半期報告書-第57期(令和3年6月1日-令和4年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間末における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
なお、当中間会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
これに伴い、当中間会計期間における売上高、売上原価、販売費及び一般管理費は、前中間会計期間と比較して減少しております。
そのため、当中間会計期間における経営成績に関する説明は、売上高、売上原価、販売費及び一般管理費については前中間会計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 中間財務諸表等 ⑴ 中間財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して187百万円増加して2,384百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して230百万円増加して1,601百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して42百万円減少して782百万円となりました。
b.経営成績
当中間会計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が引き続き大きく影響し、個人消費や経済活動の本格回復には至らず、厳しい状況が続きました。
当温泉旅館業界におきましては、ワクチン接種の進捗と併せ、各地方自治体においても観光復興支援策として様々な対策が講じられたこともあり、秋以降個人客を中心に宿泊客数は回復傾向にありました。
しかしながら、新たな変異株の出現等、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束時期の目途は立っておらず、厳しい経営状況が続いております。
このような経営環境下、当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰客数(「カルナの館」利用客含む)合せて136,751名(前年同期比2,274名増加、1.6%増加)となりました。
これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は20,210名(前年同期比482名減少、2.3%減少)となり、旅館部の日帰り宴会客数は563名(前年同期比267名減少、32.1%減少)となりました。「カルナの館」の利用客数は115,978名(前年同期比3,023名増加、2.6%増加)となりました。
売上高は、旅館部につきましては、323百万円となりました。「カルナの館」につきましては、71百万円となりました。売上高総額は394百万円となりました。
売上原価につきましては、80百万円となり、売上総利益は314百万円となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、360百万円となりました。その結果、営業損益は前年同期比7百万円改善し45百万円の損失計上となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常損益は41百万円の損失を計上(前年同期比3百万円改善)、税引前中間純損益は42百万円の損失を計上(前年同期比1百万円改善)、中間純損益は42百万円の損失を計上(前年同期比1百万円改善)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ107百万円増加し、470百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は10百万円(前年同期は16百万円の資金減少)となりましたが、これは税引前中間純損失42百万円、減価償却費63百万円、売上債権の増加93百万円、仮払、仮受消費税等の増加10百万円、仕入債務の増加21百万円、未払金の増加12百万円、未払費用の増加15百万円等が要因であります。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の仕入債務の増加(資金の増加)が1百万円に対し、当中間会計期間は仕入債務の増加(資金の増加)が21百万円であったことであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は20百万円(前年同期は3百万円の資金減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出16百万円等によるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の有形固定資産の取得による支出3百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が12百万円増加したことであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は117百万円(前年同期は318百万円の資金増加)となりました。これは長期借入れによる収入が200百万円に対し、長期借入金の返済が82百万円であったことによるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間は長期借入れによる収入が400百万円あったことと比較し、当中間会計期間は同収入が200百万円であったことであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当中間会計期間の財政状態の分析
(資産の部)
当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して187百万円増加して2,384百万円となりました。
流動資産は635百万円(前事業年度末405百万円に比べ229百万円増加)となりました。これは主に現金及び預金の増加(前事業年度末比107百万円増加)、売掛金の増加(前事業年度末比93百万円増加)及び仮払消費税等の増加(前事業年度末比28百万円増加)によるものです。
固定資産は1,748百万円(前事業年度末1,790百万円に比べ41百万円減少)となりました。これは減価償却費63百万円に対し有形固定資産の取得16百万円及び無形固定資産の取得5百万円によるものです。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して230百万円増加して1,601百万円となりました。
流動負債は478百万円(前事業年度末381百万円に比べ96百万円増加)となりました。1年内返済予定の長期借入金の減少(前事業年度末比12百万円減少)等があるものの、買掛金の増加(前事業年度末比21百万円増加)、未払金の増加(前事業年度末比12百万円増加)、仮受消費税等の増加(前事業年度末比39百万円増加)、未払費用の増加(前事業年度末比15百万円増加)及び前受金の増加(前事業年度末比22百万円増加)等によるものです。
固定負債は1,122百万円(前事業年度末989百万円に比べ133百万円増加)となりました。これは主に長期借入金の増加(前事業年度末比129百万円増加)によるものです。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して42百万円減少して、782百万円となりました。当中間純損失42百万円が要因であります。
③当中間会計期間の経営成績の分析
(売上高)
当中間会計期間の売上高総額は394百万円となりました。旅館部においては、宿泊客及び日帰り宴会客が減少しましたが、日帰り温泉施設「カルナの館」においては、利用客数が増加しました。
(営業損益)
当中間会計期間の売上原価は80百万円、売上総利益は314百万円となりました。
販売費及び一般管理費は360百万円となり、当中間会計期間の営業損益は45百万円の損失(前中間会計期間は53百万円の損失)と前年同期比7百万円の改善となりました。
(経常損益)
当中間会計期間の経常損益は41百万円の損失(前中間会計期間は44百万円の損失)と前年同期比3百万円の改善となりました。営業損益の改善が主な要因であります。
(中間純損益)
当中間会計期間の中間純損益は42百万円の損失(前中間会計期間は44百万円の損失)と前年同期比1百万円の改善となりました。税引前中間純損益の改善が主な要因であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析
当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 前中間会計期間末 | 当中間会計期間末 | ||
| (2020年11月30日現在) | (2021年11月30日現在) | |||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||||
| (2020年6月1日~2020年11月30日) | (2021年6月1日~2021年11月30日) | |||||||
| 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 112,955 | - | 112,955 | 617 | 115,978 | - | 115,978 | 633 |
| 旅館部 | 830 | 20,692 | 21,522 | 117 | 563 | 20,210 | 20,773 | 113 |
| 計 | 113,785 | 20,692 | 134,477 | 734 | 116,541 | 20,210 | 136,751 | 747 |
(注)1日平均人数は、183日にて算出しました。
(3)利用率
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||
| (2020年6月1日~2020年11月30日) | (2021年6月1日~2021年11月30日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 365,634人 | 利用率 | 365,634人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 113,785人 | 31.1% | 116,541人 | 31.8% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 91,500人 | 利用率 | 91,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 20,692人 | 22.6% | 20,210人 | 22.0% |
(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||
| (2020年6月1日~2020年11月30日) | (2021年6月1日~2021年11月30日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料 | 47,732 | - | 47,732 | 49,696 | - | 49,696 |
| 旅館部 | - | 332,324 | 332,324 | - | 312,421 | 312,421 |
| 食堂部 | 7,672 | 5 | 7,678 | 10,595 | - | 10,595 |
| 売店部 | 5,546 | 22,400 | 27,947 | 4,505 | 7,778 | 12,283 |
| 遊戯場 | 649 | - | 649 | 273 | - | 273 |
| 自販機 | 2,708 | 367 | 3,076 | 1,041 | 484 | 1,526 |
| その他 | 8,171 | 389 | 8,561 | 5,089 | 2,979 | 8,068 |
| 計 | 72,482 | 355,487 | 427,969 | 71,202 | 323,664 | 394,866 |
(注)その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。