四半期報告書-第41期第3四半期(平成31年2月1日-平成31年4月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年8月1日~2019年4月30日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を通じて緩やかな回復基調で推移しておりますが、一方で米国の政策に関する不確実性や中国経済の減速等により、景気の先行きは不透明な状況にあります。
食品小売業界におきましては、消費者の根強い節約志向や、業種業態の垣根を越えた販売競争の激化に加え、人手不足を背景とした人件費や物流費のコスト上昇など、厳しい事業環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、お客様の暮らしの基本である食を通して、安心・安全を守り、値頃感がある商品展開をすすめ、変化に富んだ店づくりをすることで、さらなるご支持をいただけるような店舗運営に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、スーパーマーケット事業、その他の外食事業の既存店の業績が概ね順調に推移したこと、その他のイベント関連事業において「肉フェス」「餃子フェス」が計画通り開催できたことにより、売上高は83,265百万円と前年同四半期に比べ1,984百万円(2.4%)の増収となりました。
しかしながら、スーパーマーケット事業において新規出店した4店舗の開店費用、店舗改装に係る費用、2019年5月より当社グループ入りした株式会社タジマの株式取得関連費用が影響し、営業利益は3,622百万円と前年同四半期に比べ14百万円(0.4%)の減益、経常利益は3,716百万円と前年同四半期に比べ4百万円(0.1%)の減益となりました。
また、当社子会社の店舗退去に伴う補償として受取補償金150百万円を特別利益に計上したこと、法人税等の増加等により親会社株主に帰属する四半期純利益は2,226百万円と前年同四半期と比べて10百万円(0.5%)の増益となりました。
当社グループにおける事業セグメントごとの状況は、次のとおりであります。
a スーパーマーケット事業
スーパーマーケット事業につきましては、大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、北関東で展開する地域密着型店舗「パワーマート」、東京都内を中心に展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」等を展開しております。
いずれの店舗におきましても、来店されるお客様が楽しんでお買い物が出来る店づくりを目指し、当社グループの強みである精肉部門を中心とした生鮮各部門および一般食品から惣菜にいたるまで、それぞれの部門が商品力・技術力に磨きをかけ、お客様のニーズにあった値頃感のある商品展開をすすめ、より安心・安全な商品を提供できるよう、努めてまいりました。
商品の販売につきましては、特定の商品を大量に陳列し、値頃感がある商品をお客様へアピールすることで購買意欲を高める「異常値販売」を定期的に実施する他、グループ各社で開発した商品を共有し販売を行うことで、販売点数及び商品の仕入力の向上、採算の安定に繋がるよう努めてまいりました。
また、当社の加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工、商品供給を行うことで店舗オペレーションを安定的にサポートすることに加え、店舗内においても必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した商品の速やかな提供により販売機会のロスを削減する等、戦略的、効率的な販売に努めております。商品の仕入につきましては、加工物流センターにおける大量備蓄機能を活用することで、食材価格変動の影響を受けにくい商品仕入体制を構築し、採算の安定と商品在庫の確保を図ってまいります。
店舗の状況としましては、2018年11月に「Hanamasa Plus+」東武練馬店(東京都板橋区)、12月に「肉のハナマサ」大久保店(東京都新宿区)、「肉のハナマサ」新日本橋店(東京都中央区)、2019年4月に「Hanamasa Plus+」綱島店(神奈川県横浜市)を開店いたしました。また、2018年12月に「肉のハナマサ」つくば店(茨城県つくば市)の運営方法をフランチャイズから直営に変更いたしました。これにより、当第3四半期連結累計期間末時点におけるスーパーマーケット事業の店舗数は82店舗になりました。
当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、既存店の業績が概ね順調に推移したことにより、売上高80,118百万円と前年同四半期に比べて1,869百万円(2.4%)の増収となりましたが、新規出店した4店舗の開店費用や店舗改装に係る費用が影響し、セグメント利益(営業利益)は3,312百万円と前年同四半期に比べて47百万円(1.4%)の減益となりました。
b その他
その他の事業につきましては、外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業で構成されております。
外食事業につきましては、主に「焼肉や漫遊亭」を展開しております。当第3四半期連結累計期間におきましても、得意とする精肉の調達力、ノウハウを活かし、新鮮で高品質な料理を安価でご提供するよう努めてまいりました。また、おいしい商品と快適な食事空間を提供するという基本方針のもと、新メニューの開発をすすめ、他店との差別化を図り、お客様が楽しく食事ができる店づくりに努めてまいりました。
イベント関連事業につきましては、「肉フェス」など食に関わるイベントの展開、国内外のイベントの制作、運営などを行っております。当第3四半期連結累計期間における主な活動状況といたしまして、2018年10月に「肉フェス国営昭和記念公園2018」(東京都立川市)、2019年のゴールデンウィーク期間に「肉フェスTOKYO2019」(東京都江東区)、「肉フェスOSAKA2019」(大阪府大阪市)を開催いたしました。今後も食肉及び地域の食文化の魅力を国内外に発信する取り組みを行ってまいります。
アウトソーシング事業につきましては、スーパーマーケット業界におけるレジ業務の受託代行サービスを行っております。スーパーマーケットの実務経験に基づいた独自のノウハウによって、顧客のニーズに応える質の高いサービスを提供しております。レジ業務のプロフェッショナルとして新規顧客開拓を行い、業容の拡大に努めてまいります。
当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、外食事業の既存店が概ね順調に推移したこと、イベント関連事業において「肉フェス」「餃子フェス」が計画通り開催できたことにより、その他事業の売上高は4,483百万円と前年同四半期に比べて153百万円(3.6%)の増収、セグメント利益(営業利益)は284百万円と前年同四半期に比べて31百万円(12.3%)の増益となりました。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度と比べ4,217百万円増加し、43,469百万円となりました。流動資産は4,779百万円増加し、固定資産は561百万円減少しております。主な要因は、期末日が休日であったことから資金決済が翌月に持ち越されたことを含む現金及び預金の増加2,218百万円、たな卸資産の増加607百万円、減価償却を含む有形固定資産の減少126百万円によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度と比べ2,826百万円増加し、18,140百万円となりました。主な要因は、期末日が休日であったことから決済が翌月に持ち越されたことを含む買掛金の増加3,071百万円の一方で、長期借入金の減少440百万円によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度と比べ1,391百万円増加し、25,329百万円となりました。主な要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加1,427百万円によるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年8月1日~2019年4月30日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を通じて緩やかな回復基調で推移しておりますが、一方で米国の政策に関する不確実性や中国経済の減速等により、景気の先行きは不透明な状況にあります。
食品小売業界におきましては、消費者の根強い節約志向や、業種業態の垣根を越えた販売競争の激化に加え、人手不足を背景とした人件費や物流費のコスト上昇など、厳しい事業環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、お客様の暮らしの基本である食を通して、安心・安全を守り、値頃感がある商品展開をすすめ、変化に富んだ店づくりをすることで、さらなるご支持をいただけるような店舗運営に努めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、スーパーマーケット事業、その他の外食事業の既存店の業績が概ね順調に推移したこと、その他のイベント関連事業において「肉フェス」「餃子フェス」が計画通り開催できたことにより、売上高は83,265百万円と前年同四半期に比べ1,984百万円(2.4%)の増収となりました。
しかしながら、スーパーマーケット事業において新規出店した4店舗の開店費用、店舗改装に係る費用、2019年5月より当社グループ入りした株式会社タジマの株式取得関連費用が影響し、営業利益は3,622百万円と前年同四半期に比べ14百万円(0.4%)の減益、経常利益は3,716百万円と前年同四半期に比べ4百万円(0.1%)の減益となりました。
また、当社子会社の店舗退去に伴う補償として受取補償金150百万円を特別利益に計上したこと、法人税等の増加等により親会社株主に帰属する四半期純利益は2,226百万円と前年同四半期と比べて10百万円(0.5%)の増益となりました。
当社グループにおける事業セグメントごとの状況は、次のとおりであります。
a スーパーマーケット事業
スーパーマーケット事業につきましては、大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、北関東で展開する地域密着型店舗「パワーマート」、東京都内を中心に展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」等を展開しております。
いずれの店舗におきましても、来店されるお客様が楽しんでお買い物が出来る店づくりを目指し、当社グループの強みである精肉部門を中心とした生鮮各部門および一般食品から惣菜にいたるまで、それぞれの部門が商品力・技術力に磨きをかけ、お客様のニーズにあった値頃感のある商品展開をすすめ、より安心・安全な商品を提供できるよう、努めてまいりました。
商品の販売につきましては、特定の商品を大量に陳列し、値頃感がある商品をお客様へアピールすることで購買意欲を高める「異常値販売」を定期的に実施する他、グループ各社で開発した商品を共有し販売を行うことで、販売点数及び商品の仕入力の向上、採算の安定に繋がるよう努めてまいりました。
また、当社の加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工、商品供給を行うことで店舗オペレーションを安定的にサポートすることに加え、店舗内においても必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した商品の速やかな提供により販売機会のロスを削減する等、戦略的、効率的な販売に努めております。商品の仕入につきましては、加工物流センターにおける大量備蓄機能を活用することで、食材価格変動の影響を受けにくい商品仕入体制を構築し、採算の安定と商品在庫の確保を図ってまいります。
店舗の状況としましては、2018年11月に「Hanamasa Plus+」東武練馬店(東京都板橋区)、12月に「肉のハナマサ」大久保店(東京都新宿区)、「肉のハナマサ」新日本橋店(東京都中央区)、2019年4月に「Hanamasa Plus+」綱島店(神奈川県横浜市)を開店いたしました。また、2018年12月に「肉のハナマサ」つくば店(茨城県つくば市)の運営方法をフランチャイズから直営に変更いたしました。これにより、当第3四半期連結累計期間末時点におけるスーパーマーケット事業の店舗数は82店舗になりました。
当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、既存店の業績が概ね順調に推移したことにより、売上高80,118百万円と前年同四半期に比べて1,869百万円(2.4%)の増収となりましたが、新規出店した4店舗の開店費用や店舗改装に係る費用が影響し、セグメント利益(営業利益)は3,312百万円と前年同四半期に比べて47百万円(1.4%)の減益となりました。
b その他
その他の事業につきましては、外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業で構成されております。
外食事業につきましては、主に「焼肉や漫遊亭」を展開しております。当第3四半期連結累計期間におきましても、得意とする精肉の調達力、ノウハウを活かし、新鮮で高品質な料理を安価でご提供するよう努めてまいりました。また、おいしい商品と快適な食事空間を提供するという基本方針のもと、新メニューの開発をすすめ、他店との差別化を図り、お客様が楽しく食事ができる店づくりに努めてまいりました。
イベント関連事業につきましては、「肉フェス」など食に関わるイベントの展開、国内外のイベントの制作、運営などを行っております。当第3四半期連結累計期間における主な活動状況といたしまして、2018年10月に「肉フェス国営昭和記念公園2018」(東京都立川市)、2019年のゴールデンウィーク期間に「肉フェスTOKYO2019」(東京都江東区)、「肉フェスOSAKA2019」(大阪府大阪市)を開催いたしました。今後も食肉及び地域の食文化の魅力を国内外に発信する取り組みを行ってまいります。
アウトソーシング事業につきましては、スーパーマーケット業界におけるレジ業務の受託代行サービスを行っております。スーパーマーケットの実務経験に基づいた独自のノウハウによって、顧客のニーズに応える質の高いサービスを提供しております。レジ業務のプロフェッショナルとして新規顧客開拓を行い、業容の拡大に努めてまいります。
当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、外食事業の既存店が概ね順調に推移したこと、イベント関連事業において「肉フェス」「餃子フェス」が計画通り開催できたことにより、その他事業の売上高は4,483百万円と前年同四半期に比べて153百万円(3.6%)の増収、セグメント利益(営業利益)は284百万円と前年同四半期に比べて31百万円(12.3%)の増益となりました。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度と比べ4,217百万円増加し、43,469百万円となりました。流動資産は4,779百万円増加し、固定資産は561百万円減少しております。主な要因は、期末日が休日であったことから資金決済が翌月に持ち越されたことを含む現金及び預金の増加2,218百万円、たな卸資産の増加607百万円、減価償却を含む有形固定資産の減少126百万円によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度と比べ2,826百万円増加し、18,140百万円となりました。主な要因は、期末日が休日であったことから決済が翌月に持ち越されたことを含む買掛金の増加3,071百万円の一方で、長期借入金の減少440百万円によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度と比べ1,391百万円増加し、25,329百万円となりました。主な要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加1,427百万円によるものであります。