四半期報告書-第20期第1四半期(令和3年5月1日-令和3年7月31日)

【提出】
2021/09/13 14:39
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナワクチン接種者の増加、東京オリンピックの開催と明るい話題もあったものの、感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発出など依然として先行きが不透明な状態が続いております。
美容業界におきましても、コロナ禍での来店客数・来店頻度の減少など厳しい状況が続いておりますが、各サロンが感染防止の徹底のうえ、営業を継続出来ていることにより、徐々にコロナ禍前の水準近くまで回復傾向にあります。
そのような状況下、当社グループでは、累計登録会員口座数が50万口座を突破するなど顧客基盤の拡大やWEBマーケティング施策の成果に加え、前年同期がコロナ禍で大きなマイナス影響を受けたこともあり、前年同期と比較して、業績を大きく伸長することが出来ました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は5,376,522千円(前年同期比40.1%増)、売上総利益は1,476,141千円(前年同期比21.9%増)、営業利益は286,296千円(前年同期比62.1%増)、経常利益は282,772千円(前年同期比59.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は167,993千円(前年同期比61.2%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」および各グループ会社を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン向けに提供しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、ECサイトのUI/UXの着実な改善と進化を継続することに加えて、昨年9月にオープンした渋谷EXPRESSストアの拡張や物流サービスのレベルアップなど、美容商材流通のプラットフォーマーとしての役割強化に注力してまいりました。前期から続くコロナ禍での美容業界のデジタル化の加速という追い風もあり、アクティブユーザー数や注文件数、ECサイトへのアクセス数も大きく増加致しました。
これらに加えて、新グループ会社の収益寄与もあった結果、物販事業全体としての売上高は4,451,847千円(前年同期比36.4%増)、セグメント利益は287,411千円(前年同期比41.4%増)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・名古屋・大阪・福岡において店舗設計・工事施工管理を提供しております。
トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計の提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当第1四半期連結累計期間におきましては、春の出店ラッシュが集中した前年度第4四半期の反動が一定程度あったものの、前年同期が期初より新型コロナウイルス感染拡大によって案件数が大幅に減少した背景もあり、前年同期比では売上高、セグメント利益共に大幅増となっております。
この結果、当事業の売上高は724,845千円(前年同期比64.2%増)、セグメント利益は25,208千円(前年同期は11,711千円のセグメント損失)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして開業プロデュース、居抜き物件仲介、決済支援、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介等の各種ソリューションサービスを、各種専門WEBサイトと全国主要都市のショールーム、各グループ会社を通して提供しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、新サービスとして会員顧客サロン向け電力供給サービス「BGでんき」の提供を開始いたしました。各種サービスのうち、サブリース、居抜き物件仲介、提携ビジネスカード、講習・アカデミーが堅調に伸長したことにより、当事業の売上高は199,829千円(前年同期比51.1%増)、セグメント利益は12,616千円(前年同期比44.2%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて6.1%減少し、7,329,425千円となりました。これは、棚卸資産の増加があったものの、現金及び預金と売掛債権の減少があったことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末に比べて3.0%増加し、2,304,482千円となりました。これは、主に有形固定資産と投資その他の資産の増加があったことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.4%減少し、3,669,091千円となりました。これは、主に仕入債務と未払法人税等の減少によるものであります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末に比べて6.4%減少し、1,135,512千円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて2.0%増加し、4,829,203千円となりました。これは、主に配当金の支払に伴い利益剰余金の減少88,078千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加167,993千円があったことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同四半期比(%)
店舗設計事業657,538+61.1

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第1四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称仕入高(千円)前年同四半期比(%)
物販事業3,239,115+52.7
その他周辺ソリューション事業108,032+106.5
合計3,347,148+54.0

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同四半期比(%)受注残高(千円)前年同四半期比(%)
店舗設計事業994,567+114.1815,271+171.8

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同四半期比(%)
区分前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
物販事業3,262,9454,451,847+36.4
理美容機器1,456,9831,944,969+33.5
化粧品等1,613,3932,353,911+45.9
金属スチール家具192,568152,965△20.6
店舗設計事業441,327724,845+64.2
その他周辺ソリューション事業132,248199,829+51.1
合計3,836,5215,376,522+40.1

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。