四半期報告書-第150期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 13:40
【資料】
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【項目】
44項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然として大きく、感染再拡大のリスクがある中で消費マインドは改善するに至らず、景気の展望は引き続き厳しい状況が続いております。このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門におきまして、当社経営の映画館「武蔵野館」「シネマカリテ」は一定期間臨時休業し、営業再開後も座席数を隔席にするなどの新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を実施する中、上映作品の魅力を発信し営業活動に努めたものの、セグメント損失の計上となりました。自動車教習事業部門におきましても、一定期間臨時休業をするなど、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら営業活動を続けておりましたが、自動車免許取得需要に大きな落ち込みは見られず、セグメント利益を確保いたしました。不動産事業部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による入居テナントの経営環境への影響に注意を払いながら営業活動を行ってまいりましたが、ほぼ前年同期並みの営業成績となりました。また、特別利益として「新型コロナウイルス感染症による雇用調整助成金等」25百万円、特別損失として「臨時休業による損失」54百万円を計上し、その結果、全体として売上高は5億7千1百万円(前年同期比27.4%減)、営業利益は3千5百万円(前年同期比131.1%増)、経常利益は4千4百万円(前年同期比21.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同期比91.8%減)となりました。
当第2四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)
(映画事業部門)
映画興行事業におきましては、「武蔵野館」では、『イップマン 完結』『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』等、また「シネマカリテ」では、『ようこそ映画音響の世界へ』『行き止まりの世界に生まれて』等を上映いたしました。当第2四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一定期間、両劇場を臨時休業し、また、政府・自治体の方針や業界団体のガイドラインに則り、一定期間、販売座席数を隔席(通常営業時の2分の1)として営業するなど、同感染症拡大防止対策を講じて営業活動を行いました。そのような経営環境の中、良質な上映作品が好評を博したものの、全体として当第2四半期連結累計期間の業績は厳しいものとなりました。映画配給関連事業につきましては、地方都市を中心に、当社連結子会社による自社買付配給作品の香港映画『淪落の人』の配給を継続いたしました。部門全体の売上高は1億2千3百万円(前年同期比59.4%減)、セグメント損失は3千万円(前年同期は1千1百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
賃貸部門におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による経営環境の変化により、入居テナントの動向が引き続き懸念されているものの、当第2四半期連結累計期間におきましても、前年同期並みの収益を確保することが出来ました。販売部門におきましては、業界のネットワークを通じて市況の把握に努めておりますが、具体的な営業活動の成果を得るに至りませんでした。その結果、部門全体の売上高は2億8千6百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は1億7千1百万円(前年同期比1.3%増)となりました。
(自動車教習事業部門)
新型コロナウイルス感染症の拡大により厳しい経営環境となる一方で、大学、専門学校等の学生の運転免許取得需要があり、また、大型自動車、特殊自動車免許等、普通自動車免許以外の教習メニューの営業成績も堅調に推移いたしました。その結果、部門全体の売上高は1億4千1百万円(前年同期比8.1%減)、セグメント利益は販売費及び一般管理費の減少等により4千万円(前年同期比60.7%増)となりました。
(商事事業部門)
当該事業部門の主軸である東京都目黒区において経営委託している飲食店は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、客席数の制限を行う等、お客様に安心してご来店いただけるよう各種感染防止対策を行いながら営業しておりますが、消費マインドは回復するに至らず、営業成績は前年同期を下回りました。その結果、部門全体の売上高は 1千8百万円(前年同期比52.5%減)、セグメント利益は3百万円(前年同期比15.5%減)となりました。
(その他)
主としてマクミラン・アリスの版権手数料や自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は2百万円(前年同期比42.1%減)、セグメント利益は1百万円(前年同期比2.4%増)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、減価償却による有形固定資産の減少があったものの、金融機関よりの借入金により現金及び預金が増加し、前連結会計年度末に比べ6千4百万円増の63億1千1百万円となりました。
負債合計は、テナントビルの設備更新に係る未払債務の減少があったものの、同設備資金や新型コロナウイルス対策資金としての長期借入金の増加があったことなどから、前連結会計年度末に比べ6千2百万円増の26億8百万円となりました。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ2百万円増の37億3百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当第2四半期連結累計期間に、営業活動において0百万円の資金を得て、投資活動において1億5千万円の資金を使用し、財務活動において2億5千4百万円の資金を得た結果、前第2四半期連結会計期間末に比べ、8千4百万円増の7億8千2百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動によって得られた資金は、税金等調整前四半期純利益1千5百万円や減価償却費4千9百万円、雇用調整助成金等の受取額2千5百万円等があった一方、売上債権の増加1千5百万円、退職給付に係る負債の減少1千7百万円、臨時休業による損失の支払額4千3百万円、法人税等の支払額2千1百万円等があったことにより、0百万円(前年同期比95.0%減)となりました。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動によって使用した資金は、テナントビル設備更新工事等の有形固定資産の取得による支出1億5千1百万円等により、1億5千万円(前年同期は4百万円の支出)となりました。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動によって得られた資金は、長期借入金の借入による3億円があった一方、長期借入金の返済による支出3千6百万円、リース債務の返済による支出8百万円等があり、2億5千4百万円(前年同期は4千4百万円の支出)となりました。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
主力事業である映画事業をはじめ、基幹事業による営業利益を長期継続的に確保し、復配を実現することが当社グループの課題であります。当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、当社映画館は一定期間臨時休業し、営業再開後も座席販売数を通常の2分の1にするなどの感染症拡大防止対策を取りながら営業を行ってまいりましたが、連結営業成績は厳しいものとなりました。新型コロナウイルス感染症の拡大は、今後、冬に向けて第二波の発生が懸念されるなど、収束時期を見通すことは引き続き困難であり、映画事業をはじめとした基幹事業の収益による安定的な内部留保の積み上げを実現するには、相応の時間を要するものと考えております。
そのため今後も、新型コロナウイルス感染症が事業に与える影響を把握し、経費の節減や資金の確保に充分に配慮しながら、あらためて、営業利益による自己資本の充実と将来の利益配分に向けて、映画の自社買付配給等、映画に関連した新たなビジネス・コンテンツの開発も継続して行うことで映画事業の収益力改善を目指すとともに、不動産事業、自動車教習事業におきましても、新たな経営環境への対応を進め、グループの収益力の強化と復配に向け、経営の全力を傾注してまいります。
具体的には、映画事業におきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、従業員の検温やマスクの着用、サーマルカメラの導入や劇場内での食事の禁止等、換気、三密を回避した各種安全対策を行ったうえで、映画館の安全な運営を心掛けてまいります。また、2020年6月に「武蔵野館」が100周年を迎えたことによる記念上映・記念企画につきましては、開催を延期しておりましたが、2021年1月に、三船敏郎作品を特集した上映を行う運びとなり、記念上映に伴う新たな企画も検討しております。さらには、お客様のニーズを把握するために業界の情報・動向を把握し、当社が所有する東京都新宿地区5スクリーンの連携により、良作・話題作に富んだ魅力的な番組編成を行い、また、映画関連グッズや「武蔵野館」100周年グッズの販売を行うインターネット通販サイトの立ち上げに取り組むなど、新型コロナウイルス感染症予防に細心の注意を払いながら、業績の回復に努めてまいります。映画の自社買付配給につきましては、当第2四半期連結累計期間におきましても、引き続き、香港映画『淪落の人』を全国の映画館に配給し、好評を博しております。今後も映画の規模や品質、収益性等のバランスを考慮し、より良い映画を買い付け公開していくことで映画興行との相乗効果をはかってまいります。
不動産事業におきましては不動産賃貸事業が主軸でありますが、今後は、主要テナントビルの老朽化等による大規模修繕・減価償却費の増加もより顕著になってくることが懸念されます。加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大がテナントビル経営に及ぼす影響を把握するため、入居テナントと連絡を密にし、その経営状態に注意を払いながら、安定的な賃貸収入を確保していく必要があると認識しております。今後も、関連業者や同業者と情報交換を行い、テナントビルの大規模修繕等に係る資金繰り等の計画を随時見直しながらプロパティ・マネジメントを行っていくことで、引き続き安定した収益の確保をはかってまいります。
自動車教習事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による教習生の減少が引き続き懸念される中、少子化や若年層の運転免許離れ、また近隣の自動車教習所との競合といった厳しい経営環境が今後の業績に影響を及ぼすものと認識しております。そのような経営環境の中、主力である普通自動車運転免許以外にも、準中型自動車や大型自動車、大型特殊自動車、大型二輪、さらには高齢者教習など、多様な教習コンテンツのPRに力を入れ、教習生の皆様のニーズを汲み入れたきめ細かな送迎ルートを確保し、また、新型コロナウイルス感染症予防対策にもしっかりと取り組みながら、地域との結び付きを大切に、安全安心な自動車教習所を目指してまいります。
商事事業におきましては、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーターラビット ガーデンカフェ」の営業成績が収益の中心となっておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大により飲食店経営が大きな影響を受ける中、今後も経営委託先と情報を共有し、飲食のみならずキャラクターグッズ販売等による収益源の強化に取り組むなど、同感染症予防対策を確実に行いながら、経営環境の変化に対応できる店舗作りを目指してまいります。

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