四半期報告書-第84期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/07 16:19
【資料】
PDFをみる
【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による企業収益の悪化や個人所得の落ち込みなど、景気への影響が懸念される中、先行きは引き続き非常に不透明な状況となっております。
菓子・食品業界におきましても、ニューノーマルと言われる新しい消費動向において、更に厳しい経営環境となっております。
このような状況のもと当社グループは、持株会社制に移行し、2020年10月に10年目という節目を迎えます。また、中期3カ年計画「新・維新 Next Stage 2020」の最終年度であり、この急激な変化に対応し、サステナブルな成長を達成するために、活動方針として①2N(NEXT・NEW)への挑戦 ②社会性を重視 ③次世代を意識した人材育成 を掲げ、お客様への価値提供増強経営への転換に取り組みました。
また、グループ内で新しいマーケティング戦略の実行や働き方改革推進などのプロジェクトを発足し、グループ全体でニューノーマル時代への変化対応に向け活動しております。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、調味料やようかん類等の商品において、新型コロナウイルス感染拡大による自宅での内食需要がありましたが、外出自粛の影響によりコンビニエンスストアやスイーツカテゴリー各店舗での売上が大きく減少しました。
その結果、連結売上高は、81億13百万円(前年同期比10.6%減)となりました。
コスト面では、継続した生産性向上活動やSCM効果により人件費や物流費が減少し、また、前期に導入したコージェネレーションシステムにより動燃費の低減とともにCO₂削減が図られました。しかし、第1四半期においては主要原料の小豆を筆頭に原材料費の高止まりが続き、厳しい経営環境となりました。
その結果、営業損失は4億51百万円(前年同期は2億68百万円の営業損失)、経常損失は4億21百万円(前年同期は2億57百万円の経常損失)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億24百万円(前年同期は1億25百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
各セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 流通事業
流通事業(BtoC事業)の中心となる井村屋株式会社では、内食需要増により「ようかん類」や「氷みつ」、家庭向けの「チルドパックまん」や「冷凍まん」は売上が増加しました。しかし、コンビニエンスストアでの「肉まん・あんまん」の売上が大きく減少しました。
その結果、流通事業の売上高は、66億69百万円(前年同期比11.6%減)となり、セグメント損失は2億15百万円(前年同期は37百万円のセグメント利益)となりました。
流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。
(菓子カテゴリー)
機能性の高い「えいようかん」や「片手で食べられる小さなようかん」が順調に推移しましたが、夏物商品の「水ようかんギフト」の売上は減少しました。
その結果、菓子カテゴリーの売上高は、14億94百万円(前年同期比1.9%減)となりました。
(食品カテゴリー)
内食需要増により「氷みつ」や「つぶあんトッピング」の売上が増加しました。また「レンジで簡単おしるこ」「レンジで簡単ぜんざい」が引き続き好調に推移しました。しかし、井村屋フーズ株式会社の食品加工事業では、アウトドア向けのスポーツや熱中症対策のスパウチ商品で受注が減少しました。
その結果、食品カテゴリーの売上高は13億69百万円(前年同期比5.1%減)となりました。
(デイリーチルドカテゴリー)
家庭向けの「チルドパックまん」の売上は増加しましたが、「豆腐類」では外食向けの業務用商品の売上が減少しました。
その結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は、2億18百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
(冷菓カテゴリー)
冷菓商品は主力の「あずきバー」シリーズが順調に推移しました。「やわもちアイス」シリーズでは、ラインナップを増やした「BOXやわもちアイス」シリーズの売上が増加しました。しかし、米国でアイス事業を展開しているIMURAYA USA, INC.では、大手量販店の販売キャンペーンの実施時期が今期は7月からの出荷に変更となり、第1四半期の売上が減少しました。
その結果、冷菓カテゴリーの売上高は31億76百万円(前年同期比7.0%減)となりました。
(点心・デリカテゴリー)
「肉まん・あんまん」などの点心・デリカテゴリーは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響もあり、コンビニエンスストアでのスチーマー販売が大きく減少しました。
その結果、点心・デリカテゴリーの売上高は3億60百万円(前年同期比53.4%減)となりました。
(スイーツカテゴリー)
スイーツカテゴリーでは、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、出店している商業施設や百貨店の要請により、休業や営業時間を短縮するなど、集客が大幅に減少しました。そのような状況の中、各店舗で品質管理と感染防止対策を徹底し、お客様満足の向上に努め、「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)広尾店」ではテイクアウト商品が増加し、売上が前年を上回りました。
その結果、スイーツカテゴリーの売上高は、49百万円(前年同期比65.6%減)となりました。
② 調味料事業
国内では井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業において、新規顧客獲得やお客様ニーズに対応した商品提案に取り組みました。4月~5月には内食需要増により受注が増加しましたが、6月には得意先の在庫調整もあり、売上は前年同期と同様となりました。
中国での調味料事業では、第1四半期である1月~3月において新型コロナウイルスの影響が大きく、中国国内の売上が減少しました。
その結果、調味料事業の売上高は、14億3百万円(前年同期比4.9%減)となりましたが、継続したコスト削減により、セグメント利益は1億48百万円(前年同期比58.5%増)となりました。
③ その他事業
イムラ株式会社においては新型コロナウイルスの影響により売上が減少しました。井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」は、4月から開催を中止し、6月20日より再開しました。また、本社所在地である三重県津市の近鉄津駅構内に出店している「imuraya Sweets Shop irodori」や本社近隣のイオンスタイル津南に出店している「ソフトアイスクリーム&スイーツ店WaiWai(ワイワイ)」においても客数が大きく減少しました。
その結果、井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他事業の売上高は40百万円となり、セグメント損失は19百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりであります。
総資産は30,403百万円となり、前連結会計年度末に比べ995百万円の増加となりました。流動資産は、夏物商品の最盛期に対する供給体制を確実にするための製品在庫の増加などにより、813百万円増の10,846百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の時価評価額の上昇などにより、182百万円増の19,557百万円となりました。
負債は15,533百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,550百万円の増加となりました。流動負債は、夏物商品の生産に連動した短期借入金の増加などにより、1,661百万円増の13,465百万円となりました。固定負債は、長期借入金及びリース債務の減少により、110百万円減の2,068百万円となりました。
純資産は配当金の支払いなどにより、554百万円減の14,869百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末52.2%から48.7%へ減少しました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
第2四半期に向けて、夏場の主力商品である「あずきバー」の売上増加など、順調に推移する見込みであり、また、冬場の点心・デリ商品の導入計画も順調に進捗しておりますので、2020年5月11日付の「2020年3月期決算短信」において公表いたしました業績予想につきましては現時点では変更はありません。
ただし、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化、深刻化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、現時点で今後の動向を見通すことは困難であるため、業績予想においてはこれによる影響を見込んでおりません。今後の業績推移等によって第2四半期及び通期業績予想の見直しが必要と判断した場合には、速やかに開示いたします。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は119百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に著しい変更
があったものは、次のとおりであります。
井村屋株式会社の流通事業における製造設備の増設他(投資予定金額874百万円)は、現在の需給動向及び市場環境等を鑑み、中止することといたしました。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。