半期報告書-第55期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間末における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間の財政状態は及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末と比較して120百万円減少して2,310百万円となりました。当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末と比較して114百万円減少して1,280百万円となりました。当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末と比較して6百万円減少して1,029百万円となりました。
b.経営成績
当中間会計期間のわが国経済は、輸出の減少が製造業の生産活動を下押ししているものの、国内需要に目を向けると、個人消費や設備投資は堅調さを維持しています。しかしながら一方では、米中間の貿易摩擦激化とこれに伴う経済動向や欧米の政策動向の影響等による海外経済の不確実性、加えて日韓関係の悪化もあり、先行き不透明な状態が続いています。
当温泉旅館業界(特に北陸地域)におきましては、10月の3連休を襲った台風19号がその後の北陸新幹線の不通もあり観光に大きな損害を与えました。またアジアを中心とした訪日外国人観光客の増加基調が続いてきたものの、夏場以降韓国からの訪日観光客数が大幅に落込んでいます。国内旅行の形態は、大型の団体旅行が減少し、個人旅行、グループ旅行中心への流れが続いています。
このように経営環境が目まぐるしく変化するなか、当社といたしましては良質な温泉の魅力を前面に出しながら、顧客満足度の向上を目指し、料理、おもてなし等、より高い付加価値の提供に取組んでおります。
当社の業況につきましては、利用客数は、宿泊客数・日帰客数(「カルナの館」利用客含む)合せて186,135名(前年同期比17,951名減少、8.7%減少)となりました。
これを部門別にみますと、旅館部の宿泊客数は40,304名(前年同期比5,689名減少、12.3%減少)となり、旅館部の日帰り宴会客数は8,032名(前年同期比956名減少、10.6%減少)となりました。「カルナの館」の利用客数は137,799名(前年同期比11,306名減少、7.5%減少)となりました。
売上高は、旅館部につきましては、宿泊客数及び日帰り宴会客数の減少により、625百万円(前年同期比9.8%減少)となりました。「カルナの館」につきましては、利用客数の減少により、105百万円(前年同期比9.5%減少)となりました。以上のような状況により、売上高総額は対前年同期比79百万円減少の731百万円(前年同期比9.7%減少)となりました。
売上原価につきましては、188百万円(前年同期比10.5%減少)となり、売上総利益は542百万円(前年同期比9.5%減少)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、きめ細かく節減に努め、対前年同期比29百万円減少の532百万円(前年同期比5.2%減少)となりました。その結果、営業利益は前年同期比27百万円減少の9百万円(前年同期比73.8%減少)となりました。また、営業外収益及び営業外費用を加減し、経常利益は8百万円(前年比同期比78.6%減少)となり、税引前中間純利益は8百万円(前期同期比78.6%減少)となりました。法人税、住民税及び事業税は4百万円(前年同期は13百万円)となり、法人税等調整額を加算した中間純利益は4百万円と前年同期比21百万円減少(82.6%減少)いたしました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ182百万円減少し、195百万円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は166百万円(前年同期は148百万円の資金増加)となりましたが、これは税引前中間純利益8百万円、減価償却費75百万円、仕入債務の増加24百万円、未払費用の増加24百万円等が要因であります。
前中間会計期間との主な相異は、前中間会計期間の減価償却費(資金の増加)67百万円に対し、当中間会計期間の減価償却費が75百万円であったこと、前中間会計期間の未払費用の増加(資金の増加)が14百万円に対し、当中間会計期間は未払費用の増加(資金の増加)が24百万円であったことであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は254百万円(前年同期は29百万円の資金減少)となりました。これは定期預金の預入による支出18百万円及び有形固定資産の取得による支出234百万円等によるものです。
前中間会計期間との主な相異は、前中間会計期間の固定資産の取得による支出10百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が223百万円増加したことであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は95百万円(前年同期は105百万円の資金減少)となりました。これは長期借入金返済による支出が84百万円であること等によるものです。
前中間会計期間との主な相違は、前中間会計期間の長期借入金返済による支出114百万円に比較し、当中間会計期間は同支出が30百万円減少したことであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①重要な会計方針
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
②当中間会計期間の財政状態の分析
(資産の部)
当中間会計期間末における資産合計の残高は、前事業年度末と比較して120百万円減少して2,310百万円となりました。
流動資産は357百万円(前事業年度末479百万円に比べ121百万円減少)となりました。これは主に現金預金の減少(前事業年度末比163百万円減少)及び仮払消費税等の増加(前事業年度末比44百万円増加)によるものです。
固定資産は1,952百万円(前事業年度末1,951百万円に比べ1百万円増加)となりました。これは減価償却費75百万円に対し有形固定資産の取得74百万円、無形固定資産(ソフトウエア)の取得1百万円によるものです。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債合計の残高は、前事業年度末と比較して114百万円減少して1,280百万円となりました。
流動負債は475百万円(前事業年度末510百万円に比べ35百万円減少)となりました。支払手形の増加(前事業年度末比13百万円増加)、買掛金の増加(前事業年度末比10百万円増加)及び仮受消費税の増加(前事業年度末比63百万円増加)等あるものの未払金が大幅に減少(前事業年度末比151百万円減少)したことによるものです。
固定負債は805百万円(前事業年度末883百万円に比べ78百万円減少)となりました。これは主に長期借入金の減少(前事業年度末比81百万円減少)によるものです。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産合計の残高は、前事業年度末と比較して6百万円減少して、1,029百万円となりました。当中間純利益4百万円、配当金支払による利益剰余金の減少10百万円が要因であります。
③当中間会計期間の経営成績の分析
(売上高)
当中間会計期間の売上高総額は731百万円(前中間会計期間は810百万円)となり、前年同期比79百万円の減少となりました。これは、旅館部において、宿泊客及び日帰り宴会客が減少したことにより、同部の売上高が前年同期比68百万円減少したこと、また日帰り温泉施設「カルナの館」において、利用客数の減少により同施設の売上高が前年同期比11百万円減少したことが主な要因であります。
(営業利益)
当中間会計期間の売上原価は188百万円(前中間会計期間は211百万円)、売上総利益は542百万円(前中間会計期間は599百万円)となり、前年同期比57百万円の減少となりました。
当中間会計期間の営業利益は9百万円(前中間会計期間は37百万円)となり、前年同期比27百万円の減少となりました。減価償却費の増加があるものの、消耗品費、斡旋手数料、燃料費、電力費等の減少により、販売費及び一般管理費は前年同期比29百万円減少しましたが、売上高総額が減少したことが主な要因であります。
(経常利益)
当中間会計期間の経常利益は8百万円(前中間会計期間は37百万円)となり、前年同期比29百万円の減少となりました。営業利益の減少が主な要因であります。
(中間純利益)
当中間会計期間の中間純利益は4百万円(前中間会計期間は26百万円)となり、前年同期比21百万円の減少となりました。税引前中間純利益の減少が主な要因であります。
④キャッシュ・フローの状況の分析
当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
営業の状況
(1)収容能力等
| 区分 | 前中間会計期間末 | 当中間会計期間末 | ||
| (2018年11月30日現在) | (2019年11月30日現在) | |||
| 1日当たりの収容能力 | 1日当たりの収容能力 | |||
| 室数(室) | 定員数(人) | 室数(室) | 定員数(人) | |
| 建物 | ||||
| 客室 | 92 | 500 | 92 | 500 |
| 大広間 | 3 | 895 | 3 | 895 |
| 中広間 | 14 | 263 | 14 | 263 |
| カルナの館 | 1 | 840 | 1 | 840 |
| 計 | 110 | 2,498 | 110 | 2,498 |
| 駐車場 | バス 20台・普通乗用車 450台 | バス 20台・普通乗用車 450台 | ||
(注)1.大広間・中広間の定員数は、次の基準により算出しています。
大広間 1畳に1名収容
中広間 2畳に1名収容
2.「カルナの館」の定員数は、男女更衣室のロッカー数により算出しました。
(2)各期別収容実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||||
| (2018年6月1日~2018年11月30日) | (2019年6月1日~2019年11月30日) | |||||||
| 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | 日帰 (人) | 宿泊 (人) | 計(人) | 1日平均 (人) | |
| カルナの館 | 149,105 | - | 149,105 | 814 | 137,799 | - | 137,799 | 753 |
| 旅館部 | 8,988 | 45,993 | 54,981 | 300 | 8,032 | 40,304 | 48,336 | 264 |
| 計 | 158,093 | 45,993 | 204,086 | 1,114 | 145,831 | 40,304 | 186,135 | 1,017 |
(注) 1日平均人数は、183日にて算出しました。
(3)利用率
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||
| (2018年6月1日~2018年11月30日) | (2019年6月1日~2019年11月30日) | |||
| 日帰 | ||||
| 各期間収容能力 | 365,634人 | 利用率 | 365,634人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 158,093人 | 43.2% | 145,831人 | 39.8% |
| 宿泊 | ||||
| 各期間収容能力 | 91,500人 | 利用率 | 91,500人 | 利用率 |
| 各期間収容実績 | 45,993人 | 50.2% | 40,304人 | 44.0% |
(注)1.日帰りの収容能力は、大広間・中広間及びカルナの館の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
2.宿泊の収容能力は、客室の定員数×営業日数(183日)として算出しました。
(4)部門別収入実績
| 区分 | 前中間会計期間 | 当中間会計期間 | ||||
| (2018年6月1日~2018年11月30日) | (2019年6月1日~2019年11月30日) | |||||
| カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | カルナの館 (千円) | 旅館部 (千円) | 計(千円) | |
| 入館料 | 65,874 | - | 65,874 | 61,334 | - | 61,334 |
| 旅館部 | - | 624,355 | 624,355 | - | 571,307 | 571,307 |
| 食堂部 | 18,172 | 4,079 | 22,254 | 15,046 | 1,142 | 16,190 |
| 売店部 | 12,687 | 60,587 | 73,278 | 11,126 | 49,784 | 60,912 |
| 遊戯場 | 2,248 | - | 2,248 | 1,879 | - | 1,879 |
| 自販機 | 5,194 | 1,828 | 7,023 | 4,981 | 808 | 5,790 |
| その他 | 12,966 | 2,628 | 15,594 | 11,615 | 2,340 | 13,955 |
| 計 | 117,146 | 693,484 | 810,630 | 105,986 | 625,384 | 731,371 |
(注)1.その他の収入は、テナント収入、写真収入、その他であります。