四半期報告書-第39期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における企業研修市場は、米国は比較的堅調に推移しましたが、米中貿易摩擦の長期化により、中国経済の停滞感がより鮮明になりました。また欧州、特に英国においてはBrexitの影響がみられ始め、企業の研修投資に停滞傾向が出てきております。
国内においては働き方改革の影響や継続する人材不足を解決するため、また新規事業開発やオープンイノベーションの推進を人材育成によって解決したいという市場ニーズは依然高い状況にあります。これに対して、当社グループでは学びの効果向上に関するソリューションの強化、ならびに新たなリーダーシッププログラムの商品化など商品開発投資に重点を置き、当年度は新たな成長領域への取り組みを進めておりますが、業績は前年同期の水準に至りませんでした。
この結果、当第2四半期連結累計期間における財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(イ) 流動資産
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、24億2千9百万円(前連結会計年度末は30億5百万円)となり、5億7千5百万円減少しました。これは、主に受取手形及び売掛金の減少5億7千万円があったことによるものです。
(ロ) 固定資産
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、5億8千万円(前連結会計年度末は5億1千9百万円)となり、6千万円増加しました。これは、主に建物及び構築物(純額)の増加6千3百万円があったことによるものです。
(ハ) 流動負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、5億9千9百万円(前連結会計年度末は7億6千万円)となり、1億6千1百万円減少しました。これは、主に買掛金の減少9千7百万円、未払費用の減少7千6百万円があったことによるものです。
(ニ) 固定負債
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、1億6千2百万円(前連結会計年度末は1億8千2百万円)となり、2千万円減少しました。これは、主に資産除去債務の減少4千2百万円があったことによるものです。
(ホ) 純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、22億4千7百万円(前連結会計年度末は25億8千1百万円)となり、3億3千3百万円減少しました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等による利益剰余金の減少2億7千7百万円、為替換算調整勘定の減少5千6百万円があったことによるものです。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における連結業績は、売上高11億1百万円(前年同期比18.7%減)、営業損失2億7千3百万円(前年同期は1億3千2百万円の営業損失)、経常損失2億8千5百万円(前年同期は1億1千7百万円の経常損失)となっております。また親会社株主に帰属する四半期純損失は2億6千万円(前年同期は1億4百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(イ) 国内
日本では、引き続きイノベーションリーダーシップ系案件の引き合いが増加傾向にあり、当該分野の新規商品開発と標準化を進めております。当第2四半期には、プロトタイプをリリースし、既に受注案件が発生しております。しかしながら前年同期の売上高には至りませんでした。
この結果、売上高5億1千9百万円(前年同期比5.8%減)、営業損失1億2千9百万円(前年同期は1億1千9百万円の営業損失)となりました。
(ロ) 北米
米国では、大口顧客のライセンス契約の休止による減収の影響が引続いております。また新規営業要員の戦力化を進めておりますが、案件の創出が遅れ気味であり、売上高は前年同期を下回りました。
販売管理費については、Webサイトのリニューアルおよびマーケティングオートメーションへの取組など販売促進費用を前年より増加させております。また商品開発については昨年に継続して実施をしております。
この結果、売上高6億2百万円(前年同期比25.6%減)、営業損失1億2千8百万円(前年同期は2千9百万円の営業損失)となりました。
(ハ) 欧州
ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ(英国)の事業に、Brexitの影響が出始めており、顧客の予算計画・執行が停滞傾向にあります。通年では新規案件創出も堅調に進んでおりますが、当第2四半期の売上高は前年同期を下回りました。ウィルソン・ラーニング フランスは、従来の大口顧客との取引減少の影響が継続し、売上高が前年同期を大きく下回りました。
この結果、売上高1億6千4百万円(前年同期比28.5%減)、営業利益9百万円(前年同期比71.1%減)となりました。
(ニ) 中国
中国では、中国経済減速の影響で前年度に引き続き既存顧客に大きな影響があり、営業パイプラインは回復基調にありましたが、前年同期売上高をわずかながら下回りました。
この結果、売上高3千6百万円(前年同期比1.8%減)、営業損失1千9百万円(前年同期は2千7百万円の営業損失)となりました。
(ホ) アジア・パシフィック
インドでは、当期は予定よりスローペースとなりましたが、売上高は前年同期を上回りました。人員採用と販売促進費用が増加をしております。オーストラリアでは、営業要員の交代による影響が大きく、現在体制を再構築いたしましたが、売上高が前年同期を大幅に下回りました。アジアでは、売上高、営業利益とも前年同期を上回りました。
この結果、売上高7千2百万円(前年同期比17.9%減)、営業損失1千8百万円(前年同期は1百万円の営業利益)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ9千4百万円減少し、18億3千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果増加した資金は、6千6百万円(前第2四半期連結累計期間は3億8千1百万円の資金の増加)となりました。この主な理由は、税金等調整前四半期純損失2億8千5百万円を計上し、支出として仕入債務の減少8千7百万円、未払費用の減少7千7百万円等がありましたが、収入として売上債権の減少5億4千2百万円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果減少した資金は、8千4百万円(前第2四半期連結累計期間は8百万円の資金の減少)となりました。この主な理由は、敷金及び保証金の差入による支出8千4百万円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果減少した資金は、3千9百万円(前第2四半期連結累計期間は2千4百万円の資金の減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出1千9百万円、リース債務の返済による支出1千9百万円があったことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は3千8百万円となっております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における企業研修市場は、米国は比較的堅調に推移しましたが、米中貿易摩擦の長期化により、中国経済の停滞感がより鮮明になりました。また欧州、特に英国においてはBrexitの影響がみられ始め、企業の研修投資に停滞傾向が出てきております。
国内においては働き方改革の影響や継続する人材不足を解決するため、また新規事業開発やオープンイノベーションの推進を人材育成によって解決したいという市場ニーズは依然高い状況にあります。これに対して、当社グループでは学びの効果向上に関するソリューションの強化、ならびに新たなリーダーシッププログラムの商品化など商品開発投資に重点を置き、当年度は新たな成長領域への取り組みを進めておりますが、業績は前年同期の水準に至りませんでした。
この結果、当第2四半期連結累計期間における財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(イ) 流動資産
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、24億2千9百万円(前連結会計年度末は30億5百万円)となり、5億7千5百万円減少しました。これは、主に受取手形及び売掛金の減少5億7千万円があったことによるものです。
(ロ) 固定資産
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、5億8千万円(前連結会計年度末は5億1千9百万円)となり、6千万円増加しました。これは、主に建物及び構築物(純額)の増加6千3百万円があったことによるものです。
(ハ) 流動負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、5億9千9百万円(前連結会計年度末は7億6千万円)となり、1億6千1百万円減少しました。これは、主に買掛金の減少9千7百万円、未払費用の減少7千6百万円があったことによるものです。
(ニ) 固定負債
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、1億6千2百万円(前連結会計年度末は1億8千2百万円)となり、2千万円減少しました。これは、主に資産除去債務の減少4千2百万円があったことによるものです。
(ホ) 純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、22億4千7百万円(前連結会計年度末は25億8千1百万円)となり、3億3千3百万円減少しました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等による利益剰余金の減少2億7千7百万円、為替換算調整勘定の減少5千6百万円があったことによるものです。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における連結業績は、売上高11億1百万円(前年同期比18.7%減)、営業損失2億7千3百万円(前年同期は1億3千2百万円の営業損失)、経常損失2億8千5百万円(前年同期は1億1千7百万円の経常損失)となっております。また親会社株主に帰属する四半期純損失は2億6千万円(前年同期は1億4百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(イ) 国内
日本では、引き続きイノベーションリーダーシップ系案件の引き合いが増加傾向にあり、当該分野の新規商品開発と標準化を進めております。当第2四半期には、プロトタイプをリリースし、既に受注案件が発生しております。しかしながら前年同期の売上高には至りませんでした。
この結果、売上高5億1千9百万円(前年同期比5.8%減)、営業損失1億2千9百万円(前年同期は1億1千9百万円の営業損失)となりました。
(ロ) 北米
米国では、大口顧客のライセンス契約の休止による減収の影響が引続いております。また新規営業要員の戦力化を進めておりますが、案件の創出が遅れ気味であり、売上高は前年同期を下回りました。
販売管理費については、Webサイトのリニューアルおよびマーケティングオートメーションへの取組など販売促進費用を前年より増加させております。また商品開発については昨年に継続して実施をしております。
この結果、売上高6億2百万円(前年同期比25.6%減)、営業損失1億2千8百万円(前年同期は2千9百万円の営業損失)となりました。
(ハ) 欧州
ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ(英国)の事業に、Brexitの影響が出始めており、顧客の予算計画・執行が停滞傾向にあります。通年では新規案件創出も堅調に進んでおりますが、当第2四半期の売上高は前年同期を下回りました。ウィルソン・ラーニング フランスは、従来の大口顧客との取引減少の影響が継続し、売上高が前年同期を大きく下回りました。
この結果、売上高1億6千4百万円(前年同期比28.5%減)、営業利益9百万円(前年同期比71.1%減)となりました。
(ニ) 中国
中国では、中国経済減速の影響で前年度に引き続き既存顧客に大きな影響があり、営業パイプラインは回復基調にありましたが、前年同期売上高をわずかながら下回りました。
この結果、売上高3千6百万円(前年同期比1.8%減)、営業損失1千9百万円(前年同期は2千7百万円の営業損失)となりました。
(ホ) アジア・パシフィック
インドでは、当期は予定よりスローペースとなりましたが、売上高は前年同期を上回りました。人員採用と販売促進費用が増加をしております。オーストラリアでは、営業要員の交代による影響が大きく、現在体制を再構築いたしましたが、売上高が前年同期を大幅に下回りました。アジアでは、売上高、営業利益とも前年同期を上回りました。
この結果、売上高7千2百万円(前年同期比17.9%減)、営業損失1千8百万円(前年同期は1百万円の営業利益)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ9千4百万円減少し、18億3千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果増加した資金は、6千6百万円(前第2四半期連結累計期間は3億8千1百万円の資金の増加)となりました。この主な理由は、税金等調整前四半期純損失2億8千5百万円を計上し、支出として仕入債務の減少8千7百万円、未払費用の減少7千7百万円等がありましたが、収入として売上債権の減少5億4千2百万円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果減少した資金は、8千4百万円(前第2四半期連結累計期間は8百万円の資金の減少)となりました。この主な理由は、敷金及び保証金の差入による支出8千4百万円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果減少した資金は、3千9百万円(前第2四半期連結累計期間は2千4百万円の資金の減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出1千9百万円、リース債務の返済による支出1千9百万円があったことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は3千8百万円となっております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。