有価証券報告書-第54期(平成30年6月1日-令和1年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、世界経済の緩やかな回復、企業収益の回復及び設備投資の増加、さらには雇用・所得環境の改善と消費の持ち直し等に牽引され、景気回復基調が続いてきました。
しかしながら、世界経済については緩やかな回復が続く一方で、中国経済の持ち直しの動きに足踏みがみられていることや、米中間の通商問題の動向、英国のEU離脱問題等、当事国以外にも影響を及ぼす可能性がある懸念事項を注視していく必要があります。
企業収益は製造業、非製造業ともに改善を続け、好調な企業収益を背景に設備投資も増加しています。また訪日外国人需要の高まりなどを踏まえ、建設投資も増加しています。
雇用・所得環境の改善については、生産年齢人口が減少する中、女性や高齢者の労働参加により雇用数が大きく増加するとともに、好調な企業収益を背景に緩やかな賃上げが続いています。
温泉旅館業界におきましては、引続き団体旅行から個人旅行へのシフトが加速しており、一室あたりの宿泊人数は2名台に下がってきております。また2018年の訪日外国人旅行者数は3,119万人と初めて3,000万人を突破し過去最高を記録しました。こうした時代の変化に対応できる旅館は継続して発展できていますが、対応できない旅館は苦戦を強いられています。
このような状況下、当社はこれまで、良質な温泉の魅力を前面に出しながら、料理、おもてなし等付加価値を高めることにより、顧客満足度を向上させることに取組んできました。加えて、当事業年度におきましては、時代の変化に対応した宿泊施設への改革を目的とし、客室を中心に大規模な改修工事を実施いたしました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ488百万円増加し、2,430百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ477百万円増加し、1,394百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ11百万円増加し、1,035百万円となりました。
b経営成績
利用人数は宿泊では81,171名、対前期比1,326名増(1.6%増)となり、日帰り宴会客数では19,649名、対前期比615名減(3.0%減)となりました。日帰り温泉施設「カルナの館」の利用人数は306,640名、対前期比3,371名減(1.0%減)となりました。
売上高は旅館部につきましては、1,263百万円(前期比0.2%減)となりました。「カルナの館」は242百万円(前期比0.1%増)となりました。以上のような状況により売上高総額は1,506百万円(前期比0.1%減)となりました。
売上原価につきましては、対前期比14百万円減少の387百万円(前期比3.6%減)となり、売上原価率は対前期比0.9ポイント低下し25.7%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、対前期比4百万円減少の1,082百万円(前期比0.4%減)となり、営業利益は36百万円(前期比82.8%増)となりました。また、営業外収益5百万円及び営業外費用5百万円加減後の経常利益は35百万円(対前期比61.3%増)となり、法人税・住民税及び事業税並びに法人税等調整額を控除した、当期純利益は対前期比7百万円増加の21百万円(対前期比58.0%増)を計上することとなりました。
②キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況でありますが、「営業活動による資金」が131百万円増加となりました、「投資活動による資金」が238百万円減少、および「財務活動による資金」が334百万円増加した結果、「現金及び現金同等物」の残高は、前期末(150百万円)に比較し227百万円増加し、377百万円となりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は131百万円の増加(前期は122百万円の増加)となりました。これは税引前当期純利益の増加、売上債権の減少等によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は238百万円の減少(前期は41百万円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出229百万円等によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は334百万円の増加(前期は122百万円の減少)となりました。これは長期借入による収入650百万円、短期借入金の返済による支出30百万円、長期借入金の返済による支出274百万円等によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ488百万円増加の2,430百万円(前事業年度末は1,941百万円)となりました。
流動資産は479百万円(前事業年度末238百万円に比べ240百万円増加)となりました。これは主に長期借入れにより現金及び預金が233百万円増加したことによるものであります。
固定資産は1,951百万円(前事業年度末1,703百万円に比べ247百万円増加)となりました。これは主に客室を中心とした大規模改修工事により有形固定資産が251百万円増加したことによるものです。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ477百万円増加の1,394百万円(前事業年度末は917百万円)となりました。
流動負債は510百万円(前事業年度末425百万円に比べ85百万円増加)となりました。これは主に大規模改修工事に関連した未払金が160百万円増加、一方で短期借入金が30百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が15百万円減少したことによるものです。
固定負債は883百万円(前事業年度末491百万円に比べ392百万円増加)となりました。これは主に長期借入金が391百万円増加したことによるものです。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度に比べ11百万円増加の1,035百万円(前事業年度は1,024百万円)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、旅館部における日帰り宴会利用者の減少、売店等付帯売上の減少などにより、前事業年度に比べ0.1%減少の1,506百万円となりました。そのうち、旅館部の売上高は1,263百万円、「カルナの館」の売上高は242百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、食材等仕入れ管理の徹底もあり、前事業年度に比べ3.6%減少の387百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、斡旋手数料、燃料費、電力費、消耗品費などの増加があるものの、広告宣伝費、業務委託費、減価償却費、租税公課などの減少により、前事業年度に比べ0.4%減少の1,082百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
(3)利用率
(注)1.宿泊の収容能力は、定員数×営業日数(第53期365日、第54期365日)として算出しました。
2.日帰りの収容能力は、定員数×営業日数(第53期365日、第54期365日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
(注) その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。
当事業年度における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、世界経済の緩やかな回復、企業収益の回復及び設備投資の増加、さらには雇用・所得環境の改善と消費の持ち直し等に牽引され、景気回復基調が続いてきました。
しかしながら、世界経済については緩やかな回復が続く一方で、中国経済の持ち直しの動きに足踏みがみられていることや、米中間の通商問題の動向、英国のEU離脱問題等、当事国以外にも影響を及ぼす可能性がある懸念事項を注視していく必要があります。
企業収益は製造業、非製造業ともに改善を続け、好調な企業収益を背景に設備投資も増加しています。また訪日外国人需要の高まりなどを踏まえ、建設投資も増加しています。
雇用・所得環境の改善については、生産年齢人口が減少する中、女性や高齢者の労働参加により雇用数が大きく増加するとともに、好調な企業収益を背景に緩やかな賃上げが続いています。
温泉旅館業界におきましては、引続き団体旅行から個人旅行へのシフトが加速しており、一室あたりの宿泊人数は2名台に下がってきております。また2018年の訪日外国人旅行者数は3,119万人と初めて3,000万人を突破し過去最高を記録しました。こうした時代の変化に対応できる旅館は継続して発展できていますが、対応できない旅館は苦戦を強いられています。
このような状況下、当社はこれまで、良質な温泉の魅力を前面に出しながら、料理、おもてなし等付加価値を高めることにより、顧客満足度を向上させることに取組んできました。加えて、当事業年度におきましては、時代の変化に対応した宿泊施設への改革を目的とし、客室を中心に大規模な改修工事を実施いたしました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ488百万円増加し、2,430百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ477百万円増加し、1,394百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ11百万円増加し、1,035百万円となりました。
b経営成績
利用人数は宿泊では81,171名、対前期比1,326名増(1.6%増)となり、日帰り宴会客数では19,649名、対前期比615名減(3.0%減)となりました。日帰り温泉施設「カルナの館」の利用人数は306,640名、対前期比3,371名減(1.0%減)となりました。
売上高は旅館部につきましては、1,263百万円(前期比0.2%減)となりました。「カルナの館」は242百万円(前期比0.1%増)となりました。以上のような状況により売上高総額は1,506百万円(前期比0.1%減)となりました。
売上原価につきましては、対前期比14百万円減少の387百万円(前期比3.6%減)となり、売上原価率は対前期比0.9ポイント低下し25.7%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、対前期比4百万円減少の1,082百万円(前期比0.4%減)となり、営業利益は36百万円(前期比82.8%増)となりました。また、営業外収益5百万円及び営業外費用5百万円加減後の経常利益は35百万円(対前期比61.3%増)となり、法人税・住民税及び事業税並びに法人税等調整額を控除した、当期純利益は対前期比7百万円増加の21百万円(対前期比58.0%増)を計上することとなりました。
②キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況でありますが、「営業活動による資金」が131百万円増加となりました、「投資活動による資金」が238百万円減少、および「財務活動による資金」が334百万円増加した結果、「現金及び現金同等物」の残高は、前期末(150百万円)に比較し227百万円増加し、377百万円となりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は131百万円の増加(前期は122百万円の増加)となりました。これは税引前当期純利益の増加、売上債権の減少等によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は238百万円の減少(前期は41百万円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出229百万円等によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は334百万円の増加(前期は122百万円の減少)となりました。これは長期借入による収入650百万円、短期借入金の返済による支出30百万円、長期借入金の返済による支出274百万円等によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ488百万円増加の2,430百万円(前事業年度末は1,941百万円)となりました。
流動資産は479百万円(前事業年度末238百万円に比べ240百万円増加)となりました。これは主に長期借入れにより現金及び預金が233百万円増加したことによるものであります。
固定資産は1,951百万円(前事業年度末1,703百万円に比べ247百万円増加)となりました。これは主に客室を中心とした大規模改修工事により有形固定資産が251百万円増加したことによるものです。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ477百万円増加の1,394百万円(前事業年度末は917百万円)となりました。
流動負債は510百万円(前事業年度末425百万円に比べ85百万円増加)となりました。これは主に大規模改修工事に関連した未払金が160百万円増加、一方で短期借入金が30百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が15百万円減少したことによるものです。
固定負債は883百万円(前事業年度末491百万円に比べ392百万円増加)となりました。これは主に長期借入金が391百万円増加したことによるものです。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度に比べ11百万円増加の1,035百万円(前事業年度は1,024百万円)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、旅館部における日帰り宴会利用者の減少、売店等付帯売上の減少などにより、前事業年度に比べ0.1%減少の1,506百万円となりました。そのうち、旅館部の売上高は1,263百万円、「カルナの館」の売上高は242百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、食材等仕入れ管理の徹底もあり、前事業年度に比べ3.6%減少の387百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、斡旋手数料、燃料費、電力費、消耗品費などの増加があるものの、広告宣伝費、業務委託費、減価償却費、租税公課などの減少により、前事業年度に比べ0.4%減少の1,082百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 第53期末現在 | 第54期末現在 | ||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 第53期 | 第54期 | ||||||
| (2017年6月1日~2018年5月31日) | (2018年6月1日~2019年5月31日) | |||||||
| 日帰(人) | 宿泊(人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰(人) | 宿泊(人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 310,011 | - | 310,011 | 849 | 306,640 | - | 306,640 | 840 |
| 旅館部 | 20,264 | 79,845 | 100,109 | 274 | 19,649 | 81,171 | 100,820 | 276 |
| 計 | 330,275 | 79,845 | 410,120 | 1,123 | 326,289 | 81,171 | 407,460 | 1,116 |
(3)利用率
| 区分 | 第53期 | 第54期 | ||
| (2017年6月1日~2018年5月31日) | (2018年6月1日~2019年5月31日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 729,270人 | 利用率 | 729,270人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 330,275人 | 45% | 326,289人 | 44% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 182,500人 | 利用率 | 182,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 79,845人 | 43% | 81,171人 | 44% |
(注)1.宿泊の収容能力は、定員数×営業日数(第53期365日、第54期365日)として算出しました。
2.日帰りの収容能力は、定員数×営業日数(第53期365日、第54期365日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 第53期 | 第54期 | ||||
| (2017年6月1日~2018年5月31日) | (2018年6月1日~2019年5月31日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料収入 | 141,747 | - | 141,747 | 139,236 | - | 139,236 |
| 旅館収入 | - | 1,140,482 | 1,140,482 | - | 1,150,517 | 1,150,517 |
| 食堂収入 | 37,347 | 7,245 | 44,593 | 37,277 | 6,620 | 43,900 |
| 売店収入 | 27,333 | 110,184 | 137,518 | 25,334 | 97,514 | 122,850 |
| 遊戯場収入 | 4,239 | - | 4,239 | 4,192 | - | 4,192 |
| 自販機収入 | 10,349 | 3,743 | 14,093 | 10,997 | 2,941 | 13,939 |
| その他収入 | 20,971 | 4,891 | 25,862 | 25,280 | 6,279 | 31,559 |
| 計 | 241,989 | 1,266,548 | 1,508,537 | 242,320 | 1,263,875 | 1,506,196 |
(注) その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。