四半期報告書-第19期第2四半期(令和2年8月1日-令和2年10月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の自粛等の影響により、企業の業績や景況感が悪化し厳しい状況で推移しました。
美容業界におきましても、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う各店舗の休業措置や時短営業、顧客の不安心理増大に伴う来店数減少、新規出店の中止・延期等といった厳しい事象が続いておりましたが、緊急事態宣言明け後には通常営業に戻ったサロンが大半となり、徐々に回復基調となってきております。
そのような状況下、当社グループでは、成長加速のための積極投資を実行してまいりました。期初より業界全体の厳しい状況からマイナス影響を受けてはいたものの、WEBマーケティング施策の強化とコロナ禍影響による業界のデジタル化促進の追い風もあって、物販事業を中心に業績を順調に伸長することが出来ました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は8,372,354千円(前年同期比8.6%増)、売上総利益は2,676,880千円(前年同期比10.3%増)、営業利益は353,183千円(前年同期比12.3%増)、経常利益は362,131千円(前年同期比14.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は197,644千円(前年同期比20.9%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」および海外営業拠点を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン向けに提供しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、ECサイトのUI/UXの着実な改善と進化を継続することに加えて、アクティブユーザー数の増加と利用頻度向上施策に注力し、EC経由売上高のさらなる拡大を目指してまいりました。そして、化粧品・美容材料の専門店およびクイックデリバリーサービス拠点「ビューティガレージEXPRESSストア」を東京渋谷にオープン、兵庫県尼崎市に第2物流拠点として「西日本ディストリビューションセンター」を開設、翌日配送エリアの拡大と送料無料ランクの引き下げを実行するなど、美容サロンの利便性向上を図ってまいりました。新型コロナウイルス感染拡大の中、美容業界全体で遅れていたデジタル化が促進した影響もあって新規会員獲得数も大きく増加致しました。
この結果、EC売上高が前年同期比22.9%増(物販売上構成比80.5%)と伸長した貢献が大きく、物販事業全体としての売上高は6,900,418千円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は341,265千円(前年同期比18.5%増)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・福岡・大阪・名古屋において店舗設計・工事施工管理を提供しております。
トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計デザインの提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当第2四半期連結累計期間におきましては、期初より新型コロナウイルス感染拡大の影響で美容サロン等の新規出店の中止・延期が相次いでいたことで、案件数が大幅に減少しておりましたが、第2四半期連結会計期間になってようやく前年を上回るペースにまで回復してきております。この結果、当事業の売上高は1,191,821千円(前年同期比14.2%減)、セグメント利益は30,465千円(前年同期比61.5%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして開業プロデュース、居抜き物件仲介、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介等の各種ソリューションサービスを、各種専門WEBサイトと全国主要都市のショールームを通して提供しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、新規サービスとして、美容サロン事業者に特化したビジネスクレジットカード「サロンプロフェッショナルカード」をリリースいたしました。各種サービスのうち、開業プロデュース、不動産居抜き物件仲介、店舗リースが堅調に伸長したことにより、当事業の売上高は280,115千円(前年同期比17.3%増)、セグメント利益は27,307千円(前年同期比30.6%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、流動資産は、前連結会計年度末に比べて19.9%増加し、7,192,932千円となりました。これは、主に現金預金、売上債権及びたな卸資産の増加によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて63.4%増加し、2,096,167千円となりました。これは、有形固定資産、無形固定資産及び投資その他の資産の増加があったことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて40.9%増加し、3,590,534千円となりました。これは、主に前受金、仕入債務、1年内返済予定の長期借入金及び賞与引当金の増加によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて133.0%増加し、1,472,898千円となりました。これは、主に長期借入金及び退職給付に係る負債の増加によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて3.0%増加し、4,225,666千円となりました。これは、主に自己株式の取得による減少57,088千円と配当金の支払に伴い利益剰余金の減少63,124千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加197,644千円があったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ444,821千円増加し、2,657,032千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、507,125千円(前年同期は359,621千円の資金増加)となりました。これは、主に売上債権の増加があったものの、前受金の増加及び未払金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、329,479千円(前年同期は138,101千円の資金減少)となりました。これは、主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入及び支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、265,114千円(前年同期は110,028千円の資金減少)となりました。これは、主に長期借入による収入があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第2四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の自粛等の影響により、企業の業績や景況感が悪化し厳しい状況で推移しました。
美容業界におきましても、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う各店舗の休業措置や時短営業、顧客の不安心理増大に伴う来店数減少、新規出店の中止・延期等といった厳しい事象が続いておりましたが、緊急事態宣言明け後には通常営業に戻ったサロンが大半となり、徐々に回復基調となってきております。
そのような状況下、当社グループでは、成長加速のための積極投資を実行してまいりました。期初より業界全体の厳しい状況からマイナス影響を受けてはいたものの、WEBマーケティング施策の強化とコロナ禍影響による業界のデジタル化促進の追い風もあって、物販事業を中心に業績を順調に伸長することが出来ました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は8,372,354千円(前年同期比8.6%増)、売上総利益は2,676,880千円(前年同期比10.3%増)、営業利益は353,183千円(前年同期比12.3%増)、経常利益は362,131千円(前年同期比14.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は197,644千円(前年同期比20.9%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」および海外営業拠点を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン向けに提供しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、ECサイトのUI/UXの着実な改善と進化を継続することに加えて、アクティブユーザー数の増加と利用頻度向上施策に注力し、EC経由売上高のさらなる拡大を目指してまいりました。そして、化粧品・美容材料の専門店およびクイックデリバリーサービス拠点「ビューティガレージEXPRESSストア」を東京渋谷にオープン、兵庫県尼崎市に第2物流拠点として「西日本ディストリビューションセンター」を開設、翌日配送エリアの拡大と送料無料ランクの引き下げを実行するなど、美容サロンの利便性向上を図ってまいりました。新型コロナウイルス感染拡大の中、美容業界全体で遅れていたデジタル化が促進した影響もあって新規会員獲得数も大きく増加致しました。
この結果、EC売上高が前年同期比22.9%増(物販売上構成比80.5%)と伸長した貢献が大きく、物販事業全体としての売上高は6,900,418千円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は341,265千円(前年同期比18.5%増)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・福岡・大阪・名古屋において店舗設計・工事施工管理を提供しております。
トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計デザインの提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当第2四半期連結累計期間におきましては、期初より新型コロナウイルス感染拡大の影響で美容サロン等の新規出店の中止・延期が相次いでいたことで、案件数が大幅に減少しておりましたが、第2四半期連結会計期間になってようやく前年を上回るペースにまで回復してきております。この結果、当事業の売上高は1,191,821千円(前年同期比14.2%減)、セグメント利益は30,465千円(前年同期比61.5%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして開業プロデュース、居抜き物件仲介、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介等の各種ソリューションサービスを、各種専門WEBサイトと全国主要都市のショールームを通して提供しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、新規サービスとして、美容サロン事業者に特化したビジネスクレジットカード「サロンプロフェッショナルカード」をリリースいたしました。各種サービスのうち、開業プロデュース、不動産居抜き物件仲介、店舗リースが堅調に伸長したことにより、当事業の売上高は280,115千円(前年同期比17.3%増)、セグメント利益は27,307千円(前年同期比30.6%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、流動資産は、前連結会計年度末に比べて19.9%増加し、7,192,932千円となりました。これは、主に現金預金、売上債権及びたな卸資産の増加によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて63.4%増加し、2,096,167千円となりました。これは、有形固定資産、無形固定資産及び投資その他の資産の増加があったことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて40.9%増加し、3,590,534千円となりました。これは、主に前受金、仕入債務、1年内返済予定の長期借入金及び賞与引当金の増加によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて133.0%増加し、1,472,898千円となりました。これは、主に長期借入金及び退職給付に係る負債の増加によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて3.0%増加し、4,225,666千円となりました。これは、主に自己株式の取得による減少57,088千円と配当金の支払に伴い利益剰余金の減少63,124千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加197,644千円があったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ444,821千円増加し、2,657,032千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、507,125千円(前年同期は359,621千円の資金増加)となりました。これは、主に売上債権の増加があったものの、前受金の増加及び未払金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、329,479千円(前年同期は138,101千円の資金減少)となりました。これは、主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入及び支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、265,114千円(前年同期は110,028千円の資金減少)となりました。これは、主に長期借入による収入があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同四半期比(%) |
店舗設計事業 | 1,056,463 | △12.0 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第2四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 仕入高(千円) | 前年同四半期比(%) |
物販事業 | 4,585,945 | +17.9 |
その他周辺ソリューション事業 | 111,868 | +23.7 |
合計 | 4,697,813 | +18.0 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同四半期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同四半期比(%) |
店舗設計事業 | 1,628,914 | △9.3 | 716,207 | +18.8 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同四半期比(%) | ||
区分 | 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | ||
物販事業 | 6,084,693 | 6,900,418 | 13.4 | |
理美容機器 | 2,840,244 | 3,159,372 | 11.2 | |
化粧品等 | 2,921,433 | 3,393,449 | 16.2 | |
金属スチール家具 | 323,014 | 347,596 | 7.6 | |
店舗設計事業 | 1,388,311 | 1,191,821 | △14.2 | |
その他周辺ソリューション事業 | 238,730 | 280,115 | 17.3 | |
合計 | 7,711,735 | 8,372,354 | 8.6 |
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。