半期報告書-第54期(平成30年6月1日-平成31年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間末における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュフローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間の財政状態は及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して33百万円増加して1,975百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して18百万円増加して935百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して14百万円増加して1,039百万円となりました。
b.経営成績
当中間会計期間のわが国経済は、企業業績が堅調に推移し、雇用・所得環境の改善が続くなか、個人消費、設備投資など内需は底堅く推移しました。一方、地政学的リスクや、米中間の貿易摩擦激化とこれに伴う経済動向や欧米の政策動向の影響等による海外経済の不確実性により、先行き不透明な状態が続いています。
当温泉旅館業界におきましては、7~9月にかけ西日本豪雨や台風、地震などの自然災害の影響により、国内旅行需要は一時的に停滞したものの、アジアを中心とした訪日外国人客の増加基調は続いています。国内旅行の形態は大型の団体旅行が減少し、個人、グループ中心への流れが続いています。また「民泊」という新たな宿泊サービスも加わって、温泉旅館以外の宿泊業者との競争も激しくなってきています。
このように経営環境が目まぐるしく変化するなか、当社といたしましては良質な温泉の魅力を前面に出しながら、顧客満足度の向上を目指し、料理、おもてなし等、より高い付加価値の提供に取組んでおります。
当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰客数(「カルナの館」利用客含む)合せて204,086名(前年同期比790名減、0.3%減)となりました。
これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は45,993名(前年同期比2,157名増、4.9%増)となり、旅館部の日帰り宴会客数は8,988名(前年同期比221名増、2.5%増)となりました。「カルナの館」の利用客数は149,105名(前年同期比3,168名減、2.0%減)となりました。
売上高は、旅館部につきましては、宿泊客数及び日帰り宴会客数の増加により、693百万円(前年同期比2.5%増)となりました。「カルナの館」につきましては、利用客数の減少があるものの、前年同期間休業していました「あかすりコーナー」の営業を再開したこともあり館内消費が増加し117百万円(前年同期比1.6%増)となりました。以上のような状況により、売上高総額は対前年同期比18百万円増の810百万円(前年同期比2.4%増)となりました。
売上原価につきましては、ほぼ前年同期並みの211百万円(前年同期比0.4%増)となり、売上総利益は599百万円(前年同期比3.0%増)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、引続ききめ細かく節減に努めたましたが、人件費、消耗品費、斡旋手数料、燃料費、電力費などの増加があり、対前年同期比6百万円増加の562百万円となりました。その結果、営業利益は前年同期比11百万円増の37百万円(前年同期比42.3%増)となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常利益は37百万円(前年比同期比56.9%増)となり、税引前中間純利益は37百万円(前期同期比57.1%増)となりました。法人税、住民税及び事業税は13百万円(前年同期は9百万円)となり、法人税等調整額を加算した中間純利益は26百万円と前年同期比10百万円増加(72.0%増)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ14百万円増加し、164百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は148百万円(前年同期は110百万円の資金増加)となりましたが、これは税引前中間純利益37百万円、減価償却費67百万円等が要因であります。
前中間会計期間との主な相異は、前中間会計期間の仕入債務の増加(資金の増加)が15百万円に対し、当中間会計期間は仕入債務の増加(資金の増加)が27百万円であったことであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は29百万円(前年同期は62百万円の資金減少)となりました。これは定期預金の預入による支出18百万円及び有形固定資産の取得による支出10百万円等によるものです。
前中間会計期間との主な相異は、前中間会計期間の固定資産の取得による支出43百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が32百万円減少したことであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は105百万円(前年同期は39百万円の資金減少)となりました。これは短期借入金による収入が20百万円に対し長期借入金返済による支出が114百万円であること等によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当中間会計期間の財政状態の分析
(資産の部)
当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して33百万円増加して1,975百万円となりました。
流動資産は329百万円(前事業年度末238百万円に比べ90百万円増加)となりました。これは主に現金預金の増加(前事業年度末比32百万円増加)及び仮払消費税等の増加(前事業年度末比49百万円増加)によるものです。
固定資産は1,645百万円(前事業年度末1,703百万円に比べ57百万円減少)となりました。これは主に建物の減価償却による減少(前事業年度末比48百万円減少)によるものです。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して18百万円増加して935百万円となりました。
流動負債は504百万円(前事業年度末425百万円に比べ79百万円増加)となりました。これは主に支払手形の増加(前事業年度末比19百万円増加)及び仮受消費税の増加(前事業年度末比65百万円増加)によるものです。
固定負債は431百万円(前事業年度末491百万円に比べ60百万円減少)となりました。これは主に長期借入金の減少(前事業年度末比61百万円減少)によるものです。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して14百万円増加して、1,039百万円となりました。当中間純利益26百万円が要因であります。
③当中間会計期間の経営成績の分析
(売上高)
当中間会計期間の売上高総額は810百万円(前中間会計期間は791百万円)となり、前年同期比18百万円の増加となりました。これは、旅館部において、宿泊客及び日帰り宴会客が増加したことにより、同部の売上高が前年同期比17百万円増加したこと、また日帰り温泉施設「カルナの館」において、利用客数の減少があるものの、前年同期間休業していた「あかすりコーナー」の営業を再開したことにより、同施設の売上高が前年同期比1百万円増加したことが主な要因であります。
(営業利益)
当中間会計期間の売上原価がほぼ前年同期並みであったことから、売上総利益は599百万円(前中間会計期間は581百万円)となり、前年同期比18百万円の増加となりました。
当中間会計期間の営業利益は37百万円(前中間会計期間は26百万円)となり、前年同期比11百万円の増加となりました。人件費、消耗品費、斡旋手数料、燃料費、電力費などの増加があり、販売費及び一般管理費は前年同期比6百万円増加しましたが、売上高総額が増加したことが主な要因であります。
(経常利益)
当中間会計期間の経常利益は37百万円(前中間会計期間は24百万円)となり、前年同期比13百万円の増加となりました。営業利益の増加及び長期借入金残高の減少による支払利息の減少が主な要因であります。
(中間純利益)
当中間会計期間の中間純利益は26百万円(前中間会計期間は15百万円)となり、前年同期比10百万円の増加となりました。税引前中間純利益の増加及び法人税、住民税及び事業税の増加が主な要因であります。
④キャッシュフローの状況の分析
当中間会計期間のキャッシュフローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュフローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 前中間会計期間末 | 当中間会計期間末 | ||
| (2017年11月30日現在) | (2018年11月30日現在) | |||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||||
| (2017年6月1日~2017年11月30日) | (2018年6月1日~2018年11月30日) | |||||||
| 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 152,273 | - | 152,273 | 832 | 149,105 | - | 149,105 | 814 |
| 旅館部 | 8,767 | 43,836 | 52,603 | 287 | 8,988 | 45,993 | 54,981 | 300 |
| 計 | 161,040 | 43,836 | 204,876 | 1,119 | 158,093 | 45,993 | 204,086 | 1,114 |
(注) 1日平均人数は、183日にて算出しました。
(3)利用率
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||
| (2017年6月1日~2017年11月30日) | (2018年6月1日~2018年11月30日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 365,634人 | 利用率 | 365,634人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 161,040人 | 44.0% | 158,093人 | 43.2% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 91,500人 | 利用率 | 91,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 43,836人 | 47.9% | 45,993人 | 50.2% |
(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||
| (2017年6月1日~2017年11月30日) | (2018年6月1日~2018年11月30日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料 | 68,001 | - | 68,001 | 65,874 | - | 65,874 |
| 旅館部 | - | 604,825 | 604,825 | - | 624,355 | 624,355 |
| 食堂部 | 18,043 | 3,854 | 21,898 | 18,172 | 4,079 | 22,254 |
| 売店部 | 13,541 | 63,148 | 76,692 | 12,687 | 60,587 | 73,278 |
| 遊戯場 | 2,292 | - | 2,292 | 2,248 | - | 2,248 |
| 自販機 | 4,887 | 2,104 | 6,991 | 5,194 | 1,828 | 7,023 |
| その他 | 8,513 | 2,544 | 11,058 | 12,966 | 2,628 | 15,594 |
| 計 | 115,280 | 676,478 | 791,760 | 117,146 | 693,484 | 810,630 |
(注)1.その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。