四半期報告書-第96期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 9:13
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展などから新規感染者数が大幅に減少し、2021年9月30日に緊急事態宣言等が解除され、緩やかながら持ち直しの動きが見られたものの、新たな変異株「オミクロン株」による感染再拡大により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
建設業界におきましても、新型コロナウイルス感染症による景気見通しが不透明な中で、受注競争の激化に加え、技能労働者不足による労務費の高騰及び建設資材の価格上昇など、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような状況のなか、当社は、感染症予防・拡大防止対策の取り組みを継続し、事業活動を行ってまいりました。従前から培ってきたコア事業である「商業施設」建築のノウハウや企画・提案力を生かし、店舗等の新築・内装・リニューアル工事の建設需要に対して積極的な受注活動を行い、また、マンション、物流施設、医療・福祉施設等、幅広い民間事業者の建設需要にも取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間の経営成績につきましては、売上高は598億7千9百万円(前年同期比 13.9%減)となりました。
損益につきましては、完成工事高の減少などにより完成工事総利益が減少したため、営業利益は36億9千4百万円(前年同期比 12.4%減)、経常利益は36億7千9百万円(前年同期比 11.8%減)、四半期純利益は26億5千6百万円(前年同期比 6.5%減)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用により、売上高、売上原価ともに7百万円減少しておりますので、営業利益、経常利益に与える影響はありません。
セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
(建設事業)
受注高は682億3千4百万円(前年同期比 16.7%増)となりました。完成工事高は595億5千3百万円(前年同期比 13.7%減)、次期への繰越工事高は821億9千7百万円(前年同期比 24.6%増)となりました。そして、セグメント利益は48億3千3百万円(前年同期比 14.8%減)となりました。
(不動産事業)
不動産事業売上高は3億2千5百万円(前年同期比 39.8%減)、セグメント利益は1億1千5百万円(前年同期は9千7百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
建設事業及び不動産事業において、重要な研究開発活動は行われておりません。