四半期報告書-第105期第2四半期(平成30年5月1日-平成30年7月31日)

【提出】
2018/09/14 9:02
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復しております。しかしながら、通商問題や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響等により、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しました。
このような情勢のもと、当社グループは各事業において業績の向上に努めました結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は128億2千3百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は18億7千1百万円(前年同期比11.4%減)、経常利益は18億8千9百万円(前年同期比11.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億1千9百万円(前年同期比14.4%減)となりました。
以下、セグメント別の概況をご報告申し上げます。
(道路関連事業)
道路関連事業は、公共投資が底堅く推移しておりますが、建設技能者不足や企業間における熾烈な受注競争等により、依然として予断を許さない状況が続きました。このような状況のなか、当社グループは道路、橋梁等の維持・補修分野において、安全管理の充実を図り、事業拡大を目指し積極的な受注活動に努めました結果、売上高は111億7百万円(前年同期比8.9%増)、セグメント利益は19億7千万円(前年同期比6.5%減)となりました。
(レジャー事業)
『有楽町スバル座』における映画興行は、期中10作品を上映し「ミッドナイト・バス」は好評を博しましたが他の作品は振るわず、売上高は前年同期を下回りました。
飲食事業は、人手不足や原材料価格の上昇等により、依然として厳しい事業環境が続きました。このような状況のなか、飲食店舗では食の安全・安心を第一とした食品・衛生管理を徹底し、より一層の接客サービスの向上を図り、お客様にとって居心地のよい店舗づくりに努めました。物販事業における炭酸飲料水等の販売も堅調に推移した結果、売上高は前年同期を上回りました。
マリーナ事業は、『東京夢の島マリーナ』『浦安マリーナ』の両マリーナにおける契約船舶数が高水準に推移し、ヨットレース「第10回スバルザカップ」等のイベント開催やバーベキューステーションの稼働率が向上したこともあり、売上高は前年同期を上回りました。
以上の結果、売上高は14億5百万円(前年同期比4.6%増)となりましたが、期中4月の新規飲食店舗開業に伴う費用等により、セグメント利益は5千6百万円(前年同期比43.9%減)となりました。
(不動産事業)
『吉祥寺スバルビル』をはじめ各賃貸物件の入居状況は概ね堅調に推移し、売上高は3億1千万円(前年同期比0.4%増)となりましたが、『盛岡パーキング』において大規模塗装工事を実施した影響もあり、セグメント利益は1億6千2百万円(前年同期比12.6%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金の減少等がありましたが、現金及び預金、未成工事支出金、投資有価証券の増加等により前連結会計年度末に比べ8億2千4百万円増の265億7千9百万円となりました。
負債は、賞与引当金、退職給付に係る負債の増加等がありましたが、支払手形及び買掛金、未払法人税等の減少等により前連結会計年度末に比べ3千8百万円減の46億1千8百万円となりました。
純資産は、利益剰余金の増加等により前連結会計年度末に比べ8億6千3百万円増の219億6千万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比べ16億9千4百万円増加し、85億7千3百万円となりました。
これは主に当第2四半期連結累計期間における営業活動により資金が増加したことによるものであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、26億5千7百万円(前年同期比4億7千2百万円減)となりました。これは主にたな卸資産の増加2億4千4百万円、仕入債務の減少4千9百万円、法人税等の支払額7億1千6百万円等により資金の減少があったものの、税金等調整前四半期純利益18億7千7百万円、減価償却費2億6千5百万円、売上債権の減少14億7千3百万円等により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、5億9千1百万円(前年同期は1億4千1百万円の資金減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3億8千7百万円、投資有価証券の取得による支出1億9千万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、3億7千1百万円(前年同期は2億4千5百万円の資金減)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。