四半期報告書-第17期第3四半期(平成30年11月1日-平成31年1月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善からの個人消費の増加を背景として、景気は緩やかな回復基調を維持しました。また世界経済においては、アジアでは堅調な推移がみられるものの米中貿易戦争といった不安定要素もあり、先行きは不透明な状態にあります。
美容業界におきましても、顧客単価の下落や来店頻度の減少といった厳しい事象が続いており、結果として低価格店の登場や専門店への細分化、フリーランスの増加等、ビューティサロンの経営環境も変化してきており、生き残りをかけた店舗間競争が激化してきております。
そのような状況下、当社グループではECサイトのフルリニューアルと新基幹システム(ERP)の導入を実施しIT機能の進化を図り、シンガポール、マレーシアでの営業活動を進め、グローバル市場における販路拡大に向けた施策を推進いたしました。国内においては、美容サロンに特化したM&A仲介サービス「サロンM&Aネット」、美容師や美容室経営者の為のWEBメディア「BeaUTOPIA」の開設など、美容業界内のニーズに応えるべく新規サービス等を立ち上げております。また、最新版通販カタログ誌「BG STYLE」3種も発刊し、業容拡大に向けた積極的な投資とプロモーション活動を行っております。
当第3四半期連結期間においては、台湾の美容専門商社である「台灣美麗平台股份有限公司」を子会社化し台湾での営業活動を開始いたしました。また、美容領域に特化したコーポレートベンチャーキャピタル「BGベンチャーファンド第 1 号投資事業組合」も組成し、新規事業の創出やコア事業領域拡大を図り美容業界の活性に貢献すべく活動を開始しております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は9,745,276千円(前年同期比17.8%増)、売上総利益は3,003,486千円(前年同期比14.1%増)、営業利益は312,429千円(前年同期比14.3%減)、経常利益は303,019千円(前年同期比18.5%減)となりました。当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益は171,672千円(前年同期比39.9%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業においては、インターネット卸通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、全国の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン向けに提供しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、新ECサイトの機能活用等による既存顧客の囲い込みや利用頻度向上施策に注力した結果、ロイヤルユーザ数(過去1年間で6回以上購入したユーザ数)は27,031口座(前年同期比15.3%増)、9ヶ月間での累計注文件数(トランザクション)は466,984件(前年同期比18.5%増)と順調な増加となりました。また成長カテゴリーである化粧品・材料の受注を拡大するべく、商品ラインナップの拡充とプライスリーダーシップ戦略で市場シェア獲得に注力してまいりました。その結果として化粧品・材料売上高構成比率が44.9%(前年同期実績40.7%)に高まったことに加えて、PB機器の販売がやや伸び悩んだことが、売上総利益率の低下要因となりました。また国内外での中長期的な成長に向けた積極投資を継続していることによる販売管理費の増加も利益圧迫要因となりました。
この結果、当事業の売上高は7,576,767千円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は295,570千円(前年同期比40.4%減)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・福岡・大阪・名古屋において店舗設計・工事施工監理を提供しております。
これまでトレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計デザインの提案を行うことで、独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、チェーン店本部や大型店の受注も増加している一方、近年の競争環境の激化、原材料の高騰、受注増加に対応するため積極的に人材増員を行った影響を受け、当事業の売上高は1,866,142千円(前年同期比5.9%増)、セグメント利益は74,096千円(前年同期比30.1%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして開業プロデュースサービス、居抜き物件仲介サービス、集客支援サービス、保険サービス、システム導入支援サービス、店舗リース、M&Aの仲介サービス等の各種ソリューションサービスを、各専門インターネットサイトと全国主要都市のショールームを通して提供しております。当該事業は、単体での収益化以上に当社グループの主力事業である物販事業や店舗設計事業への入口、繋ぎ役としての役割に重きを置くようになっております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、店舗リース事業が大きく伸長したことに加え、居抜き物件仲介事業、保険サービスが堅調に推移し、当事業の売上高は302,366千円(前年同期比77.5%増)、セグメント利益は12,559千円(前年同期比173.6%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて1.1%増加し、4,909,215千円となりました。これは、主に現金及び預金の減少があったものの、棚卸資産の増加があったことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて18.1%増加し、1,438,672千円となりました。これは、主に投資その他の資産の増加によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%減少し、2,363,052千円となりました。これは、主に仕入債務、短期借入金及び未払法人税等の減少があったことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、385,543千円となりました。これは、主に長期借入金の増加があったことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて15.5%増加し、3,599,292千円となりました。これは、主に新株予約権行使による資本金及び資本準備金の増加があったことと、配当金の支払に伴い利益剰余金の減少55,957千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加171,672千円があったことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第3四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第3四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善からの個人消費の増加を背景として、景気は緩やかな回復基調を維持しました。また世界経済においては、アジアでは堅調な推移がみられるものの米中貿易戦争といった不安定要素もあり、先行きは不透明な状態にあります。
美容業界におきましても、顧客単価の下落や来店頻度の減少といった厳しい事象が続いており、結果として低価格店の登場や専門店への細分化、フリーランスの増加等、ビューティサロンの経営環境も変化してきており、生き残りをかけた店舗間競争が激化してきております。
そのような状況下、当社グループではECサイトのフルリニューアルと新基幹システム(ERP)の導入を実施しIT機能の進化を図り、シンガポール、マレーシアでの営業活動を進め、グローバル市場における販路拡大に向けた施策を推進いたしました。国内においては、美容サロンに特化したM&A仲介サービス「サロンM&Aネット」、美容師や美容室経営者の為のWEBメディア「BeaUTOPIA」の開設など、美容業界内のニーズに応えるべく新規サービス等を立ち上げております。また、最新版通販カタログ誌「BG STYLE」3種も発刊し、業容拡大に向けた積極的な投資とプロモーション活動を行っております。
当第3四半期連結期間においては、台湾の美容専門商社である「台灣美麗平台股份有限公司」を子会社化し台湾での営業活動を開始いたしました。また、美容領域に特化したコーポレートベンチャーキャピタル「BGベンチャーファンド第 1 号投資事業組合」も組成し、新規事業の創出やコア事業領域拡大を図り美容業界の活性に貢献すべく活動を開始しております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は9,745,276千円(前年同期比17.8%増)、売上総利益は3,003,486千円(前年同期比14.1%増)、営業利益は312,429千円(前年同期比14.3%減)、経常利益は303,019千円(前年同期比18.5%減)となりました。当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益は171,672千円(前年同期比39.9%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業においては、インターネット卸通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、全国の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン向けに提供しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、新ECサイトの機能活用等による既存顧客の囲い込みや利用頻度向上施策に注力した結果、ロイヤルユーザ数(過去1年間で6回以上購入したユーザ数)は27,031口座(前年同期比15.3%増)、9ヶ月間での累計注文件数(トランザクション)は466,984件(前年同期比18.5%増)と順調な増加となりました。また成長カテゴリーである化粧品・材料の受注を拡大するべく、商品ラインナップの拡充とプライスリーダーシップ戦略で市場シェア獲得に注力してまいりました。その結果として化粧品・材料売上高構成比率が44.9%(前年同期実績40.7%)に高まったことに加えて、PB機器の販売がやや伸び悩んだことが、売上総利益率の低下要因となりました。また国内外での中長期的な成長に向けた積極投資を継続していることによる販売管理費の増加も利益圧迫要因となりました。
この結果、当事業の売上高は7,576,767千円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は295,570千円(前年同期比40.4%減)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・福岡・大阪・名古屋において店舗設計・工事施工監理を提供しております。
これまでトレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計デザインの提案を行うことで、独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、チェーン店本部や大型店の受注も増加している一方、近年の競争環境の激化、原材料の高騰、受注増加に対応するため積極的に人材増員を行った影響を受け、当事業の売上高は1,866,142千円(前年同期比5.9%増)、セグメント利益は74,096千円(前年同期比30.1%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして開業プロデュースサービス、居抜き物件仲介サービス、集客支援サービス、保険サービス、システム導入支援サービス、店舗リース、M&Aの仲介サービス等の各種ソリューションサービスを、各専門インターネットサイトと全国主要都市のショールームを通して提供しております。当該事業は、単体での収益化以上に当社グループの主力事業である物販事業や店舗設計事業への入口、繋ぎ役としての役割に重きを置くようになっております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、店舗リース事業が大きく伸長したことに加え、居抜き物件仲介事業、保険サービスが堅調に推移し、当事業の売上高は302,366千円(前年同期比77.5%増)、セグメント利益は12,559千円(前年同期比173.6%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて1.1%増加し、4,909,215千円となりました。これは、主に現金及び預金の減少があったものの、棚卸資産の増加があったことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて18.1%増加し、1,438,672千円となりました。これは、主に投資その他の資産の増加によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%減少し、2,363,052千円となりました。これは、主に仕入債務、短期借入金及び未払法人税等の減少があったことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、385,543千円となりました。これは、主に長期借入金の増加があったことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて15.5%増加し、3,599,292千円となりました。これは、主に新株予約権行使による資本金及び資本準備金の増加があったことと、配当金の支払に伴い利益剰余金の減少55,957千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加171,672千円があったことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同四半期比(%) |
店舗設計事業 | 1,650,751 | 7.4 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第3四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 仕入高(千円) | 前年同四半期比(%) |
物販事業 | 5,214,108 | 23.7 |
その他周辺ソリューション事業 | 117,285 | 197.6 |
合計 | 5,331,393 | 25.3 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第3四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同四半期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同四半期比(%) |
店舗設計事業 | 1,924,176 | 9.2 | 615,058 | 98.0 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同四半期比(%) | ||
区分 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | ||
物販事業 | 6,340,293 | 7,576,767 | 19.5 | |
理美容機器・用品 | 3,603,757 | 3,721,421 | 3.3 | |
化粧品等 | 2,579,506 | 3,402,547 | 31.9 | |
金属スチール家具 | 157,030 | 452,798 | 188.4 | |
店舗設計事業 | 1,761,429 | 1,866,142 | 5.9 | |
その他周辺ソリューション事業 | 170,324 | 302,366 | 77.5 | |
合計 | 8,272,047 | 9,745,276 | 17.8 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。