有価証券報告書-第56期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界規模で止まることなく広がる中、経済活動の回復には至らず、景気の先行きは非常に厳しい状況となっております。
当温泉旅館業界におきましては、感染リスク拡大に伴う国内移動の規制や外出の自粛、インバウンドの入国規制等により旅行消費は急激に減少することとなり、また地域や老人会、企業等の日帰り宴会につきましてはほぼ消失いたしました。
観光復興支援策として政府による「GoToトラベルキャンペーン」の実施、また各地方自治体においても様々な対策が講じられたこともあり、2020年秋口から12月中旬まで一時的に個人客を中心に宿泊客数は回復傾向にありました。しかしながら12月下旬からの感染再拡大により「GoToトラベルキャンペーン」が中止になるなど、感染症の収束時期の目途が立たない中、再び厳しい経営状況が続いております。
このような経営環境下、当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円増加し、2,196百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ211百万円増加し、1,371百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ104百万円減少し、825百万円となりました。
b経営成績
利用人数は宿泊では35,405名、前事業年度に比べ24,254名減少(40.6%減少)となり、日帰り宴会客数では1,259名、前事業年度に比べ13,761名減少(91.6%減少)となりました。日帰り温泉施設「カルナの館」の利用人数は231,128名、前事業年度に比べ26,295名減少(10.2%減少)となりました。
売上高は旅館部につきましては、624百万円(前事業年度に比べ35.8%減少)となりました。「カルナの館」につきましては151百万円(前事業年度に比べ21.7%減少)となりました。以上のような状況により売上高総額は775百万円(前事業年度に比べ33.4%減少)となりました。
売上原価につきましては、前事業年度に比べ127百万円減少の169百万円(前事業年度に比べ43.0%減少)となり、売上原価率は前事業年度に比べ3.6ポイント低下し21.8%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度に比べ224百万円減少の728百万円(前事業年度に比べ23.6%減少)となりました。
結果、営業損益は121百万円の損失を計上(前事業年度は営業損失83百万円を計上)、経常損益は104百万円の損失を計上(前事業年度は経常損失82百万円を計上)、税引前当期純損益は103百万円の損失を計上(前事業年度は税引前当期純損失84百万円を計上)、当期純損益は104百万円の損失を計上(前事業年度は当期純損失95百万円を計上)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況でありますが、「営業活動による資金」が32百万円減少、「投資活動による資金」が30百万円減少、及び「財務活動による資金」が268百万円増加した結果、「現金及び現金同等物」の残高は、前期末(157百万円)に比較し205百万円増加し、362百万円となりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は32百万円の減少(前期は59百万円の増加)となりました。これは主に税引前当期純損失103百万円、減価償却費131百万円、売上債権の増加9百万円、仕入債務の減少23百万円、未払消費税等の減少22百万円等によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は30百万円の減少(前期は253百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出31百万円等によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は268百万円の増加(前期は26百万円の減少)となりました。これは長期借入れによる収入460百万円、長期借入金の返済による支出191百万円によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①当事業年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円増加の2,196百万円(前事業年度末は2,089百万円)となりました。
流動資産は405百万円(前事業年度末197百万円に比べ208百万円増加)となりました。現金及び預金が前事業年度末に比べ205百万円増加しておりますが、これは主に当事業年度に運転資金として調達した資金によるものです。
固定資産は1,790百万円(前事業年度末1,892百万円に比べ101百万円減少)となりました。これは主に減価償却により有形固定資産が100百万円減少したことによるものです。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ211百万円増加の1,371百万円(前事業年度末は1,159百万円)となりました。
流動負債は381百万円(前事業年度末432百万円に比べ50百万円減少)となりました。支払手形の振出を止めたことにより同残高が27百万円減少したこと、未払消費税等が前事業年度に比べ22百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は989百万円(前事業年度末727百万円に比べ261百万円増加)となりました。これは主に運転資金の調達により長期借入金が前事業年度末に比べ265百万円増加したことによるものです。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ104百万円減少の825百万円(前事業年度末は929百万円)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、新型コロナウイルス感染リスク拡大の影響により、旅館部、「カルナの館」ともに来客数が大きく減少したことから、前事業年度に比べ33.4%減少の775百万円となりました。このうち、旅館部の売上高は624百万円、「カルナの館」の売上高は151百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、前事業年度に比べ127百万円減少の169百万円となりました。食材等仕入れ管理の徹底もあり売上原価率につきましては前事業年度に比べ3.6ポイント低下し21.8%となりました。
販売費及び一般管理費は、人件費、業務委託費、斡旋手数料、燃料費、電力費、消耗品費他きめ細かく経費削減に努めたことにより、前事業年度に比べ224百万円減少し728百万円となりました。
(利益)
売上原価、販売費及び一般管理費の圧縮に向けた管理を徹底しましたが、売上の大きな落込みにより、結果として当期純損益は104百万円の損失計上となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5経理の状況 1財務諸表等 ⑴財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
(3)利用率
(注)1.宿泊の収容能力は、定員数×営業日数(第55期366日、第56期365日)として算出しました。
2.日帰りの収容能力は、定員数×営業日数(第55期366日、第56期365日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
(注) その他収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。
当事業年度における当社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界規模で止まることなく広がる中、経済活動の回復には至らず、景気の先行きは非常に厳しい状況となっております。
当温泉旅館業界におきましては、感染リスク拡大に伴う国内移動の規制や外出の自粛、インバウンドの入国規制等により旅行消費は急激に減少することとなり、また地域や老人会、企業等の日帰り宴会につきましてはほぼ消失いたしました。
観光復興支援策として政府による「GoToトラベルキャンペーン」の実施、また各地方自治体においても様々な対策が講じられたこともあり、2020年秋口から12月中旬まで一時的に個人客を中心に宿泊客数は回復傾向にありました。しかしながら12月下旬からの感染再拡大により「GoToトラベルキャンペーン」が中止になるなど、感染症の収束時期の目途が立たない中、再び厳しい経営状況が続いております。
このような経営環境下、当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円増加し、2,196百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ211百万円増加し、1,371百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ104百万円減少し、825百万円となりました。
b経営成績
利用人数は宿泊では35,405名、前事業年度に比べ24,254名減少(40.6%減少)となり、日帰り宴会客数では1,259名、前事業年度に比べ13,761名減少(91.6%減少)となりました。日帰り温泉施設「カルナの館」の利用人数は231,128名、前事業年度に比べ26,295名減少(10.2%減少)となりました。
売上高は旅館部につきましては、624百万円(前事業年度に比べ35.8%減少)となりました。「カルナの館」につきましては151百万円(前事業年度に比べ21.7%減少)となりました。以上のような状況により売上高総額は775百万円(前事業年度に比べ33.4%減少)となりました。
売上原価につきましては、前事業年度に比べ127百万円減少の169百万円(前事業年度に比べ43.0%減少)となり、売上原価率は前事業年度に比べ3.6ポイント低下し21.8%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度に比べ224百万円減少の728百万円(前事業年度に比べ23.6%減少)となりました。
結果、営業損益は121百万円の損失を計上(前事業年度は営業損失83百万円を計上)、経常損益は104百万円の損失を計上(前事業年度は経常損失82百万円を計上)、税引前当期純損益は103百万円の損失を計上(前事業年度は税引前当期純損失84百万円を計上)、当期純損益は104百万円の損失を計上(前事業年度は当期純損失95百万円を計上)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況でありますが、「営業活動による資金」が32百万円減少、「投資活動による資金」が30百万円減少、及び「財務活動による資金」が268百万円増加した結果、「現金及び現金同等物」の残高は、前期末(157百万円)に比較し205百万円増加し、362百万円となりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は32百万円の減少(前期は59百万円の増加)となりました。これは主に税引前当期純損失103百万円、減価償却費131百万円、売上債権の増加9百万円、仕入債務の減少23百万円、未払消費税等の減少22百万円等によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は30百万円の減少(前期は253百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出31百万円等によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は268百万円の増加(前期は26百万円の減少)となりました。これは長期借入れによる収入460百万円、長期借入金の返済による支出191百万円によるものです。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①当事業年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ106百万円増加の2,196百万円(前事業年度末は2,089百万円)となりました。
流動資産は405百万円(前事業年度末197百万円に比べ208百万円増加)となりました。現金及び預金が前事業年度末に比べ205百万円増加しておりますが、これは主に当事業年度に運転資金として調達した資金によるものです。
固定資産は1,790百万円(前事業年度末1,892百万円に比べ101百万円減少)となりました。これは主に減価償却により有形固定資産が100百万円減少したことによるものです。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ211百万円増加の1,371百万円(前事業年度末は1,159百万円)となりました。
流動負債は381百万円(前事業年度末432百万円に比べ50百万円減少)となりました。支払手形の振出を止めたことにより同残高が27百万円減少したこと、未払消費税等が前事業年度に比べ22百万円減少したこと等によるものです。
固定負債は989百万円(前事業年度末727百万円に比べ261百万円増加)となりました。これは主に運転資金の調達により長期借入金が前事業年度末に比べ265百万円増加したことによるものです。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ104百万円減少の825百万円(前事業年度末は929百万円)となりました。
2)経営成績
(売上高)
売上高は、新型コロナウイルス感染リスク拡大の影響により、旅館部、「カルナの館」ともに来客数が大きく減少したことから、前事業年度に比べ33.4%減少の775百万円となりました。このうち、旅館部の売上高は624百万円、「カルナの館」の売上高は151百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、前事業年度に比べ127百万円減少の169百万円となりました。食材等仕入れ管理の徹底もあり売上原価率につきましては前事業年度に比べ3.6ポイント低下し21.8%となりました。
販売費及び一般管理費は、人件費、業務委託費、斡旋手数料、燃料費、電力費、消耗品費他きめ細かく経費削減に努めたことにより、前事業年度に比べ224百万円減少し728百万円となりました。
(利益)
売上原価、販売費及び一般管理費の圧縮に向けた管理を徹底しましたが、売上の大きな落込みにより、結果として当期純損益は104百万円の損失計上となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5経理の状況 1財務諸表等 ⑴財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 第55期末現在 | 第56期末現在 | ||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 第55期 | 第56期 | ||||||
| (2019年6月1日~2020年5月31日) | (2020年6月1日~2021年5月31日) | |||||||
| 日帰(人) | 宿泊(人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰(人) | 宿泊(人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 257,423 | - | 257,423 | 703 | 231,128 | - | 231,128 | 633 |
| 旅館部 | 15,020 | 59,659 | 74,679 | 204 | 1,259 | 35,405 | 36,664 | 100 |
| 計 | 272,443 | 59,659 | 332,102 | 907 | 232,387 | 35,405 | 267,792 | 733 |
(3)利用率
| 区分 | 第55期 | 第56期 | ||
| (2019年6月1日~2020年5月31日) | (2020年6月1日~2021年5月31日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 731,268人 | 利用率 | 729,270人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 272,443人 | 37% | 232,387人 | 31% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 183,000人 | 利用率 | 182,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 59,659人 | 32% | 35,405人 | 19% |
(注)1.宿泊の収容能力は、定員数×営業日数(第55期366日、第56期365日)として算出しました。
2.日帰りの収容能力は、定員数×営業日数(第55期366日、第56期365日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 第55期 | 第56期 | ||||
| (2019年6月1日~2020年5月31日) | (2020年6月1日~2021年5月31日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料収入 | 116,175 | - | 116,175 | 98,711 | - | 98,711 |
| 旅館収入 | - | 883,291 | 883,291 | - | 561,310 | 561,310 |
| 食堂収入 | 26,491 | 2,216 | 28,707 | 16,277 | 12 | 16,289 |
| 売店収入 | 18,868 | 70,681 | 89,550 | 11,596 | 32,778 | 44,375 |
| 遊戯場収入 | 2,967 | - | 2,967 | 1,283 | - | 1,283 |
| 自販機収入 | 8,986 | 1,331 | 10,318 | 5,776 | 1,028 | 6,805 |
| その他収入 | 20,187 | 14,408 | 34,596 | 17,927 | 29,067 | 46,994 |
| 計 | 193,677 | 971,929 | 1,165,606 | 151,573 | 624,197 | 775,770 |
(注) その他収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。