四半期報告書-第30期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/16 11:14
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、4月には15年ぶりに日経平均株価は2万円台に乗せましたが、中国経済の警戒モードが強く、値動きも大きく不安定に推移しました。しかしながら、雇用・所得環境の改善や株価上昇による資産効果等に加え、訪日外国人需要の増加もあり全体としては、緩やかな改善基調にあると思われます。
このような状況の下、当社は当第2四半期累計期間において、札幌市内にあります入居一時金方式の介護付有料老人ホーム6施設(光ハイツ・ヴェラス5施設およびヴェラス・クオーレ山の手、全812室)、サービス付き高齢者向け住宅1施設(ヴェラス・クオーレ小樽、59室)、月額家賃方式の住宅型有料老人ホーム1施設(ヴェラス・クオーレ札幌北216室)、更に、今年8月に札幌市中央区に新規オープンいたしました住宅型有料老人ホーム(ヴェラス・クオーレ南19条、89室)を加えまして全1,176室となりました。ヴェラス・クオーレ南19条の新規オープンによる総体居室数の増加の影響により総体的入居率は約88%となりました。また、雇用情勢の厳しい中、当社は医療と介護の連携強化、優秀な介護人材の確保、サービスの質の向上を重要課題と捉え、当社の事業運営実績30年という事業の安定性、更に処遇改善をアピールしながら雇用の獲得に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は1,594,683千円(前年同期比3.21%減)、営業利益155,394千円(前年同期比39.09%減)、経常利益149,819千円(前年同期比58.39%減)、四半期純利益86,092千円(前年同期比54.78%減)となりました。
昨今の高齢者住宅業界はサービス付き高齢者向け住宅の乱立の影響により、顧客の獲得や不足する介護労働者の獲得に各社が奔走している状況であり、当社としましては不安定な業界全般の動向を予測しつつ静観、分析してまいりました。このような状況下で当社の運営する全施設の施設介護充実を機に当社は来期に向けて新たに居宅介護支援事業、訪問介護事業、通所介護事業へ参入のため居室系介護事業者のM&Aとそれらを子会社化による業態、そして事業の拡大検討を開始します。
また、大手同業他社との業務提携により、高齢者介護事業に関する情報交換や、変化する時代のニーズに応える新たな高齢者住宅の共同開発等、今後の事業展開、業績向上につなげたい考えであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は2,294,352千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローは58,566千円の資金収入(前年同期より152,622千円増)となりました。その主な要因は未収消費税等の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローは385,898千円の資金収入(前年同期より254,227千円増)となりました。その主な要因は拘束性預金の払戻によるによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローは47,803千円の資金支出(前年同期より40,932千円減)となりました。その主な要因は短期借入金の返済によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。