有価証券報告書-第29期(平成29年10月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/12/18 14:39
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【項目】
121項目
(1)経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー
(以下「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりであります。
①経営成績
当連結会計年度における我が国の経済は、輸出、生産活動及び設備投資が堅調に推移したほか、個人消費も緩やかに持ち直しております。一方で、米中間の貿易摩擦や、相次ぐ自然災害による経済への影響など不安定な外部環
境が続きました。また、GDP伸び率は、平成30年4月~6月に0.7%増となり、消費者物価指数(生鮮食品除く)は、前年同月比0.7%~1.0%の間で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループでは、LED照明等の設置工事費用を含めた初期投資オールゼロで、顧客に最新の設備を導入できる「ネクシィーズ・ゼロ」の提供に注力し、エネルギー環境関連事業が好調に推移いたしました。一方で、当初の予定どおり3Dスマホクレーンゲーム「神の手」(以下、「神の手」)の大型プロモーションとしてテレビCMの全国放送による費用が発生しております。
これらの結果、売上高16,873百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益1,924百万円(前年同期比6.4%減)、経常利益1,941百万円(前年同期比14.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,913百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
当連結会計年度における報告セグメントの概況は次のとおりであります。
[エネルギー環境関連事業]
エネルギー環境関連事業では、「ネクシィーズ・ゼロ」及び「ネクシィーズ電力」の提供、利用者獲得業務及びLED照明等の販売、インターネット接続サービス「Nexyz.BB」の提供を行っております。
当連結会計年度においては、引き続き主力である「ネクシィーズ・ゼロ」の提供に注力した結果、業績が好調に推移いたしました。具体的には、LED照明以外の業務用冷蔵庫や空調等の営業を強化したことや、営業人員の増員、既存顧客や販売代理店からの紹介促進等を行ってまいりました。また、顧客のニーズに合わせてLED照明等の販売も行ってまいりました。
インターネット接続サービス「Nexyz.BB」についても、概ね堅調に推移いたしました。
これらの結果、エネルギー環境関連事業は、売上高13,900百万円(前年同期比29.2%増)、セグメント利益3,434百万円(前年同期比33.2%増)となりました。
[電子メディア事業]
電子メディア事業では、企業プロモーション支援を目的として、インターネットを主とした各種サービスを提供しております。
当連結会計年度の電子雑誌業務においては、通販直結型のWEBマガジンや読んでポイントが貯まるアプリ専用マガジンなどの、企業から制作を受託した電子雑誌を創刊したほか、旅行電子雑誌「旅色」の別冊としてグルメ情
報にフォーカスした電子雑誌「タベサキ」など6誌の新雑誌を創刊いたしました。そのほか、企業に対する販売促進支援では、ECサイト運営事業者向けの物流サービス「ブランジスタ物流」の取扱高が引き続き増加いたしまし
た。また、台湾現地法人を設立し、現地の日本法人向けにEC事業支援を進めてまいりました。「神の手」においては、平成30年7月以降、App Storeにおける新規ユーザーの受付及びアップデートが一部休止となりました。
これらの結果、電子メディア事業は、売上高2,974百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント損失347百万円(前年同期セグメント利益264百万円)となりました。
②財政状態
当連結会計年度末の総資産は14,422百万円となり、前連結会計年度末に比べて335百万円の増加となりました。
当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりです。
(流動資産)
流動資産は11,749百万円となり、前連結会計年度末に比べて993百万円の増加となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が471百万円、有価証券が200百万円それぞれ減少した一方で、連結子会社であった株式会社ハクビの当社が保有する全株式を譲渡したこと等に伴い現金及び預金が1,544百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は2,673百万円となり、前連結会計年度末に比べて657百万円の減少となりました。これは主に、出資金の払い戻し及び株式の売却等により投資有価証券が550百万円、子会社株式の売却による連結範囲の変更等に伴い敷金及び保証金が138百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は4,231百万円となり、前連結会計年度末に比べて129百万円の減少となりました。これは主に、業容の拡大に伴い買掛金が249百万円、業績連動賞与引当金が41百万円増加した一方で、短期借入金が70百万円、未払金が65百万円、解約調整引当金が277百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債は1,619百万円となり、前連結会計年度末に比べて58百万円の減少となりました。これは主に長期借入金(1年内返済予定を除く)が62百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は8,570百万円となり、前連結会計年度末に比べて523百万円の増加となりました。主な内訳は、当社連結子会社が自己株式を取得し、持分比率が変更されたこと等から非支配株主持分が1,078百万円減少した一方で、資本剰余金が59百万円、利益剰余金が1,344百万円増加したこと及び自己株式141百万円を処分したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」)の期末残高は6,221百万円となり、新規連結及び連結除外に伴う現金及び現金同等物の増減額73百万円を調整した結果、前連結会計年度末残高4,877百万円と比べて1,344百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,592百万円(前年同期は1,786百万円の収入)となりました。これは主に、関係会社株式売却益685百万円、リース債権の増加額399百万円、法人税等の支払額又は還付額597百万円を計上した一方で、税金等調整前当期純利益2,493百万円、売上債権の減少額283百万円、仕入債務の増加額299百万円がそれぞれあったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1,164百万円(前年同期は88百万円の収入)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出266百万円、有形固定資産の取得による支出432百万円があった一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入865百万円、出資金の分配による収入925百万円がそれぞれあったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,339百万円(前年同期は629百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入300百万円、非支配株主からの払込みによる収入147百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出362百万円、配当金の支払額377百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出820百万円がそれぞれあったことによるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業区分別に示すと以下のとおりであります。
なお、当社は、当連結会計年度より、前連結会計年度において連結子会社でありました株式会社ハクビの当社が保有する全株式を譲渡して連結の範囲から除外しております。これに伴い、報告セグメントの「文化教育事業」の区分につきましては、記載しておりません。また、前連結会計年度において連結子会社でありました株式会社ネクシィーズ・トレード及び株式会社DiNAは総資産、売上高、当期純利益及び利益剰余金に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性が低下したため、連結の範囲から除外しております。これに伴い、事業セグメントの「その他」区分につきましては、記載しておりません。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
エネルギー環境関連事業13,90029.2
電子メディア事業2,9731.2
合計16,8735.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.販売高には、消費税等は含まれておりません。
3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。なお、前連結会計年度における販売実績の総販売実績に対する割合は10%未満であるため、記載を省略しております。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
A社--2,119,45412.6

(注) A社との間で守秘義務を負っているため、社名の公表は控えさせていただきます。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであり
ます。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度における売上高は16,873百万円(前年同期比5.1%増)となりました。
主な要因は、まず、株式会社ハクビの株式売却により連結除外したことが、当連結会計年度の売上高の減少要因となりました。一方で「ネクシィーズ・ゼロ」において、営業人員を増員したことや、取扱商材の多様化によるLED照明以外の空調や冷蔵庫等の受注が増加いたしました。そのほか、電子雑誌制作業務やECサポートなどの企業の販売促進支援等についても概ね堅調に推移いたしました。結果、全体としては増収となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における売上原価は8,391百万円(前年同期比1.7%増)となりました。
主な要因は、株式会社ハクビの株式売却に伴う連結除外による減少があった一方で、「ネクシィーズ・ゼロ」の受注が増加したことで、売上原価についても増加いたしました。
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は6,558百万円(前年同期比14.2%増)となりました。
主な要因は、「ネクシィーズ・ゼロ」の利用者獲得業務及びLED照明等の販売に係る人員を増員したことに伴う人件費、交通費及び賃借料の増加、「神の手」の利用者増加を目的とした大規模なTVCMを実施したことによる広告宣伝費の増加によるものであります。
(営業損益・経常損益分析)
当連結会計年度における営業利益は1,924百万円(前年同期比6.4%減)、経常利益は1,941百万円(前年同期比14.4%減)となりました。
主な要因は、主力サービスである「ネクシィーズ・ゼロ」が好調であった一方で、「神の手」の利用者増加を目的とした大規模なTVCMを実施したことによる広告宣伝費が発生したことによるものであります。そのほか、営業外費用として投資有価証券評価損が発生したことによるものであります。
(税金等調整前当期純損益・親会社株主に帰属する当期純損益)
当連結会計年度において、当社が保有していた関係会社株式を譲渡したことに伴い、関係会社株式売却益を685百万円計上したことにより、税金等調整前当期純利益は2,493百万円(前年同期比11.8%増)となりました。
そして、法人税等を788百万円、非支配株主に帰属する当期純損失を208百万円計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は1,913百万円(前年同期比8.3%増)となりました。また、前連結会計年度の1株当たり当期純利益金額142円77銭から、当連結会計年度は1株当たり当期純利益金額151円45銭となりました。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④資本の財源及び資金の流動性について
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状
態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資金需要のうち主なものは、「ネクシィーズ・ゼロ」のLED照明等の商品仕入や設置工事代金のほか、販売費及び一般管理費(主に、人件費とそれに伴う営業経費、賃借料)であります。商品仕入等については借入金等の金融機関からの資金調達、販売費及び一般管理費については自己資金と借入金により、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
運転資金及び設備資金は手元資金で補うことを基本とし、必要に応じて借入等の資金調達を実施しております。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社が今後さらなる成長を遂げるためには、さまざまな課題に対処すべきことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最適な経営資源の配分に努め、さらなる事業拡大を図ってまいります。

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