四半期報告書-第52期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、感染拡大の防止策を講じつつ、デジタル化や非接触といったニューノーマルな働き方が促進され、一部持直しの動きがみられる状況でありました。先行きについては、感染症のさらなる拡大及び長期化の懸念があり、引続き予断を許さない状況であります。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、前連結会計年度より、継続して取り組んでまいりましたオンラインセミナーの積極的開催、WEB会議システムを活用したコンサルティングをより一層推進し、顧客ニーズの高まりに対応すべくDXコンサルティングメニューの充実に努めてまいりました。また、リモートワーク等の推進により事業活動の継続に取り組みました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高6,891百万円(前年同四半期比5.3%増加)、営業利益1,704百万円(同15.6%増加)、経常利益1,732百万円(同14.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,184百万円(同18.4%増加)となり、コロナ禍以前の事業環境下で達成した前第1四半期連結累計期間の業績を上回り、過去最高の業績を達成することができました。
①売上高・・・6,891百万円(前年同四半期比5.3%増加)
売上高におきましては、経営コンサルティング事業において、月次支援のコンサルティングが増収となり、さらに、WEB広告運用代行業務が引続き順調に増収となりました。また、ロジスティクス事業における物流オペレーション業務においても順調に売上を伸ばしました。
その結果、売上高は前年同四半期と比べて5.3%増加の6,891百万円となりました。
②営業利益・・・1,704百万円(前年同四半期比15.6%増加)
営業利益におきましては、売上原価は4,475百万円(前年同四半期は4,246百万円)となり、WEB広告運用代行業務における原価が増加したものの、コンサルティング活動における旅費交通費や会場代などが大幅に減少しました。また、販売費及び一般管理費は711百万円(同825百万円)となりました。
その結果、営業利益は前年同四半期と比べて15.6%増加の1,704百万円となりました。
③経常利益・・・1,732百万円(前年同四半期比14.0%増加)
経常利益におきましては、投資有価証券売却益等により営業外収益が31百万円(前年同四半期は50百万円)、営業外費用が4百万円(同6百万円)となりました。
その結果、経常利益は前年同四半期と比べて14.0%増加の1,732百万円となりました。
④親会社株主に帰属する四半期純利益・・・1,184百万円(前年同四半期比18.4%増加)
親会社株主に帰属する四半期純利益におきましては、法人税等合計が542百万円(前年同四半期は517百万円)となり、前年同四半期と比べて18.4%増加の1,184百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①経営コンサルティング事業
経営コンサルティング事業におきましては、前連結会計年度において苦戦気味でありましたオンラインセミナーからの受注につきまして、当第1四半期連結累計期間においては好調に受注が進み、また、WEBからの受注も順調に増えたことにより、売上高、利益ともに前年同四半期と比較して大きく回復することができました。業種別におきましては、住宅・不動産業界向けコンサルティング部門及び医療・介護業界向けコンサルティング部門において好調に売上高を伸ばすことができ、また、WEB広告運用代行業務及びDXコンサルティングにおいても順調に売上高を伸ばすことができました。コスト面におきましては、WEB会議システムを活用したオンラインセミナーやオンライン研究会、リモート支援の促進により、旅費交通費及び会場代が大きく削減されることとなりました。
その結果、売上高は5,273百万円(前年同四半期比10.7%増加)、営業利益は1,546百万円(同13.0%増加)となりました。
②ロジスティクス事業
ロジスティクス事業におきましては、物流オペレーション業務は、顧客企業におけるEC関連事業が好調であったこと、また、WEB経由からの新規受注が増加し、前年同四半期と比較して大きく増収することができました。一方で、物流コンサルティング業務は、受注は回復傾向にあるものの顧客企業における投資活動が慎重であったため減収することとなりました。また、物流トレーディング業務は、企業や人の移動の減少に伴い燃料等販売量が伸び悩み減収となりました。利益面におきましては、利益率の高い物流コンサルティング業務の売上高比率の低下に伴い減益となりました。
その結果、売上高は737百万円(前年同四半期比11.2%増加)、営業利益は74百万円(同37.8%減少)となりました。
③ダイレクトリクルーティング事業
ダイレクトリクルーティング事業におきましては、新型コロナウィルス感染症の影響により、企業の求人数減少に伴い、採用広告出稿が減少となり前年同四半期と比較すると減収となっておりますが、新規受注及び売上高は回復傾向にあり、当第1四半期連結累計期間においては、コスト削減や広告運用の効率化により利益率が向上し、営業黒字を確保することができました。
その結果、売上高は530百万円(前年同四半期比33.6%減少)、営業利益は1百万円(前年同四半期は営業損失15百万円)となりました。
④その他
その他の事業における、コンタクトセンターコンサルティング事業におきましては、当第1四半期連結累計期間における研修申込が集中したことにより前年同四半期と比較して売上高、利益ともに大きく伸ばすことができました。ITコンサルティング事業におきましては、新規受注の苦戦により減収となりました。システム開発事業におきましては、概ね前年同四半期と同水準の売上高となりました。
その結果、売上高は343百万円(前年同四半期比9.8%増加)、営業利益は43百万円(同7156.3%増加)となりました。
b 財政状態
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて554百万円減少し、27,397百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて705百万円減少し、15,599百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて151百万円増加し、11,798百万円となりました。これは主に投資有価証券の増加によるものであります。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて259百万円減少し、4,004百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて146百万円減少し、3,851百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び賞与引当金の増加、未払法人税等及びその他に含まれる預り金の減少によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて113百万円減少し、152百万円となりました。これは主に長期借入金の減少によるものであります。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて294百万円減少し、23,393百万円となりました。これは主に自己株式取得による減少であります。
(自己資本比率)
当第1四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べて0.6ポイント増加し、83.0%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、感染拡大の防止策を講じつつ、デジタル化や非接触といったニューノーマルな働き方が促進され、一部持直しの動きがみられる状況でありました。先行きについては、感染症のさらなる拡大及び長期化の懸念があり、引続き予断を許さない状況であります。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、前連結会計年度より、継続して取り組んでまいりましたオンラインセミナーの積極的開催、WEB会議システムを活用したコンサルティングをより一層推進し、顧客ニーズの高まりに対応すべくDXコンサルティングメニューの充実に努めてまいりました。また、リモートワーク等の推進により事業活動の継続に取り組みました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高6,891百万円(前年同四半期比5.3%増加)、営業利益1,704百万円(同15.6%増加)、経常利益1,732百万円(同14.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,184百万円(同18.4%増加)となり、コロナ禍以前の事業環境下で達成した前第1四半期連結累計期間の業績を上回り、過去最高の業績を達成することができました。
①売上高・・・6,891百万円(前年同四半期比5.3%増加)
売上高におきましては、経営コンサルティング事業において、月次支援のコンサルティングが増収となり、さらに、WEB広告運用代行業務が引続き順調に増収となりました。また、ロジスティクス事業における物流オペレーション業務においても順調に売上を伸ばしました。
その結果、売上高は前年同四半期と比べて5.3%増加の6,891百万円となりました。
②営業利益・・・1,704百万円(前年同四半期比15.6%増加)
営業利益におきましては、売上原価は4,475百万円(前年同四半期は4,246百万円)となり、WEB広告運用代行業務における原価が増加したものの、コンサルティング活動における旅費交通費や会場代などが大幅に減少しました。また、販売費及び一般管理費は711百万円(同825百万円)となりました。
その結果、営業利益は前年同四半期と比べて15.6%増加の1,704百万円となりました。
③経常利益・・・1,732百万円(前年同四半期比14.0%増加)
経常利益におきましては、投資有価証券売却益等により営業外収益が31百万円(前年同四半期は50百万円)、営業外費用が4百万円(同6百万円)となりました。
その結果、経常利益は前年同四半期と比べて14.0%増加の1,732百万円となりました。
④親会社株主に帰属する四半期純利益・・・1,184百万円(前年同四半期比18.4%増加)
親会社株主に帰属する四半期純利益におきましては、法人税等合計が542百万円(前年同四半期は517百万円)となり、前年同四半期と比べて18.4%増加の1,184百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①経営コンサルティング事業
経営コンサルティング事業におきましては、前連結会計年度において苦戦気味でありましたオンラインセミナーからの受注につきまして、当第1四半期連結累計期間においては好調に受注が進み、また、WEBからの受注も順調に増えたことにより、売上高、利益ともに前年同四半期と比較して大きく回復することができました。業種別におきましては、住宅・不動産業界向けコンサルティング部門及び医療・介護業界向けコンサルティング部門において好調に売上高を伸ばすことができ、また、WEB広告運用代行業務及びDXコンサルティングにおいても順調に売上高を伸ばすことができました。コスト面におきましては、WEB会議システムを活用したオンラインセミナーやオンライン研究会、リモート支援の促進により、旅費交通費及び会場代が大きく削減されることとなりました。
その結果、売上高は5,273百万円(前年同四半期比10.7%増加)、営業利益は1,546百万円(同13.0%増加)となりました。
②ロジスティクス事業
ロジスティクス事業におきましては、物流オペレーション業務は、顧客企業におけるEC関連事業が好調であったこと、また、WEB経由からの新規受注が増加し、前年同四半期と比較して大きく増収することができました。一方で、物流コンサルティング業務は、受注は回復傾向にあるものの顧客企業における投資活動が慎重であったため減収することとなりました。また、物流トレーディング業務は、企業や人の移動の減少に伴い燃料等販売量が伸び悩み減収となりました。利益面におきましては、利益率の高い物流コンサルティング業務の売上高比率の低下に伴い減益となりました。
その結果、売上高は737百万円(前年同四半期比11.2%増加)、営業利益は74百万円(同37.8%減少)となりました。
③ダイレクトリクルーティング事業
ダイレクトリクルーティング事業におきましては、新型コロナウィルス感染症の影響により、企業の求人数減少に伴い、採用広告出稿が減少となり前年同四半期と比較すると減収となっておりますが、新規受注及び売上高は回復傾向にあり、当第1四半期連結累計期間においては、コスト削減や広告運用の効率化により利益率が向上し、営業黒字を確保することができました。
その結果、売上高は530百万円(前年同四半期比33.6%減少)、営業利益は1百万円(前年同四半期は営業損失15百万円)となりました。
④その他
その他の事業における、コンタクトセンターコンサルティング事業におきましては、当第1四半期連結累計期間における研修申込が集中したことにより前年同四半期と比較して売上高、利益ともに大きく伸ばすことができました。ITコンサルティング事業におきましては、新規受注の苦戦により減収となりました。システム開発事業におきましては、概ね前年同四半期と同水準の売上高となりました。
その結果、売上高は343百万円(前年同四半期比9.8%増加)、営業利益は43百万円(同7156.3%増加)となりました。
b 財政状態
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて554百万円減少し、27,397百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて705百万円減少し、15,599百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて151百万円増加し、11,798百万円となりました。これは主に投資有価証券の増加によるものであります。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて259百万円減少し、4,004百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて146百万円減少し、3,851百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び賞与引当金の増加、未払法人税等及びその他に含まれる預り金の減少によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて113百万円減少し、152百万円となりました。これは主に長期借入金の減少によるものであります。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて294百万円減少し、23,393百万円となりました。これは主に自己株式取得による減少であります。
(自己資本比率)
当第1四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べて0.6ポイント増加し、83.0%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。