四半期報告書-第31期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(a)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、足下で大幅に下押しされ、厳しい状況が続いております。感染症が内外経済をさらに下振れさせる懸念や、金融資本市場の変動等の影響など、先行き不透明な要素が見られました。
当社グループが属するコンピュータ販売業界におきましては、パソコンの買い替え需要の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症による影響もあり、国内法人向けパソコン市場においての出荷台数は、減少傾向で推移いたしました。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、顧客ニーズが高まるセキュリティ関連事業への継続的な取り組みやテレワーク需要に対応した製品・サービスの販売に注力してまいりました。また、当社独自の在庫販売戦略を継続しつつ、ソリューション営業の強化、エンドユーザーへの販売強化や各メーカーとのアライアンス強化等を図ることなどにより、粗利の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は6,389,628千円(前年同四半期比7.7%減)、経常利益は206,756千円(前年同四半期比4.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は136,171千円(前年同四半期比0.5%増)となりました。
各セグメント別の営業の概況は次のとおりであります。
① ITサービス事業
法人向けコンピュータ市場においては、Windows7のサポート終了に伴うWindows10搭載機への入れ替え需要の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症による影響によりパソコン出荷台数は減少しました。
2018年度末より続くCPU不足を起因としたパソコンの供給不足の解消がされないことや新型コロナウイルス感染症による影響によりサプライチェーンの生産休止・縮小の影響などもあり、市場におけるパソコンの調達が難しい状況は続いております。当社グループにおきましては、可能な限り状況に応じた在庫の調達を行いつつ、エンドユーザーへの販売を強化、テレワーク需要に対応した製品やサービスの販売に注力するなど積極的な営業活動を行ってまいりました。その結果、売上高は4,041,046千円(前年同四半期比14.2%減)、営業利益は186,125千円(前年同四半期比3.1%増)となりました。
② アスクルエージェント事業
既存取引先の稼働促進や新規取引先の拡大により売上高は堅調に推移いたしましたが、人件費などの先行投資もあり、営業利益は減少致しました。その結果、売上高は2,324,705千円(前年同四半期比5.6%増)、営業利益は24,898千円(前年同四半期比29.2%減)となりました。
③ その他
当社グループは、就労移行支援事業及び放課後等デイサービス事業を3施設運営しております。職業訓練・就労支援に関するサービス及び児童・生徒の発達支援に関するサービスの提供を行っており、利用者数が増加しております。その結果、売上高は23,875千円(前年同四半期比47.9%増)、営業利益は3,119千円(前年同四半期:営業損失699千円)となりました。
(b)財政状態の分析
(総資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は「売掛金」及び「商品」の増加等により、前連結会計年度末と比べて690,933千円増加し、7,335,348千円となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は「借入金」が減少したものの、「買掛金」の増加等により、前連結会計年度末と比べて513,585千円増加し、4,217,692千円となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は公募による「資本金」「資本準備金」の増加及び「利益剰余金」の増加等により、前連結会計年度末と比べて177,348千円増加し、3,117,655千円となりました。この結果、自己資本比率は41.4%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」をご参照ください。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当社グループは、法人向けコンピュータ及び周辺機器の販売を中心に事業を営んでおり、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
① 商品仕入実績
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
② 販売実績
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての情報
① 資金需要
当社グループの運転資金のうち主なものは、販売及び在庫のための商品購入並びに販売費及び一般管理費によるものであります。
② 資本の財源
当社グループにおける運転資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入等によって調達しております。なお、借入金の返済に関しましては、資金の状況を勘案しつつ、計画的に返済する方針であります。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
現在の営業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続くと見込まれております。また、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等による影響に留意する必要があるものと認識しております。
当社グループの経営陣は、これまで事業に従事してきた経験や、現在入手可能な情報に基づき、最善の経営判断を行っており、引き続き積極的な営業活動を展開すると共に、業務の効率化を推し進めてまいります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(a)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、足下で大幅に下押しされ、厳しい状況が続いております。感染症が内外経済をさらに下振れさせる懸念や、金融資本市場の変動等の影響など、先行き不透明な要素が見られました。
当社グループが属するコンピュータ販売業界におきましては、パソコンの買い替え需要の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症による影響もあり、国内法人向けパソコン市場においての出荷台数は、減少傾向で推移いたしました。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、顧客ニーズが高まるセキュリティ関連事業への継続的な取り組みやテレワーク需要に対応した製品・サービスの販売に注力してまいりました。また、当社独自の在庫販売戦略を継続しつつ、ソリューション営業の強化、エンドユーザーへの販売強化や各メーカーとのアライアンス強化等を図ることなどにより、粗利の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は6,389,628千円(前年同四半期比7.7%減)、経常利益は206,756千円(前年同四半期比4.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は136,171千円(前年同四半期比0.5%増)となりました。
各セグメント別の営業の概況は次のとおりであります。
① ITサービス事業
法人向けコンピュータ市場においては、Windows7のサポート終了に伴うWindows10搭載機への入れ替え需要の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症による影響によりパソコン出荷台数は減少しました。
2018年度末より続くCPU不足を起因としたパソコンの供給不足の解消がされないことや新型コロナウイルス感染症による影響によりサプライチェーンの生産休止・縮小の影響などもあり、市場におけるパソコンの調達が難しい状況は続いております。当社グループにおきましては、可能な限り状況に応じた在庫の調達を行いつつ、エンドユーザーへの販売を強化、テレワーク需要に対応した製品やサービスの販売に注力するなど積極的な営業活動を行ってまいりました。その結果、売上高は4,041,046千円(前年同四半期比14.2%減)、営業利益は186,125千円(前年同四半期比3.1%増)となりました。
② アスクルエージェント事業
既存取引先の稼働促進や新規取引先の拡大により売上高は堅調に推移いたしましたが、人件費などの先行投資もあり、営業利益は減少致しました。その結果、売上高は2,324,705千円(前年同四半期比5.6%増)、営業利益は24,898千円(前年同四半期比29.2%減)となりました。
③ その他
当社グループは、就労移行支援事業及び放課後等デイサービス事業を3施設運営しております。職業訓練・就労支援に関するサービス及び児童・生徒の発達支援に関するサービスの提供を行っており、利用者数が増加しております。その結果、売上高は23,875千円(前年同四半期比47.9%増)、営業利益は3,119千円(前年同四半期:営業損失699千円)となりました。
(b)財政状態の分析
(総資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は「売掛金」及び「商品」の増加等により、前連結会計年度末と比べて690,933千円増加し、7,335,348千円となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は「借入金」が減少したものの、「買掛金」の増加等により、前連結会計年度末と比べて513,585千円増加し、4,217,692千円となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は公募による「資本金」「資本準備金」の増加及び「利益剰余金」の増加等により、前連結会計年度末と比べて177,348千円増加し、3,117,655千円となりました。この結果、自己資本比率は41.4%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」をご参照ください。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当社グループは、法人向けコンピュータ及び周辺機器の販売を中心に事業を営んでおり、生産実績及び受注実績は記載しておりません。
① 商品仕入実績
セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | 前年同四半期比(%) | |
ITサービス事業 | (千円) | 3,647,915 | 89.7 |
アスクルエージェント事業 | (千円) | 2,075,851 | 106.0 |
その他 | (千円) | 18,989 | 120.7 |
合計 | (千円) | 5,742,755 | 95.1 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
② 販売実績
セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | 前年同四半期比(%) | |
ITサービス事業 | (千円) | 4,041,046 | 85.8 |
アスクルエージェント事業 | (千円) | 2,324,705 | 105.6 |
その他 | (千円) | 23,875 | 147.9 |
合計 | (千円) | 6,389,628 | 92.3 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての情報
① 資金需要
当社グループの運転資金のうち主なものは、販売及び在庫のための商品購入並びに販売費及び一般管理費によるものであります。
② 資本の財源
当社グループにおける運転資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入等によって調達しております。なお、借入金の返済に関しましては、資金の状況を勘案しつつ、計画的に返済する方針であります。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
現在の営業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続くと見込まれております。また、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等による影響に留意する必要があるものと認識しております。
当社グループの経営陣は、これまで事業に従事してきた経験や、現在入手可能な情報に基づき、最善の経営判断を行っており、引き続き積極的な営業活動を展開すると共に、業務の効率化を推し進めてまいります。