四半期報告書-第27期第3四半期(令和2年8月1日-令和2年10月31日)

【提出】
2020/12/03 17:00
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、個人消費、設備投資、企業収益のいずれもが悪化した一方で、リモートワークを実施するために業務のデジタル化が注目を集めるなど、既に世界で進行していたデジタルトランスフォーメーションがその歩みを更に速める契機ともなりました。
このような経済環境の下で、当社は、IoTを活用した世界水準のモノづくり(Product)を人が集まる場所にサービス起点(Platform)を創出、最大の価値を生むように企画(Planning)し、その実現に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間における事業別の概況は、メディアPlatform事業&ITサービス事業においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、美容サロン向けのサイネージ設置に遅れが生じ、広告獲得が当初の予想を下回って推移しましたが、今後の広告案件獲得に向けて現在積極的に営業活動を進めております。さらに、新規Platform事業となるビジネスとして、長野トヨタ自動車株式会社との業務提携案件や広告配信と絡めたLEDサイネージの設置案検討により今後の売上寄与を見込んでおります。IoTソリューション事業においては、STB、LEDサイネージ単体の販売は堅調に推移し、現在大型案件の商談を進めており、今後の売上寄与を見込んでおります。IT技術事業においては、おおむね想定通りに進捗いたしました。
事業全体では、売上高は前年同期に比べ減少しましたが、商材の選別による売上総利益率の向上施策の結果、売上総利益は前年同期に比べ増加しました。一方で、Platform事業での新規開発投資等の影響により販売費及び一般管理費が前年同期に比べ増加しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は421,798千円(前年同四半期比2.7%減)、営業損失は190,337千円(前年同四半期は142,296千円の損失)、経常損失は187,896千円(前年同四半期は143,209千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は201,207千円(前年同四半期は148,883千円の損失)となりました。
なお、当社は「ターミナルソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載をしておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ102,042千円減少し、1,064,563千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が178,526千円、商品及び製品が89,172千円減少した一方で、有形固定資産が121,849千円、投資その他の資産が49,721千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ97,162千円増加し、172,372千円となりました。これは主に、短期借入金が100,000千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ199,205千円減少し、892,191千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が201,207千円減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は452千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。