有価証券報告書-第35期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/24 11:44
【資料】
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【項目】
148項目
(1)経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復により緩やかに景気回復する一方で、米国の関税政策の強化や地政学的リスクの長期化、為替市場の変動性の高まり等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
国内の雇用情勢については、厚生労働省が公表した2025年3月の有効求人倍率は1.26倍となりました。(「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」厚生労働省調べ)
このような経済環境の中、人材紹介売上高については、連結会計年度過去最高の売上高を更新し4,240,811千円(前期比2.3%増)となりました。また、人材紹介事業の先行指標である新規登録者数は18,053人(前期比3.5%減)、新規求人数は18,190件(前期比1.9%減)と前期をやや下回る水準となりました。
メディア売上高については、非テック領域(人事・総務・情報システム領域)の管理部門向けサービスの売上高が増加したものの、コロナ禍における管理部門DX需要が一巡した結果、DXテック関連の広告出稿が減少した影響により、246,262千円(前期比25.3%減)となりました。非テック領域の売上高は、43,020千円(前期比45.9%増)と順調に成長しております。また、教育系、オフィス系の新サービスローンチし、DX領域に代わる新たなマネタイズ領域を拡大しております。
DRM売上高については、求人数、提携エージェント数並びにスカウトサービス新規登録者数が高水準を維持したことにより、105,625千円(前期比7.6%増)となりました。
海外人材売上高については、2024年2月16日(みなし取得日2023年12月31日)より連結子会社としたオーストラリアで経営管理領域等に特化した人材紹介・派遣事業を行うFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が第1四半期連結累計期間より連結対象となったことにより、その業績を取り込んでおります。
売上原価については、主にFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことにより、人材派遣業の売上原価を取り込んだ影響を受け、1,551,496千円となりました。
販売費及び一般管理費については、主にFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことにより、費用の取り込み及びのれん償却額並びに事業拡大に向けた人材採用投資による人件費の増加等の影響を受け、4,317,600千円(前期比46.4%増)となりました。
この結果、当連結会計年度における売上高は7,474,012千円(前期比63.4%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は2,075,638千円(前期比21.6%増)、営業利益は1,604,915千円(前期比1.2%減)、経常利益は1,681,861千円(前期比1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,032,737千円(前期比9.0%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、投資活動による支出及び財務活動による支出が営業活動による収入を上回った結果、前連結会計年度末に比べ444,824千円減少し、4,225,644千円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上高の増加、利息及び配当金等の受取により税金等調整前当期純利益を1,676,674千円計上した一方で、法人税等の支払を651,948千円行ったこと等により、1,495,810千円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における投資活動によるキャッシュ・フローは、主に投資有価証券の取得及び無形固定資産の取得による支出等により295,765千円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に前期末を基準日とした配当金の支払いを行ったこと等により、1,645,582千円の支出となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績及び受注実績
当社グループが提供するサービスの性質上、生産実績及び受注実績の記載に馴染まないため、省略しています。
(2)販売実績
当社は人材紹介事業の単一セグメントであるため、詳細な売上高の構成は以下のとおりであります。
(単位:千円)
売上高構成前連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
前年同期
増減率
(%)
人材紹介売上高(注)1.4,146,8694,240,8112.3
メディア売上高(注)2.329,703246,262△25.3
DRM売上高(注)3.98,126105,6257.6
海外人材売上高(注)4.-2,881,313-
合計4,574,6987,474,01263.4

(注)1.人材紹介売上高は、「MS Agent」における収益を対象としております。また返金負債として収益を認識していない金額を控除しています。
2.メディア売上高は、「Manegy(マネジー)」におけるリード提供による収益等を対象としております。
3.DRM売上高は、ダイレクトリクルーティングサービスにおける収益を対象としております。
4.海外人材売上高は、連結子会社であるFourQuarters Recruitment Pty.Ltd.における収益を対象としております。FourQuarters Recruitment Pty.Ltd.の損益計算書は、第1四半期連結累計期間より連結対象となったため、前連結会計年度の海外人材売上高は記載を省略しております。為替レートは、1豪ドル=100.05円として日本円換算しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①財政状態の分析
当連結会計年度末における資産につきましては、リース資産が88,062千円増加した一方で、現金及び預金が372,198千円、のれんが260,483千円、投資有価証券が111,317千円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ662,353千円減少し、10,841,229千円となりました。
負債につきましては、固定負債のリース債務が98,087千円増加した一方で、主にその他の流動負債が159,062千円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ102,749千円減少し、1,067,394千円となりました。
純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を1,032,737千円計上した一方で、配当金の支払いを実施したことにより利益剰余金が1,399,780千円減少及び自己株式が165,849千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ559,604千円減少し、9,773,835千円となりました。
②経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、7,474,012千円となりました。雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復により緩やかに景気回復する一方で、米国の関税政策の強化や地政学的リスクの長期化、為替市場の変動性の高まり等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
国内の雇用情勢については、厚生労働省が公表した2025年3月の有効求人倍率は1.26倍となりました。(「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」厚生労働省調べ)
このような経済環境の中、人材紹介売上高については、連結会計年度過去最高の売上高を更新し4,240,811千円(前期比2.3%増)となりました。また、人材紹介事業の先行指標である新規登録者数は18,053人(前期比3.5%減)、新規求人数は18,190件(前期比1.9%減)と前期をやや下回る水準となりました。
メディア売上高については、非テック領域(人事・総務・情報システム領域)の管理部門向けサービスの売上高が増加したものの、コロナ禍における管理部門DX需要が一巡した結果、DXテック関連の広告出稿が減少した影響により、246,262千円(前期比25.3%減)となりました。非テック領域の売上高は、43,020千円(前期比45.9%増)と順調に成長しております。また、教育系、オフィス系の新サービスローンチし、DX領域に代わる新たなマネタイズ領域を拡大しております。
DRM売上高については、求人数、提携エージェント数並びにスカウトサービス新規登録者数が高水準を維持したことにより、105,625千円(前期比7.6%増)となりました。
海外人材売上高については、2024年2月16日(みなし取得日2023年12月31日)より連結子会社としたオーストラリアで経営管理領域等に特化した人材紹介・派遣事業を行うFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの業績を取り込んでおり、2,881,313千円となりました。
売上原価については、主にFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことにより、人材派遣業の売上原価を取り込んだ影響を受け、1,551,496千円となりました。
販売費及び一般管理費については、主にFourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことにより、費用の取り込み及びのれん償却額並びに事業拡大に向けた人材採用投資による人件費の増加等の影響を受け、4,317,600千円(前期比46.4%増)となりました。
営業外収益及び費用については、主に有価証券利息、支払手数料、投資有価証券評価損を計上しております。
この結果、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は2,075,638千円、営業利益は1,604,915千円、経常利益は1,681,861千円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,032,737千円となり、EBITDA率(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は27.8%、営業利益率は21.5%、経常利益率については22.5%と、いずれも20%を超える高い水準と、それぞれ高い水準であり、調整後当期純利益は、1,349,003千円(前期比18.9%増)となりました。
(注)調整後当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益にのれんの償却額を加算して算出しております。
③キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(1)キャッシュ・フローの状況の分析・内容検討
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の概要 ②キャッシュ・フロー」をご参照ください。
(2)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性について、当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、当社の主たる事業である人材紹介事業に係る人件費、広告宣伝費、地代家賃等の販売費及び一般管理費に加え、「MS Career」「Manegy(マネジー)」をはじめとした各種サイトの開発等に関する無形固定資産への投資等があります。これらの資金需要に対して安定的な資金供給を行うための財源については主に内部資金を活用することにより確保しております。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりでありますが、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
なお、見積りについては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
(3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、売上高及び営業利益、EBITDA、経常利益、当期純利益及び各種利益率並びに調整後当期純利益を重要な経営指標として位置付けております。なお、各種利益率については以下のとおりです。
指標2024年3月期2025年3月期
営業利益率(%)35.521.5
EBITDA率(%)37.327.8
経常利益率(%)36.422.5
当期純利益率(%)24.813.8
調整後当期純利益(千円)1,134,8141,349,003

当連結会計年度においては、FourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことにより、販売費及び一般管理費が前期比46.4%増となった結果、営業利益率が21.5%となりました。EBITDA率については、27.8%、経常利益率については、22.5%、当期純利益率は13.8%となりました。前期連結経営成績との比較においては、FourQuarters Recruitment Pty.Ltdの損益計算書が連結対象となったことの影響でポイントの減少があったものの、それぞれ高い水準であり、調整後当期純利益は、前期比18.9%増となりました。引き続きこれらの指標について高い水準を維持できるよう、取り組んで参ります。
(注)調整後当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益にのれんの償却額を加算して算出しております。

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