半期報告書-第60期(2024/06/01-2025/05/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間末における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して152百万円増加して2,744百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して170百万円増加して1,783百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して17百万円減少して961百万円となりました。
b.経営成績
当中間会計期間のわが国経済は、社会経済活動の正常化の動きが進み、インバウンド需要の増加や、雇用・所得環境の改善を背景として、景気は緩やかに回復しました。一方で長期化するウクライナ情勢や中東情勢の不安定化、急速な円安を背景とした原材料や燃料価格の高騰などにより経営環境は先行き不透明な状況が続いております。
宿泊業界におきましては、円安を背景としてインバウンド需要が伸長し特に都市部のホテルにおきましては稼働率、宿泊単価ともに上昇し、売上はコロナ禍前の水準に迫りつつあります。当社におきましては、当中間会計期間の売上につきましては前年同期を上回っておりますが、売上原価、販売費及び一般管理費の増加が収益に大きな影響を与えております。
このような経営環境下、当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰り客数(「カルナの館」利用客含む)合せて151,506(前年同期比492名減少、0.3%減少)となりました。
これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は26,176名(前年同期比1,995名減少、7.0%減少)となり、旅館部の日帰り宴会客数は2,891名(前年同期比1,008名増加、53.5%増加)となりました。「カルナの館」の利用客数は122,439名(前年同期比495名増加、0.4%増加)となりました。
売上高は、旅館部につきましては、531百万円(前年同期比8.0%増加)となりました。「カルナの館」につきましては、93百万円(前年同期比5.3%増加)となりました。売上高総額は625百万円(前年同期比7.6%増加)となりました。
売上原価につきましては、151百万円(前年同期比10.4%増加)となり、売上総利益は473百万円(前年同期比6.7%増加)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、480百万円(前年同期比5.7%増加)となりました。その結果、営業損益は前年同期比3百万円改善し6百万円の損失計上となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常損益は13百万円の損失を計上(前年同期比0百万円改善)、税引前中間純損益は17百万円の損失を計上(前年同期比3百万円悪化)、中間純損益は17百万円の損失を計上(前年同期比3百万円悪化)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ45百万円減少し、463百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は237百万円(前年同期は70百万円の資金増加)となりましたが、これは税引前中間純損失17百万円、減価償却費78百万円、固定資産圧縮損115百万円、未払又は未収消費税等の増加13百万円、仕入債務の増加11百万円、未払金の増加20百万円、未払費用の増加23百万円等が要因であります。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の減価償却費66百万円に対し、当中間会計期間では減価償却費78百万円であったこと、前中間会計期間にはなかった固定資産圧縮損が当中間会計期間では115百万円であったこと、前中間会計期間の未払又は未収消費税等の減少33百万円に対し、当中間会計期間では未払又は未収消費税等の増加13百万円であったこと等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は336百万円(前年同期は23百万円の資金減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出328百万円等によるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の有形固定資産の取得による支出23百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が305百万円増加したことであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は53百万円(前年同期は67百万円の資金減少)となりました。これは短期借入金の増加が150百万円あったことに対し長期借入金の返済が96百万円であったことによるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間は短期借入金の増加がなく、長期借入金の返済が67百万円であったことと比較し、当中間会計期間は短期借入金の増加が150百万円、長期借入金の返済が96百万円であったことであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当中間会計期間の財政状態の分析
(資産の部)
当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して152百万円増加して2,744百万円となりました。
流動資産は643百万円(前事業年度末624百万円に比べ19百万円増加)となりました。これは主に現金及び預金の減少(前事業年度末比45百万円減少)、売掛金の増加(前事業年度末比6百万円増加)、仮払消費税等の増加(前事業年度末比70百万円増加)及び未収消費税等の減少(前事業年度末比13百万円減少)によるものです。
固定資産は2,101百万円(前事業年度末1,967百万円に比べ133百万円増加)となりました。これは減価償却費78百万円に対し有形固定資産の取得214百万円によるものです。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して170百万円増加して1,783百万円となりました。
流動負債は732百万円(前事業年度末463百万円に比べ268百万円増加)となりました。短期借入金の増加(前事業年度末比150百万円増加)、未払金の増加(前事業年度末比20百万円増加)、仮受消費税等の増加(前事業年度末比62百万円増加)、未払費用の増加(前事業年度末比23百万円増加)、前受金の増加(前事業年度末比14百万円増加)等によるものです。
固定負債は1,051百万円(前事業年度末1,149百万円に比べ97百万円減少)となりました。これは主に長期借入金の減少(前事業年度末比99百万円減少)によるものです。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して17百万円減少して、961百万円となりました。中間純損失17百万円が要因であります。
③当中間会計期間の経営成績の分析
(売上高)
当中間会計期間の売上高総額は625百万円となりました。旅館部においては、宿泊客が減少し日帰り宴会客が増加、日帰り温泉施設「カルナの館」においては、利用客数が増加しました。
(営業損益)
当中間会計期間の売上原価は151百万円、売上総利益は473百万円となりました。
販売費及び一般管理費は480百万円となり、当中間会計期間の営業損益は6百万円の損失(前中間会計期間は10百万円の損失)と前年同期比3百万円の改善となりました。
(経常損益)
当中間会計期間の経常損益は13百万円の損失(前中間会計期間は14百万円の損失)と前年同期比0百万円の改善となりました。営業損益の改善が主な要因であります。
(中間純損益)
当中間会計期間の中間純損益は17百万円の損失(前中間会計期間は13百万円の損失)と前年同期比3百万円の悪化となりました。特別利益120百万円に対し特別損失123百万円あったことが主な要因であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(資金需要)
当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、温泉旅館及び日帰り温泉施設の飲食材料品の仕入費、売店の商品仕入費、施設の修繕費等があります。また設備資金需要としては温泉旅館及び日帰り温泉施設の有形固定資産投資等があります。
(財務政策)
当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により、資金調達を行っております。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 前中間会計期間末 | 当中間会計期間末 | ||
| (2023年11月30日現在) | (2024年11月30日現在) | |||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||||
| (2023年6月1日~2023年11月30日) | (2024年6月1日~2024年11月30日) | |||||||
| 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 121,944 | - | 121,944 | 666 | 122,439 | - | 122,439 | 669 |
| 旅館部 | 1,883 | 28,171 | 30,054 | 164 | 2,891 | 26,176 | 29,067 | 158 |
| 計 | 123,827 | 28,171 | 151,998 | 830 | 125,330 | 26,176 | 151,506 | 827 |
(注)1日平均人数は、183日にて算出しました。
(3)利用率
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||
| (2023年6月1日~2023年11月30日) | (2024年6月1日~2024年11月30日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 365,634人 | 利用率 | 365,634人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 123,827人 | 33.8% | 125,330人 | 34.2% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 91,500人 | 利用率 | 91,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 28,171人 | 30.7% | 26,176人 | 28.6% |
(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||
| (2023年6月1日~2023年11月30日) | (2024年6月1日~2024年11月30日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料 | 58,529 | - | 58,529 | 61,742 | - | 61,742 |
| 旅館部 | - | 464,017 | 464,017 | - | 503,903 | 503,903 |
| 食堂部 | 17,157 | - | 17,157 | 18,946 | - | 18,946 |
| 売店部 | 5,633 | 26,524 | 32,157 | 5,436 | 26,145 | 31,582 |
| 遊戯場 | 390 | - | 390 | 387 | - | 387 |
| 自販機 | 1,361 | 831 | 2,193 | 1,300 | 697 | 1,998 |
| その他 | 5,447 | 833 | 6,280 | 5,452 | 1,129 | 6,582 |
| 計 | 88,518 | 492,206 | 580,725 | 93,266 | 531,876 | 625,142 |
(注)その他収入は、旅行業に係る手数料、その他であります。