半期報告書-第56期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間末における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して349百万円増加して2,438百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して393百万円増加して1,553百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して44百万円減少して884百万円となりました。
b.経営成績
当中間会計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界規模で広がる中、緊急事態宣言解除後も感染者の拡大は止まることはなく、経済活動の回復には至らず、先行きは極めて不透明な状況が続いております。
当温泉旅館業界におきましては、外出の自粛に伴い旅行消費は急激に減少することとなり、また増加を続けてきたインバウンドにつきましても入国規制による旅行需要の停滞が続いております。
観光復興支援策として政府による「GoToトラベルキャンペーン」の実施、また各地方自治体においても様々な対策が講じられたこともあり、秋口からは個人客を中心に宿泊客数は回復傾向にありました。
しかしながら新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束時期の目途は立っておらず、厳しい経営状況が続いております。
このような経営環境下、当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰客数(「カルナの館」利用客含む)合せて134,477名(前年同期比51,658名減少、27.7%減少)となりました。
これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は20,692名(前年同期比19,612名減少、48.6%減少)となり、旅館部の日帰り宴会客数は830名(前年同期比7,202名減少、89.6%減少)となりました。「カルナの館」の利用客数は112,955名(前年同期比24,844名減少、18.0%減少)となりました。
売上高は、旅館部につきましては、宿泊客数及び日帰り宴会客数の減少により、355百万円(前年同期比43.1%減少)となりました。「カルナの館」につきましては、利用客数の減少により、72百万円(前年同期比31.6%減少)となりました。以上のような状況により、売上高総額は対前年同期比303百万円減少の427百万円(前年同期比41.4%減少)となりました。
売上原価につきましては、97百万円(前年同期比48.3%減少)となり、売上総利益は330百万円(前年同期比39.0%減少)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、きめ細かく節減に努め、対前年同期比148百万円減少の384百万円(前年同期比27.8%減少)となりました。その結果、営業損益は前年同期比63百万円減少の53百万円の損失計上となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常損益は44百万円の損失を計上(前年同期比52百万円減少)、税引前中間純損益は44百万円の損失を計上(前年同期比52百万円減少)、中間純損益は44百万円の損失を計上(前年同期比49百万円減少)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ298百万円増加し、455百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は16百万円(前年同期は166百万円の資金増加)となりましたが、これは税引前中間純損失44百万円、減価償却費65百万円、売上債権の増加82百万円、未払金の増加33百万円等が要因であります。
前中間会計期間との主な相違は、税引前中間純損益が前中間会計期間の純利益8百万円(資金の増加)に対し当中間会計期間は純損失44百万円(資金の減少)であったこと、前中間会計期間の減価償却費(資金の増加)75百万円に対し、当中間会計期間の減価償却費が65百万円であったこと、前中間会計期間の売上債権の増加(資金の減少)が11百万円に対し、当中間会計期間は売上債権の増加(資金の減少)が82百万円であったことであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は3百万円(前年同期は254百万円の資金減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出3百万円等によるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の有形固定資産の取得による支出234百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が230百万円減少したことであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は318百万円(前年同期は95百万円の資金減少)となりました。これは長期借入れによる収入が400百万円に対し、長期借入金の返済が81百万円であったことによるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間は長期借入れによる収入がなかったことに比較し、当中間会計期間は同収入が400百万円あったことであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当中間会計期間の財政状態の分析
(資産の部)
当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して349百万円増加して2,438百万円となりました。
流動資産は608百万円(前事業年度末197百万円に比べ411百万円増加)となりました。これは主に現金及び預金の増加(前事業年度末比298百万円増加)、売掛金の増加(前事業年度末比82百万円増加)及び仮払消費税等の増加(前事業年度末比31百万円増加)によるものです。
固定資産は1,829百万円(前事業年度末1,892百万円に比べ62百万円減少)となりました。これは減価償却費65百万円に対し有形固定資産の取得3百万円によるものです。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して393百万円増加して1,553百万円となりました。
流動負債は512百万円(前事業年度末432百万円に比べ80百万円増加)となりました。支払手形の減少(前事業年度末比27百万円減少)、未払消費税等の減少(前事業年度末比25百万円減少)等あるものの、買掛金の増加(前事業年度末比28百万円増加)、未払金の増加(前事業年度末比33百万円増加)、前受金の増加(前事業年度末比18百万円増加)及び仮受消費税等の増加(前事業年度末比42百万円増加)等によるものです。
固定負債は1,041百万円(前事業年度末727百万円に比べ313百万円増加)となりました。これは主に長期借入金の増加(前事業年度末比317百万円増加)によるものです。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して44百万円減少して、884百万円となりました。当中間純損失44百万円が要因であります。
③当中間会計期間の経営成績の分析
(売上高)
当中間会計期間の売上高総額は427百万円(前中間会計期間は731百万円)となり、前年同期比303百万円の減少となりました。これは、旅館部において、宿泊客及び日帰り宴会客が減少したことにより、同部の売上高が前年同期比269百万円減少したこと、また日帰り温泉施設「カルナの館」において、利用客数の減少により同施設の売上高が前年同期比33百万円減少したことが主な要因であります。
(営業利益)
当中間会計期間の売上原価は97百万円(前中間会計期間は188百万円)、売上総利益は330百万円(前中間会計期間は542百万円)となり、前年同期比212百万円の減少となりました。
当中間会計期間の営業損益は53百万円の損失(前中間会計期間は9百万円の利益)となり、前年同期比63百万円の減少となりました。人件費をはじめ、消耗品費、斡旋手数料、減価償却費、燃料費、電力費他殆どの科目が減少し、販売費及び一般管理費は前年同期比148百万円減少しましたが、売上高総額が減少したことが主な要因であります。
(経常利益)
当中間会計期間の経常損益は44百万円の損失(前中間会計期間は8百万円の利益)となり、前年同期比52百万円の減少となりました。営業利益の減少が主な要因であります。
(中間純利益)
当中間会計期間の中間純損益は44百万円の損失(前中間会計期間は4百万円の利益)となり、前年同期比49百万円の減少となりました。税引前中間純損益の減少が主な要因であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析
当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 前中間会計期間末 | 当中間会計期間末 | ||
| (2019年11月30日現在) | (2020年11月30日現在) | |||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||||
| (2019年6月1日~2019年11月30日) | (2020年6月1日~2020年11月30日) | |||||||
| 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 137,799 | - | 137,799 | 753 | 112,955 | - | 112,955 | 617 |
| 旅館部 | 8,032 | 40,304 | 48,336 | 264 | 830 | 20,692 | 21,522 | 117 |
| 計 | 145,831 | 40,304 | 186,135 | 1,017 | 113,785 | 20,692 | 134,477 | 734 |
(注)1日平均人数は、183日にて算出しました。
(3)利用率
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||
| (2019年6月1日~2019年11月30日) | (2020年6月1日~2020年11月30日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 365,634人 | 利用率 | 365,634人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 145,831人 | 39.8% | 113,785人 | 31.1% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 91,500人 | 利用率 | 91,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 40,304人 | 44.0% | 20,692人 | 22.6% |
(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||
| (2019年6月1日~2019年11月30日) | (2020年6月1日~2020年11月30日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料 | 61,334 | - | 61,334 | 47,732 | - | 47,732 |
| 旅館部 | - | 571,307 | 571,307 | - | 332,324 | 332,324 |
| 食堂部 | 15,046 | 1,142 | 16,190 | 7,672 | 5 | 7,678 |
| 売店部 | 11,126 | 49,784 | 60,912 | 5,546 | 22,400 | 27,947 |
| 遊戯場 | 1,879 | - | 1,879 | 649 | - | 649 |
| 自販機 | 4,981 | 808 | 5,790 | 2,708 | 367 | 3,076 |
| その他 | 11,615 | 2,340 | 13,955 | 8,171 | 389 | 8,561 |
| 計 | 105,986 | 625,384 | 731,371 | 72,482 | 355,487 | 427,969 |
(注)その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。