四半期報告書-第16期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 15:34
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあります。加えて世界的な感染再拡大の懸念も払しょくすることができず、先行き不透明な状況が続いております。一方、当社グループを取り巻く国内電子商取引市場においては、緊急事態宣言に伴う外出自粛やリモートワークの拡大により、在宅での消費需要いわゆる「巣ごもり需要」の高まりや消費者のデジタルシフトなどにより、ECの利用は上昇しており着実な成長を見せております。そのような環境の中、当社グループが属するECサービス業界においては、実店舗での売り上げ減少等に見られる消費行動の大きな変化に対応すべく、各産業においてはEC化への対応及び自社ECサイトの機能拡充や利便性の拡充への需要が高まっております。そのため新型コロナウイルス蔓延の状況下においても当社グループのECプラットフォーム事業は堅調に推移しており、今後の業績に与える影響は軽微であると考えております。
このような状況下において、当社グループのECプラットフォーム事業における売上高は1,170,544千円、営業利益は254,407千円、経常利益は264,670千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は178,845千円となりました。
なお、主要な子会社である株式会社フューチャーショップの売上高は893,320千円、営業利益は280,736千円、株式会社ソフテルの売上高は279,570千円、営業利益は32,785千円となりました。
財政状態は次のとおりであります。
総資産につきましては、2,279,059千円となり、前連結会計年度末に比べ453,880千円増加いたしました。流動資産は1,398,240千円となり、前連結会計年度末に比べ373,135千円増加いたしました。これは、主に公募増資により現金及び預金が347,916千円増加したことによるものであります。
固定資産は880,819千円となり、前連結会計年度末に比べ80,744千円増加いたしました。これは、主に投資有価証券の時価上昇に伴い投資その他の資産が58,812千円増加したことによるものであります。
負債につきましては、781,741千円となり、前連結会計年度末に比べ13,971千円減少いたしました。これは、主に前受金が26,720千円増加したものの、未払法人税等が24,243千円、賞与引当金が10,773千円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、1,497,317千円となり、前連結会計年度末に比べ467,852千円増加いたしました。これは主に公募増資の実施に伴い資本金が110,400千円、資本剰余金が110,400千円それぞれ増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の56.4%から65.7%となりました。
なお、当社は、ECプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて347,736千円増加し、1,116,592千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は170,030千円となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益278,983千円、減価償却費31,501千円、投資有価証券売却益14,313千円、前受金の増加額26,720千円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は36,053千円となりました。
これは主に株式会社フューチャーショップにおける新機能等のソフトウェア開発により無形固定資産取得による支出54,163千円、投資有価証券の売却による収入18,420千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は213,137千円となりました。
これは公募増資の実施に伴う株式の発行による収入213,137千円によるものであります。