四半期報告書-第28期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/11 15:33
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態及び経営成績の状況の概略は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産合計は、3,344,369千円となり、前連結会計年度末に比べ1,076,833千円増加いたしました。
これは主に、現金及び預金998,591千円が増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、1,315,805千円となり、前連結会計年度末に比べ144,279千円減少いたしました。
これは主に、短期借入金50,000千円、社債35,000千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)73,528千円がそれぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、2,028,564千円となり、前連結会計年度末に比べ1,221,113千円増加いたしました。
これは主に、公募増資及び第三者割当増資の実施、ストックオプションの行使に伴い、資本金505,442千円、資本剰余金505,442千円がそれぞれ増加したことによるものであります。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、厳しい状況が続きました。足元ではワクチン接種の促進等、感染拡大の抑制に向けた政策の効果が景気の持ち直しに向けて期待されているものの、先行きは依然として不透明な状況であります。
一方、当社グループが属する情報・通信業種におきましては、企業のIT活用の深化や事業モデルの変革が進むことでDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資需要が高まっており、今後の市場成長が期待されております。
このような状況の中、当社グループは「テクノロジーで社会の課題を解決する」というミッションのもと、主にSMS配信サービスと中古車販売事業者向けの業務支援サービスを主力事業として顧客の業務効率向上に資するサービスの提供に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,771,442千円、営業利益は387,557千円、経常利益は409,003千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は244,245千円となりました。なお、セグメント別の経営成績につきましては次のとおりであります。
a.SMSソリューショングループ
国内の携帯電話事業者全キャリアと直接接続の契約を行い、法人向けにSMS配信サービス「メディアSMS」の提供を行なっております。
SMSが企業と顧客を繋ぐ新たなコミュニケーション手段として幅広い分野で活用されたことにより、メディアSMS導入社数の増加に加えて、既存顧客によるSMS配信数も増加した結果、当第2四半期連結累計期間のSMSソリューショングループの売上高は1,496,698千円となり、セグメント利益は427,220千円となりました。
b.U-CARソリューショングループ
中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony」を提供し、自動車アフターサービスに関連する事業者のビジネスを支援しております。
中古車マーケットの活況が続く中、今後の営業拠点拡大に向けた人材の獲得と教育も順調に進み、symphony導入社数が積み上がった結果、当第2四半期連結累計期間のU-CARソリューショングループの売上高は550,171千円となり、セグメント利益は149,194千円となりました。
c.インターネットサービスグループ
他セグメントへのWEB集客支援を担っているほか、独自でも自動車WEBマガジンの運営や、中古車一括査定サービスの提供を行っております。
2021年6月に実施されたGoogle検索アルゴリズムのコアアップデートにより、当社Webサイトの検索結果順位が下落した結果、当第2四半期連結累計期間のインターネットサービスグループの売上高は122,171千円となり、セグメント損失は33,022千円となりました。
d.オートサービスグループ
事故で損害を受けた自動車の修理、代車貸出、レッカーのワンストップサービスの提供と、指定工場(中指第6020号)にて自動車整備事業を行っております。
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発出するも、鈑金修理事業及びレンタカー事業が堅調に推移した結果、当第2四半期連結累計期間のオートサービスグループの売上高は602,401千円となり、セグメント利益は49,206千円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ998,591千円増加し、2,025,676千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、198,004千円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益409,003千円があった一方、法人税等の支払額198,835千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、39,132千円の支出となりました。これは主に、保険積立金の解約による収入61,563千円があった一方、有形固定資産の取得による支出52,052千円、投資有価証券の取得による支出53,470千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、839,719千円の収入となりました。これは主に、株式の発行による収入1,001,241千円があった一方、長期借入金の返済による支出73,528千円、短期借入金の純減少額50,000千円、社債の償還による支出35,000千円があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。