四半期報告書-第18期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/12 15:30
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済社会活動の制限の緩和による景気の持ち直しが見られた一方で、ウクライナ情勢等による原料価格の上昇や円安によりインフレが高進いたしました。この様な世界的なインフレにより各国は金融施策を大きく転換したことで、金融資本市場及び為替市場での混乱は続いており依然として、先行き不透明な状況が続いております。
一方、当社グループを取り巻くEコマース市場は、新型コロナウイルス感染症拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより大きく拡大いたしました。経済活動の制限緩和によるいわゆるリアル店舗の活況などにより昨年度までの急激な市場拡大には一服感はあるものの、日本社会のDX推進に伴うEC化率の上昇と相まって継続的な成長を見せております。世界的なインフレや新型コロナウイルス感染症変異種の再拡大による景気の下振れリスク等の懸念材料はあるものの、当社グループの今後の業績に与える影響も軽微であると考えております。
このような状況下において、当社グループのECプラットフォーム事業における売上高は761,413千円(前年同期比7.6%増)、営業利益は154,433千円(前年同期比9.5%減)、経常利益は164,801千円(前年同期比4.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は104,025千円(前年同期比5.1%減)となりました。
なお、主要な子会社である株式会社フューチャーショップの売上高は583,781千円(前年同期比8.6%増)、営業利益は156,510千円(前年同期比7.5%減)、株式会社ソフテルの売上高は175,110千円(前年同期比4.3%増)、営業利益は46,814千円(前年同期比30.8%増)となりました。
財政状態は次のとおりであります。
総資産につきましては、3,143,199千円となり、前連結会計年度末に比べ34,414千円増加いたしました。流動資産は2,102,650千円となり、前連結会計年度末に比べ96,524千円増加いたしました。これは、主に業容拡大により現金及び預金が46,939千円増加したことによるものであります。
固定資産は1,040,549千円となり、前連結会計年度末に比べ62,109千円減少いたしました。これは、主に投資有価証券の時価下落に伴い投資その他の資産が67,842千円減少したことによるものであります。
負債につきましては、810,652千円となり、前連結会計年度末に比べ11,523千円減少いたしました。これは、主に賞与引当金が26,461千円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、2,332,547千円となり、前連結会計年度末に比べ45,938千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の73.6%から74.2%となりました。
なお、当社は、ECプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。