有価証券報告書-第25期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 経営成績の状況
当社グループの主力事業はコンテンツ事業であり、エンドユーザーから得る月額利用料を主な収入源とするBtoCサービスを展開していますが、この事業から得られる知見とノウハウを活かし次なる主力事業とするために成長ポテンシャルが高いヘルスケア事業の立ち上げに注力しています。
当社グループの当期における事業環境において、大手携帯キャリアに通信料金と端末代金の分離を義務付けられたこと(通端分離)、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に伴い全国の携帯ショップによる一時的な営業時間短縮の実施等がありました。これらの影響を受け、主力のコンテンツ事業においてスマートフォン有料会員の入会が低調に推移しました。一方、外出自粛等の影響により「巣ごもり需要」の一つとしてデジタルコンテンツへの需要が高まりました。コミック配信事業者向けにオリジナルコミック作品を提供している事業については、「巣ごもり需要」の恩恵を受け順調に売上高を拡大させることができました。
売上高については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、2020年9月末のスマートフォン有料会員数は376万人(2019年9月末比16万人減)となり、全体有料会員数が459万人(同20万人減)と前年同期に比べて減少した結果、26,082百万円(前年同期比3.8%減)となりました。
売上総利益については、売上高の減収を主因に18,951百万円(同5.0%減)となりました。
営業利益については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や通端分離等の影響によるスマートフォン有料会員の入会低調に伴い、前年同期と比べ広告宣伝費を大幅に抑制することができましたが、売上総利益の減益を主因に2,507百万円(同15.3%減)となりました。
経常利益については、営業利益の減益に加え、前年同期には持分法による投資利益112百万円を計上した一方、当期は持分法による投資損失431百万円を計上(持分法適用関連会社の株式会社Authleteに対する減損処理に伴うのれん一括償却が主因)したことにより、2,082百万円(同33.5%減)と大幅な減益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益については、投資有価証券売却益およびクラウドキャスト株式会社を連結子会社化したことに伴う段階取得に係る差益等により特別利益809百万円を計上しましたが、経常利益の減益に加え、減損損失等により特別損失1,678百万円を計上したことを主因に506百万円(同66.4%減)と大幅な減益となりました。
また、当期における連結業績に対する新型コロナウイルス感染症の影響は軽微でした。
なお、当社グループは、コンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しています。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は30,547百万円となり、前年同期比3,067百万円の増加となりました。 資産の部については、流動資産では主に現金及び預金が増加したことにより1,274万円の増加とな り、固定資産ではソフトウエアが減少した一方で、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けに伴い主にのれん、顧客関連資産が増加したことにより1,793百万円の増加となりました。 負債の部については、流動負債では買掛金が減少した一方で、1年内返済予定の長期借入金や未 払金が増加したことにより451百万円の増加となり、固定負債では主に長期借入金が増加したことに より2,900百万円の増加となりました。 純資産の部については、非支配株主持分の増加、親会社株主に帰属する当期純利益として506百万 円を計上しましたが、配当金の支払いがあったこと、その他有価証券評価差額金が減少したことに より283百万円の減少となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は62.7%(前年同期比9.6ポイント減)、ROE(自己資本当期純利益率は2.6%(同5.4ポイント減)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は13,354百万円となり、前年同期末対比932百万円の増加となりま した。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況および要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払いがありますが、主に税金等調整前当期 純利益の計上や減価償却費により3,292百万円の資金流入(前年同期は4,007百万円の資金流入)となり ました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、事業譲受による支出や無形固定資産(主にソフトウエ ア)の取得による支出等により4,807百万円の資金流出(前年同期は3,613百万円の資金流出)となりま した。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いがありますが、長期借入れによる収入等 により2,449百万円の資金流入(前年同期は1,532百万円の資金流入)となりました。
④ 生産、受注および販売の状況
a) 生産実績
該当事項はありません。
b) 受注実績
該当事項はありません。
c) 販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりです。
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
3 当社グループは、単一セグメントであるため、セグメントごとに記載していません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に関する会計上の見積りへの反映については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況、および②財政状態の状況」に記載のとおりです。
なお、当社グループの2020年9月期計画の達成状況は以下のとおりです。
売上高は前年同期比3.8%減、計画比0.3%増となりました。前年同期比は、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、全体有料会員数が前年同期比で減少したことを主因に減収となりました。計画比は概ね計画通りに着地しました。
営業利益は前年同期比15.3%減、計画比0.3%増となりました。前年同期比は、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や広告宣伝費を大幅に抑制したことによる販売費及び一般管理費の減少がありましたが、売上総利益の減益を主因に減益となりました。計画比は概ね計画通りに着地しました。
経常利益は前年同期比33.5%減、計画比13.2%減となりました。前年同期比は、営業利益の減益に加え、前年同期には「持分法による投資利益」112百万円を計上した一方、当連結会計年度は「持分法による投資損失」431百万円を計上したことにより減益となりました。計画比は、個別決算において持分法適用関連会社の株式会社Authleteの株式を特別損失の「関係会社株式評価損」として232百万円を計上したことに伴い、連結決算では営業外費用の「持分法による投資損失」として同額を計上したため、計画を下回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比66.4%減、計画比70.2%減となりました。前年同期比は、投資有価証券売却益およびクラウドキャスト株式会社を連結子会社化したことに伴う段階取得に係る差益等により特別利益809百万円を計上しましたが、経常利益の減益に加え、減損損失等により特別損失1,678百万円を計上したことを主因に減益となりました。計画比は、事業用固定資産(主にソフトウエア)の減損処理に加え、連結子会社のクラウドキャスト株式会社の株式を個別決算において「子会社株式評価損」として取り扱うことにより「減損損失」として1,416百万円を計上したため、計画を下回りました。
2019年9月期の連結業績(計画)との比較
(単位:百万円)
※2020年9月期の計画は、2020年4月30日に修正した計画を記載しています。
なお、当社グループは、コンテンツ配信事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しています。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりです。
④ 経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と今後の見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。
当社グループが重要な経営指標として位置付けている「売上高の成長率」については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、全体有料会員数が前年同期比で減少したことを主因に前年同期比で3.8%の減少となりました。
「営業利益率の改善度」についても、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や広告宣伝費を大幅に抑制したことによる販売費及び一般管理費の減少がありましたが、売上総利益の減益を主因に前年同期比で1.3ポイント減少の9.6%となりました。
また、「総還元性向」については、前年同期比減収減益のなか安定配当を継続する観点から前年と同水準である1株当たり年間配当金を16円としたことにより、前年同期比114.9ポイント増加の173.0%となりました。
なお、当社グループの2021年9月期の計画は以下のとおりです。
2020年9月期連結業績(実績)との比較
(単位:百万円)
※2021年9月期の計画は以下のとおりレンジとなっていますので、上記の表ではレンジの中間値を記載しています。
売上高:25,500~26,500百万円
営業利益:2,100~2,500百万円
経常利益:2,100~2,500百万円
親会社株主に帰属する当期純利益:1,300~1,700百万円
⑤ 資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、コンテンツの調達のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。投資を目的にした資金需要は主にM&Aによるものです。これらの資金需要については、手元現金で賄うことを基本としていますが、M&Aの規模が大きい場合には必要に応じて銀行からの借入金調達により対応する予定です。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は13,354百万円となりました。当社グループでは、この資金を有効活用することにより、新たな事業展開に備えるための新規投資や出資等による支出案件に対して、機動的に対応していきます。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 経営成績の状況
当社グループの主力事業はコンテンツ事業であり、エンドユーザーから得る月額利用料を主な収入源とするBtoCサービスを展開していますが、この事業から得られる知見とノウハウを活かし次なる主力事業とするために成長ポテンシャルが高いヘルスケア事業の立ち上げに注力しています。
当社グループの当期における事業環境において、大手携帯キャリアに通信料金と端末代金の分離を義務付けられたこと(通端分離)、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に伴い全国の携帯ショップによる一時的な営業時間短縮の実施等がありました。これらの影響を受け、主力のコンテンツ事業においてスマートフォン有料会員の入会が低調に推移しました。一方、外出自粛等の影響により「巣ごもり需要」の一つとしてデジタルコンテンツへの需要が高まりました。コミック配信事業者向けにオリジナルコミック作品を提供している事業については、「巣ごもり需要」の恩恵を受け順調に売上高を拡大させることができました。
売上高については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、2020年9月末のスマートフォン有料会員数は376万人(2019年9月末比16万人減)となり、全体有料会員数が459万人(同20万人減)と前年同期に比べて減少した結果、26,082百万円(前年同期比3.8%減)となりました。
売上総利益については、売上高の減収を主因に18,951百万円(同5.0%減)となりました。
営業利益については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や通端分離等の影響によるスマートフォン有料会員の入会低調に伴い、前年同期と比べ広告宣伝費を大幅に抑制することができましたが、売上総利益の減益を主因に2,507百万円(同15.3%減)となりました。
経常利益については、営業利益の減益に加え、前年同期には持分法による投資利益112百万円を計上した一方、当期は持分法による投資損失431百万円を計上(持分法適用関連会社の株式会社Authleteに対する減損処理に伴うのれん一括償却が主因)したことにより、2,082百万円(同33.5%減)と大幅な減益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益については、投資有価証券売却益およびクラウドキャスト株式会社を連結子会社化したことに伴う段階取得に係る差益等により特別利益809百万円を計上しましたが、経常利益の減益に加え、減損損失等により特別損失1,678百万円を計上したことを主因に506百万円(同66.4%減)と大幅な減益となりました。
また、当期における連結業績に対する新型コロナウイルス感染症の影響は軽微でした。
なお、当社グループは、コンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しています。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の資産合計は30,547百万円となり、前年同期比3,067百万円の増加となりました。 資産の部については、流動資産では主に現金及び預金が増加したことにより1,274万円の増加とな り、固定資産ではソフトウエアが減少した一方で、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けに伴い主にのれん、顧客関連資産が増加したことにより1,793百万円の増加となりました。 負債の部については、流動負債では買掛金が減少した一方で、1年内返済予定の長期借入金や未 払金が増加したことにより451百万円の増加となり、固定負債では主に長期借入金が増加したことに より2,900百万円の増加となりました。 純資産の部については、非支配株主持分の増加、親会社株主に帰属する当期純利益として506百万 円を計上しましたが、配当金の支払いがあったこと、その他有価証券評価差額金が減少したことに より283百万円の減少となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は62.7%(前年同期比9.6ポイント減)、ROE(自己資本当期純利益率は2.6%(同5.4ポイント減)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は13,354百万円となり、前年同期末対比932百万円の増加となりま した。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況および要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払いがありますが、主に税金等調整前当期 純利益の計上や減価償却費により3,292百万円の資金流入(前年同期は4,007百万円の資金流入)となり ました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、事業譲受による支出や無形固定資産(主にソフトウエ ア)の取得による支出等により4,807百万円の資金流出(前年同期は3,613百万円の資金流出)となりま した。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いがありますが、長期借入れによる収入等 により2,449百万円の資金流入(前年同期は1,532百万円の資金流入)となりました。
④ 生産、受注および販売の状況
a) 生産実績
該当事項はありません。
b) 受注実績
該当事項はありません。
c) 販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりです。
| 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| 26,082,051 | △3.8 |
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 相手先 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | ||
| 株式会社NTT ドコモ | 13,524,160 | 49.9 | 株式会社NTT ドコモ | 12,041,027 | 46.2 |
| KDDI株式会社 | 6,051,524 | 22.3 | KDDI株式会社 | 5,755,838 | 22.1 |
| ソフトバンク株式会社 | 843,062 | 3.1 | ソフトバンク株式会社 | 696,303 | 2.7 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
3 当社グループは、単一セグメントであるため、セグメントごとに記載していません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」に記載のとおりです。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に関する会計上の見積りへの反映については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況、および②財政状態の状況」に記載のとおりです。
なお、当社グループの2020年9月期計画の達成状況は以下のとおりです。
売上高は前年同期比3.8%減、計画比0.3%増となりました。前年同期比は、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、全体有料会員数が前年同期比で減少したことを主因に減収となりました。計画比は概ね計画通りに着地しました。
営業利益は前年同期比15.3%減、計画比0.3%増となりました。前年同期比は、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や広告宣伝費を大幅に抑制したことによる販売費及び一般管理費の減少がありましたが、売上総利益の減益を主因に減益となりました。計画比は概ね計画通りに着地しました。
経常利益は前年同期比33.5%減、計画比13.2%減となりました。前年同期比は、営業利益の減益に加え、前年同期には「持分法による投資利益」112百万円を計上した一方、当連結会計年度は「持分法による投資損失」431百万円を計上したことにより減益となりました。計画比は、個別決算において持分法適用関連会社の株式会社Authleteの株式を特別損失の「関係会社株式評価損」として232百万円を計上したことに伴い、連結決算では営業外費用の「持分法による投資損失」として同額を計上したため、計画を下回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比66.4%減、計画比70.2%減となりました。前年同期比は、投資有価証券売却益およびクラウドキャスト株式会社を連結子会社化したことに伴う段階取得に係る差益等により特別利益809百万円を計上しましたが、経常利益の減益に加え、減損損失等により特別損失1,678百万円を計上したことを主因に減益となりました。計画比は、事業用固定資産(主にソフトウエア)の減損処理に加え、連結子会社のクラウドキャスト株式会社の株式を個別決算において「子会社株式評価損」として取り扱うことにより「減損損失」として1,416百万円を計上したため、計画を下回りました。
2019年9月期の連結業績(計画)との比較
(単位:百万円)
| 2019年9月 (実績) | 2020年9月期(実績) | 2020年9月期 (計画) | 前年同期比 | 計画比 | |||
| 売上高 | 27,112 | 26,082 | 26,000 | △1,030 | △3.8% | +82 | +0.3% |
| 営業利益 | 2,959 | 2,507 | 2,500 | △451 | △15.3% | △7 | +0.3% |
| 経常利益 | 3,134 | 2,082 | 2,400 | △1,051 | △33.5% | △317 | △13.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,508 | 506 | 1,700 | △1,001 | △66.4% | △1,193 | △70.2% |
※2020年9月期の計画は、2020年4月30日に修正した計画を記載しています。
なお、当社グループは、コンテンツ配信事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しています。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりです。
④ 経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と今後の見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。
当社グループが重要な経営指標として位置付けている「売上高の成長率」については、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果やオリジナルコミック作品提供事業の売上高拡大がありましたが、全体有料会員数が前年同期比で減少したことを主因に前年同期比で3.8%の減少となりました。
「営業利益率の改善度」についても、音楽配信サイト『musico』等の事業譲受けによる効果や広告宣伝費を大幅に抑制したことによる販売費及び一般管理費の減少がありましたが、売上総利益の減益を主因に前年同期比で1.3ポイント減少の9.6%となりました。
また、「総還元性向」については、前年同期比減収減益のなか安定配当を継続する観点から前年と同水準である1株当たり年間配当金を16円としたことにより、前年同期比114.9ポイント増加の173.0%となりました。
なお、当社グループの2021年9月期の計画は以下のとおりです。
2020年9月期連結業績(実績)との比較
(単位:百万円)
| 2021年9月期(計画) | 2020年9月期(実績) | 前年同期比 | ||
| 売上高 | 26,000 | 26,082 | △82 | △0.3% |
| 営業利益 | 2,300 | 2,507 | △207 | △8.3% |
| 経常利益 | 2,300 | 2,082 | +217 | +10.4% |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 1,500 | 506 | +993 | +195.9% |
※2021年9月期の計画は以下のとおりレンジとなっていますので、上記の表ではレンジの中間値を記載しています。
売上高:25,500~26,500百万円
営業利益:2,100~2,500百万円
経常利益:2,100~2,500百万円
親会社株主に帰属する当期純利益:1,300~1,700百万円
⑤ 資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、コンテンツの調達のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。投資を目的にした資金需要は主にM&Aによるものです。これらの資金需要については、手元現金で賄うことを基本としていますが、M&Aの規模が大きい場合には必要に応じて銀行からの借入金調達により対応する予定です。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は13,354百万円となりました。当社グループでは、この資金を有効活用することにより、新たな事業展開に備えるための新規投資や出資等による支出案件に対して、機動的に対応していきます。