訂正有価証券報告書-第45期(2022/04/01-2023/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況
[当連結会計年度の経営成績]
(単位:百万円)
[経済状況]
当連結会計年度のわが国経済は、ウィズコロナの下での政府の各種経済政策による効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されました。一方で、世界的な金融引き締めが続いていることによる海外景気の下振れが、わが国の景気へのリスクとなり、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動などによる影響を引き続き注視する必要がありました。
[当社グループの事業概況]
当社グループの経営成績は営業収入524億9千7百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益31億5千3百万円(前年同期比9.5%増)、経常利益33億7千9百万円(前年同期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億9千2百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症に係るイベントの開催制限の緩和に伴い、大型公演の開催が例年よりも集中したことにより、前年同期に比べ、イベント収入が大きく増加いたしました。また、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復等もあり、営業収入は増収となりました。営業利益については、アーティスト報酬の増加や従業員の給与水準の見直し等により、営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。経常利益については、当連結会計年度より株式会社MASH A&Rを持分法適用の範囲に含めたことによる「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
<営業収入>・ イベント収入が増加
・ 商品売上収入が増加
・ レーベル収入が増加
・ 印税収入が増加
・ 番組制作収入が増加
・ 映像製作収入が増加
・ 出演収入が増加
上記要因に加えて、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復により増収となりました。
<営業利益>営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。
<経常利益>「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。
<親会社株主に帰属する当期純利益>「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(営業収入)
(単位:百万円)
(セグメント利益)
(単位:百万円)
[イベント関連事業]
営業収入325億1千万円(前年同期比56.0%増)、セグメント利益4億7千3百万円(前年同期比5.3%増)となり、増収増益となりました。
[主な事業]
・ イベント収入:<コンサート>桑田佳祐、福山雅治、SEKAI NO OWARI、Perfume、ポルノグラフィティ、エレファントカシマシ、宮本浩次、BEGIN、Skoop On Somebody、FLOW、折坂悠太、神はサイコロを振らない、DEAN FUJIOKA、藤原さくら、DYGLのコンサートツアー
星野源、BABYMETAL、原由子、WEAVER、@onefiveのコンサート
<舞台・公演>ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」
芸術花火エンタテインメント「茅ヶ崎サザン芸術花火2022」
ミュージカル「MEAN GIRLS」
ミュージカル「マリー・キュリー」
地球ゴージャス「クラウディア」
熱海五郎一座「任侠サーカス ~キズナたちの挽歌~」
s**t kingz「HELLO ROOMIES!!!」
若手俳優による「SUPER HANDSOME LIVE 2022」
・ 商品売上収入:コンサートグッズなど
・ ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど
<営業収入>・ イベント収入の増加
(前年同期は桑田佳祐、福山雅治、ポルノグラフィティのコンサートツアー、TEAM NACSによる公演など)
・ 商品売上収入の増加
(前年同期は収益認識会計基準等の適用に伴う影響による減収がありましたが、当期はイベント増加による関連グッズの増加により増収となりました。)
上記要因などにより増収となりました。
<セグメント利益>イベント収入に係る営業原価の増加はあったものの、増収要因により増益となりました。
[音楽・映像事業]
営業収入144億5千2百万円(前年同期比15.1%増)、セグメント利益19億3千8百万円(前年同期比68.8%増)となり、増収増益となりました。
[主な事業]
・ 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfumeなど
・ レーベル収入:福山雅治、まふまふのライブBlu-ray&DVD、BABYMETALのアルバムなど
・ 番組制作収入:単発番組の制作受託など
・ 映像製作収入:映画「沈黙のパレード」の劇場配給分配収入、イベント興行の中継及び上映収入など
・ 映像作品販売収入:吉高由里子主演ドラマ「最愛」、映画「護られなかった者たちへ」などのBlu-ray&DVD販売収入
<営業収入>・ レーベル収入が増加
(前年同期は福山雅治、BABYMETAL、@onefiveのBlu-ray&DVDなど)
・ 印税収入(新譜・旧譜)が増加
・ 番組制作収入が増加
・ 映像製作収入が増加
(前年同期は映画「新解釈・三國志」、映画「今日から俺は!!劇場版」の劇場配給分配収入など)
上記要因などにより増収となりました。
<セグメント利益>映像製作収入等に係る営業原価の増加はあったものの、増収要因により増益となりました。
[出演・CM事業]
営業収入55億3千5百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益7億4千1百万円(前年同期比42.1%減)となり、増収減益となりました。
[主な事業]
・ 出演収入・CM収入:福山雅治、大泉洋、安田顕、星野源、DEAN FUJIOKA、ホラン千秋、仲里依紗、板谷由夏、吉高由里子、吉沢亮、三吉彩花、堀田真由、小関裕太、清原果耶、桜田通など
<営業収入>出演収入の増加により増収となりました。
<セグメント利益>出演収入及びCM収入に係る営業原価の増加により減益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ51億9千9百万円増加し、当連結会計年度末には321億6千3百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は下記のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は100億2百万円(前年同期は16億5千4百万円の獲得)となりました。
これは、主に営業債権の増加はありましたが、営業債務の増加及び未収入金の減少による資金増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億5千7百万円(前年同期は12億8千万円の使用)となりました。
これは、主に有形固定資産の売却はありましたが、有形固定資産の取得、無形固定資産の取得及び関係会社株式の取得による資金減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は29億3千3百万円(前年同期は6億5千7百万円の使用)となりました。
これは、主に自己株式の取得及び配当金の支払による資金減少要因によるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
1) 生産実績及び受注状況
該当事項はありません。
2) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.数量の表示は、取扱い品目が多岐にわたり記載が困難であるため省略しております。
3.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
4.相手先は決済代行業者であり、個人からの代金回収を代行しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社グループは、貸倒債権、棚卸資産、投資、法人税等、退職給付債務、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。当社は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判定しにくい資産・負債の簿価及び収入費用の報告数字についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1) 経営成績の分析
当社グループの経営成績は営業収入524億9千7百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益31億5千3百万円(前年同期比9.5%増)、経常利益33億7千9百万円(前年同期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億9千2百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症に係るイベントの開催制限の緩和に伴い、大型公演の開催が例年よりも集中したことにより、前年同期に比べ、イベント収入が大きく増加いたしました。また、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復等もあり、営業収入は増収となりました。営業利益については、アーティスト報酬の増加や従業員の給与水準の見直し等により、営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。経常利益については、当連結会計年度より株式会社MASH A&Rを持分法適用の範囲に含めたことによる「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
なお、セグメントの概況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載されているとおりであります。
2) 財政状態の分析
(総資産)
当連結会計年度末の総資産は582億9千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ89億8千1百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動資産「未収入金」の減少はありましたが、流動資産「現金及び預金」及び「営業未収入金」並びに投資その他の資産「投資有価証券」の増加によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は207億1千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ91億6千1百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動負債「営業未払金」及び「その他」の増加によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は375億8千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億8千万円減少いたしました。主な減少要因は、自己株式の市場買付などによる「自己株式」の増加によるものであります。この結果、自己資本比率は59.0%となりました。
3) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、以下のものがあげられます。
アーティストの活動・契約状況、アーティストから生み出される作品のヒット状況等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。大規模なコンサート・舞台は短期的に営業収入を増加させますが、開催が不定期であり、自然災害・天候・感染症等の要因に影響されることもあります。同様に、音楽や映像のパッケージ・配信等の発売時期も業績変動の要因となります。特に舞台・映像などの出資作品は回収期間が長期にわたることもあり、制作状況や外部環境の変化等により、リスクが増大することがあります。当社グループが保有している資産は、市場価格の下落や事業収益性の悪化が起こった場合、減損会計の適用により減損損失が発生し、業績や財務状況に影響を与える可能性があります。
当社グループは、積極的に新規事業に取り組み事業拡大を図っております。様々なリスクを想定して実施しておりますが、新規事業の展開等が計画通りに進まない場合、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
日本国内の人口は減少を続けていることから、国内市場の成長性は不透明な状況です。海外への事業展開を積極的に進めておりますが、政治的・経済的な要因、法律・制度や各種規制、テロ・戦争等の予期し得ない事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
4) 資本の財源及び資金の流動性
・当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載されているとおりであります。
・当社グループの財務政策は、運転資金及び将来の事業拡大を目的とする投資資金として、内部資金を財源とすることを基本方針としておりますが、財務状況により機動的な運転資金の調達先として銀行借入を選択する場合もあります。
5) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループの事業は、非常に多岐にわたっております。各事業を小単位に分け、事業毎の営業利益管理を行っており、全体としての営業利益・営業利益率・株主資本利益率などの向上を目標としております。
当社グループの次期の業績見通しは、次の通りであります。
<営業収入>コンサート、舞台公演等が当期に集中開催されたことに対して、次期は反動による一時的な減益となる見込みです。
<営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益>上記同様の理由により減益となる見込みです。
6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは総合エンターテインメント企業として、これまで培ったノウハウ・サービスを応用・展開することで、あらゆる人々に夢と感動を届けることを基本方針としております。
当社グループを取り巻く事業環境は、生活様式やエンターテインメント市場の変化、デジタル技術の進展等により目まぐるしく変化しており、より迅速かつ明確な経営判断が益々求められております。
アーティストポートフォリオの拡大、マネージメントの強化、新時代に適合したソリューションの創出を図りながら、新しいビジネスモデルを開発するとともに、展開してまいります。
また、社会的・環境的・経済的な持続可能性の追求、クリエイティブな環境づくり、透明性の高いガバナンス体制に努め、企業価値の増大を図っていく所存であります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況
[当連結会計年度の経営成績]
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 増減 | 増減率(%) | |
| 営業収入 | 38,744 | 52,497 | 13,753 | 35.5 |
| 営業利益 | 2,879 | 3,153 | 274 | 9.5 |
| 経常利益 | 2,800 | 3,379 | 578 | 20.7 |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 1,564 | 1,692 | 128 | 8.2 |
[経済状況]
当連結会計年度のわが国経済は、ウィズコロナの下での政府の各種経済政策による効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されました。一方で、世界的な金融引き締めが続いていることによる海外景気の下振れが、わが国の景気へのリスクとなり、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動などによる影響を引き続き注視する必要がありました。
[当社グループの事業概況]
当社グループの経営成績は営業収入524億9千7百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益31億5千3百万円(前年同期比9.5%増)、経常利益33億7千9百万円(前年同期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億9千2百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症に係るイベントの開催制限の緩和に伴い、大型公演の開催が例年よりも集中したことにより、前年同期に比べ、イベント収入が大きく増加いたしました。また、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復等もあり、営業収入は増収となりました。営業利益については、アーティスト報酬の増加や従業員の給与水準の見直し等により、営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。経常利益については、当連結会計年度より株式会社MASH A&Rを持分法適用の範囲に含めたことによる「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
<営業収入>・ イベント収入が増加
・ 商品売上収入が増加
・ レーベル収入が増加
・ 印税収入が増加
・ 番組制作収入が増加
・ 映像製作収入が増加
・ 出演収入が増加
上記要因に加えて、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復により増収となりました。
<営業利益>営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。
<経常利益>「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。
<親会社株主に帰属する当期純利益>「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(営業収入)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 増減 | 増減率(%) | |
| イベント関連事業 | 20,838 | 32,510 | 11,671 | 56.0 |
| 音楽・映像事業 | 12,561 | 14,452 | 1,891 | 15.1 |
| 出演・CM事業 | 5,344 | 5,535 | 190 | 3.6 |
| 合計 | 38,744 | 52,497 | 13,753 | 35.5 |
(セグメント利益)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 増減 | 増減率(%) | |
| イベント関連事業 | 449 | 473 | 23 | 5.3 |
| 音楽・映像事業 | 1,148 | 1,938 | 790 | 68.8 |
| 出演・CM事業 | 1,281 | 741 | △539 | △42.1 |
| 調整額 | - | - | - | - |
| 合計 | 2,879 | 3,153 | 274 | 9.5 |
[イベント関連事業]
営業収入325億1千万円(前年同期比56.0%増)、セグメント利益4億7千3百万円(前年同期比5.3%増)となり、増収増益となりました。
[主な事業]
・ イベント収入:<コンサート>桑田佳祐、福山雅治、SEKAI NO OWARI、Perfume、ポルノグラフィティ、エレファントカシマシ、宮本浩次、BEGIN、Skoop On Somebody、FLOW、折坂悠太、神はサイコロを振らない、DEAN FUJIOKA、藤原さくら、DYGLのコンサートツアー
星野源、BABYMETAL、原由子、WEAVER、@onefiveのコンサート
<舞台・公演>ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」
芸術花火エンタテインメント「茅ヶ崎サザン芸術花火2022」
ミュージカル「MEAN GIRLS」
ミュージカル「マリー・キュリー」
地球ゴージャス「クラウディア」
熱海五郎一座「任侠サーカス ~キズナたちの挽歌~」
s**t kingz「HELLO ROOMIES!!!」
若手俳優による「SUPER HANDSOME LIVE 2022」
・ 商品売上収入:コンサートグッズなど
・ ファンクラブ収入:サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfume、ポルノグラフィティなど
<営業収入>・ イベント収入の増加
(前年同期は桑田佳祐、福山雅治、ポルノグラフィティのコンサートツアー、TEAM NACSによる公演など)
・ 商品売上収入の増加
(前年同期は収益認識会計基準等の適用に伴う影響による減収がありましたが、当期はイベント増加による関連グッズの増加により増収となりました。)
上記要因などにより増収となりました。
<セグメント利益>イベント収入に係る営業原価の増加はあったものの、増収要因により増益となりました。
[音楽・映像事業]
営業収入144億5千2百万円(前年同期比15.1%増)、セグメント利益19億3千8百万円(前年同期比68.8%増)となり、増収増益となりました。
[主な事業]
・ 印税収入(新譜・旧譜):桑田佳祐、サザンオールスターズ、福山雅治、星野源、Perfumeなど
・ レーベル収入:福山雅治、まふまふのライブBlu-ray&DVD、BABYMETALのアルバムなど
・ 番組制作収入:単発番組の制作受託など
・ 映像製作収入:映画「沈黙のパレード」の劇場配給分配収入、イベント興行の中継及び上映収入など
・ 映像作品販売収入:吉高由里子主演ドラマ「最愛」、映画「護られなかった者たちへ」などのBlu-ray&DVD販売収入
<営業収入>・ レーベル収入が増加
(前年同期は福山雅治、BABYMETAL、@onefiveのBlu-ray&DVDなど)
・ 印税収入(新譜・旧譜)が増加
・ 番組制作収入が増加
・ 映像製作収入が増加
(前年同期は映画「新解釈・三國志」、映画「今日から俺は!!劇場版」の劇場配給分配収入など)
上記要因などにより増収となりました。
<セグメント利益>映像製作収入等に係る営業原価の増加はあったものの、増収要因により増益となりました。
[出演・CM事業]
営業収入55億3千5百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益7億4千1百万円(前年同期比42.1%減)となり、増収減益となりました。
[主な事業]
・ 出演収入・CM収入:福山雅治、大泉洋、安田顕、星野源、DEAN FUJIOKA、ホラン千秋、仲里依紗、板谷由夏、吉高由里子、吉沢亮、三吉彩花、堀田真由、小関裕太、清原果耶、桜田通など
<営業収入>出演収入の増加により増収となりました。
<セグメント利益>出演収入及びCM収入に係る営業原価の増加により減益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ51億9千9百万円増加し、当連結会計年度末には321億6千3百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は下記のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は100億2百万円(前年同期は16億5千4百万円の獲得)となりました。
これは、主に営業債権の増加はありましたが、営業債務の増加及び未収入金の減少による資金増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億5千7百万円(前年同期は12億8千万円の使用)となりました。
これは、主に有形固定資産の売却はありましたが、有形固定資産の取得、無形固定資産の取得及び関係会社株式の取得による資金減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は29億3千3百万円(前年同期は6億5千7百万円の使用)となりました。
これは、主に自己株式の取得及び配当金の支払による資金減少要因によるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
1) 生産実績及び受注状況
該当事項はありません。
2) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 前年同期比(%) |
| イベント関連事業(百万円) | 32,510 | 156.0 |
| 音楽・映像事業(百万円) | 14,452 | 115.1 |
| 出演・CM事業(百万円) | 5,535 | 103.6 |
| 合計(百万円) | 52,497 | 135.5 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.数量の表示は、取扱い品目が多岐にわたり記載が困難であるため省略しております。
3.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| GMOペイメントゲートウェイ㈱ | 5,849 | 15.1 | 5,518 | 10.6 |
4.相手先は決済代行業者であり、個人からの代金回収を代行しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社グループは、貸倒債権、棚卸資産、投資、法人税等、退職給付債務、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。当社は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判定しにくい資産・負債の簿価及び収入費用の報告数字についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1) 経営成績の分析
当社グループの経営成績は営業収入524億9千7百万円(前年同期比35.5%増)、営業利益31億5千3百万円(前年同期比9.5%増)、経常利益33億7千9百万円(前年同期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億9千2百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
当連結会計年度においては新型コロナウイルス感染症に係るイベントの開催制限の緩和に伴い、大型公演の開催が例年よりも集中したことにより、前年同期に比べ、イベント収入が大きく増加いたしました。また、前連結会計年度での収益認識会計基準等の適用初年度に伴う一時的な営業収入減少からの回復等もあり、営業収入は増収となりました。営業利益については、アーティスト報酬の増加や従業員の給与水準の見直し等により、営業原価、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収要因により増益となりました。経常利益については、当連結会計年度より株式会社MASH A&Rを持分法適用の範囲に含めたことによる「持分法による投資利益」の計上等により増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、「関係会社株式売却損」の計上及び「法人税等」並びに「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加はあったものの、「固定資産売却益」の計上等により増益を確保いたしました。
なお、セグメントの概況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載されているとおりであります。
2) 財政状態の分析
(総資産)
当連結会計年度末の総資産は582億9千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ89億8千1百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動資産「未収入金」の減少はありましたが、流動資産「現金及び預金」及び「営業未収入金」並びに投資その他の資産「投資有価証券」の増加によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は207億1千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ91億6千1百万円増加いたしました。主な増加要因は、流動負債「営業未払金」及び「その他」の増加によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は375億8千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億8千万円減少いたしました。主な減少要因は、自己株式の市場買付などによる「自己株式」の増加によるものであります。この結果、自己資本比率は59.0%となりました。
3) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、以下のものがあげられます。
アーティストの活動・契約状況、アーティストから生み出される作品のヒット状況等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。大規模なコンサート・舞台は短期的に営業収入を増加させますが、開催が不定期であり、自然災害・天候・感染症等の要因に影響されることもあります。同様に、音楽や映像のパッケージ・配信等の発売時期も業績変動の要因となります。特に舞台・映像などの出資作品は回収期間が長期にわたることもあり、制作状況や外部環境の変化等により、リスクが増大することがあります。当社グループが保有している資産は、市場価格の下落や事業収益性の悪化が起こった場合、減損会計の適用により減損損失が発生し、業績や財務状況に影響を与える可能性があります。
当社グループは、積極的に新規事業に取り組み事業拡大を図っております。様々なリスクを想定して実施しておりますが、新規事業の展開等が計画通りに進まない場合、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
日本国内の人口は減少を続けていることから、国内市場の成長性は不透明な状況です。海外への事業展開を積極的に進めておりますが、政治的・経済的な要因、法律・制度や各種規制、テロ・戦争等の予期し得ない事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
4) 資本の財源及び資金の流動性
・当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載されているとおりであります。
・当社グループの財務政策は、運転資金及び将来の事業拡大を目的とする投資資金として、内部資金を財源とすることを基本方針としておりますが、財務状況により機動的な運転資金の調達先として銀行借入を選択する場合もあります。
5) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループの事業は、非常に多岐にわたっております。各事業を小単位に分け、事業毎の営業利益管理を行っており、全体としての営業利益・営業利益率・株主資本利益率などの向上を目標としております。
当社グループの次期の業績見通しは、次の通りであります。
<営業収入>コンサート、舞台公演等が当期に集中開催されたことに対して、次期は反動による一時的な減益となる見込みです。
<営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益>上記同様の理由により減益となる見込みです。
6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは総合エンターテインメント企業として、これまで培ったノウハウ・サービスを応用・展開することで、あらゆる人々に夢と感動を届けることを基本方針としております。
当社グループを取り巻く事業環境は、生活様式やエンターテインメント市場の変化、デジタル技術の進展等により目まぐるしく変化しており、より迅速かつ明確な経営判断が益々求められております。
アーティストポートフォリオの拡大、マネージメントの強化、新時代に適合したソリューションの創出を図りながら、新しいビジネスモデルを開発するとともに、展開してまいります。
また、社会的・環境的・経済的な持続可能性の追求、クリエイティブな環境づくり、透明性の高いガバナンス体制に努め、企業価値の増大を図っていく所存であります。