四半期報告書-第21期第1四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)

【提出】
2022/09/13 12:13
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、全国的な新型コロナウイルスの感染急拡大、各種原材料価格・輸送費の高騰、円安等により引き続き経済活動に制限がかかり、厳しい状況で推移致しました。
美容サロン業界におきましては、コロナ禍での3月の行動制限解除以降、来店客数の増加・顧客単価上昇など回復の兆しが見えてきておりましたが、7月以降の感染拡大に伴い、再び先行きが不透明な状況となりました。
そのような状況下、当社グループでは美容サロン業界の繁栄に貢献するべく、取扱商品数の拡大、利便性の向上、提供サービスの強化などに努めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は6,078,720千円(前年同期比13.1%増)、売上総利益は1,591,329千円(前年同期比7.8%増)、営業利益は256,416千円(前年同期比10.4%減)、経常利益は258,559千円(前年同期比8.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は199,531千円(前年同期比18.8%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTYGARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、カタログ通販誌「BG STYLE」および各グループ会社を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン、フリーランスのビューティシャン向けに提供しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、引き続きECサイトのUI/UXの着実な改善と進化を継続することに加えて、商品ラインナップの拡充・サービスの強化といった、美容商材流通のプラットフォーマーとしての役割強化に注力してまいりました。また国内最大級の美容展示会「ビューティーワールドジャパン東京」への出展(3ブース計42小間)やサステナビリティ観点からの「カラー剤容器回収プロジェクト」開始といった取り組みもございました。KPIでは、美容サロンによる当社ECサイト継続利用が増えており、ロイヤルユーザー数、注文件数が大きく増加致しました。一方で、前期から続く円安および原材料・輸送費高騰による原価率の上昇という課題にも直面しておりますが、価格転嫁の適宜実施とスケールメリットの創出・販管費の圧縮等によって利益率の確保に努めております。
この結果、物販事業全体としての売上高は5,142,477千円(前年同期比15.5%増)、セグメント利益は247,596千円(前年同期比13.9%減)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・名古屋・大阪・福岡において店舗設計・工事施工管理を提供しております。トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計の提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。しかしながら、当第1四半期では季節要因に加えて中堅社員の離職により人的リソースが不足したこともあって、受託案件数が大きく減少いたしました。
この結果、当事業の売上高は578,415千円(前年同期比20.2%減)、セグメント利益は291千円(前年同期比98.8%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして、開業プロデュース、居抜き物件仲介、決済支援、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介、提携ビジネスカード、低コスト電力の供給等の各種ソリューションサービスを、各種専門WEBサイトと全国主要都市のショールームと法人営業部隊、各グループ会社を通して提供しております。また、物販事業、店舗設計事業との連動で顧客に対し、開業支援から経営支援まで幅広いサービスをワンストップで提供することが可能となっております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、各種サービスのうち、店舗リース、提携ビジネスカード、損害保険が堅調に伸長したことにより、当事業の売上高は357,827千円(前年同期比79.1%増)、セグメント利益は56,756千円(前年同期比349.9%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて0.9%減少し、8,137,784千円となりました。これは、棚卸資産の増加があったものの、現金及び預金と売上債権の減少があったことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末に比べて5.7%減少し、2,199,677千円となりました。これは、投資その他の資産の増加があったものの、有形固定資産と無形固定資産の減少があったことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて4.2%減少し、3,763,596千円となりました。これは、主に仕入債務と未払法人税等の減少によるものであります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末に比べて13.2%減少し、999,237千円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて1.9%増加し、5,574,627千円となりました。これは、主に配当金の支払に伴い利益剰余金の減少100,963千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金の増加199,531千円があったことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同四半期比(%)
店舗設計事業513,174△22.0

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は製造原価によっております。
② 仕入実績
当第1四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称仕入高(千円)前年同四半期比(%)
物販事業3,697,580+14.2
その他周辺ソリューション事業214,252+98.3
合計3,911,833+16.9

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は仕入価格によっております。
③ 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同四半期比(%)受注残高(千円)前年同四半期比(%)
店舗設計事業375,007△62.3126,231△84.5

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
④ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同四半期比(%)
区分前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
物販事業4,451,8475,142,477+15.5
理美容機器1,944,9692,131,377+9.6
化粧品等2,353,9112,863,137+21.6
金属スチール家具152,965147,962△3.3
店舗設計事業724,845578,415△20.2
その他周辺ソリューション事業199,829357,827+79.1
合計5,376,5226,078,720+13.1

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。