四半期報告書-第27期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)

【提出】
2023/05/15 16:01
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動規制の緩和や企業の設備投資の持ち直しなどにより経済社会活動の正常化が進み、緩やかな回復基調で推移しました。情報通信業界も比較的堅調に推移しました。先行きについては、為替相場の変動やウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格の高騰への懸念など、依然不透明です。
このような事業環境の中、当社はセキュアクラウドシステム事業において、クラウド基盤構築サービスの販売を軸に医療業界や製造業界の新規顧客開拓などに取り組むとともに、エンジニア採用活動を中心とした人財採用・育成戦略を推進しました。一方、エモーショナルシステム事業においては大手通信事業者との協業を推進するとともに、企業向けメタバースの販売に注力しました。
しかしながら、セキュアクラウドシステム事業において前期から継続している特定案件が長期化した影響により、売上高も利益も大きく落ち込むこととなりました。
その結果、当第2四半期累計期間における売上高は908,351千円(前年同期比19.5%減)、営業損失は55,698千円(前年同四半期は営業利益137,809千円)、経常損失は60,967千円(前年同四半期は経常利益138,545千円)、四半期純損失は42,047千円(前年同四半期は四半期純利益96,783千円)となりました。
なお、通期の見通しにつきましては、先に開示したSaaS用プライベートクラウド基盤の大型案件(大型受注に関するお知らせ 2023年4月28日 適時開示)の下期業績への寄与が見込まれる一方で、長期化している特定案件の解決時期の影響も想定し、業績予想を据え置きとしています。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
(セキュアクラウドシステム事業)
当社の属する情報通信業界では、国策によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や企業の人手不足による業務効率化の需要拡大、IoTやAIの企業利用などを背景に、SaaSやクラウドの利用を拡大する傾向が社会全体で継続しています。加えて、サプライチェーンや病院、公共機関などを標的としたサイバー攻撃が相次いだことや、大手通信事業者の連携による通信障害の予防対策が注目を浴びるなど、情報システムの防御と回復(レジリエンス)は企業の垣根を越えた業界全体の課題として認識されるようになり、経営者の課題としても一層重要性を増しています。
このような中、当社は前期よりスライドした特定案件(製造業向けのVDI構築案件)の完成に向けて、経験豊富なエンジニアを重点的に投入するとともに、クラウド基盤構築サービスの提供を軸に、地域の中核病院への営業活動やパートナーとの協業による製造業界への新規顧客開拓に取り組みました。
しかしながら、新たに発生した技術的問題によって特定案件の対応が長期化し、その影響で他の事業展開がやや手薄になり売上が伸び悩みました。また、第3四半期から第4四半期にかけて見込まれる特定案件の売上原価の増加額を前もって組み込んだことにより、受注損失引当金を49,290千円計上し、利益を大きく毀損することとなりました。
その結果、セキュアクラウドシステム事業の売上高は862,078千円(前年同期比23.4%減)、セグメント利益は60,806千円(前年同期比76.8%減)となりました。
本事業の今後の成長のカギは、旺盛な需要が発生するプライベートクラウド構築を実行していくための、エンジニアを中心とする人財の獲得と育成に集約されます。採用については現在、今期の中途採用と2024年4月の新卒者採用に向けた活動を並行して推進しており、複数の内定者の獲得など進捗は順調です。
(エモーショナルシステム事業)
エモーショナルシステム事業は、特許技術に基づく360度の3D仮想空間の表現装置であるMetaWalkers(旧称:4DOH)を活用し、イベント需要からのメタバース市場開拓戦略の推進に取り組みました。
MetaWalkersについては、大手通信事業者との協業によるイベントの新規案件が当初の想定以上に拡大しています。また、従来市場の遊園地・テーマパーク市場においても、アフターコロナに向けた動きからレジャー産業向けの需要が増加に転じ、専用コンテンツ制作など遊園地向け案件の獲得が徐々に回復しています。これらの順調な進捗はMetaWalkersビジネスの拡大の足掛かりとなるものと考えられます。
メタバース分野については、受注済の企業向けメタバース案件が売上高と営業利益の両面に寄与し始めるとともに、新たな要請による取り組みが徐々に拡大しています。
その結果、エモーショナルシステム事業の売上高は46,273千円(前年同期比1493.1%増)、セグメント利益は9,491千円(前年同四半期はセグメント損失9,868千円)となりました。
なお、全社営業利益は、各セグメントの営業損益の合計から、報告セグメントに分配していない全社費用125,996千円を差し引いた数値となっています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末の資産の部は、前事業年度末に比べて115,644千円減少し、1,794,733千円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少(前事業年度末に比べて306,069千円の減少)、現金及び預金の増加(前事業年度末に比べて127,051千円の増加)、繰延税金資産の増加(前事業年度末に比べて19,229千円の増加)、商品及び製品の増加(前事業年度末に比べて13,290千円の増加)、電子記録債権の増加(前事業年度末に比べて12,551千円の増加)等によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債の部は、前事業年度末に比べて268,340千円減少し、750,771千円となりました。これは主に、買掛金の減少(前事業年度末に比べて232,607千円の減少)、受注損失引当金の増加(前事業年度末に比べて49,290千円の増加)、未払法人税等の減少(前事業年度末に比べて37,596千円の減少)、長期借入金の減少(前事業年度末に比べて23,010千円の減少)、長期前受金の減少(前事業年度末に比べて18,968千円の減少)等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産の部は、前事業年度末に比べて152,695千円増加し、1,043,962千円となりました。これは、新株発行による資本金及び資本剰余金の増加(前事業年度末に比べてそれぞれ97,371千円の増加)、四半期純損失の計上により利益剰余金が42,047千円減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、787,157千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により減少した資金は12,896千円(前年同期は333,334千円の減少)となりました。これは主に、売上債権及び契約資産の減少293,517千円、仕入債務の減少232,607千円、税引前四半期純損失の計上60,967千円、受注損失引当金の増加49,290千円、法人税等の支払36,712千円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は11,321千円(前年同期は2,797千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出7,437千円、無形固定資産の取得による支出3,884千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により増加した資金は151,270千円(前年同期は28,014千円の減少)となりました。これは、株式の発行による収入194,743千円、長期借入金の返済による支出28,014千円、上場関連費用の支払額15,459千円によるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はあり
ません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。

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