有価証券報告書-第154期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッ シュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、所得環境の改善やインバウンド消費増加などが下支えとなり景気は緩やかな回復基調で推移する一方、物価上昇に加えて、海外の不透明な政治情勢を受けた景気悪化リスクや不安定な金融市場など、引き続き注視が必要な状況にあります。
このような状況のもと、当社グループは基幹事業である映画事業に重点を置きつつ、各事業において業績の向上に努めてまいりました。その結果、全体として売上高は13億6千4百万円(前期比6.4%増)、営業利益は6千9百万円(前期比233.3%増)、経常利益は8千7百万円(前期比366.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6千4百万円(前期比増1,292.3%増)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末における財政状態の状況については、次のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については、次のとおりであります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社はサービス業及び不動産賃貸・販売業を中心に業態を形成しており、受注・生産形式の営業活動は行っておりません。また、販売の状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析 ①経営成績の分析」に記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 経営成績の分析
■セグメント別売上高
※1.主な相手先別の販売実績及び該当販売実績の総販売実績に対する割合
■セグメント別利益(△は損失)
(映画事業部門)
映画興行事業におきましては、「武蔵野館」では、『あんのこと』『SUPER HAPPY FOREVER』『ロボット・ドリームズ』が好調に推移しました。「シネマカリテ」では、『ナミビアの砂漠』『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』などが好調に推移しました。その結果、両館ともに前年を上回る興行成績となりました。
映画配給関連事業におきましては、当社連結子会社の配給作品『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』(台湾映画)を7月に公開し、全国で上映されました。『認知症と生きる希望の処方箋』(邦画)は要望の多い上映会を各地で開催しました。
その結果、部門全体の売上高は4億6千4百万円(前期比15.7%増)、セグメント損失は2千8百万円(前年同期は6千2百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
不動産賃貸部門におきましては、主要テナントビルの設備更新など維持管理費用は継続的に発生する一方、テナント収入が安定的に推移することで、不動産賃貸部門全体としては堅調に推移しました。不動産販売部門におきましては、引き続き仲介取引の拡大に努めました。その結果、部門全体の売上高5億8千万円(前期比0.8%増)、セグメント利益は3億2千5百万円(前期比0.5%増)となりました。
(自動車教習事業部門)
自動車教習事業部門におきましては、主軸となる普通自動車、大型自動車、中型自動車教習に係る入所者数が好調に推移し、いずれも前年の実績を上回りました。また、入所後の教習消化や受け入れ態勢強化による高齢者講習の実施数も堅調に推移しました。その結果、部門全体の売上高は3億4百万円(前期比4.6%増)、セグメント利益は4千万円(前期比15.4%増)となりました。
(商事事業部門)
当該事業部門の主軸である東京都目黒区において経営委託している飲食店につきましては、営業成績は急増した前年の水準を若干下回ったものの、コロナ以前の水準を維持しました。その結果、部門全体の売上高は7百万円(前期比2.0%減)セグメント利益は7百万円(前期比2.0%減)となりました。
(その他)
主として自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は7百万円(前期比21.0%増)、セグメント利益は6百万円(前期比22.5%増)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中です。
② 財政状態の分析
(総資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、現金及び預金の1億2百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ9千3百万円の増加となりました。
(負債)
負債につきましては、未払法人税等が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ6千万円の増加となりました。
(純資産)
純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上6千4百万円により、利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ3千2百万円の増加となりました。
以上のことから、当連結会計年度末残高は総資産60億7千1百万円、負債24億5千6百万円、純資産36億1千5百万円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有利子負債の約定返済を進めた一方、営業活動によって得られた資金があったことなどから、8億6千1百万円(前期比13.6%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況の主な要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、得られた資金は2億円(前期比381.4%増)となりました。
主な内訳は税金等調整前当期純利益8千2百万円による増加があったことによるものです。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は6千9百万円(前期に使用した資金は2千万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出6千8百万円等があったことによるものです。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、使用した資金は2千7百万円(前期に使用した資金は6百万円)となりました。これは、長期借入金の借り入れによる収入3千万円と長期借入金の返済による支出5千5百万円等があったことによるものです。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は安定的な営業利益の積み上げによる復配の実現を経営課題としており、キャッシュ・フロー経営を徹底させることにより自己資本の増強に努めることが第一と考えております。
運転資金および設備資金につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金により資金を調達しております。当社の資金需要につきましては、運転資金需要は映画館や自動車教習所の運営費、テナントビルの維持管理費等、設備資金需要は映画館、自動車教習所、テナントビルにおける設備投資や固定資産の更新等であります。戦略的に経営資源を配分し持続的な企業価値向上と安定的な株主還元の充実に努めてまいります。
⑤ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、資産・負債の報告金額及び報告期間における収益・費用の報告金額を継続的かつ適正に評価するために、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な方法に基づき、また予測し有る偶発事象の影響値等も加味しながら、いくつかの重要な見積りおよび仮定を用いております。しかしながら、見積りや仮定に特有の不確実性があるため、実際の結果がこれらの見積りおよび仮定と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッ シュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、所得環境の改善やインバウンド消費増加などが下支えとなり景気は緩やかな回復基調で推移する一方、物価上昇に加えて、海外の不透明な政治情勢を受けた景気悪化リスクや不安定な金融市場など、引き続き注視が必要な状況にあります。
このような状況のもと、当社グループは基幹事業である映画事業に重点を置きつつ、各事業において業績の向上に努めてまいりました。その結果、全体として売上高は13億6千4百万円(前期比6.4%増)、営業利益は6千9百万円(前期比233.3%増)、経常利益は8千7百万円(前期比366.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6千4百万円(前期比増1,292.3%増)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末における財政状態の状況については、次のとおりであります。
| 資産合計 (千円) | 負債合計 (千円) | 純資産合計 (千円) | 自己資本比率 (%) | 1株当たり 純資産(円) | |
| 当連結会計年度末 | 6,071,578 | 2,456,283 | 3,615,295 | 59.5 | 3,455.74 |
| 前連結会計年度末 | 5,978,098 | 2,395,739 | 3,582,358 | 59.9 | 3,423.59 |
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については、次のとおりであります。
| 営業活動による キャッシュ・フロー(千円) | 投資活動による キャッシュ・フロー(千円) | 財務活動による キャッシュ・フロー(千円) | 現金及び現金同等物 の期末残高 (千円) | |
| 当連結会計年度 | 200,090 | △69,369 | △27,763 | 861,276 |
| 前連結会計年度 | 41,566 | △20,391 | △6,185 | 758,322 |
④ 生産、受注及び販売の状況
当社はサービス業及び不動産賃貸・販売業を中心に業態を形成しており、受注・生産形式の営業活動は行っておりません。また、販売の状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析 ①経営成績の分析」に記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 経営成績の分析
■セグメント別売上高
| セグメント | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額(千円) |
| 映画事業 | 401,328 | 464,227 | 62,899 |
| 不動産事業 (※1) | 576,431 | 580,967 | 4,536 |
| 自動車教習事業 | 291,113 | 304,468 | 13,354 |
| 商事事業 (※2) | 7,600 | 7,445 | △154 |
| その他 | 5,955 | 7,204 | 1,249 |
| 連結計 | 1,282,428 | 1,364,313 | 81,884 |
※1.主な相手先別の販売実績及び該当販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 売上高(千円) | 割合(%) | 売上高(千円) | 割合(%) | |
| ㈱高島屋 | 221,592 | 17.2 | 221,592 | 16.2 |
| ㈱野和ビル | 155,028 | 12.0 | 155,028 | 11.3 |
■セグメント別利益(△は損失)
| セグメント | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額(千円) |
| 映画事業 | △62,460 | △28,929 | 33,531 |
| 不動産事業 | 324,059 | 325,820 | 1,761 |
| 自動車教習事業 | 35,311 | 40,733 | 5,422 |
| 商事事業 | 7,600 | 7,445 | △154 |
| その他 | 5,693 | 6,975 | 1,282 |
| 全社・消去 | △289,409 | △282,745 | 6,664 |
| 連結計 | 20,793 | 69,300 | 48,507 |
(映画事業部門)
映画興行事業におきましては、「武蔵野館」では、『あんのこと』『SUPER HAPPY FOREVER』『ロボット・ドリームズ』が好調に推移しました。「シネマカリテ」では、『ナミビアの砂漠』『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』などが好調に推移しました。その結果、両館ともに前年を上回る興行成績となりました。
映画配給関連事業におきましては、当社連結子会社の配給作品『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』(台湾映画)を7月に公開し、全国で上映されました。『認知症と生きる希望の処方箋』(邦画)は要望の多い上映会を各地で開催しました。
その結果、部門全体の売上高は4億6千4百万円(前期比15.7%増)、セグメント損失は2千8百万円(前年同期は6千2百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
不動産賃貸部門におきましては、主要テナントビルの設備更新など維持管理費用は継続的に発生する一方、テナント収入が安定的に推移することで、不動産賃貸部門全体としては堅調に推移しました。不動産販売部門におきましては、引き続き仲介取引の拡大に努めました。その結果、部門全体の売上高5億8千万円(前期比0.8%増)、セグメント利益は3億2千5百万円(前期比0.5%増)となりました。
(自動車教習事業部門)
自動車教習事業部門におきましては、主軸となる普通自動車、大型自動車、中型自動車教習に係る入所者数が好調に推移し、いずれも前年の実績を上回りました。また、入所後の教習消化や受け入れ態勢強化による高齢者講習の実施数も堅調に推移しました。その結果、部門全体の売上高は3億4百万円(前期比4.6%増)、セグメント利益は4千万円(前期比15.4%増)となりました。
(商事事業部門)
当該事業部門の主軸である東京都目黒区において経営委託している飲食店につきましては、営業成績は急増した前年の水準を若干下回ったものの、コロナ以前の水準を維持しました。その結果、部門全体の売上高は7百万円(前期比2.0%減)セグメント利益は7百万円(前期比2.0%減)となりました。
(その他)
主として自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は7百万円(前期比21.0%増)、セグメント利益は6百万円(前期比22.5%増)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中です。
② 財政状態の分析
(総資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、現金及び預金の1億2百万円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ9千3百万円の増加となりました。
(負債)
負債につきましては、未払法人税等が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ6千万円の増加となりました。
(純資産)
純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上6千4百万円により、利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ3千2百万円の増加となりました。
以上のことから、当連結会計年度末残高は総資産60億7千1百万円、負債24億5千6百万円、純資産36億1千5百万円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有利子負債の約定返済を進めた一方、営業活動によって得られた資金があったことなどから、8億6千1百万円(前期比13.6%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況の主な要因は次のとおりです。
〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果、得られた資金は2億円(前期比381.4%増)となりました。
主な内訳は税金等調整前当期純利益8千2百万円による増加があったことによるものです。
〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果、使用した資金は6千9百万円(前期に使用した資金は2千万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出6千8百万円等があったことによるものです。
〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果、使用した資金は2千7百万円(前期に使用した資金は6百万円)となりました。これは、長期借入金の借り入れによる収入3千万円と長期借入金の返済による支出5千5百万円等があったことによるものです。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は安定的な営業利益の積み上げによる復配の実現を経営課題としており、キャッシュ・フロー経営を徹底させることにより自己資本の増強に努めることが第一と考えております。
運転資金および設備資金につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金により資金を調達しております。当社の資金需要につきましては、運転資金需要は映画館や自動車教習所の運営費、テナントビルの維持管理費等、設備資金需要は映画館、自動車教習所、テナントビルにおける設備投資や固定資産の更新等であります。戦略的に経営資源を配分し持続的な企業価値向上と安定的な株主還元の充実に努めてまいります。
⑤ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、資産・負債の報告金額及び報告期間における収益・費用の報告金額を継続的かつ適正に評価するために、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な方法に基づき、また予測し有る偶発事象の影響値等も加味しながら、いくつかの重要な見積りおよび仮定を用いております。しかしながら、見積りや仮定に特有の不確実性があるため、実際の結果がこれらの見積りおよび仮定と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。