況の概要)
(1) 業績等の概要
当連結会計年度におけるわが国経済は,個人消費の持ち直し,設備投資・生産の増加,雇用・所得環境の改善を背景に,緩やかな回復基調が続いた。中部地域においても概ね同様の傾向にあった。
このような中,当連結会計年度の収支状況について,売上高は,3兆350億円となり,前連結会計年度に比べ1,817億円の増収となった。
経常利益は,1,129億円となり,前連結会計年度に比べ156億円の減益となった。
(2) 生産,受注及び販売の状況
当社グループは,火力および再生可能エネルギーによる電力の供給を行う「発電」,電力ネットワークサービスの提供を行う「電力ネットワーク」,ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスを展開する「販売」の3つのセグメントが,一体となって電気事業を運営している。
当社グループにおける生産,受注及び販売の状況については,その大半を占める当社の営む電気事業のみを記載している。
① 発受電実績
| 種別 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 対前年増減率(%) | |
| 自社(百万kWh) | 水力発電電力量 | 8,526 | △0.3 |
| 火力発電電力量 | 103,969 | △3.8 | |
| 原子力発電電力量 | △260 | 2.1 | |
| 新エネルギー発電電力量 | (5) 67 | (△90.2) 46.0 | |
| 他社(百万kWh) | 送電電力量 | △11,060 | 40.5 |
| 受電電力量 | 22,784 | 22.2 | |
| 揚水発電所の揚水用電力量(百万kWh) | △660 | △46.8 | |
| 合計 | 123,366 | △2.0 | |
| 出水率(%) | 102.4 | ― | |
(注) 1 火力発電電力量は,汽力と内燃力の合計である。
2 新エネルギー発電電力量の( )内は,火力発電電力量のうちバイオマスに係る電力量を再掲している。
3 揚水発電所の揚水用電力量とは,貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。
4 出水率は,1987年度から2016年度までの30カ年平均に対する比である。
5 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
② 販売実績
| 種別 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 対前年増減率(%) | ||
| 販売電力量 (百万kWh) | 低圧 | 36,371 | △6.2 | |
| 高圧・特別高圧 | 81,886 | △0.9 | ||
| 合計 | 118,257 | △2.6 | ||
| 料金収入(百万円) | 2,197,155 | 2.4 | ||
(注) 1 料金収入には,消費税等は含まれていない。
2 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
[参考1]
| グループ合計の販売電力量(百万kWh) | 123,602 | △1.4 |
(注)グループ合計の販売電力量は,当社および連結子会社,ならびに持分法適用会社の販売電力量を記載している。
[参考2]
| 他社販売電力量(百万kWh) | 11,060 | 40.5 |
(注)他社販売電力量は,発受電実績における他社送電電力量を記載している。
③ 主要燃料の状況
主要燃料の受払状況
| 区分 | 石炭(t) | 重油(kl) | 原油(kl) | LNG(t) |
| 2016年度末在庫量 | 420,729 | 14,259 | 460,141 | 305,177 |
| 2017年度受入量 | 10,957,311 | 12,545 | ― | 12,350,825 |
| 2017年度払出量 | 11,058,239 | 11,972 | 257,635 | 12,070,708 |
| 2017年度末在庫量 | 319,801 | 14,832 | 202,506 | 585,294 |
| 2018年度受入量 | 10,610,773 | 10,140 | ― | 11,586,930 |
| 2018年度払出量 | 10,635,994 | 10,849 | 66,894 | 11,486,930 |
| 2018年度末在庫量 | 294,580 | 14,123 | 135,612 | 685,294 |
(注) 各年度の払出量には,販売の払出量を含む。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
当社グループに関する財政状態,経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析については,連結財務諸表に基づいて分析した内容である。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は,我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については,「第5経理の状況」に記載されているとおりである。
当社グループは,固定資産の減損,繰延税金資産,貸倒引当金,退職給付に係る負債及び資産,資産除去債務などに関して,過去の実績や当該取引の状況に照らして,合理的と考えられる見積り及び判断を行い,その結果を資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の金額に反映して連結財務諸表を作成しているが,実際の結果は見積り特有の不確実性があるため,これらの見積りと異なる場合がある。
(2) 財政状態の分析
① 資産
固定資産については,減価償却の進行はあったものの,設備投資などにより固定資産が増加したことなどから,前連結会計年度末と比べ1,015億円増加し4兆8,937億円となった。
流動資産については,株式会社JERAに対し,当社の既存火力発電事業等を承継するために必要な現金及び預金を確保したことなどから,前連結会計年度末と比べ3,565億円増加し1兆937億円となった。
この結果,総資産は,前連結会計年度末と比べ4,581億円増加し5兆9,875億円となった。
② 負債
有利子負債の増加などから,負債合計は,前連結会計年度末と比べ4,056億円増加し4兆1,431億円となった。
③ 純資産
配当金の支払いはあったが,親会社株主に帰属する当期純利益の計上などから,純資産合計は,前連結会計年度末と比べ524億円増加し1兆8,443億円となった。
この結果,自己資本比率は,29.7%となった。
[資産・負債・純資産比較表(要旨)]
| 項 目 | 前連結会計年度末 (2018年3月31日) | 当連結会計年度末 (2019年3月31日) | 増 減 | ||
| 金額(億円) | 金額(億円) | 金額(億円) | 増減率(%) | ||
| 資 産 | 固定資産 | 47,921 | 48,937 | 1,015 | 2.1 |
| 電気事業固定資産 | 31,370 | 30,912 | △458 | △1.5 | |
| その他の固定資産 | 2,764 | 2,925 | 160 | 5.8 | |
| 固定資産仮勘定 | 3,444 | 4,516 | 1,071 | 31.1 | |
| 投資その他の資産 | 8,544 | 8,737 | 193 | 2.3 | |
| 流動資産 | 7,372 | 10,937 | 3,565 | 48.4 | |
| 現金及び預金 | 1,816 | 5,460 | 3,644 | 200.7 | |
| 受取手形及び売掛金 | 2,913 | 3,438 | 525 | 18.0 | |
| たな卸資産 | 750 | 910 | 160 | 21.3 | |
| 合 計 | 55,294 | 59,875 | 4,581 | 8.3 | |
| 負 債 ・ 純 資 産 | 固定負債 | 25,499 | 23,869 | △1,630 | △6.4 |
| 社債 | 6,192 | 5,532 | △659 | △10.7 | |
| 長期借入金 | 13,617 | 12,277 | △1,340 | △9.8 | |
| 流動負債 | 11,650 | 17,337 | 5,687 | 48.8 | |
| 1年以内に期限到来の固定負債 | 2,573 | 2,851 | 278 | 10.8 | |
| 短期借入金 | 3,709 | 9,256 | 5,546 | 149.5 | |
| 支払手形及び買掛金 | 1,330 | 1,335 | 5 | 0.4 | |
| 負債合計 | 37,374 | 41,431 | 4,056 | 10.9 | |
| 株主資本 | 16,881 | 17,371 | 490 | 2.9 | |
| 利益剰余金 | 11,884 | 12,376 | 491 | 4.1 | |
| その他の包括利益累計額 | 415 | 413 | △2 | △0.7 | |
| 非支配株主持分 | 621 | 658 | 36 | 5.9 | |
| 純資産合計 | 17,919 | 18,443 | 524 | 2.9 | |
| 合 計 | 55,294 | 59,875 | 4,581 | 8.3 | |
(注) 億円未満切り捨て
(3) 経営成績の分析
① 営業収支
当社の販売電力量は,中部エリア外での販売拡大はあったが,競争の進展による他事業者への切り替えの影響などから,前連結会計年度と比べ32億kWh減少し1,183億kWhとなった。
なお,中部電力グループ全体の販売電力量は,前連結会計年度と比べ17億kWh減少し1,236億kWhとなった。
[販売電力量]
| 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 増 減 | 増減率(%) | ||
| 低圧(億kWh) | 388 | 364 | △24 | △6.2 | |
| 高圧・特別高圧(億kWh) | 826 | 819 | △8 | △0.9 | |
| 合 計 | 1,214 | 1,183 | △32 | △2.6 | |
(注) 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
[参考1]
| グループ合計の販売電力量 (億kWh) | 1,253 | 1,236 | △17 | △1.4 | |
(注) グループ合計の販売電力量は,当社および連結子会社,ならびに持分法適用会社の販売電力量を記載している。
[参考2]
| 他社販売電力量(億kWh) | 79 | 111 | 32 | 40.5 | |
(注) 他社販売電力量は,発受電電力量における他社送電電力量を記載している。
これに対して供給面では,浜岡原子力発電所全号機が運転を停止している中,水力発電電力量は,前連結会計年度並みの85億kWhとなった。
また,他社送電電力量は,卸販売電力量の増加などにより,前連結会計年度と比べ32億kWh増加し111億kWhとなり,他社受電電力量は,中部エリア外の購入電力量および再生可能エネルギーの買取電力量が増加したことなどにより,前連結会計年度と比べ41億kWh増加し228億kWhとなった。
この結果,火力発電電力量は,前連結会計年度と比べ41億kWh減少し1,040億kWhとなった。
[発受電電力量]
| 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 増 減 | 増減率(%) | |||
| 自 社 | 水力発電電力量(億kWh) | 85 | 85 | △0 | △0.3 | |
| (出水率%) | (98.7) | (102.4) | (3.7) | |||
| 火力発電電力量(億kWh) | 1,080 | 1,040 | △41 | △3.8 | ||
| 原子力発電電力量(億kWh) | △2 | △3 | △1 | 2.1 | ||
| (設備利用率%) | (―) | (―) | (―) | |||
| 新エネルギー発電電力量(億kWh) | 0 | 1 | 0 | 46.0 | ||
| 他社(億kWh) | 送電電力量 | △79 | △111 | △32 | 40.5 | |
| 受電電力量 | 187 | 228 | 41 | 22.2 | ||
| 揚水用電力量(億kWh) | △12 | △7 | 6 | △46.8 | ||
| 合 計 | 1,259 | 1,234 | △25 | △2.0 | ||
(注) 四捨五入の関係で,合計が一致しない場合がある。
収支の状況については,売上高は,販売電力量の減少はあったが,燃料費調整額の増加などから,前連結会計年度と比べ1,817億円増加し3兆350億円となった。
営業費用は,グループを挙げた経営効率化に努めてきたが,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度と比べ1,923億円増加し2兆9,091億円となった。
これにより,営業利益は,前連結会計年度と比べ105億円減少し1,259億円となった。
当連結会計年度におけるセグメントごとの業績(内部取引消去前)は以下のとおりである。
[発電]
火力および再生可能エネルギーによる電力の供給に伴う売上高については,燃料価格の上昇に伴う収入単価の上昇などから,前連結会計年度と比べ553億円増加し1兆1,529億円となった。
一方,営業費用は,燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などから,前連結会計年度と比べ861億円増加の1兆1,454億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ307億円減少の74億円となった。
[電力ネットワーク]
電力ネットワークサービスの提供に伴う売上高については,中部エリアの需要電力量の減少はあったが,再生可能エネルギー特別措置法に基づく交付金の増加などから,前連結会計年度と比べ17億円増加し7,464億円となった。
一方,営業費用は,ベースコストの効率化に努めてきたが,再生可能エネルギー特別措置法に基づく買取費用の増加や台風21号,24号による設備被害の復旧費用を要したことなどから,前連結会計年度と比べ39億円増加の6,933億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ22億円減少の530億円となった。
[販売]
ガス&パワーを中心とした総合エネルギーサービスに伴う売上高については,販売電力量の減少はあったが,燃料費調整額の増加などから,前連結会計年度と比べ1,156億円増加し2兆7,495億円となった。
一方,営業費用は,燃料価格の上昇に伴う購入電力料の増加などから,前連結会計年度と比べ887億円増加の2兆6,845億円となった。
この結果,営業利益は,前連結会計年度と比べ268億円増加の650億円となった。
② 経常利益
営業外収益については,前連結会計年度と比べ56億円減少し222億円となり,売上高と合わせた経常収益合計は,前連結会計年度と比べ1,761億円増加の3兆573億円となった。
営業外費用については,前連結会計年度と比べ6億円減少の352億円となり,営業費用と合わせた経常費用合計は,前連結会計年度と比べ1,917億円増加の2兆9,444億円となった。
この結果,経常利益は,前連結会計年度と比べ156億円減少の1,129億円となった。
③ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は,前連結会計年度と比べ50億円増加し794億円となった。
④ 目標とする経営指標の達成状況等
当連結会計年度における,燃料費調整制度による期ずれ影響を除いた連結経常利益は,1,630億円程度となり,2016年3月に設定した中期目標(2018年度までに連結経常利益1,500億円以上)を達成した。
[連結収支比較表]
| 項 目 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 増 減 | |||
| 金額(億円) | 金額(億円) | 金額(億円) | 増減率(%) | |||
| 経 常 収 益 | 営業収益(売上高) | 28,533 | 30,350 | 1,817 | 6.4 | |
| 営業外収益 | 278 | 222 | △56 | △20.2 | ||
| 合 計 | 28,812 | 30,573 | 1,761 | 6.1 | ||
| 経 常 費 用 | 営業費用 | 27,168 | 29,091 | 1,923 | 7.1 | |
| 営業外費用 | 358 | 352 | △6 | △1.7 | ||
| 合 計 | 27,526 | 29,444 | 1,917 | 7.0 | ||
| (営業利益) | (1,365) | (1,259) | (△105) | (△7.8) | ||
| 経常利益 | 1,285 | 1,129 | △156 | △12.1 | ||
| 渇水準備金 | △0 | ― | 0 | ― | ||
| 特別損失 | 233 | ― | △233 | ― | ||
| 法人税等 | 284 | 300 | 15 | 5.5 | ||
| 非支配株主に帰属する当期純利益 | 23 | 35 | 11 | 47.2 | ||
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 743 | 794 | 50 | 6.8 | ||
(注)1 特別損失:前連結会計年度 減損損失
2 内部取引相殺消去後(億円未満切り捨て)
(4) キャッシュ・フローの状況の分析
営業活動によるキャッシュ・フローは,燃料価格の上昇に伴う燃料費支出が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ1,277億円減少し2,964億円の収入となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは,固定資産の取得による支出が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ238億円増加し3,683億円の支出となった。
この結果,フリー・キャッシュ・フローは,前連結会計年度と比べ1,516億円悪化し719億円の支出となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは,資金調達額が増加したことなどから,前連結会計年度と比べ4,259億円増加し3,372億円の収入となった。
これらにより,当連結会計年度末の現金及び現金同等物は,前連結会計年度末と比べ2,651億円増加した。
なお,当連結会計年度末の有利子負債残高は,前連結会計年度末と比べ3,855億円増加し2兆9,811億円となった。
資本の財源及び資金の流動性について,当社グループは,主に電気事業の運営上必要な設備資金を,社債発行や銀行借入等により調達し,短期的な運転資金は,主に短期社債により調達することを基本としている。
[連結キャッシュ・フロー比較表(要旨)]
| 項 目 | 前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 増 減 | |
| 金額(億円) | 金額(億円) | 金額(億円) | 増減率(%) | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー ① | 4,241 | 2,964 | △1,277 | △30.1 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー ② | △3,444 | △3,683 | △238 | 6.9 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △886 | 3,372 | 4,259 | ― |
| フリー・キャッシュ・フロー ①+② | 796 | △719 | △1,516 | ― |
| 項 目 | 前連結会計年度末 (2018年3月31日) | 当連結会計年度末 (2019年3月31日) | 増 減 | |
| 金額(億円) | 金額(億円) | 金額(億円) | 増減率(%) | |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 2,848 | 5,500 | 2,651 | 93.1 |
| (参考)有利子負債残高 | 25,956 | 29,811 | 3,855 | 14.9 |
(注) 億円未満切り捨て