有価証券報告書-第200期(2023/04/01-2024/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、行動制限の緩和による個人消費及びインバウンド需要の回復が続きました。また、原材料・エネルギー価格の高騰により製造・輸送コストは依然として高止まりの状況にあるものの、ロシアによるウクライナ侵攻後に高騰した穀物相場は沈静化し安定的に推移しております。複雑化する国際情勢、国内の金融政策の動向及び為替相場の変動リスク等、依然として見通しは明るくないものの、経済活動の正常化に伴い、当社グループを取り巻く経営環境は緩やかに改善しました。
このような状況下、当社グループは経営理念「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します」のもと、環境負荷低減や人的資本等のサステナビリティ課題への取り組みを強化する等、企業価値の持続的な向上に努めました。
国内では、昨年10月に愛知県知多市の新たな製粉工場建設に着工しました。当工場はDXの活用によるスマートファクトリー化を推進するとともに、自然災害に強く、省エネ・環境を含めSDGsに配慮した最先端の製粉工場として、2026年2月の稼働を予定しております。新たな工場建設に加え、神戸甲南工場、伊勢崎工場の設備増強工事をはじめとした投資を着実に進めました。また、本年2月には研究開発体制の一層の強化を図るため、新たな研究拠点の用地を取得しました。
海外では、昨年5月に北米でのビジネス拡大のため米国の製粉会社Utah Flour Milling, LLCへ出資した他、9月に再生可能エネルギーの利用を推進するべく、NIPPN(Thailand)CO., Ltd.のプレミックス並びに冷凍生地工場に太陽光発電設備を導入しました。また、10月にはPT NIPPN PRODUCTS INDONESIAのプレミックス工場が竣工し、ASEAN地域での業容拡大に取り組みました。
当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、個人消費及びインバウンド消費の回復等による需要の増加に加え、原材料価格及び各種コストの上昇に伴い実施した価格改定により、売上高は4,005億1千4百万円(前期比109.6%)となりました。利益面では、原材料及び各種コストの上昇や、拡売のための戦略コストが増加したものの、冷凍食品類の販売数量伸長、中食事業の堅調な推移、生産性の改善によるコストダウン等により、営業利益は203億4千万円(同165.5%)、経常利益は232億8千万円(同157.1%)、政策保有株式の売却による特別利益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は263億6千7百万円(同257.0%)となり、売上高及び各段階利益は過去最高を更新しました。
事業別の状況は次のとおりです。
<製粉事業>
製粉事業については、小麦粉の価格改定並びに副製品のふすまの販売価格の堅調な推移等により、売上高は前年を上回りました。
なお、外国産小麦の政府売渡価格が昨年4月から5銘柄平均(税込価格)で5.8%引き上げられ、昨年10月には同11.1%引き下げられたことに伴い、昨年6月及び本年1月に、業務用小麦粉の価格を改定しております。
以上により、製粉事業の売上高は1,253億1千6百万円(前期比106.6%)、営業利益は91億8千6百万円(同122.0%)となりました。
<食品事業>
業務用食品については、飲食店を中心に個人消費及びインバウンド消費の回復等により需要が増加したことから、売上高は前年を上回りました。
家庭用食品については、原材料費、物流費及びエネルギー価格等のコスト上昇に伴い、昨年から継続して価格改定を実施したことにより、売上高は前年を上回りました。
冷凍食品類については、発売から20周年を迎えた冷凍パスタ「オーマイプレミアム」の新たなラインナップとして最上級の美味しさを目指した「至極」シリーズを発売し、高付加価値商品の拡売に努めました。また、1食完結型のトレー入り「よくばり」シリーズ等の家庭用冷凍食品の販売も好調に推移し、加えて価格改定を実施したことから、売上高は前年を上回りました。
なお、本年2月にはおうちパスタを革新するオーマイプレミアムの新ブランド戦略を発表し、家庭用食品・家庭用冷凍食品の更なる販売強化に取り組んでおります。
中食事業については、人流の回復に伴い需要が伸長するとともに、商品の販売単価が上昇したことから、売上高は前年を上回りました。
以上により、食品事業の売上高は2,266億6千1百万円(前期比110.7%)、営業利益は83億5千4百万円(同242.2%)となりました。
<その他事業>
ペットフード事業については、出荷増に加えて原材料等のコスト上昇に伴う価格改定を実施したことにより、売上高は前年を上回りました。
外食事業については、人流の回復に伴う需要の増加に加えて販売が好調に推移したことから、売上高は前年を上回りました。
以上により、その他事業の売上高は485億3千6百万円(前期比112.6%)、営業利益は27億9千9百万円(同221.5%)となりました。
②資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の総資産残高は、前連結会計年度末に比べ420億8千6百万円増加し、3,866億9千2百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券が133億6千3百万円、有形固定資産が109億3千9百万円、現金及び預金が87億7千8百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が64億3千7百万円、退職給付に係る資産が32億1千9百万円、その他の流動資産が29億7千5百万円増加したこと、及び原材料及び貯蔵品が56億3千9百万円減少したことによるものであります。
負債の残高は、前連結会計年度末に比べ64億1千3百万円増加し、1,584億6百万円となりました。この主な要因は、未払法人税等が48億6千8百万円、繰延税金負債が47億9千4百万円、その他の流動負債が13億4千9百万円、短期借入金が13億円、未払費用が10億6百万円増加したこと、及び長期借入金が39億6千8百万円、支払手形及び買掛金が28億8千3百万円減少したことによるものであります。
純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ356億7千2百万円増加し、2,282億8千5百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が225億2千6百万円、その他有価証券評価差額金が96億5千9百万円、退職給付に係る調整累計額が21億8千9百万円増加したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ75億7千万円増加し、407億2千8百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、240億2千2百万円の収入となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益が361億6千3百万円、減価償却費が103億1千4百万円、棚卸資産の減少額が36億1千1百万円となったこと、並びに投資有価証券売却益が135億6百万円、売上債権の増加額が62億8千4百万円、法人税等の支払額が48億6千8百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、94億8千9百万円の支出となりました。この主な要因は、固定資産の取得により211億5千7百万円、関係会社株式の取得により35億6百万円、有価証券の取得により30億3千万円の支出があったこと、並びに投資有価証券の売却・償還により162億7千5百万円、有価証券の売却・償還により10億1千6百万円、関係会社株式の売却により9億7千9百万円の収入があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、72億4千1百万円の支出となりました。この主な要因は、長期借入金の返済により38億9千1百万円、配当金の支払により38億3千4百万円の支出があったことによるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
ⅰ) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は期間中の平均販売価格によっております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
ⅱ) 受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)の生産は受注によるものではなく、この項目の記載事項はありません。
ⅲ) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
⑤重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」並びに「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、経営方針として、有利子負債圧縮の考えのもと、事業活動に必要な資金の安定的な確保と、事業環境の変化に耐えうる流動性の維持を基本としております。
当社グループの短期資金需要のうち主要な内容は、製造・販売活動に必要な運転資金、研究開発費、借入の返済、配当金の支払い、法人税の支払いであり、これらについては営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入のほか、必要に応じてコマーシャル・ペーパーを発行することでまかなう方針であります。
長期資金需要は、長期運転資金及び設備投資資金であり、設備投資のうち主要な内容は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております大規模投資のほか、生産合理化に向けた設備投資等であります。これらの投資資金については営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入のほか、必要に応じて主として社債を発行することで資金需要をまかなう方針であります。
資金流動性を維持するにあたり、当社及び主要な連結子会社は、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しており、各社の余剰資金を当社へ集中させ一元管理することにより、資金効率の向上と金融費用の低減を図っております。また、設備投資を行うにあたっては投資計画の妥当性を考慮して資金の使用時期と金額を判断しております。さらに、主要取引銀行とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約により、十分な流動性を確保しております。
なお、当連結会計年度末における社債、転換社債型新株予約権付社債及び借入金並びにリース債務を含む有利子負債の残高は629億4千9百万円、現金及び現金同等物の残高は407億2千8百万円となり、ネット有利子負債は222億2千1百万円(前期比69.1%)となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 前期比 | |
| 売 上 高 | 365,525 | 400,514 | 34,988 | 109.6% |
| 営業利益 | 12,288 | 20,340 | 8,052 | 165.5% |
| 経常利益 | 14,816 | 23,280 | 8,463 | 157.1% |
| 親会社株主に 帰属する 当期純利益 | 10,260 | 26,367 | 16,107 | 257.0% |
当連結会計年度における我が国経済は、行動制限の緩和による個人消費及びインバウンド需要の回復が続きました。また、原材料・エネルギー価格の高騰により製造・輸送コストは依然として高止まりの状況にあるものの、ロシアによるウクライナ侵攻後に高騰した穀物相場は沈静化し安定的に推移しております。複雑化する国際情勢、国内の金融政策の動向及び為替相場の変動リスク等、依然として見通しは明るくないものの、経済活動の正常化に伴い、当社グループを取り巻く経営環境は緩やかに改善しました。
このような状況下、当社グループは経営理念「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します」のもと、環境負荷低減や人的資本等のサステナビリティ課題への取り組みを強化する等、企業価値の持続的な向上に努めました。
国内では、昨年10月に愛知県知多市の新たな製粉工場建設に着工しました。当工場はDXの活用によるスマートファクトリー化を推進するとともに、自然災害に強く、省エネ・環境を含めSDGsに配慮した最先端の製粉工場として、2026年2月の稼働を予定しております。新たな工場建設に加え、神戸甲南工場、伊勢崎工場の設備増強工事をはじめとした投資を着実に進めました。また、本年2月には研究開発体制の一層の強化を図るため、新たな研究拠点の用地を取得しました。
海外では、昨年5月に北米でのビジネス拡大のため米国の製粉会社Utah Flour Milling, LLCへ出資した他、9月に再生可能エネルギーの利用を推進するべく、NIPPN(Thailand)CO., Ltd.のプレミックス並びに冷凍生地工場に太陽光発電設備を導入しました。また、10月にはPT NIPPN PRODUCTS INDONESIAのプレミックス工場が竣工し、ASEAN地域での業容拡大に取り組みました。
当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、個人消費及びインバウンド消費の回復等による需要の増加に加え、原材料価格及び各種コストの上昇に伴い実施した価格改定により、売上高は4,005億1千4百万円(前期比109.6%)となりました。利益面では、原材料及び各種コストの上昇や、拡売のための戦略コストが増加したものの、冷凍食品類の販売数量伸長、中食事業の堅調な推移、生産性の改善によるコストダウン等により、営業利益は203億4千万円(同165.5%)、経常利益は232億8千万円(同157.1%)、政策保有株式の売却による特別利益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は263億6千7百万円(同257.0%)となり、売上高及び各段階利益は過去最高を更新しました。
事業別の状況は次のとおりです。
<製粉事業>
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 前期比 | |
| 売 上 高 | 117,604 | 125,316 | 7,711 | 106.6% |
| 営業利益 | 7,528 | 9,186 | 1,657 | 122.0% |
製粉事業については、小麦粉の価格改定並びに副製品のふすまの販売価格の堅調な推移等により、売上高は前年を上回りました。
なお、外国産小麦の政府売渡価格が昨年4月から5銘柄平均(税込価格)で5.8%引き上げられ、昨年10月には同11.1%引き下げられたことに伴い、昨年6月及び本年1月に、業務用小麦粉の価格を改定しております。
以上により、製粉事業の売上高は1,253億1千6百万円(前期比106.6%)、営業利益は91億8千6百万円(同122.0%)となりました。
<食品事業>
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 前期比 | |
| 売 上 高 | 204,796 | 226,661 | 21,864 | 110.7% |
| 営業利益 | 3,449 | 8,354 | 4,904 | 242.2% |
業務用食品については、飲食店を中心に個人消費及びインバウンド消費の回復等により需要が増加したことから、売上高は前年を上回りました。
家庭用食品については、原材料費、物流費及びエネルギー価格等のコスト上昇に伴い、昨年から継続して価格改定を実施したことにより、売上高は前年を上回りました。
冷凍食品類については、発売から20周年を迎えた冷凍パスタ「オーマイプレミアム」の新たなラインナップとして最上級の美味しさを目指した「至極」シリーズを発売し、高付加価値商品の拡売に努めました。また、1食完結型のトレー入り「よくばり」シリーズ等の家庭用冷凍食品の販売も好調に推移し、加えて価格改定を実施したことから、売上高は前年を上回りました。
なお、本年2月にはおうちパスタを革新するオーマイプレミアムの新ブランド戦略を発表し、家庭用食品・家庭用冷凍食品の更なる販売強化に取り組んでおります。
中食事業については、人流の回復に伴い需要が伸長するとともに、商品の販売単価が上昇したことから、売上高は前年を上回りました。
以上により、食品事業の売上高は2,266億6千1百万円(前期比110.7%)、営業利益は83億5千4百万円(同242.2%)となりました。
<その他事業>
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | 前期比 | |
| 売 上 高 | 43,123 | 48,536 | 5,412 | 112.6% |
| 営業利益 | 1,263 | 2,799 | 1,535 | 221.5% |
ペットフード事業については、出荷増に加えて原材料等のコスト上昇に伴う価格改定を実施したことにより、売上高は前年を上回りました。
外食事業については、人流の回復に伴う需要の増加に加えて販売が好調に推移したことから、売上高は前年を上回りました。
以上により、その他事業の売上高は485億3千6百万円(前期比112.6%)、営業利益は27億9千9百万円(同221.5%)となりました。
②資産、負債及び純資産の状況
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
| 流動資産 | 143,021 | 157,759 | 14,737 |
| 固定資産 | 201,557 | 228,919 | 27,361 |
| 繰延資産 | 26 | 13 | △12 |
| 資産 合計 | 344,606 | 386,692 | 42,086 |
| 流動負債 | 78,613 | 84,403 | 5,790 |
| 固定負債 | 73,378 | 74,002 | 623 |
| 負債 合計 | 151,992 | 158,406 | 6,413 |
| 純資産 | 192,613 | 228,285 | 35,672 |
| 負債・純資産 合計 | 344,606 | 386,692 | 42,086 |
当連結会計年度末の総資産残高は、前連結会計年度末に比べ420億8千6百万円増加し、3,866億9千2百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券が133億6千3百万円、有形固定資産が109億3千9百万円、現金及び預金が87億7千8百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が64億3千7百万円、退職給付に係る資産が32億1千9百万円、その他の流動資産が29億7千5百万円増加したこと、及び原材料及び貯蔵品が56億3千9百万円減少したことによるものであります。
負債の残高は、前連結会計年度末に比べ64億1千3百万円増加し、1,584億6百万円となりました。この主な要因は、未払法人税等が48億6千8百万円、繰延税金負債が47億9千4百万円、その他の流動負債が13億4千9百万円、短期借入金が13億円、未払費用が10億6百万円増加したこと、及び長期借入金が39億6千8百万円、支払手形及び買掛金が28億8千3百万円減少したことによるものであります。
純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ356億7千2百万円増加し、2,282億8千5百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が225億2千6百万円、その他有価証券評価差額金が96億5千9百万円、退職給付に係る調整累計額が21億8千9百万円増加したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
| (単位:百万円) | |||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 15,055 | 24,022 | 8,966 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △5,026 | △9,489 | △4,463 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △8,402 | △7,241 | 1,161 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 394 | 293 | △101 |
| 現金及び現金同等物の増減額 | 2,021 | 7,584 | 5,563 |
| 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 | △78 | △13 | 65 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 33,157 | 40,728 | 7,570 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ75億7千万円増加し、407億2千8百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、240億2千2百万円の収入となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益が361億6千3百万円、減価償却費が103億1千4百万円、棚卸資産の減少額が36億1千1百万円となったこと、並びに投資有価証券売却益が135億6百万円、売上債権の増加額が62億8千4百万円、法人税等の支払額が48億6千8百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、94億8千9百万円の支出となりました。この主な要因は、固定資産の取得により211億5千7百万円、関係会社株式の取得により35億6百万円、有価証券の取得により30億3千万円の支出があったこと、並びに投資有価証券の売却・償還により162億7千5百万円、有価証券の売却・償還により10億1千6百万円、関係会社株式の売却により9億7千9百万円の収入があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、72億4千1百万円の支出となりました。この主な要因は、長期借入金の返済により38億9千1百万円、配当金の支払により38億3千4百万円の支出があったことによるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
ⅰ) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 製粉事業(百万円) | 129,104 | 107.5 |
| 食品事業(百万円) | 173,733 | 115.1 |
| その他(百万円) | 27,570 | 114.0 |
| 合計(百万円) | 330,409 | 111.9 |
(注)1.金額は期間中の平均販売価格によっております。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
ⅱ) 受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)の生産は受注によるものではなく、この項目の記載事項はありません。
ⅲ) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 製粉事業(百万円) | 125,316 | 106.6 |
| 食品事業(百万円) | 226,661 | 110.7 |
| その他(百万円) | 48,536 | 112.6 |
| 合計(百万円) | 400,514 | 109.6 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 伊藤忠商事株式会社 | 54,481 | 14.9 | 58,351 | 14.6 |
| 株式会社ファミリーマート | 47,893 | 13.1 | 48,823 | 12.2 |
⑤重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」並びに「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、経営方針として、有利子負債圧縮の考えのもと、事業活動に必要な資金の安定的な確保と、事業環境の変化に耐えうる流動性の維持を基本としております。
当社グループの短期資金需要のうち主要な内容は、製造・販売活動に必要な運転資金、研究開発費、借入の返済、配当金の支払い、法人税の支払いであり、これらについては営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入のほか、必要に応じてコマーシャル・ペーパーを発行することでまかなう方針であります。
長期資金需要は、長期運転資金及び設備投資資金であり、設備投資のうち主要な内容は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております大規模投資のほか、生産合理化に向けた設備投資等であります。これらの投資資金については営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入のほか、必要に応じて主として社債を発行することで資金需要をまかなう方針であります。
資金流動性を維持するにあたり、当社及び主要な連結子会社は、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しており、各社の余剰資金を当社へ集中させ一元管理することにより、資金効率の向上と金融費用の低減を図っております。また、設備投資を行うにあたっては投資計画の妥当性を考慮して資金の使用時期と金額を判断しております。さらに、主要取引銀行とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約により、十分な流動性を確保しております。
なお、当連結会計年度末における社債、転換社債型新株予約権付社債及び借入金並びにリース債務を含む有利子負債の残高は629億4千9百万円、現金及び現金同等物の残高は407億2千8百万円となり、ネット有利子負債は222億2千1百万円(前期比69.1%)となりました。