四半期報告書-第17期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 15:30
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、依然として新型コロナウイルス感染症の感染拡大による先行きが不透明な状況が続いているものの、世界経済の持ち直しやワクチン接種に進展を背景に諸所に回復基調となっています。しかしながら一方では昨今のオミクロン株の急拡大に伴い、足元の不確実性は高まっております。
当社グループを取り巻くEコマース市場は、昨年度においては新型コロナウイルス感染症の国内蔓延による消費活動が変化しいわゆる「巣ごもり消費」の活発化により大きく拡大いたしました。現状では急激な市場規模の拡大に一服感はあるものの、日本社会のDX推進に伴うEC化率の上昇と相まって継続的な成長を見せております。
このような環境の下、当社グループの強みであるECサイトのフロントエンドからバックエンドを一貫して提供できるサービス体制を生かして事業活動に取り組み、未だ対面での営業活動に制限はあるものの、オンラインセミナーの積極的な開催や営業拠点の配置拡大により地方への効率的な営業活動の結果、当社グループのECプラットフォーム事業における売上高は2,174,161千円(前年同期比20.3%増)、営業利益は511,969千円(前年同期比30.7%増)、経常利益は547,148千円(前年同期比35.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は364,331千円(前年同期比36.3%増)となりました。
なお、主要な子会社である株式会社フューチャーショップの売上高は1,654,159千円、営業利益は527,894千円、株式会社ソフテルの売上高は512,695千円、営業利益は95,546千円となりました。
財政状態は次のとおりであります。
総資産につきましては、2,842,083千円となり、前連結会計年度末に比べ249,724千円増加いたしました。流動資産は1,838,821千円となり、前連結会計年度末に比べ309,942千円増加いたしました。これは、主に業容拡大により現金及び預金が261,164千円増加したことによるものであります。
固定資産は1,003,261千円となり、前連結会計年度末に比べ60,217千円減少いたしました。これは、主に投資有価証券の売却や時価下落に伴い投資その他の資産が102,489千円減少したことによるものであります。
負債につきましては、726,749千円となり、前連結会計年度末に比べ54,184千円減少いたしました。これは、主に前受金が2,066千円増加したものの、未払法人税等が72,047千円、賞与引当金が12,426千円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、2,115,333千円となり、前連結会計年度末に比べ303,909千円増加いたしました。これは主に投資有価証券の時価下落に伴い、その他有価証券評価差額金が60,421千円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益により、利益剰余金が364,331千円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の69.9%から74.4%となりました。
なお、当社は、ECプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。