半期報告書-第43期(2025/12/01-2026/11/30)

【提出】
2026/07/14 15:37
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、継続する物価上昇が個人消費に与える影響、欧米・中国経済の動向、中東地域をめぐる地政学リスクの高まり、金融資本市場の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の下、当中間連結会計期間の連結業績は、売上高1,500百万円(前期比15.8%増)となりました。また、営業損失は570百万円(前期は営業損失65百万円)、経常損失は1,422百万円(前期は経常損失54百万円)、税金等調整前中間純損失は1,433百万円(前期は税金等調整前中間純損失1,213百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は1,417百万円(前期は親会社株主に帰属する中間純損失1,234百万円)となりました。
また、M&Aに伴うのれん償却額を加味した参考指標であるEBITDA*1は、△463百万円(前期はEBITDA56百万円)となりました。
*1 EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
当中間連結会計期間におけるセグメントごとの業績は、以下のとおりであります。
なお、前連結会計年度において「IoT関連事業」に属していた株式会社ネクスを連結子会社から除外したことに伴い、金額的重要性が乏しくなったため、当中間連結会計期間の期首より、当該セグメントを記載上「その他」に集約しております。
(メタバース・デジタルコンテンツ事業)
株式会社実業之日本デジタル(以下「実日デジタル」)は、いわゆる電子書店(電子書籍配信サイト、Web漫画サイト、漫画アプリ、雑誌読み放題サイト等)及び電子取次を主な取引先としております。当年度はマンガ領域において、アンソロジーコミックの単話版独占先行配信を実施し、新規読者層の獲得及び作品認知の拡大に注力いたしました。その結果、『執着ヤンデレに愛されすぎて 異世界恋愛アンソロジーコミック』が好調に推移したほか、収録作品の単話版『片想いが辛くて失踪したら、ヤンデレ化した夫に捕まりました』が、国内最大級の電子書店であるコミックシーモアのランキングに入るなど、重点施策が具体的な成果として表れております。
主力作品『静かなるドン』については、YouTubeにおいてタイアップ広告案件として採用され、売上の増加につながりました。加えて、既刊では『裏切られた悪徳王女、幼女になって冷血皇帝に拾われる』及び『硝子の塔の殺人 文庫版』が引き続き好調に推移し、業績の下支えとなりました。今後も、各プラットフォームの特性に応じた販促施策と作品展開を継続し、販売機会の最大化と収益基盤の強化に取り組んでまいります。
株式会社スケブ(以下「スケブ」)は、クリエイターにイラストや音声データ等を有償でリクエストできるコミッションサービス『Skeb』を提供しております。『Skeb』は、2026年5月時点において総登録者数が396万人を突破し、日本最大級のコミッションプラットフォームと言える水準にまで成長しております。
『Skeb』では、2026年5月20日より「VRChat」アカウントによるログイン連携を開始いたしました。クライアントのオリジナルキャラクターやアバターの制作を依頼できる「うちの子リクエスト」は、月間取引の約20%を占めるなど好調に推移しており、総ユーザー数が約1,000万人規模と推定されるソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」とのログイン連携により、さらなるリクエストの増加が期待されます。
また、2026年5月23日に秋葉原で開催した、VRユーザー・VRクリエイター・VR関連企業の交流イベント「超メタフェス2026」は、今回より一部の入場にVRChatアカウント及び事前予約が必要となったにもかかわらず、想定を上回る約2万人の来場者数となりました。
今後もリアル・バーチャルの双方で、登録者数の増加及び利用促進につながるプロモーションの強化と、サービスの向上に取り組んでまいります。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は304百万円(前期比5.1%増)、営業利益は25百万円(前期は営業損失10百万円)となりました。
(IoT関連事業)
農業ICT事業(JN FARM)では、農作物の生産・加工・販売を行う6次産業化事業と、特許農法による化学的土壌マネジメントとICTシステムによるデジタル管理を組み合わせたパッケージ販売を行うフランチャイズ事業の事業化を推進しております。
6次産業化事業では、スーパーフードとして人気の高いGOLDEN BERRY(食用ほおずき)の生産・販売を行っております。加工品としては、セミドライゴールデンベリーに加え、昨年度にリニューアルしたGOLDEN BERRYプレミアムアイスを販売しております。また、今年度の新商品として販売を開始したゴールデンベリーリキュール「アウレア・トロピカ」(720ml・200ml)は、各種通信販売や花巻市内の土産店での取り扱いに加え、当中間連結会計期間には山梨県の酒類卸売業者や岩手県北上市の一部の酒店でも取り扱いが開始されるなど、販売が好調に推移しております。
さらに、GOLDEN BERRYの栽培時に発生する葉の残渣を活用した「ほおずきエキス」を開発し、化粧品の原料として採用されております。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は0百万円(前期比99.8%減)、営業損失は1百万円(前期は営業利益39百万円)となりました。
なお、売上高の大幅な減少は、前連結会計年度において子会社であった株式会社ネクスが連結の範囲から除外されたことによる影響が主な要因であります。
(ソリューション事業)
株式会社ケーエスピー(以下「ケーエスピー」)は、外食チェーンや介護施設等における、物流を含めた食材・副資材・消耗品等のトータルサプライヤー業を柱とし、加えて、コスメティックショップ等の物販チェーンにおける各種パッケージやSPツールの企画・制作を行っております。取引社数と商品販売数の二軸を継続的に拡大していくストック型の販売モデルであり、急激な売上・利益の拡大は見込みにくい一方、安定した売上と利益を着実に積み上げていく点を特長としております。
当中間連結会計期間においても、新規販売先及び新規取扱商品は順調に増加しております。今後は、商社機能を活かした仕入先への販売等、双方向の取引の強化に加え、訴求力の高い商品を起点としたクロスセルにより、1社あたりの取引額の増加に向けた施策を積極的に展開してまいります。
また、今期特に注力している食材・食品加工品の開発・販売についても、商品数・販売数がともに着実に増加しております。環境問題や世界的な人口増加に伴う原料不足といった社会課題に対しても、商社機能を活かしたソリューションにフードテックを組み合わせ、新たな事業領域の拡大を進めてまいります。
株式会社JNソフト(旧:株式会社ネクスソフト、以下「JNソフト」)は、システムエンジニアリングサービス事業(SES事業)としてニーズの高いオープン系を中心とした顧客システム開発の支援やエンジニア派遣と、受託開発事業としてシステム新規開発のほか開発後の運用保守対応や既存顧客からのシステム改修を行っております。
当中間連結会計期間の業績は、第1四半期連結会計期間で達成した9名の中途採用者のSES事業における案件参画が大幅に遅延し未稼働状態が発生したこと、またパートナービジネスにおいてエンジニア稼働率が下がったことにより、計画比で売上が大幅に未達となりました。なお、それに伴い営業体制を抜本的に見直しいたしました。
受託開発事業においてASTERIA Warp案件の拡大や追加の運用保守案件を獲得したものの、SES事業の売上の大幅未達をリカバリーする水準にまでは至りませんでした。
一方で、受託開発事業において長期間開発の大型案件の受注(2027年6月納品)、また、JNソフトのエンジニアがアステリア社(ASTERIA Warpメーカー)から2年連続でNo.1アワードを受賞する等、JNソフトに対するニーズの拡大は進んでおります。これら機会を見極めながら、SES事業においては営業体制見直しによって回転速度を上げ、受託開発事業においては市場のさらなる拡大に努めてまいります。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は1,013百万円(前期比30.1%増)、営業利益は4百万円(前期比87.7%減)となりました。
なお、売上高が増加している一方で利益が伸び悩んでいる主な要因は、ケーエスピーにおいては堅調に利益を積み上げているものの、JNソフトにおいて中途採用者の未稼働期間の発生や外部リソースの確保遅延等により収益が計画を下回ったことに起因しております。
(暗号資産・ブロックチェーン事業)
株式会社Zaif(以下「Zaif」)は、暗号資産交換業者として2016年から10年近いサービス展開をし、老舗プレイヤーとして業界を牽引してまいりました。「暗号資産で資産形成ならZaif」をコンセプトに、個人投資家の資産形成ニーズと、大口顧客の取引ニーズの双方に対応するサービス拡充を進めております。
当中間連結会計期間における取り組みといたしましては、収益性の低い暗号資産である「MV」「ROND」「DEP」の3通貨廃止における返還作業を速やかに完遂させることでのオペレーションコストの圧縮、発行体企業との共同イベント開催による業績向上に向けた取り組み、また、ライフカード株式会社と提携した「Zaifカード」において還元される暗号資産を選択できる等のサービス拡充を実施してまいりました。これらの取り組みが他社との差別化に繋がり、引き続き認知が広がりつつあります。
これら取り組みをスピーディーに進めてきた一方で、当中間連結会計期間の業績は、自己保有暗号資産に関わる評価損の計上が大きく影響したことに加え、暗号資産市況の低迷によりフロー収益・ストック収益ともに想定を下回り、売上高は計画未達となりました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は122百万円(前期は売上高4百万円)、営業損失は494百万円(前期は営業利益2百万円)となりました。
なお、当該損失のうち、自己保有暗号資産の評価損についてはキャッシュアウトを伴わない一時的な要因となります。
また、当中間連結会計期間における財政状態は、以下のとおりであります。
(資産)
資産の残高は、前連結会計年度末と比較して、51,174百万円減少し、83,537百万円となりました。
この主な要因は、自己保有暗号資産が465百万円減少、利用者暗号資産が47,837百万円減少、のれんが96百万円減少し、投資有価証券が1,065百万円減少したことによります。
(負債)
負債の残高は、前連結会計年度末と比較して、50,705百万円減少し、80,978百万円となりました。
この主な要因は、預り暗号資産が47,837百万円減少、借入金*2が1,392百万円減少、1年内償還予定の社債が91百万円増加したことによります。
*2 短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、長期借入金残高の合計です。
(純資産)
純資産の残高は、前連結会計年度末と比較して、469百万円減少し、2,558百万円となりました。
この主な要因は、自己株式が9百万円増加したものの、資本剰余金が3,524百万円減少し、その他有価証券評価差額金が229百万円減少したことによります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は、前連結会計年度末と比べて338百万円減少し、1,128百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により支出した金額は41百万円(前中間連結会計期間は110百万円の資金獲得)となりました。
これは主に、資金の減少要因として、預り金の減少1,276百万円があり、税金等調整前中間純損失1,433百万円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した金額は245百万円(前中間連結会計期間は783百万円の資金獲得)となりました。
これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出179百万円があり、有形固定資産の取得による支出34百万円があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した金額は52百万円(前中間連結会計期間は9百万円の資金獲得)となりました。
これは主に、資金の減少要因として、長期借入金の返済による支出48百万円があったことによります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発活動の金額は、3百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

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