四半期報告書-第30期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/09 15:22
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループの財政状態及び経営成績の状況の概略は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産合計は、4,672,360千円となり、前連結会計年度末に比べ29,914千円減少いたしました。
これは主に、有形固定資産が55,140千円増加、投資その他の資産が81,161千円増加した一方で、現金及び預金が235,232千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、1,458,717千円となり、前連結会計年度末に比べ64,890千円減少いたしました。
これは主に、支払手形及び買掛金が21,222千円減少、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が23,100千円減少、社債が10,000千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、3,213,642千円となり、前連結会計年度末に比べ34,976千円増加いたしました。
これは主に、利益剰余金が8,936千円増加、その他有価証券評価差額金が23,254千円増加したことによるものであります。
②経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症における活動制限の緩和や5類への引き下げ等により、経済活動の活発化に向けた動きがみられました。一方で、ウクライナ情勢の長期化、円安の進行、物価上昇等、景気の下振れリスクもあり、依然として先行きは不透明な状況が継続しております。
当社グループが属する情報・通信業種におきましては、企業のIT活用の深化や事業モデルの変革が進むことでDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資需要が高まっており、今後の市場成長が期待されております。
このような状況の中、当社グループは「テクノロジーで社会の課題を解決する」というミッションのもと、主にSMS配信サービスと中古車販売事業者向けの業務支援サービスを主力事業として顧客の業務効率向上に資するサービスの提供に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,935,289千円(前年同期比17.4%増)、営業利益は260,852千円(同0.7%増)、経常利益は265,361千円(同0.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は164,664千円(同0.6%減)となりました。なお、セグメント別の経営成績につきましては次のとおりであります。
(SMSソリューショングループ)
国内の携帯電話事業者全キャリアと直接接続の契約を行い、法人向けにSMS配信サービス「メディアSMS」の提供を行っております。
新型コロナウイルス感染症の5類移行により、自治体から感染者へのSMS配信特需が剥落したものの、メディアSMS新規導入社数が好調に増加した結果、当第1四半期連結累計期間のSMSソリューショングループの売上高は1,139,823千円(同16.5%増)となり、セグメント利益は309,014千円(同10.6%増)となりました。
(U-CARソリューショングループ)
中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony」を提供し、自動車アフターサービスに関連する事業者のビジネスを支援しております。
symphony導入社数が2023年3月期末から95社増加して3,855社となった一方、新卒採用による積極的な人材投資を行った結果、当第1四半期連結累計期間のU-CARソリューショングループの売上高は334,969千円(同9.9%増)となり、セグメント利益は87,108千円(同2.7%減)となりました。
(インターネットサービスグループ)
他セグメントへのWEB集客支援を担っているほか、独自でも自動車WEBマガジンの運営や、中古車一括査定サービスの提供、EC事業者向けCRMプラットフォームの提供等を行っております。
2023年3月にEC事業者向けCRMプラットフォーム「アクションリンク」事業を譲受し、事業成長に向けた投資を実施した結果、当第1四半期連結累計期間のインターネットサービスグループの売上高は68,117千円(同14.4%増)となり、セグメント損失は12,738千円(前年同期は4,106千円の損失)となりました。
(オートサービスグループ)
事故で損害を受けた自動車の修理、代車貸出、レッカーのワンストップサービスの提供と、自動車整備及び中古車販売事業を行っております。
鈑金修理及びレンタカー事業、中古車販売が好調となった結果、当第1四半期連結累計期間のオートサービスグループの売上高は392,379千円(前年同期比28.2%増)となり、セグメント利益は19,217千円(同48.0%増)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。