有価証券報告書-第100期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな景気回復が期待されるものの、金融政策による金利水準の上昇や物価上昇、また中東地域を始めとした不安定な国際情勢に伴う地政学リスク等、引き続き今後の状況に注視していく必要があります。
建設業界におきましては、政府建設投資は堅調に推移しており、民間設備投資についても、企業収益の改善等を背景に高まりがみられましたが、中東情勢の悪化による原油価格の影響から生じる建設資材価格の上昇や調達環境の悪化に加え、慢性的な労働力不足による労務費の高騰等、先行き不透明な経営環境が続いております。
一方、建設業法等の法改正がなされ、労働力確保を目的とした処遇改善の取り組みのもと、建設業界全体として持続的な成長に向けた環境整備が進められております。
このような状況のなか、当社グループは、従前から培ってきたコア事業である「商業施設」建築のノウハウや企画・提案力を生かし、店舗等の新築・内装・リニューアル工事や宿泊施設の建設需要に対して積極的な受注活動を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1,061億7千6百万円(前期比7.2%増)となりました。
損益につきましては、営業利益は90億3千3百万円(前期比32.2%増)、経常利益は89億5千4百万円(前期比32.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は64億8百万円(前期比36.9%増)となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
(建設事業)
完成工事高は1,058億9千3百万円(前期比7.3%増)、セグメント利益は113億2千万円(前期比29.9%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業売上高は2億8千2百万円(前期比4.9%増)、セグメント利益は1億円(前期比1.8%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は146億6千3百万円(前連結会計年度末の資金は198億8千9百万円)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、32億3千2百万円の資金の減少(前連結会計年度は81億4千4百万円の資金の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益91億9百万円、仕入債務の増加32億6千8百万円、未成工事支出金の減少11億4千3百万円、主な減少要因は、売上債権等の増加95億4千4百万円、未収消費税等の増加27億4千2百万円、法人税等の支払額28億8千6百万円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億7千1百万円の資金の減少(前連結会計年度は13億5千3百万円の資金の減少)となりました。主な増加要因は、差入保証金の回収による収入1億7千万円、投資有価証券の売却による収入1億5千4百万円、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出5億3千2百万円、無形固定資産の取得による支出1億2百万円などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、17億2千2百万円の資金の減少(前連結会計年度は7千5百万円の資金の増加)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入10億5百万円、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出15億3百万円、配当金の支払額11億2千2百万円などであります。
③ 受注高、売上高及び繰越工事高の実績
受注工事高、売上高及び繰越工事高
(注)前連結会計年度の次期繰越工事高に軽微な誤りがあったことが判明したことから、訂正後の金額を記載しております。
なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりであります。
a.受注工事高、売上高及び繰越工事高
(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にも係る増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期売上高)であります。
b.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されております。
(注)百分比は請負金額比であります。
c.売上高
(注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
当事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
㈱ニトリ 12,469百万円 13.0%
当事業年度
該当事項はありません。
d.次期繰越工事高(2026年3月31日現在)
(注)次期繰越工事のうち請負金額5億円以上の主なものは、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産合計は744億3千6百万円、負債合計は344億1千5百万円、純資産合計は400億2千1百万円となり、前連結会計年度末と比べて総資産は68億5千2百万円増加しております。
a.流動資産
現金預金が52億8千万円、未成工事支出金が11億4千3百万円減少した一方、受取手形・完成工事未収入金等が89億5千3百万円、電子記録債権が5億9千万円、未収消費税等が27億4千2百万円増加したことなどにより、流動資産は前連結会計年度末と比べて63億7千1百万円増加の683億7千6百万円となりました。
b.固定資産
有形固定資産が3億9千8百万円、投資有価証券が6億7千6百万円増加したことなどにより、固定資産は前連結会計年度末と比べて4億8千1百万円増加の60億6千万円となりました。
c.流動負債
未払法人税等が1億6千9百万円、未払消費税等が22億3千5百万円、役員退職慰労引当金が2億円減少した一方、支払手形・工事未払金が31億2千7百万円、電子記録債務が1億4千1百万円、未成工事受入金が7億2千3百万円増加したことなどにより、流動負債は前連結会計年度末と比べて17億6千6百万円増加の288億5千2百万円となりました。
d.固定負債
長期借入金が5億1千1百万円、退職給付に係る負債が3億2千3百万円減少したことなどにより、固定負債は前連結会計年度末と比べて8億6千6百万円減少の55億6千3百万円となりました。
e.純資産
剰余金の配当を行ったことにより11億2千5百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益を64億8百万円獲得したことなどにより、純資産は前連結会計年度末と比べて59億5千1百万円増加の400億2千1百万円となりました。
② 経営成績の分析
経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりで、キャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。
1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
5.2025年3月期より連結貸借対照表を作成しているため、2024年3月期については記載しておりません。
6.2026年3月期は営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a.繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産については、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。当社グループでは、取締役会等において決議された翌事業年度の事業計画に基づき回収可能性を検討しておりますが、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産の全部又は一部に回収可能性がないと判断した場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。
b.販売用不動産及び仕掛販売用不動産の評価
当社グループが保有している販売用不動産及び仕掛販売用不動産については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しており、期末に帳簿価額と正味売却価額を比較し、正味売却価額が帳簿価額を下回っている場合には、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損として計上しております。当社グループでは、経済情勢や不動産市況の悪化等により、収益性が低下した場合には、正味売却価額が下落することで、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損が計上される可能性があります。
c.工事原価総額の見積り
工事原価総額の見積りについては、当初は工事契約に関する実行予算によって算出しております。当社グループでは、実行予算作成時には、将来の気象条件や作成時点で入手可能な情報に基づき、施工条件や建設資材価格等について仮定を設定し、作業効率等を勘案して工種ごとに詳細に積み上げることによって工事原価総額を見積り、工事着工後完成に至るまでは、作業所において実際の発生原価と対比して適時・適切に工事原価総額の検討・見直しを行っております。このように気象条件、施工条件、建設資材価格、作業効率等さまざまな仮定要素があり、適時・適切に見積りを行っておりますが、将来の損益は見積金額と異なる可能性があります。
d.工事損失引当金の計上
工事契約について、工事原価総額が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該工事契約に関して既に計上された損益の額を控除した残額を、超過が見込まれた期の損失として処理し、工事損失引当金を計上しております。当社グループでは、工事原価総額を合理的な方法により算定しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、将来において認識される経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな景気回復が期待されるものの、金融政策による金利水準の上昇や物価上昇、また中東地域を始めとした不安定な国際情勢に伴う地政学リスク等、引き続き今後の状況に注視していく必要があります。
建設業界におきましては、政府建設投資は堅調に推移しており、民間設備投資についても、企業収益の改善等を背景に高まりがみられましたが、中東情勢の悪化による原油価格の影響から生じる建設資材価格の上昇や調達環境の悪化に加え、慢性的な労働力不足による労務費の高騰等、先行き不透明な経営環境が続いております。
一方、建設業法等の法改正がなされ、労働力確保を目的とした処遇改善の取り組みのもと、建設業界全体として持続的な成長に向けた環境整備が進められております。
このような状況のなか、当社グループは、従前から培ってきたコア事業である「商業施設」建築のノウハウや企画・提案力を生かし、店舗等の新築・内装・リニューアル工事や宿泊施設の建設需要に対して積極的な受注活動を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1,061億7千6百万円(前期比7.2%増)となりました。
損益につきましては、営業利益は90億3千3百万円(前期比32.2%増)、経常利益は89億5千4百万円(前期比32.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は64億8百万円(前期比36.9%増)となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
(建設事業)
完成工事高は1,058億9千3百万円(前期比7.3%増)、セグメント利益は113億2千万円(前期比29.9%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業売上高は2億8千2百万円(前期比4.9%増)、セグメント利益は1億円(前期比1.8%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は146億6千3百万円(前連結会計年度末の資金は198億8千9百万円)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、32億3千2百万円の資金の減少(前連結会計年度は81億4千4百万円の資金の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益91億9百万円、仕入債務の増加32億6千8百万円、未成工事支出金の減少11億4千3百万円、主な減少要因は、売上債権等の増加95億4千4百万円、未収消費税等の増加27億4千2百万円、法人税等の支払額28億8千6百万円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億7千1百万円の資金の減少(前連結会計年度は13億5千3百万円の資金の減少)となりました。主な増加要因は、差入保証金の回収による収入1億7千万円、投資有価証券の売却による収入1億5千4百万円、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出5億3千2百万円、無形固定資産の取得による支出1億2百万円などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、17億2千2百万円の資金の減少(前連結会計年度は7千5百万円の資金の増加)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入10億5百万円、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出15億3百万円、配当金の支払額11億2千2百万円などであります。
③ 受注高、売上高及び繰越工事高の実績
受注工事高、売上高及び繰越工事高
| 期別 | セグメントの名称 | 前期繰越 工事高 (百万円) | 当期受注 工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期売上高 (百万円) | 次期繰越 工事高 (百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建設事業 | |||||
| 建築工事 | - | 102,526 | 102,526 | 97,054 | 88,118 | |
| 土木工事 | - | 1,099 | 1,099 | 1,675 | 2,362 | |
| 計 | - | 103,626 | 103,626 | 98,730 | 90,481 | |
| 不動産事業 | - | - | - | 269 | - | |
| 合計 | - | 103,626 | 103,626 | 98,999 | 90,481 | |
| 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建設事業 | |||||
| 建築工事 | 88,118 | 116,673 | 204,792 | 102,887 | 101,905 | |
| 土木工事 | 2,362 | 2,599 | 4,962 | 3,006 | 1,956 | |
| 計 | 90,481 | 119,273 | 209,754 | 105,893 | 103,861 | |
| 不動産事業 | - | - | - | 282 | - | |
| 合計 | 90,481 | 119,273 | 209,754 | 106,176 | 103,861 |
(注)前連結会計年度の次期繰越工事高に軽微な誤りがあったことが判明したことから、訂正後の金額を記載しております。
なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりであります。
a.受注工事高、売上高及び繰越工事高
| 期別 | セグメントの名称 | 前期繰越 工事高 (百万円) | 当期受注 工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期売上高 (百万円) | 次期繰越 工事高 (百万円) |
| 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建設事業 | |||||
| 建築工事 | 81,381 | 101,625 | 183,006 | 96,129 | 86,876 | |
| 土木工事 | 44 | 91 | 135 | 49 | 86 | |
| 計 | 81,425 | 101,716 | 183,142 | 96,178 | 86,963 | |
| 不動産事業 | - | - | - | 269 | - | |
| 合計 | 81,425 | 101,716 | 183,142 | 96,448 | 86,963 | |
| 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建設事業 | |||||
| 建築工事 | 86,876 | 115,849 | 202,726 | 101,397 | 101,328 | |
| 土木工事 | 86 | 64 | 150 | 150 | - | |
| 計 | 86,963 | 115,913 | 202,876 | 101,548 | 101,328 | |
| 不動産事業 | - | - | - | 282 | - | |
| 合計 | 86,963 | 115,913 | 202,876 | 101,830 | 101,328 |
(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にも係る増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期売上高)であります。
b.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されております。
| 期別 | 区分 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) | |
| 前事業年度 | (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建築工事 | 46.0 | 54.0 | 100 |
| 土木工事 | 100.0 | - | 100 | ||
| 当事業年度 | (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建築工事 | 58.6 | 41.4 | 100 |
| 土木工事 | 100.0 | - | 100 | ||
(注)百分比は請負金額比であります。
c.売上高
| 期別 | セグメントの名称 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 建設事業 | |||
| 建築工事 | 426 | 95,703 | 96,129 | |
| 土木工事 | - | 49 | 49 | |
| 計 | 426 | 95,752 | 96,178 | |
| 不動産事業 | - | 269 | 269 | |
| 合計 | 426 | 96,021 | 96,448 | |
| 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 建設事業 | |||
| 建築工事 | 624 | 100,772 | 101,397 | |
| 土木工事 | - | 150 | 150 | |
| 計 | 624 | 100,923 | 101,548 | |
| 不動産事業 | - | 282 | 282 | |
| 合計 | 624 | 101,206 | 101,830 |
(注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
| ㈱ニトリ | 福岡DC新築工事 |
| IS鳥栖開発1号特定目的会社 | 鳥栖物流センター新築工事 |
| 三菱地所レジデンス㈱ | ザ・パークハウス三郷新築工事 |
| オーケー店舗保有㈱ | オーケー高井田店新築工事 |
| ㈱Eco Ring Japan Holdings・㈱エコリング | エコリング本社屋新築工事 |
当事業年度 請負金額5億円以上の主なもの
| ㈱コスモビューティー | コスモビューティー神戸工場フロンティア新築工事 |
| 大阪ロジスティクス特定目的会社 | LOGIPORTAL大正新築工事 |
| 青梅駅前地区市街地再開発組合 | 藍テラス建設工事 |
| 住友商事㈱ | ミラモール東岸和田駅前新築工事 |
| イオンリテール㈱ | イオンモール津田沼South新店工事 |
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
㈱ニトリ 12,469百万円 13.0%
当事業年度
該当事項はありません。
d.次期繰越工事高(2026年3月31日現在)
| 区分 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 建築工事 | 9,413 | 91,914 | 101,328 |
| 土木工事 | - | - | - |
| 計 | 9,413 | 91,914 | 101,328 |
(注)次期繰越工事のうち請負金額5億円以上の主なものは、次のとおりであります。
| 第一リアルター㈱ | (仮称)ホテル浦安千鳥PJ 新築工事 | 2026年6月完成予定 |
| アパホーム㈱/アパマンション㈱ | アパホテル&リゾート〈札幌駅前〉新築工事 | 2027年2月完成予定 |
| アパホーム㈱/アパマンション㈱ | (仮称)アパホテル〈近鉄四日市駅前〉新築工事 | 2027年11月完成予定 |
| 三井不動産㈱ | (仮称)MOP多摩南大沢B街区建替え工事 | 2028年2月完成予定 |
| U.S.ARMY CORPS OF ENGINEERS, JAPAN DISTRICT | キャンプ座間・相模原基地ハウジング改修工事 | 2028年3月完成予定 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産合計は744億3千6百万円、負債合計は344億1千5百万円、純資産合計は400億2千1百万円となり、前連結会計年度末と比べて総資産は68億5千2百万円増加しております。
a.流動資産
現金預金が52億8千万円、未成工事支出金が11億4千3百万円減少した一方、受取手形・完成工事未収入金等が89億5千3百万円、電子記録債権が5億9千万円、未収消費税等が27億4千2百万円増加したことなどにより、流動資産は前連結会計年度末と比べて63億7千1百万円増加の683億7千6百万円となりました。
b.固定資産
有形固定資産が3億9千8百万円、投資有価証券が6億7千6百万円増加したことなどにより、固定資産は前連結会計年度末と比べて4億8千1百万円増加の60億6千万円となりました。
c.流動負債
未払法人税等が1億6千9百万円、未払消費税等が22億3千5百万円、役員退職慰労引当金が2億円減少した一方、支払手形・工事未払金が31億2千7百万円、電子記録債務が1億4千1百万円、未成工事受入金が7億2千3百万円増加したことなどにより、流動負債は前連結会計年度末と比べて17億6千6百万円増加の288億5千2百万円となりました。
d.固定負債
長期借入金が5億1千1百万円、退職給付に係る負債が3億2千3百万円減少したことなどにより、固定負債は前連結会計年度末と比べて8億6千6百万円減少の55億6千3百万円となりました。
e.純資産
剰余金の配当を行ったことにより11億2千5百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益を64億8百万円獲得したことなどにより、純資産は前連結会計年度末と比べて59億5千1百万円増加の400億2千1百万円となりました。
② 経営成績の分析
経営成績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりで、キャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。
| 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | - | 50.4 | 53.7 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | - | 29.6 | 49.3 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債 比率(年) | - | 0.8 | - |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | - | 76.5 | - |
| (注)自己資本比率 | :自己資本/総資産 |
| 時価ベースの自己資本比率 | :株式時価総額/総資産 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | :有利子負債/キャッシュ・フロー |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | :キャッシュ・フロー/利払い |
1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
5.2025年3月期より連結貸借対照表を作成しているため、2024年3月期については記載しておりません。
6.2026年3月期は営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a.繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産については、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。当社グループでは、取締役会等において決議された翌事業年度の事業計画に基づき回収可能性を検討しておりますが、繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、前提とした条件や仮定に変更が生じ、繰延税金資産の全部又は一部に回収可能性がないと判断した場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。
b.販売用不動産及び仕掛販売用不動産の評価
当社グループが保有している販売用不動産及び仕掛販売用不動産については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しており、期末に帳簿価額と正味売却価額を比較し、正味売却価額が帳簿価額を下回っている場合には、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損として計上しております。当社グループでは、経済情勢や不動産市況の悪化等により、収益性が低下した場合には、正味売却価額が下落することで、販売用不動産及び仕掛販売用不動産に係る評価損が計上される可能性があります。
c.工事原価総額の見積り
工事原価総額の見積りについては、当初は工事契約に関する実行予算によって算出しております。当社グループでは、実行予算作成時には、将来の気象条件や作成時点で入手可能な情報に基づき、施工条件や建設資材価格等について仮定を設定し、作業効率等を勘案して工種ごとに詳細に積み上げることによって工事原価総額を見積り、工事着工後完成に至るまでは、作業所において実際の発生原価と対比して適時・適切に工事原価総額の検討・見直しを行っております。このように気象条件、施工条件、建設資材価格、作業効率等さまざまな仮定要素があり、適時・適切に見積りを行っておりますが、将来の損益は見積金額と異なる可能性があります。
d.工事損失引当金の計上
工事契約について、工事原価総額が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該工事契約に関して既に計上された損益の額を控除した残額を、超過が見込まれた期の損失として処理し、工事損失引当金を計上しております。当社グループでは、工事原価総額を合理的な方法により算定しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、将来において認識される経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。