四半期報告書-第84期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/10 9:31
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による企業収益の悪化や個人所得の落ち込みなど、景気への影響が顕在化し、先行きは引き続き非常に不透明な状況となっております。
菓子・食品業界におきましても、新型コロナウイルス感染拡大防止の中で、消費者の生活様式や消費行動が変化し、厳しい経営環境となっております。
このような状況のもと当社グループは、持株会社制に移行し、2020年10月に10年目という節目を迎えました。また、中期3カ年計画「新・維新 Next Stage 2020」の最終年度であり、この急激な変化に対応し、サステナブルな成長を達成するために、活動方針として①2N(NEXT・NEW)への挑戦 ②社会性を重視 ③次世代を意識した人財育成を掲げ、事業活動に取り組みました。
ニューノーマル時代への変化対応として、新しいEコマースの売上強化も含め、お客様への提供価値増強経営を基軸として、「お・や・く・だ・ち経営」の推進を目標に取り組みを開始いたしました。グループ内で新しいマーケティング戦略の実行や働き方改革推進などプロジェクトによる活動を行いました。また、グループ全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した構造改革に着手し、SCMの強化、生産性の向上、更なる働き方改革の推進により、サステナブルな企業への変革を目指して活動を展開しております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、夏場の冷菓商品が好調に推移しましたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響によりコンビニエンスストアとスイーツ各店舗での売上が減少しました。
その結果、連結売上高は、198億19百万円(前年同期比2.5%減)となりました。
コスト面では、グループ全体で食品ロス削減に取り組み、売上原価が低減するとともに、継続した生産性向上活動とSCM効果により人件費や在庫保管コストが減少しました。また、前期に導入したコージェネレーションシステムにより動燃費の低減とともにCO₂削減が図られました。
その結果、営業利益は前年同期比90百万円(71.9%)増の2億15百万円、経常利益は前年同期比1億28百万円(95.3%)増の2億64百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比48百万円(44.9%)増の1億55百万円となりました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
① 流通事業
流通事業(BtoC事業)の中心となる井村屋株式会社では、夏場の主力商品である「あずきバー」シリーズが好調に推移し、売上本数は前年同期比114%の2億35百万本となり、上期において過去最高の売上本数となりました。また、内食需要増により「ようかん類」や「氷みつ」、「冷凍まん」の売上が増加しました。一方、コンビニエンスストアでの「肉まん・あんまん」の売上は減少しました。
BtoB事業の井村屋フーズ株式会社では、アウトドア向けのスポーツや熱中症対策のスパウチ商品で受注が減少しましたが、レトルト商品においては内食需要により受託加工が増加しました。
以上の結果、流通事業の売上高は、前年同期比3億81百万円(2.2%)減の169億90百万円となりましたが、セグメント利益は前年同期比9百万円(1.8%)増の5億76百万円となりました。
流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。
(菓子カテゴリー)
煮あずき製法により、健康志向で機能性の高い「えいようかん」や「片手で食べられる小さなようかん」が順調に推移しました。また、新商品の「もっちりぷるんわらびもち 黒糖・柚子」が売上を伸ばしましたが、「水ようかんギフト」の売上は減少となりました。
以上の結果、菓子カテゴリーの売上高は、27億4百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
(食品カテゴリー)
内食需要増により「氷みつ」や「レンジで簡単おしるこ」「レンジで簡単ぜんざい」の売上が増加しました。また、冬物商品の「冷凍まん」では豚肉を一切使用せず大豆を使用した健康志向の「2コ入大豆ミートまん」や家庭需要をテーマとした「2コ入ホットケーキまん」を新発売し、順調なスタートとなりました。
以上の結果、食品カテゴリーの売上高は28億63百万円(前年同期比1.3%増)となりました。
(デイリーチルドカテゴリー)
「豆腐類」ではコロナ禍で外食向け業務用商品の需要が減少しました。また、残暑の影響もあり、「チルドパックまん」はスタート時の売上が伸び悩みました。
以上の結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は、6億93百万円(前年同期比11.8%減)となりました。
(冷菓カテゴリー)
冷菓商品は主力の「あずきバー」シリーズが順調に推移し、上期においては過去最高の売上本数となりました。「やわもちアイス」シリーズでは、ラインナップを増やした「BOXやわもちアイス」シリーズの売上が増加し、「やわもちアイス」シリーズの売上は前年同期比107.2%となりました。
以上の結果、冷菓カテゴリーの売上高は89億90百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
(点心・デリカテゴリー)
「肉まん・あんまん」などの点心・デリカテゴリーは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や8月から9月の厳しい残暑などの影響で、コンビニエンスストアでの販売が減少しました。
以上の結果、点心・デリカテゴリーの売上高は16億4百万円(前年同期比30.9%減)となりました。
(スイーツカテゴリー)
スイーツカテゴリーでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、出店している商業施設や百貨店の要請により、休業や営業時間を短縮するなど、集客が大幅に減少しました。そのような状況の中、各店舗で品質管理と感染防止対策を徹底し、お客様満足の向上に努めました。「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)広尾店」では立地特性を活かしテイクアウト商品が増加し、売上が前年を上回りました。
以上の結果、スイーツカテゴリーの売上高は、1億34百万円(前年同期比52.9%減)となりました。
② 調味料事業
国内では井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業において、新規顧客獲得やお客様ニーズに対応した商品提案に取り組みました。4月~5月には内食需要増により受注が増加しましたが、6月以降は得意先の在庫調整やコンビニエンスストア向けの業務用商品の受注減少により売上が伸び悩みました。
中国での調味料事業においても、新型コロナウイルスの影響が大きく、中国国内の売上が減少しました。
以上の結果、調味料事業全体の売上高は、27億29百万円(前年同期比4.1%減)となりましたが、継続したコスト削減により、セグメント利益は2億87百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
③ その他事業
イムラ株式会社では、井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」は新型コロナウイルスの影響により4月から6月において開催を中止し売上が減少しました。本社近隣のイオンスタイル津南に出店している「ソフトアイスクリーム&スイーツ店WaiWai(ワイワイ)」においても客数が大きく減少しました。また、本社所在地である三重県津市の近鉄津駅構内に出店しておりました「imuraya Sweets Shop irodori」は9月30日をもって閉店させていただきました。開店以来のご愛顧に感謝申し上げます。
以上の結果、井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他事業の売上高は99百万円となり、セグメント損失は28百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりであります。
総資産は30,972百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,564百万円の増加となりました。流動資産は、夏物商品の販売に伴う売掛金の増加などにより、1,545百万円増の11,578百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の時価評価額の上昇などにより、18百万円増の19,394百万円となりました。
負債は15,622百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,639百万円の増加となりました。流動負債は、未払金や冬物商品の生産に連動した買掛金の増加などにより、1,859百万円増の13,663百万円となりました。固定負債は、長期借入金及びリース債務の減少により、219百万円減の1,959百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,332百万円となり、前連結会計年度末比で149百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における営業活動による資金の収入は1,371百万円となり、前年同四半期に比べ、収入は119百万円増加いたしました。この増加の主な要因は、仕入債務及び未払金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における投資活動による資金の支出は585百万円となり、前年同四半期に比べ、支出は1,098百万円の減少となりました。この減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結会計年度における財務活動による資金の支出は623百万円となり、前年同四半期に比べ、支出は166百万円の減少となりました。この減少の主な原因は、短期借入金の返済による支出が減少したことによるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
2021年3月期通期の連結業績予想につきましては下期の主力商品となる点心・デリ商品類が順調に立ち上がっていますが、依然として先行き不透明な消費動向を慎重に考慮し、前回発表予想から変更はありません。
ただし、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化、深刻化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、現時点で今後の動向を見通すことは困難であるため、業績予想においてはこれによる影響を見込んでおりません。今後の業績推移等によって通期業績予想の見直しが必要と判断した場合には、速やかに開示いたします。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は263百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
井村屋株式会社の流通事業における製造設備の増設他(投資予定金額874百万円)は、現在の需給動向及び市場環境等を鑑み、中止することといたしました。

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