四半期報告書-第12期第2四半期(令和3年5月1日-令和3年7月31日)

【提出】
2021/09/10 15:29
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年2月1日~2021年7月31日)におけるわが国経済は、昨年から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化する中で、度重なる緊急事態宣言の発出及びまん延防止等重点措置を受け個人消費や経済活動が大きく制限される等、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループでは訪問営業活動の自粛や書店及び大学内売店において営業時間の短縮など、感染症拡大防止に取り組みながら、「学びとともに生きる社会への取り組み」「地域創生への貢献」「新しい書店収益モデルの創造」を主要戦略テーマに活動しております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、文教市場販売事業において電子図書館及び書籍除菌機の需要が引き続き堅調であったこと、教育・研究施設、図書館などの設計・施工において大型案件の完工が増加したこと、また店舗・ネット販売事業では、当該期間における新型コロナウイルス感染症拡大防止策としての店舗休業、営業時間短縮等の対応は限定的であったこと等により、売上高は915億85百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は27億81百万円(前年同期比59.6%増)、経常利益は26億22百万円(前年同期比58.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億42百万円(前年同期比542.3%増)と増収増益となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
[文教市場販売事業]
当事業は以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRC MARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、コロナ禍において電子図書館、書籍除菌機の需要が前年に引続き堅調であったこと、また教育・研究施設、図書館などの設計・施工において大型案件の完工が増加した結果、売上高は322億75百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は24億4百万円(前年同期比42.5%増)と増収増益となりました。
[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っております。
店舗の状況といたしましては、2021年3月に「丸善 浦和伊勢丹店」「丸善 広島三越店」の2店舗を開店し、7月に「丸善 池袋店」「ジュンク堂書店 仙台TR店」の2店舗を閉店した結果、2021年7月末時点の店舗数は101店舗となっております。(うち1店舗は海外店(台湾)、9店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。)
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、前年は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言発出及び自治体からの各種要請を受け、4月から5月に全国ほとんどの店舗で休業もしくは営業時間短縮を余儀なくされましたが、当該期間における営業自粛、営業時間短縮等の対応は地域、期間ともに限定的で、感染対策・衛生管理を徹底した店舗運営に努めた結果、売上高は348億73百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は3億82百万円(前年同期1億88百万円の営業損失)と増収増益となりました。
[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、図書館受託館数は期初1,676館から5館増加し、2021年7月末時点では1,681館(公共図書館553館、大学図書館228館、学校図書館他900館)となり堅調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は156億64百万円(前年同期比4.5%増)と増収となりました。一方利益面では、コロナ禍における図書館の休館などもあり図書館内設備の更新等の整備作業が3月に集中したことによりコストが増加したため、営業利益10億99百万円(前年同期比13.6%減)と減益となりました。
[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のDVDについても発売を行っております。
当第2四半期連結累計期間につきましては、専門分野として『科学史事典』『酸と塩基の有機反応化学』『LangeTextbookシリーズ カッツング薬理学エッセンシャル 原書12版』『プレゼンテーションZen 第3版』『47都道府県・高校野球百科』、児童書として『ルルとララのガトーショコラ』『いつつごうさぎとうみのほうせき』『にじいろフェアリーしずくちゃん4』『うみべのくまちゃん』など、合計新刊117点(前年113点)を刊行いたしました。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、教科書出荷が順調であったこと及び学協会の有力書籍が発売されたことにより、売上高は22億78百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は1億72百万円(前年同期比23.3%増)と増収増益となりました。
[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)に関わる事業、図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、Apple製品やパソコンの修理等の事業および総合保育サービス事業は概ね計画通り推移しましたが、店舗内装業においてコロナ禍の長期化により、主要顧客の投資意欲が戻らず、大型の新店・リニューアル店などの案件が減少し、前年に引き続き受注減となりました。その結果、売上高64億94百万円(前年同期比3.0%減)、営業利益2億13百万円(前年同期比30.1%減)と減収減益となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて108億93百万円減少し、858億65百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が26億93百万円、商品及び製品が15億64百万円、その他が61億72百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2億1百万円減少し、374億37百万円となりました。これは、有形固定資産が3億25百万円、無形固定資産が75百万円減少したことなどによります。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べて14百万円減少し、28百万円となりました。これは、社債発行費が14百万円減少したことによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて111億9百万円減少し、1,233億31百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて123億4百万円減少し、577億26百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が34億27百万円、短期借入金が88億53百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて4億48百万円減少し、223億96百万円となりました。これは、長期借入金が5億46百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて127億52百万円減少し、801億22百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて16億42百万円増加し、432億8百万円となりました。これは、利益剰余金が14億57百万円、その他有価証券評価差額金が2億21百万円増加したことなどによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は236億81百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、118億34百万円(前年同期比34億94百万円の収入増)となりました。これは主に、たな卸資産の増減額、税金等調整前四半期純利益の増加などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、7億61百万円(前年同期比21億88百万円の支出減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出、その他の支出の減少などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、100億47百万円(前年同期比40億12百万円の支出増)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額の増加などによるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、次のとおりであります。
新型コロナウイルス感染症拡大は、当第2四半期連結累計期間中においても感染拡大が継続し、とくに2021年7月以降は変異種の影響と思われる全国規模での急速な感染拡大が発生しております。
当社グループでは引き続き、各事業所等における感染防止対策を徹底するとともに、これまで取り組んでまいりました、電子図書館システムや電子書籍・電子教材の導入拡大、受託する図書館における安全・安心な環境作りへの取り組み強化、大学教科書販売用のネット販売システムの導入促進、作家などの講演会など書店ならではのオンラインコンテンツ配信事業の拡大などに、一層の注力をしてまいりましたが、当第2四半期連結累計期間以降においても、引き続きこれらの施策推進が重要であると認識しております。さらに、これらに加え、生活者の行動変容をはじめ、コロナ禍を経た社会が中長期的に大きな変化をしていくことへの対応も重要な課題であることから、バーチャル図書館の開発など、ICTを活用した新たな事業開発も推進してまいります。

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