有価証券報告書-第46期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は6,377百万円となり、前連結会計年度末に比べて568百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が569百万円、有価証券が205百万円それぞれ増加した一方、受取手形及び売掛金が177百万円減少したことによるものであります。固定資産は1,093百万円となり、前連結会計年度末に比べて215百万円増加いたしました。これは主に建物附属設備が80百万円、投資有価証券が103百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、7,470百万円となり、前連結会計年度末に比べて784百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,412百万円となり、前連結会計年度末に比べて132百万円増加いたしました。これは主に未払消費税等が53百万円、未払法人税等が96百万円、前受金が28百万円それぞれ増加した一方、支払手形及び買掛金が90百万円減少したことによるものであります。固定負債は311百万円となり、前連結会計年度末に比べて32百万円増加いたしました。これは主に長期未払金が98百万円、資産除去債務が62百万円それぞれ増加した一方、役員退職慰労引当金が107百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、1,724百万円となり、前連結会計年度末に比べて165百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は5,746百万円となり、前連結会計年度末に比べて618百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が533百万円増加したことによるものであります。
ロ.経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の縮小により、景況感が大幅に悪化し、非常に厳しい状態で推移しました。
当社グループの組込みソフトウエア事業がターゲットとして注力している自動車市場では、CASE(Connected つながる車、Autonomous 自動運転、Shared & Service シェアリングサービス、Electric 電動化)と呼ばれる領域が進展しており、同市場は大きな変革期にあります。また、自動車や医療分野を中心に、安全技術への需要が高まっており、機能安全規格の認証取得が求められる傾向にあります。
このような環境の中、当社グループは自動車関連業界をメインターゲットと位置づけ、ワンストップソリューションの提供に注力するとともに、研究開発への投資を引き続き行ってまいりました。また、センシングソリューション事業がメインターゲットの1つとしている食肉市場並びに倉庫・物流業界に対しては、指定伝票発行用車載プリンタ(以下「車載プリンタ」という。)並びにハンディターミナルの拡販を進めました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、開発案件の規模の縮小、中止、開始時期の延期などの影響が出ております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高9,042百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益682百万円(同8.8%減)、経常利益909百万円(同4.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益676百万円(同2.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(組込みソフトウエア事業)
当事業は、幅広い分野における電子機器向けの自社製ソフトウエア製品RTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の開発・販売、受託開発を主に行っておりますが、主に自動車向けが伸び悩みました。その結果、売上高8,358百万円(前年同期比6.4%減)及びセグメント利益638百万円(同13.5%減)となりました。
また、当セグメントの売上高の内訳としては、ソフトウエア製商品は1,981百万円(前年同期比11.4%増)、エンジニアリングサービス等は6,377百万円(同10.8%減)となっております。
(センシングソリューション事業)
当事業は、冷菓・冷凍食品市場、食肉市場及び物流市場において、車載プリンタやハンディターミナルの販売や、新たなセンサネットワーク関連ビジネスを進めましたが、車載プリンタ関連の販売が前年の水準に達しませんでした。その結果、売上高676百万円(前年同期比8.1%減)及びセグメント利益24百万円(同2.6%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ569百万円増加し、4,348百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において営業活動の結果獲得した資金は1,062百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益909百万円、売上債権の増減額177百万円、その他負債の増減額179百万円、減価償却費78百万円等の資金増加要因が、役員退職慰労引当金の増減額107百万円、法人税等の支払額142百万円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において投資活動の結果使用した資金は353百万円となりました。これは主に有価証券の取得による支出199百万円、有形固定資産の取得による支出88百万円、無形固定資産の取得による支出60百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において財務活動の結果使用した資金は141百万円となりました。これは主に配当金の支払額141百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産及び仕入実績
当連結会計年度における生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。
2.上記の金額には、保守売上高に係る生産及び仕入実績は含まれておりません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、保守売上高に係る受注高及び受注残高は含まれておりません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.未実現利益の調整額は、持分法適用会社との間で生じた内部取引に係る調整額であります。
3.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、重要な影響を与える可能性のある事象が生じた場合などにおいては、適時に対応の検討を行ってまいります。見積りへの影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
② 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ.財政状態の状況」をご参照下さい。
③ 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ602百万円減少し、9,042百万円(前年同期比6.2%減)となりました。これは主に、組込みソフトウエア事業において、新型コロナウイルス感染症拡大により、顧客の開発案件の規模の縮小、中止、開始時期の延期など自動車関連市場を中心に取引が減少したことによるものであります。なお、セグメント別の売上高につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 ロ.経営成績の状況」をご参照下さい。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べ804百万円減少し、5,845百万円(前年同期比12.1%減)となりました。これは主に、組込みソフトウエア事業における自動車関連市場を中心とした取引減少に伴う外注費の減少などによるものであります。
この結果、当連結会計年度の売上総利益は、3,197百万円(同6.7%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ267百万円増加し、2,514百万円(前年同期比11.9%増)となりました。これは主に、IoTなどコンピュータ技術の著しい進化に追随するため、積極的に開発投資を進めていることによる研究開発費の増加によるものであります。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、682百万円(同8.8%減)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ108百万円増加し、227百万円(前年同期比91.0%増)となりました。
当連結会計年度における営業外費用は、前連結会計年度に比べ0百万円減少し、0百万円(前年同期比51.7%減)となりました。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、909百万円(同4.9%増)となりました。
(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ42百万円増加し、909百万円(前年同期比4.9%増)となりました。
(法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における法人税等は、前連結会計年度に比べ25百万円増加し、233百万円(前年同期比12.4%増)となりました。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、676百万円(同2.6%増)となりました。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に関しては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
⑤ キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの資金状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
⑥ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの属する組込みソフトウエア業界は、事業の特性から常に新しい技術が創出され技術革新が早い事業環境にあります。
このような環境の中で、常に環境の変化に適応した革新的な技術やサービスの提供が求められております。従いまして、研究開発投資について継続的に実施していくことが求められ、かつ、投下した研究開発投資等は比較的短期間のうちに成果に結実しなければならないものと認識しており、必然的に資金の循環は早くなるものと考えております。
今後につきましては、引き続き積極的に先行投資的な事業資金を投じていく方針であることから、現状の事業資金は、手元流動性の高い現金及び現金同等物として保持していく方針であります。
⑦ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループは安定的な成長に向け、自動車市場を中心に組込みソフトウエア事業のさらなる拡大とセンシングソリューション事業の新たな市場の事業化を主たる方針としておりますが、いずれの事業も優秀な人材の採用と育成が大きな課題であると認識しております。「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載しましたように、就労形態や人材の多様化に対応できる環境を構築し、従業員待遇も改善していく方針であります。毎期実施している従業員満足度調査においても、着実に満足度は向上しております。このように会社と従業員との結びつきを強めていくことで事業成長の礎を作り、ひいては顧客価値と企業価値の向上をはかっていく所存であります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は6,377百万円となり、前連結会計年度末に比べて568百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が569百万円、有価証券が205百万円それぞれ増加した一方、受取手形及び売掛金が177百万円減少したことによるものであります。固定資産は1,093百万円となり、前連結会計年度末に比べて215百万円増加いたしました。これは主に建物附属設備が80百万円、投資有価証券が103百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、7,470百万円となり、前連結会計年度末に比べて784百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,412百万円となり、前連結会計年度末に比べて132百万円増加いたしました。これは主に未払消費税等が53百万円、未払法人税等が96百万円、前受金が28百万円それぞれ増加した一方、支払手形及び買掛金が90百万円減少したことによるものであります。固定負債は311百万円となり、前連結会計年度末に比べて32百万円増加いたしました。これは主に長期未払金が98百万円、資産除去債務が62百万円それぞれ増加した一方、役員退職慰労引当金が107百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、1,724百万円となり、前連結会計年度末に比べて165百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は5,746百万円となり、前連結会計年度末に比べて618百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が533百万円増加したことによるものであります。
ロ.経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の縮小により、景況感が大幅に悪化し、非常に厳しい状態で推移しました。
当社グループの組込みソフトウエア事業がターゲットとして注力している自動車市場では、CASE(Connected つながる車、Autonomous 自動運転、Shared & Service シェアリングサービス、Electric 電動化)と呼ばれる領域が進展しており、同市場は大きな変革期にあります。また、自動車や医療分野を中心に、安全技術への需要が高まっており、機能安全規格の認証取得が求められる傾向にあります。
このような環境の中、当社グループは自動車関連業界をメインターゲットと位置づけ、ワンストップソリューションの提供に注力するとともに、研究開発への投資を引き続き行ってまいりました。また、センシングソリューション事業がメインターゲットの1つとしている食肉市場並びに倉庫・物流業界に対しては、指定伝票発行用車載プリンタ(以下「車載プリンタ」という。)並びにハンディターミナルの拡販を進めました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、開発案件の規模の縮小、中止、開始時期の延期などの影響が出ております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高9,042百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益682百万円(同8.8%減)、経常利益909百万円(同4.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益676百万円(同2.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(組込みソフトウエア事業)
当事業は、幅広い分野における電子機器向けの自社製ソフトウエア製品RTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の開発・販売、受託開発を主に行っておりますが、主に自動車向けが伸び悩みました。その結果、売上高8,358百万円(前年同期比6.4%減)及びセグメント利益638百万円(同13.5%減)となりました。
また、当セグメントの売上高の内訳としては、ソフトウエア製商品は1,981百万円(前年同期比11.4%増)、エンジニアリングサービス等は6,377百万円(同10.8%減)となっております。
(センシングソリューション事業)
当事業は、冷菓・冷凍食品市場、食肉市場及び物流市場において、車載プリンタやハンディターミナルの販売や、新たなセンサネットワーク関連ビジネスを進めましたが、車載プリンタ関連の販売が前年の水準に達しませんでした。その結果、売上高676百万円(前年同期比8.1%減)及びセグメント利益24百万円(同2.6%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ569百万円増加し、4,348百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において営業活動の結果獲得した資金は1,062百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益909百万円、売上債権の増減額177百万円、その他負債の増減額179百万円、減価償却費78百万円等の資金増加要因が、役員退職慰労引当金の増減額107百万円、法人税等の支払額142百万円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において投資活動の結果使用した資金は353百万円となりました。これは主に有価証券の取得による支出199百万円、有形固定資産の取得による支出88百万円、無形固定資産の取得による支出60百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度末において財務活動の結果使用した資金は141百万円となりました。これは主に配当金の支払額141百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産及び仕入実績
当連結会計年度における生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |
| 生産高及び仕入高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 組込みソフトウエア事業 | 8,052,738 | 93.5 |
| センシングソリューション事業 | 591,902 | 106.4 |
| 合計 | 8,644,640 | 94.3 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。
2.上記の金額には、保守売上高に係る生産及び仕入実績は含まれておりません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |||
| 受注高 (千円) | 前年同期比 (%) | 受注残高 (千円) | 前年同期比 (%) | |
| 組込みソフトウエア事業 | 8,118,073 | 95.5 | 928,723 | 107.4 |
| センシングソリューション事業 | 596,959 | 92.6 | 127,124 | 165.7 |
| 合計 | 8,715,033 | 95.3 | 1,055,847 | 112.2 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、保守売上高に係る受注高及び受注残高は含まれておりません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |
| 販売高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 組込みソフトウエア事業 | 8,346,507 | 93.5 |
| センシングソリューション事業 | 676,792 | 91.9 |
| 未実現利益の調整額 | 19,416 | - |
| 合計 | 9,042,716 | 93.8 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.未実現利益の調整額は、持分法適用会社との間で生じた内部取引に係る調整額であります。
3.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社オーバス | 2,301,363 | 23.9 | 2,558,871 | 28.3 |
| ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 | 1,134,781 | 11.8 | 1,107,862 | 12.3 |
| 株式会社デンソー | 848,421 | 8.8 | 485,727 | 5.4 |
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、重要な影響を与える可能性のある事象が生じた場合などにおいては、適時に対応の検討を行ってまいります。見積りへの影響につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
② 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ.財政状態の状況」をご参照下さい。
③ 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ602百万円減少し、9,042百万円(前年同期比6.2%減)となりました。これは主に、組込みソフトウエア事業において、新型コロナウイルス感染症拡大により、顧客の開発案件の規模の縮小、中止、開始時期の延期など自動車関連市場を中心に取引が減少したことによるものであります。なお、セグメント別の売上高につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 ロ.経営成績の状況」をご参照下さい。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べ804百万円減少し、5,845百万円(前年同期比12.1%減)となりました。これは主に、組込みソフトウエア事業における自動車関連市場を中心とした取引減少に伴う外注費の減少などによるものであります。
この結果、当連結会計年度の売上総利益は、3,197百万円(同6.7%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ267百万円増加し、2,514百万円(前年同期比11.9%増)となりました。これは主に、IoTなどコンピュータ技術の著しい進化に追随するため、積極的に開発投資を進めていることによる研究開発費の増加によるものであります。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、682百万円(同8.8%減)となりました。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ108百万円増加し、227百万円(前年同期比91.0%増)となりました。
当連結会計年度における営業外費用は、前連結会計年度に比べ0百万円減少し、0百万円(前年同期比51.7%減)となりました。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、909百万円(同4.9%増)となりました。
(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ42百万円増加し、909百万円(前年同期比4.9%増)となりました。
(法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における法人税等は、前連結会計年度に比べ25百万円増加し、233百万円(前年同期比12.4%増)となりました。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、676百万円(同2.6%増)となりました。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に関しては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照下さい。
⑤ キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの資金状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
⑥ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの属する組込みソフトウエア業界は、事業の特性から常に新しい技術が創出され技術革新が早い事業環境にあります。
このような環境の中で、常に環境の変化に適応した革新的な技術やサービスの提供が求められております。従いまして、研究開発投資について継続的に実施していくことが求められ、かつ、投下した研究開発投資等は比較的短期間のうちに成果に結実しなければならないものと認識しており、必然的に資金の循環は早くなるものと考えております。
今後につきましては、引き続き積極的に先行投資的な事業資金を投じていく方針であることから、現状の事業資金は、手元流動性の高い現金及び現金同等物として保持していく方針であります。
⑦ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループは安定的な成長に向け、自動車市場を中心に組込みソフトウエア事業のさらなる拡大とセンシングソリューション事業の新たな市場の事業化を主たる方針としておりますが、いずれの事業も優秀な人材の採用と育成が大きな課題であると認識しております。「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載しましたように、就労形態や人材の多様化に対応できる環境を構築し、従業員待遇も改善していく方針であります。毎期実施している従業員満足度調査においても、着実に満足度は向上しております。このように会社と従業員との結びつきを強めていくことで事業成長の礎を作り、ひいては顧客価値と企業価値の向上をはかっていく所存であります。