四半期報告書-第14期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/05 14:35
【資料】
PDFをみる
【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の分析
①経営成績
当社グループは、「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をMissionとし、エンターテインメントを通じ、人々の何気ない日常をより豊かにすることを目指しております。当第3四半期連結累計期間において、エンターテインメント事業では、ユーザーとのエンゲージメントを高めることを意識した既存ゲームの運用及び新規ゲームの開発に注力してまいりました。投資育成事業では、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行ってまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は23,079百万円(前年同四半期比15.8%減)、営業利益は2,948百万円(同43.9%減)、経常利益は4,061百万円(同40.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,774百万円(同8.7%増)となりました。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。なお、詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準の適用)」に記載のとおりであります。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
前第2四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、当第3四半期連結累計期間の分析は変更後の区分に基づいております。
a.エンターテインメント事業
エンターテインメント事業は、主にスマートフォン向けゲームの開発・運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間において、売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、他社IPタイトルの「ドラゴンクエストウォーク(企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス、開発:当社)」がドラゴンクエスト36周年を記念した『ドラゴンクエストVIII イベント』などを実施したことで、当社グループの連結業績に貢献いたしました。
また、自社IPタイトルの「白猫プロジェクト」がTVアニメ「ソードアート・オンライン」、「アリス・ギア・アイギス」がPC用ゲーム「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」とのコラボイベントを実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行いました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間において、売上高は22,748百万円、営業利益は2,869百万円となりました。
b.投資育成事業
投資育成事業は、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っております。
当第3四半期連結累計期間において、売上高は331百万円、営業利益は76百万円となりました。
②財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は75,337百万円(前連結会計年度末比907百万円増)となりました。これは主に、その他流動資産が減少したものの、現金及び預金と営業投資有価証券が増加したことによるものであります。
また、固定資産は6,985百万円(同600百万円増)となりました。これは主に、投資その他の資産が減少したものの、有形固定資産が増加したことによるものであります。
以上の結果、総資産は82,322百万円(同1,508百万円増)となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は5,006百万円(同84百万円増)となりました。これは主に、未払法人税等が増加したことによるものであります。
また、固定負債は750百万円(同609百万円増)となりました。これは主に、資産除去債務が増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は5,756百万円(同693百万円増)となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は76,566百万円(同815百万円増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことに加え、その他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1,605百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。