四半期報告書-第151期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、2021年9月以降、新型コロナウイルス感染拡大(第五波)が収束に向かい、消費性向の活性化と回復が期待されたものの、これまで以上に感染力が高いとされる新たな変異株(オミクロン株)の発生により、経済活動が再び萎縮し、景気の展望は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門におきましては、当社経営の映画館「武蔵野館」「シネマカリテ」は新型コロナウイルスの感染拡大予防対策の措置による営業時間の短縮やイベントの自粛などを実施しつつ営業継続してまいりましたが、個人消費の停滞から集客数は伸び悩み、セグメント損失を計上いたしました。不動産事業部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による入居テナントの経営環境への影響が懸念されたものの、業績は概ね当初の見込み通り推移いたしました。自動車教習事業部門におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながら営業活動を行ってまいり、大型免許、自動二輪免許教習が順調なこともあり、営業成績は比較的堅調に推移いたしました。また、特別利益として「新型コロナウイルス感染症による雇用調整助成金等」1千5百万円、特別損失として「臨時休業による損失」6百万円、「環境対策費」3百万円を計上し、その結果、全体として売上高は9億6千9百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は5千万円(前年同期比0.5%増)、経常利益は2千5百万円(前年同期比58.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1千1百万円(前年同期比32.1%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)
(映画事業部門)
「武蔵野館」では、『TOVE/トーベ』『アナザーラウンド』等、また「シネマカリテ」では、『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』『トム・ボーイ』等の話題作を上映いたしました。当第3四半期連結累計期間におきましても、政府・自治体の方針やガイドラインに則り、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながら営業活動を行ってまいりましたが、映画興行成績は厳しいものとなりました。映画配給関連事業につきましては、当社連結子会社による自社買付配給作品『人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~』、『花椒(ホアジャオ)の味』の配給を行いました。その結果、部門全体の売上高は2億8千3百万円(前年同期比26.4%増)、セグメント損失は、5千1百万円(前年同期は4千9百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
賃貸部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による経営環境の変化が依然として継続していることにより、入居テナントの財政状態等への影響が懸念されましたが、当第3四半期連結累計期間におきましても、前年同期並みの収益を確保することが出来ました。その結果、部門全体の売上高は4億3千万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は2億5千3百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
(自動車教習事業部門)
新型コロナウイルス感染症の拡大により厳しい経営環境となる一方で、大型自動車免許や自動二輪免許取得の需要が高まったこともあり、営業成績は概ね堅調に推移いたしました。その結果、部門全体の売上高は2億4千7百万円(前年同期比11.8%増)、セグメント利益は5千万円(前年同期比14.6%減)となりました。
(商事事業部門)
東京都目黒区において経営委託している飲食店は、お客様に安心してご来店いただけるよう、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じながら営業してまいりました。その結果、部門全体の売上高は4百万円、セグメント利益は4百万円(前年同期比0.6%減)となりました。なお、収益認識会計基準の適用により売上高が2千9百万円減少し、売上原価も同額減少しております。収益認識会計基準の適用によるセグメント利益への影響はありません。
(その他)
主として自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は3百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は3百万円(前年同期比36.9%増)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、未払債務の支払等による現金及び預金の減少や関連会社株式に係る投資有価証券の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ、1億2千万円減の59億4千2百万円となりました。
負債合計は、未払債務の減少や有利子負債の返済による減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円減の24億4千5百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1千1百万円増の34億9千6百万円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
主力事業である映画事業をはじめ、基幹事業による営業利益を長期継続的に確保し、復配を実現することが当社グループの課題であります。当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、当社映画館においては、感染拡大防止対策を徹底して講じながら営業活動を継続してまいりました。しかしながら、十分な個人消費の回復には至らぬ現状に営業成績は厳しいものとなりました。新型コロナウイルス感染症につきましては、感染拡大の第五波は急速に収束したものの、これまで以上に感染力が高いとされる新たな変異株(オミクロン株)の発生による感染状況の悪化により、景気回復の見通しは立たず、映画事業をはじめとした基幹事業の収益による安定的な内部留保の積み上げを実現するには、相応の時間を要するものと考えております。そのため今後も、新型コロナウイルス感染症が事業に与える影響を検証しつつ、経費の節減や資金の確保に充分に配慮しながら、営業利益による自己資本の充実と将来の利益配分に向けて、引き続き映画の自社買付配給等、映画に関連した新たなビジネス・コンテンツの開発を行い、映画事業の収益力改善を目指すとともに、不動産事業、自動車教習事業のより一層の安定化を進め、グループの収益力の強化と復配に向け、経営の全力を傾注してまいります。
また、2022年4月より実施される、東京証券取引所の新市場への移行に際して、当社はスタンダード市場を選択いたしましたが、現時点におきましてスタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式時価総額の基準値を充たしておりません。当該基準の適合に向け、当社の持続性の確保と企業価値の向上の施策に取組み、安定的な上場維持の確保に努めてまいります。
各事業における具体的施策としましては、映画事業におきましては、新型コロナウイルス感染症に対する各種安全対策を講じ、お客様に安心して映画をご鑑賞いただける環境を整えた映画館の運営を行ってまいります。また、お客様の利便性を向上させる営業施策を実施するなど、収益基盤の強化に努力してまいります。上映作品につきましては、従来と同様に良作・話題作等魅力に富んだ上映作品を選定し、多様な映画文化の発信地を目指してまいります。なお、2022年は第2回目の開催となります「新宿東口映画祭」や毎年恒例となっております「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®」などのイベントも継続して積極的に行ってまいります。これらのイベント等を通じて、地域社会と共に地元商圏の活性化にも引き続き取り組んでまいります。
新規事業として取り組んでおります映画配給事業におきましては、2021年10月より『人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~』(香港映画)、2021年11月より『花椒(ホアジャオ)の味』(香港映画)の二作品がそれぞれ全国順次公開中となっております。映画配給事業につきましては、映画事業全体の収益拡充の為だけではなく、映画文化の多様性を発信するという意義からも、今後も映画の規模や品質や題材、収益性等のバランスを考慮した買付けを行い、積極的に取り組んでまいります。
不動産事業におきましては、主軸であります不動産賃貸事業における主要テナントビルの老朽化等による大規模修繕・減価償却費の増加への対応や、入居テナントの新型コロナウイルス感染症による経営状態等への影響に留意してまいります。殊に入居テナントの経営状態につきましては、連絡や情報交換・共有を密に行い、互いに信頼できる良好な賃貸借環境を維持することに注力し、安定的な賃貸収入の確保が図れるように努めてまいります。そのため、これまで以上に関連業者や顧客との連絡を密にし、テナントビルの大規模修繕等に係る資金繰りにも気を配りながらプロパティ・マネジメントを行っていくことで、引き続き安定した収益の確保をはかってまいります。
不動産管理業務として行っておりますビル管理業務の受託につきましては、引き続き入居テナントやビルメンテナンス業者との連絡を密に行い、入居テナントが営業しやすい環境を整えるとともに、建物付属設備の安全管理や防火設備の管理点検に細心の注意を払い、受託ビル全体の安全性の確保向上に尽力してまいります。なお、不動産販売事業につきましては、消費者の動向や市況を注視しながら、個人向け住宅の販売再開を検討してまいります。
自動車教習事業におきましては、少子化や若年層の運転免許離れ等の課題が顕在化しておりますが、地域社会に根差した事業展開を基本とし、安定した事業の継続を図ってまいります。教習内容につきましては、高齢者教習や大型自動車、準中型自動車、けん引自動車など、顧客のニーズに対応したコンテンツを揃え、今後の運転免許取得に係る法改正などにも迅速に対応してまいります。さらに、自動車教習所における送迎バスの利便性が顧客の教習所の選択に際しての重要なポイントとなることを踏まえ、逐次送迎ルートの見直しを行い、教習生の利便性を高める営業施策も継続して実行してまいります。また、これまでと変わらずに、指導員の教習技術の向上に努め、正確、適切な指導を行い、教習生の満足度と免許取得者の交通技能や交通道徳の向上に尽力してまいります。
商事事業は、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーターラビット ガーデンカフェ」の営業成績が収益の中心となっております。飲食店経営が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける中、今後も経営委託先との情報の共有を図り、来店者の安全を確保するための感染症予防対策を徹底し、営業を継続してまいります。また、キャラクターグッズ販売等による収益源の強化に取り組むなど、経営環境の変化に対応できる店舗作りを目指します。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、2021年9月以降、新型コロナウイルス感染拡大(第五波)が収束に向かい、消費性向の活性化と回復が期待されたものの、これまで以上に感染力が高いとされる新たな変異株(オミクロン株)の発生により、経済活動が再び萎縮し、景気の展望は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門におきましては、当社経営の映画館「武蔵野館」「シネマカリテ」は新型コロナウイルスの感染拡大予防対策の措置による営業時間の短縮やイベントの自粛などを実施しつつ営業継続してまいりましたが、個人消費の停滞から集客数は伸び悩み、セグメント損失を計上いたしました。不動産事業部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による入居テナントの経営環境への影響が懸念されたものの、業績は概ね当初の見込み通り推移いたしました。自動車教習事業部門におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながら営業活動を行ってまいり、大型免許、自動二輪免許教習が順調なこともあり、営業成績は比較的堅調に推移いたしました。また、特別利益として「新型コロナウイルス感染症による雇用調整助成金等」1千5百万円、特別損失として「臨時休業による損失」6百万円、「環境対策費」3百万円を計上し、その結果、全体として売上高は9億6千9百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は5千万円(前年同期比0.5%増)、経常利益は2千5百万円(前年同期比58.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1千1百万円(前年同期比32.1%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)
(映画事業部門)
「武蔵野館」では、『TOVE/トーベ』『アナザーラウンド』等、また「シネマカリテ」では、『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』『トム・ボーイ』等の話題作を上映いたしました。当第3四半期連結累計期間におきましても、政府・自治体の方針やガイドラインに則り、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながら営業活動を行ってまいりましたが、映画興行成績は厳しいものとなりました。映画配給関連事業につきましては、当社連結子会社による自社買付配給作品『人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~』、『花椒(ホアジャオ)の味』の配給を行いました。その結果、部門全体の売上高は2億8千3百万円(前年同期比26.4%増)、セグメント損失は、5千1百万円(前年同期は4千9百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
賃貸部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による経営環境の変化が依然として継続していることにより、入居テナントの財政状態等への影響が懸念されましたが、当第3四半期連結累計期間におきましても、前年同期並みの収益を確保することが出来ました。その結果、部門全体の売上高は4億3千万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は2億5千3百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
(自動車教習事業部門)
新型コロナウイルス感染症の拡大により厳しい経営環境となる一方で、大型自動車免許や自動二輪免許取得の需要が高まったこともあり、営業成績は概ね堅調に推移いたしました。その結果、部門全体の売上高は2億4千7百万円(前年同期比11.8%増)、セグメント利益は5千万円(前年同期比14.6%減)となりました。
(商事事業部門)
東京都目黒区において経営委託している飲食店は、お客様に安心してご来店いただけるよう、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を講じながら営業してまいりました。その結果、部門全体の売上高は4百万円、セグメント利益は4百万円(前年同期比0.6%減)となりました。なお、収益認識会計基準の適用により売上高が2千9百万円減少し、売上原価も同額減少しております。収益認識会計基準の適用によるセグメント利益への影響はありません。
(その他)
主として自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は3百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は3百万円(前年同期比36.9%増)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、未払債務の支払等による現金及び預金の減少や関連会社株式に係る投資有価証券の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ、1億2千万円減の59億4千2百万円となりました。
負債合計は、未払債務の減少や有利子負債の返済による減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円減の24億4千5百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1千1百万円増の34億9千6百万円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
主力事業である映画事業をはじめ、基幹事業による営業利益を長期継続的に確保し、復配を実現することが当社グループの課題であります。当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、当社映画館においては、感染拡大防止対策を徹底して講じながら営業活動を継続してまいりました。しかしながら、十分な個人消費の回復には至らぬ現状に営業成績は厳しいものとなりました。新型コロナウイルス感染症につきましては、感染拡大の第五波は急速に収束したものの、これまで以上に感染力が高いとされる新たな変異株(オミクロン株)の発生による感染状況の悪化により、景気回復の見通しは立たず、映画事業をはじめとした基幹事業の収益による安定的な内部留保の積み上げを実現するには、相応の時間を要するものと考えております。そのため今後も、新型コロナウイルス感染症が事業に与える影響を検証しつつ、経費の節減や資金の確保に充分に配慮しながら、営業利益による自己資本の充実と将来の利益配分に向けて、引き続き映画の自社買付配給等、映画に関連した新たなビジネス・コンテンツの開発を行い、映画事業の収益力改善を目指すとともに、不動産事業、自動車教習事業のより一層の安定化を進め、グループの収益力の強化と復配に向け、経営の全力を傾注してまいります。
また、2022年4月より実施される、東京証券取引所の新市場への移行に際して、当社はスタンダード市場を選択いたしましたが、現時点におきましてスタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式時価総額の基準値を充たしておりません。当該基準の適合に向け、当社の持続性の確保と企業価値の向上の施策に取組み、安定的な上場維持の確保に努めてまいります。
各事業における具体的施策としましては、映画事業におきましては、新型コロナウイルス感染症に対する各種安全対策を講じ、お客様に安心して映画をご鑑賞いただける環境を整えた映画館の運営を行ってまいります。また、お客様の利便性を向上させる営業施策を実施するなど、収益基盤の強化に努力してまいります。上映作品につきましては、従来と同様に良作・話題作等魅力に富んだ上映作品を選定し、多様な映画文化の発信地を目指してまいります。なお、2022年は第2回目の開催となります「新宿東口映画祭」や毎年恒例となっております「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®」などのイベントも継続して積極的に行ってまいります。これらのイベント等を通じて、地域社会と共に地元商圏の活性化にも引き続き取り組んでまいります。
新規事業として取り組んでおります映画配給事業におきましては、2021年10月より『人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~』(香港映画)、2021年11月より『花椒(ホアジャオ)の味』(香港映画)の二作品がそれぞれ全国順次公開中となっております。映画配給事業につきましては、映画事業全体の収益拡充の為だけではなく、映画文化の多様性を発信するという意義からも、今後も映画の規模や品質や題材、収益性等のバランスを考慮した買付けを行い、積極的に取り組んでまいります。
不動産事業におきましては、主軸であります不動産賃貸事業における主要テナントビルの老朽化等による大規模修繕・減価償却費の増加への対応や、入居テナントの新型コロナウイルス感染症による経営状態等への影響に留意してまいります。殊に入居テナントの経営状態につきましては、連絡や情報交換・共有を密に行い、互いに信頼できる良好な賃貸借環境を維持することに注力し、安定的な賃貸収入の確保が図れるように努めてまいります。そのため、これまで以上に関連業者や顧客との連絡を密にし、テナントビルの大規模修繕等に係る資金繰りにも気を配りながらプロパティ・マネジメントを行っていくことで、引き続き安定した収益の確保をはかってまいります。
不動産管理業務として行っておりますビル管理業務の受託につきましては、引き続き入居テナントやビルメンテナンス業者との連絡を密に行い、入居テナントが営業しやすい環境を整えるとともに、建物付属設備の安全管理や防火設備の管理点検に細心の注意を払い、受託ビル全体の安全性の確保向上に尽力してまいります。なお、不動産販売事業につきましては、消費者の動向や市況を注視しながら、個人向け住宅の販売再開を検討してまいります。
自動車教習事業におきましては、少子化や若年層の運転免許離れ等の課題が顕在化しておりますが、地域社会に根差した事業展開を基本とし、安定した事業の継続を図ってまいります。教習内容につきましては、高齢者教習や大型自動車、準中型自動車、けん引自動車など、顧客のニーズに対応したコンテンツを揃え、今後の運転免許取得に係る法改正などにも迅速に対応してまいります。さらに、自動車教習所における送迎バスの利便性が顧客の教習所の選択に際しての重要なポイントとなることを踏まえ、逐次送迎ルートの見直しを行い、教習生の利便性を高める営業施策も継続して実行してまいります。また、これまでと変わらずに、指導員の教習技術の向上に努め、正確、適切な指導を行い、教習生の満足度と免許取得者の交通技能や交通道徳の向上に尽力してまいります。
商事事業は、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーターラビット ガーデンカフェ」の営業成績が収益の中心となっております。飲食店経営が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける中、今後も経営委託先との情報の共有を図り、来店者の安全を確保するための感染症予防対策を徹底し、営業を継続してまいります。また、キャラクターグッズ販売等による収益源の強化に取り組むなど、経営環境の変化に対応できる店舗作りを目指します。