四半期報告書-第14期第2四半期(令和4年1月31日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/13 15:06
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の分析
①経営成績
当社グループは、「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をMissionとし、エンターテインメントを通じ、人々の何気ない日常をより豊かにすることを目指しております。当第2四半期連結累計期間において、エンターテインメント事業では、ユーザーとのエンゲージメントを高めることを意識した既存ゲームの運用及び新規ゲームのリリースに注力してまいりました。投資育成事業では、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行ってまいりました。
なお、当社グループの新型コロナウイルス感染症による当第2四半期連結累計期間の業績への影響は限定的であります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は15,665百万円(前年同四半期比18.9%減)、営業利益は2,169百万円(同47.6%減)、経常利益は2,696百万円(同51.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,803百万円(同55.0%減)となりました。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。なお、詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準の適用)」に記載のとおりであります。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
前第2四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、当第2四半期連結累計期間の分析は変更後の区分に基づいております。
a.エンターテインメント事業
エンターテインメント事業は、主にスマートフォン向けゲームの開発・運営を行っております。
当第2四半期連結累計期間において、売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、他社IPタイトルの「ドラゴンクエストウォーク(企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス、開発:当社)」が年始イベントや2.5周年記念イベントなどを開催したことで好調に推移し、当社グループの連結業績に貢献しました。
また、自社IPタイトルの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が9周年、「アリス・ギア・アイギス」が4周年記念イベントを開催するとともに、「白猫プロジェクト」がTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボイベントを実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行いました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高は15,346百万円、営業利益は1,972百万円となりました。
b.投資育成事業
投資育成事業は、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っております。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが出資するファンドの損益を出資持分割合に応じて計上しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高は318百万円、営業利益は195百万円となりました。
②財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は74,334百万円(前連結会計年度末比95百万円減)となりました。これは主に、営業投資有価証券が増加したものの、その他流動資産が減少したことによるものであります。
また、固定資産は7,205百万円(同821百万円増)となりました。これは主に、投資その他の資産が減少したものの、有形固定資産が増加したことによるものであります。
以上の結果、総資産は81,540百万円(同725百万円増)となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は5,594百万円(同672百万円増)となりました。これは主に、未払法人税等が増加したことによるものであります。
また、固定負債は758百万円(同617百万円増)となりました。これは主に、資産除去債務が増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は6,353百万円(同1,289百万円増)となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は75,187百万円(同564百万円減)となりました。これは主に、配当金の支払いに伴う利益剰余金が減少したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ168百万円増加し、49,221百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは3,216百万円の増加(前年同四半期は402百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益2,696百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは914百万円の減少(前年同四半期は584百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出1,832百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは2,542百万円の減少(前年同四半期は3,177百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額2,556百万円によるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、996百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。