四半期報告書-第11期第1四半期(令和2年2月1日-令和2年4月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(2020年2月1日~2020年4月30日)におけるわが国経済は、世界的に発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、社会及び経済全体の停滞、自粛による個人消費の低迷など、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループでは、政府及び各自治体からの要請を受け、書店並びに大学売店において休業もしくは営業時間の短縮などの対応を行ってまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、店舗・ネット販売事業及び文教市場販売事業において前年に比べ大幅な減収となり、売上高は446億51百万円(前年同期比10.4%減)となりました。利益面につきましても、減収の影響により営業利益は13億89百万円(前年同期比41.7%減)、経常利益は13億72百万円(前年同期比41.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億81百万円(前年同期比75.1%減)と減益となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[文教市場販売事業]
当事業は以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRC MARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令されたことにより、ほとんどの大学が休校となったため、教科書販売の延期などで書籍販売が減少し、さらに大学・教育機関の工事案件が遅延もしくは中止となった結果、売上高は170億71百万円(前年同期比10.2%減)、営業利益は12億89百万円(前年同期比25.7%減)と減収減益となりました。
[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っております。
店舗の状況といたしましては、2020年3月に「MARUZEN日立店」を開店、2月に「ジュンク堂ロフト名古屋店」「ジュンク堂京都店」を閉店しました。また3月に戸田書店5店舗を資産譲渡により取得した結果、2020年4月末時点の店舗数は92店舗となっております。(うち1店舗は海外店(台湾)、6店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。)
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令されたことに伴う休業要請を受け、ほとんどの店舗で休業もしくは営業時間短縮の対応をした結果、売上高は156億43百万円(前年同期比18.8%減)と大幅な減収となり、利益面につきましても1億61百万円の営業損失(前年同期3億29百万円の営業利益)となりました。
[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、図書館受託館数は、学校図書館を中心に期初1,489館から194館増加し、2020年4月末時点では1,683館(公共図書館554館、大学図書館220館、学校図書館他909館)となり順調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は72億38百万円(前年同期比6.6%増)と増収となりましたが、人件費の上昇による原価の増加により、営業利益は5億75百万円(前年同期比4.1%減)と減益となりました。
[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のDVDについても発売を行っております。
当第1四半期連結累計期間につきましては、専門分野として『マススペクトロメトリー 原書3版』『高齢者のための高血圧診療』『日本思想史事典』『森林利用学』『いまさら聞けない計算力学の定石』、児童書として『ほねほねザウルスシリーズ』『しずくちゃんシリーズ』『いつつごうさぎのきっさてん』など、合計新刊81点(前年78点)を刊行いたしました。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、児童書の刊行数増加により売上高は10億56百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は68百万円(前年同期比3.2%増)とほぼ前年同期並みを確保しました。
[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)に関わる事業、図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、パソコンの修理・アップグレード設定等の事業は好調に推移しましたが、店舗内装業において新型コロナウイルス感染症拡大により、新店・リニューアル店の工期延期もしくは中止の影響が大きく、売上高36億40百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益2億17百万円(前年同期比26.8%減)と減収減益となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて53億86百万円増加し、1,023億51百万円となりました。これは、その他は27億35百万円減少しましたが、現金及び預金が38億12百万円、商品及び製品は41億65百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて9億71百万円増加し、362億66百万円となりました。これは、有形固定資産が2億66百万円、無形固定資産は1億76百万円、投資その他の資産は5億28百万円増加したことによります。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べて9百万円減少し、69百万円となりました。これは、社債発行費が9百万円減少したことによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて63億48百万円増加し、1,386億87百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて79億33百万円増加し、755億8百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金は67億27百万円、短期借入金は6億92百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて15億14百万円減少し、234億75百万円となりました。これは、長期借入金は7億75百万円、その他は7億74百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて64億19百万円増加し、989億83百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて70百万円減少し、397億3百万円となりました。これは、利益剰余金は2億96百万円増加しましたが、その他有価証券評価差額金が3億83百万円減少したことなどによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、次のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、当第1四半期連結累計期間においては、店舗・ネット販売事業における臨時休業、時短営業の措置をはじめ、文教市場販売事業における大学等の休校や学校・自治体業務の休止などにより、大きな影響が生じております。
また、今後においても、いわゆる「新しい生活様式」への移行は社会全体に浸透していくことが予想されます。
これらの社会・市場の変化に対し、当社では、店舗や教育機関等での書籍販売における、通販等の非来店型モデルの構築や、大学図書館や公共図書館における電子書籍・電子図書館システム導入の促進等、感染拡大収束後の業績回復や中長期的な社会の行動変容を見通した事業構造改革の取組みを進めてまいります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(2020年2月1日~2020年4月30日)におけるわが国経済は、世界的に発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、社会及び経済全体の停滞、自粛による個人消費の低迷など、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループでは、政府及び各自治体からの要請を受け、書店並びに大学売店において休業もしくは営業時間の短縮などの対応を行ってまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、店舗・ネット販売事業及び文教市場販売事業において前年に比べ大幅な減収となり、売上高は446億51百万円(前年同期比10.4%減)となりました。利益面につきましても、減収の影響により営業利益は13億89百万円(前年同期比41.7%減)、経常利益は13億72百万円(前年同期比41.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億81百万円(前年同期比75.1%減)と減益となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[文教市場販売事業]
当事業は以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRC MARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令されたことにより、ほとんどの大学が休校となったため、教科書販売の延期などで書籍販売が減少し、さらに大学・教育機関の工事案件が遅延もしくは中止となった結果、売上高は170億71百万円(前年同期比10.2%減)、営業利益は12億89百万円(前年同期比25.7%減)と減収減益となりました。
[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っております。
店舗の状況といたしましては、2020年3月に「MARUZEN日立店」を開店、2月に「ジュンク堂ロフト名古屋店」「ジュンク堂京都店」を閉店しました。また3月に戸田書店5店舗を資産譲渡により取得した結果、2020年4月末時点の店舗数は92店舗となっております。(うち1店舗は海外店(台湾)、6店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。)
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令されたことに伴う休業要請を受け、ほとんどの店舗で休業もしくは営業時間短縮の対応をした結果、売上高は156億43百万円(前年同期比18.8%減)と大幅な減収となり、利益面につきましても1億61百万円の営業損失(前年同期3億29百万円の営業利益)となりました。
[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、図書館受託館数は、学校図書館を中心に期初1,489館から194館増加し、2020年4月末時点では1,683館(公共図書館554館、大学図書館220館、学校図書館他909館)となり順調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は72億38百万円(前年同期比6.6%増)と増収となりましたが、人件費の上昇による原価の増加により、営業利益は5億75百万円(前年同期比4.1%減)と減益となりました。
[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のDVDについても発売を行っております。
当第1四半期連結累計期間につきましては、専門分野として『マススペクトロメトリー 原書3版』『高齢者のための高血圧診療』『日本思想史事典』『森林利用学』『いまさら聞けない計算力学の定石』、児童書として『ほねほねザウルスシリーズ』『しずくちゃんシリーズ』『いつつごうさぎのきっさてん』など、合計新刊81点(前年78点)を刊行いたしました。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、児童書の刊行数増加により売上高は10億56百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は68百万円(前年同期比3.2%増)とほぼ前年同期並みを確保しました。
[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)に関わる事業、図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、パソコンの修理・アップグレード設定等の事業は好調に推移しましたが、店舗内装業において新型コロナウイルス感染症拡大により、新店・リニューアル店の工期延期もしくは中止の影響が大きく、売上高36億40百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益2億17百万円(前年同期比26.8%減)と減収減益となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて53億86百万円増加し、1,023億51百万円となりました。これは、その他は27億35百万円減少しましたが、現金及び預金が38億12百万円、商品及び製品は41億65百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて9億71百万円増加し、362億66百万円となりました。これは、有形固定資産が2億66百万円、無形固定資産は1億76百万円、投資その他の資産は5億28百万円増加したことによります。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べて9百万円減少し、69百万円となりました。これは、社債発行費が9百万円減少したことによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて63億48百万円増加し、1,386億87百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて79億33百万円増加し、755億8百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金は67億27百万円、短期借入金は6億92百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて15億14百万円減少し、234億75百万円となりました。これは、長期借入金は7億75百万円、その他は7億74百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて64億19百万円増加し、989億83百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて70百万円減少し、397億3百万円となりました。これは、利益剰余金は2億96百万円増加しましたが、その他有価証券評価差額金が3億83百万円減少したことなどによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、次のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、当第1四半期連結累計期間においては、店舗・ネット販売事業における臨時休業、時短営業の措置をはじめ、文教市場販売事業における大学等の休校や学校・自治体業務の休止などにより、大きな影響が生じております。
また、今後においても、いわゆる「新しい生活様式」への移行は社会全体に浸透していくことが予想されます。
これらの社会・市場の変化に対し、当社では、店舗や教育機関等での書籍販売における、通販等の非来店型モデルの構築や、大学図書館や公共図書館における電子書籍・電子図書館システム導入の促進等、感染拡大収束後の業績回復や中長期的な社会の行動変容を見通した事業構造改革の取組みを進めてまいります。