有価証券報告書-第55期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/08/27 9:07
【資料】
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【項目】
93項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、各種政策の効果もあり穏やかな回復基調で推移しましたが、相次ぐ自然災害や消費税率の引上げに加え、年明けからは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の先行きは非常に厳しい状況となっております。
温泉旅館業界におきましては、アジアを中心とした訪日外国人旅行者の増加が続いていましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年年明けから外国人客が激減いたしました。また、感染リスク拡大に伴う国内移動の規制や営業の自粛要請により、2020年2月以降は売上の減少に歯止めがかからない状況が続いております。
当社の業績につきましては2020年1月までは利益を確保しながら推移しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染リスク拡大の影響による宿泊・宴会等の相次ぐキャンセルや営業の自粛要請等により、2020年2月以降の来客数は激減しております。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ341百万円減少し、2,089百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ234百万円減少し、1,159百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円減少し、929百万円となりました。
b経営成績
利用人数は宿泊では59,659名、前事業年度に比べ21,512名減少(26.5%減少)となり、日帰り宴会客数では15,020名、前事業年度に比べ4,629名減少(23.5%減少)となりました。日帰り温泉施設「カルナの館」の利用人数は257,423名、前事業年度に比べ49,217名減少(16.0%減少)となりました。
売上高は旅館部につきましては、971百万円(前事業年度に比べ23.0%減少)となりました。「カルナの館」につきましては193百万円(前事業年度に比べ20.0%減少)となりました。以上のような状況により売上高総額は1,165百万円(前事業年度に比べ22.6%減少)となりました。
売上原価につきましては、前事業年度に比べ90百万円減少の296百万円(前事業年度に比べ23.3%減少)となり、売上原価率は前事業年度に比べ0.3ポイント低下し25.4%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度に比べ130百万円減少の952百万円(前事業年度に比べ12.0%減少)となりました。
結果、営業損益は83百万円の損失を計上(前事業年度は営業利益36百万円を計上)、経常損益は82百万円の損失を計上(前事業年度は経常利益35百万円を計上)、税引前当期純損益は84百万円の損失を計上(前事業年度は税引前当期純利益29百万円を計上)、当期純損益は95百万円の損失を計上(前事業年度は当期純利益21百万円を計上)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況でありますが、「営業活動による資金」が59百万円増加となりました、「投資活動による資金」が253百万円減少、および「財務活動による資金」が26百万円減少した結果、「現金及び現金同等物」の残高は、前期末(377百万円)に比較し220百万円減少し、157百万円となりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は59百万円の増加(前期は131百万円の増加)となりました。これは主に税引前当期純損失84百万円、減価償却費141百万円、賞与引当金の減少17百万円、売上債権の減少45百万円、仕入債務の減少54百万円等によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は253百万円の減少(前期は238百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出253百万円等によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は26百万円の減少(前期は334百万円の増加)となりました。これは短期借入れによる収入150百万円、長期借入金の返済による支出165百万円、配当金の支払額10百万円によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ341百万円減少の2,089百万円(前事業年度末は2,430百万円)となりました。
流動資産は197百万円(前事業年度末479百万円に比べ282百万円減少)となりました。現金及び預金が前事業年度末に比べ221百万円減少しておりますが、これは主に前事業年度に設備改修資金として調達した資金が一部工事金未払となり、当事業年度に支払ったことによるものです。また、売上の減少により、売掛金が前事業年度に比べ45百万円減少いたしました。
固定資産は1,892百万円(前事業年度末1,951百万円に比べ58百万円減少)となりました。これは主に減価償却により有形固定資産が46百万円減少したこと及び繰延税金資産未計上によるものです。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ234百万円減少の1,159百万円(前事業年度末は1,394百万円)となりました。
流動負債は432百万円(前事業年度末510百万円に比べ78百万円減少)となりました。運転資金確保のため短期借入金150百万円の調達があるものの、一方で前事業年度末にあった改修工事関係未払金の支払いにより未払金が前事業年度末に比べ178百万円減少、厨房材料仕入、売店商品仕入等の減少により、支払手形が前事業年度末に比べ28百万円減少、買掛金が前事業年度末に比べ25百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は727百万円(前事業年度末883百万円に比べ156百万円減少)となりました。これは主に長期借入金が前事業年度末に比べ161百万円減少したことによるものです。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円減少の929百万円(前事業年度末は1,035百万円)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、新型コロナウイルス感染リスク拡大の影響により、2020年2月以降、旅館部、「カルナの館」ともに来客数が大きく減少したことから、前事業年度に比べ22.6%減少の1,165百万円となりました。このうち、旅館部の売上高は971百万円、「カルナの館」の売上高は193百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、前事業年度に比べ90百万円減少の296百万円となりました。食材等仕入れ管理の徹底もあり売上原価率につきましては前事業年度に比べ0.3ポイント低下し25.4%となりました。
販売費及び一般管理費は、人件費、業務委託費、斡旋手数料、燃料費、電力費、消耗品費などの減少により、前事業年度に比べ130百万円減少の952百万円となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
区分第54期末現在第55期末現在
1日当たりの収容能力1日当たりの収容能力
室数(室)定員数(人)室数(室)定員数(人)
建物
客室9250092500
大広間38953895
中広間1426314263
カルナの館18401840
1102,4981102,498
駐車場バス 20台・普通乗用車 450台バス 20台・普通乗用車 450台

(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
区分第54期第55期
(2018年6月1日~2019年5月31日)(2019年6月1日~2020年5月31日)
日帰(人)宿泊(人)計(人)1日平均
(人)
日帰(人)宿泊(人)計(人)1日平均
(人)
カルナの館306,640-306,640840257,423-257,423703
旅館部19,64981,171100,82027615,02059,65974,679204
326,28981,171407,4601,116272,44359,659332,102907

(3)利用率
区分第54期第55期
(2018年6月1日~2019年5月31日)(2019年6月1日~2020年5月31日)
日帰
各期間収容能力729,270人利用率731,268人利用率
各期間収容実績326,289人44%272,443人37%
宿泊
各期間収容能力182,500人利用率183,000人利用率
各期間収容実績81,171人44%59,659人32%

(注)1.宿泊の収容能力は、定員数×営業日数(第54期365日、第55期366日)として算出しました。
2.日帰りの収容能力は、定員数×営業日数(第54期365日、第55期366日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
区分第54期第55期
(2018年6月1日~2019年5月31日)(2019年6月1日~2020年5月31日)
カルナの館
(千円)
旅館部
(千円)
計(千円)カルナの館
(千円)
旅館部
(千円)
計(千円)
入館料収入139,236-139,236116,175-116,175
旅館収入-1,150,5171,150,517-883,291883,291
食堂収入37,2776,62043,90026,4912,21628,707
売店収入25,33497,514122,85018,86870,68189,550
遊戯場収入4,192-4,1922,967-2,967
自販機収入10,9972,94113,9398,9861,33110,318
その他収入25,2806,27931,55920,18714,40834,596
242,3201,263,8751,506,196193,677971,9291,165,606

(注) その他収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。

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